神諭王朝

国名:神諭(スンユ)王朝

代表名:“天子”朱香月(シュー・シャンユエ)

組織形態:群国制

軍事力評価 政治力評価 経済力評価 技術力評価

概要


天に住まう上帝より祭礼を授かり、この地上世界の統治を任されたとする天子の末裔が治める地域。
その歴史は古く、混沌爆発の時代に神仙界より渡ってきた始皇帝の子孫が代々治めている。
しかし長い歴史の中で貴族達の汚職が蔓延り、住民達の反乱も続発していたところ、エンリル王国が台頭。
当時の帝は討死し、幼い娘が帝として即位する。エンリル国王が後見とされていたが、昨今その影響力は薄まっている。
人間離れした力を持つ武術家、術士達が近衛として天子の傍に控えている。

特徴的な文化としては、神仙道という宗教が挙げられる。己の術、身体、あるいは聖印を磨き上げ、“天命”を果たすことにより神仙界に渡ろうとする教えである。
より神仙に近づく為に、この地域では様々な服薬術、あるいは精神や身体鍛錬法の研究が盛んである。

武林社会について

武林とは、多岐に渡る武術の門派を中心に構成された社会。
面子や義を重んじ、弱者をいたぶるものや、発言に責任を持たないものは軽んじられる。
神仙道の中にも、いくつかの宗派があり、それらが対立や同盟を組んでいる。
代表的な流派は大きく8つあり、そのうちの4つが神道衆と呼ばれる正派、4つが仙道教を信じる邪派とされる。
一般に邪派とは呼ばれるが仙道教自体に邪悪な教えが有るというわけではなく、混沌を用い自身を高める事を厭わないため邪派と呼ばれる。
邪派、邪仙、という言葉は仙道教を信じる者に対しては侮辱であり、禁句とされる。
反面、正派と呼ばれる者達は一般に厳しい戒律を課せられており、自らのためにその武を振るうことは少ない。
以下は、神諭王朝武林における代表的な流派である

顕山派

正派四流派の一つ。顕山に本拠を持つ。
盾術を得意とする一風変わった流派であり、守りの顕山と呼ばれる。
他者を護ることに長けるため、古くから皇帝の護衛を任される者が多く排出されており、他派よりも世俗的な権力は強い。

神仙衆

正派四流派の一つ。正派の中で最大の勢力を持つ。
武器術、特に刀術と弓術を得意とし、敵を討ち果たす攻撃的な流派である。
その勢力から、正派の主を自称し、他派からの覚えはよくない。
いずれ、頭首は正派を全て統一しそれを統べる、という野心を抱いている。
ただし、このような野望は上層部のみのものであり、一般には義侠心に溢れた武侠が多いことを付記しておく。

空和寺拳法

正派四流派の一つ。空和寺という神仙道を奉じる寺社を本拠とする。
自身の生命力を霊感を持って操作し、その身体を高めるという秘術を操る。
無手での戦いを得意とし、防御や身体操作に長け、また発勁と呼ばれる技術による鎧通しが有名。
その技術は、生命魔法、常磐の系統に近しいものだとされている。
寺社であるため、構成員の大半は僧兵だが特に目があるものや何らかの理由で出家を望まない者には出家しなくても武術を授けるという。

武仙衆

邪派四流派の一つ。太波間砂漠のどこかに本拠を持つと言われている。
武仙衆は武器術に長け、武器との合一を果たすことで武の極みに到れると考えている。
神仙道八大宗派の中で最も好戦的であり、人数こそ少ないものの、個人の武勇では他の流派より頭ひとつ抜けている。

姜山派

邪派四流派の一つ。形意拳とも呼ばれる。
獣や竜の動きを真似ることでその力を借りる、という拳法は単純にして協力。
また、混沌を介して獣や竜の力をその身に宿すことも有るという。
しかし、その性質ゆえに人間社会とは馴染みづらく、邪派と呼ばれている。

五行寺拳法

邪派四流派の一つ。五行寺と呼ばれる寺社を本拠とする。
混沌を介して元素を用いる流派である。
炎や風を操るその術は拳法というよりも妖術の類に近い物である。
五行寺の教義的には自然信仰の自然との一体化で神仙界に至るのが目的で意外とまとも。

所属NPC

“天子”朱香月(シュー・シャンユエ)

「ふむ。そちが見聞きした事柄、朕に詳しく聞かせてみよ」
「世を治め、民を救う。それが私に課せられた天命。だけど、重すぎるよ……」
性別:女
年齢:16
一人称:朕、私
クラス:ロード
信念:王道を探求する
概要:
若き天子。先帝の死後に即位し、その後は籠の鳥のようにエンリル王国よりは扱われていた。
王国の影響が弱まって以降、国を立て直す為に思案しているが、人材が乏しく依然進んでいない。
心優しい性分だが、聖印を除けば年相応の少女並の能力しか持たない。
数人の近衛達に留学を命じ、他国で情報収集させている。

“不知敗”道 旋龍(タオ・シェンロン)

「戦うのは好きじゃない」
性別:男
年齢:32
一人称:俺
クラス:ロード
信念:義を貫く(目的)
概要:
武の道を極める達人の一人。刀法を得手とし、気と呼ばれる魔力を用いた剣は龍をも打ち倒すと噂される。
その武術はとある剣譜に記された物だという噂があり、それを求めて戦いを挑む者が後を絶たない。
しかし、彼はその全てを返り討ちにしつづけている。
酒に目がないため、銘酒を手土産にすれば、話ぐらいは聞いてくれることだろう。

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最終更新:2014年09月17日 21:53