初雪


隣にいるはずの君がいなくて 驚いて 戸惑って
寂しくて慌てて追いかけた 
でも君は戻ってこなかった

ただ僕は君の笑顔が見たくてそれだけに夢中で
君のことは何一つ考えてあげられなかった

サヨナラも言わずに出てくのかい?
まだ腕に君のぬくもり残ってる
ただ寂しくて 切なくて 虚しくて 君の顔だけが目に浮かぶ

外は寒い風が吹き抜けて 今にも雪が降りそうな天気
だと思ったら急にチラチラと真っ白な雪が降り出した

この初雪を 君と見たかったんだ
君の笑顔のそばで
ずっと見たかったんだ
ずっといたかったんだ
そばにいて欲しかったんだ


目が覚めて君のいないベッドがこんなにも広く感じるなんて
ベッドの軋む音が妙に虚しく感じた

夢にまで君が出てきて 何度も君の背中を追っかけた
いつまでも一緒にいられると そう思ってた

この初雪を君と見たかったんだ
君の笑顔のそばで
ずっと見たかったんだ
ずっといたかったんだ
そばにいて欲しかったんだ


寂しさと恋しさ募る冬は この先もずっと訪れるだろう
そのたびに君の面影を ずっと追いかけるのかな


この初雪を君と見たかったんだ
君の笑顔のそばで
ずっと見たかったんだ
ずっといたかったんだ
そばにいて欲しかったんだ


窓の外に降る雪を見て 込み上げる思いを押し殺しても
頬を伝う暖かい涙が 君への想いを表している
初雪

最終更新:2009年01月19日 23:33