アットウィキロゴ
 
忘れられないのかな あの日のことが
いくら傷つけられたって
われものの心は動きやしない
傷跡だけが増えてゆくだけ…

一枚の証さえも消し去りたいよ
近づこうとするのはもうやめた
上映された僕の物語に、
からの客席を見つめる君に。

僕が主人公になってみせよう
君の知らない誰かとともに
この星が揺れ動く程に、
感動させてみせよう

ひとつのシーンも見逃さないで
泪こらえて席を立つまで
幸せだったシーンも、
振り返りたくないシーンも。

流れゆく文字の羅列
最後に君の名がやってくる
この星が揺れ動く程に
感動させてみせよう


引き出しの中からふと見つかった一枚の写真。Dさんと二人で写っていた。白い封筒に入れて、捨て去りました。今まで引っかかっていたものが吹っ切れたような、それでいてどこか気になってしまう部分がある。二人は余りにも想い出を作りすぎた。幸せなシーンだけ自分の中にスクラップしてきた。だからそれを掻き消した別れが本当に辛かった。いくら自分が傷つけられ続けてきたとしても、信じた分だけ辛かった。それまで、自分がDさんを嫌いになろうとした。そして、Dさんに嫌われようとした。相手にとって何も関係ないことだけど、言葉さえ交わすことのなくなった今、「あのときは幸せだった」と感じさせてやろうと、相手を見返すつもりになった。この詩では、二人で作った想い出を映画にして、それを観たDさんを感動させてやろうという設定で詩を書きました。エンドロールにはDさんの名前も登場する。悔しさを晴らそうとした。でも素直になりたかった。



名前:
コメント:
最終更新:2007年01月04日 13:24