此処は舞台裏搬入口
木陰でそっと君と二人
唇を交わそうとした
その瞬間の出来事だった
ドア方から音がする
鍵が開くような音がする
少し気の弱そうな青年が独り
こちらを見て呟いた
余りにも小さな声だから
何を言ったのか聴こえない
品の悪い汗が少し
流れたような気がしたり
驚かせないでおくれよ、
そこのお兄さん。
さっきまで暖かかった手が
冷たくなってしまったよ
青年よ、君が来なければきっと
僕等最後まで突っ走ってた
止めてくれた君にちょっと
恨みを感じるのは気のせいかな…?
最終更新:2006年12月23日 22:53