*HDD換装の方法について -直リンクでこのページに飛んできた方は、右メニューの「よくある質問(FAQ)」に目を通しておいてください。 このページでは、HDDナビのディスク換装の手段について説明します。 なお、ここに書かれている方法が各社ナビで使えるかどうかについては、それぞれの換装事例のページを確認してください。 **ケーブルスワップ法 ***(!)この方法のリスク表示 --元HDDのデータを改変する必要:なし --元HDDを電気的に壊す危険性:中 --ナビ本体を電気的に壊す危険性:中 --実施者のスキル要件 ---自作PC構築経験(中級以上) ---ナビの取り外しを自力でできること(本体利用の場合) ---HDDのデータ内容について理解していること(MBR, パーティション, クラスタサイズ, SMART等) ***概要 -ナビを使ってHDDをUnlock状態にした後、HDDの電源をつけたまま別のPCにつなげてATAパスワード認証を回避する方法です。 -ATAケーブルを、電源がついたまま抜き差しすることはATAの規格上定義されておらず、電気的に危険な方法です。HDDの内容が壊れるリスクがあります。 -あくまでパスワードロックを回避するためのものなので、HDDパスワードが何かはわかりません。そのため、換装後のHDDに対し、ナビ自体がATAパスワードを自分で設定する機種である必要があります。 ***実施手順 -HDDを延長ケーブルセット経由でナビ本体(サイバーナビの場合はリビングキットも可)に接続する -ナビ本体を起動し、ATAパスワードを解除し、HDDが落ち着くまで待つ -HDDのアクセスが終わった段階で、おもむろに電源線以外のケーブルを引き抜く -(まだHDDを繋がずに)Windows2000,XP,Vista他のOSが入ったPCの電源を入れる -BIOSがHDDを認識するまでの間にPCにつなぐ --(Pauseボタン連打でBIOSの起動中に止めるのがベスト?) -BIOSがLockのかかっているはずのHDDを認識する -中身をHDDバックアップソフトを使って吸い出す -新たなHDD(SSD)に中身を書き込む **Repair Station法 ***(!)この方法のリスク表示 --元HDDのデータを改変する必要:あり(ATAパスワード解除:パスワード自体は不明) --元HDDを電気的に壊す危険性:低 --ナビ本体を電気的に壊す危険性:低 --実施者のスキル要件 ---HDDのデータ構造について理解していること(MBR, パーティション, クラスタサイズ, SMART等) ---この方法のために$50を支払う準備があること ***概要 -A-FF Repair Stationというソフトを使ってHDDのLockを解除する方法です。Repair Stationは有償のツールで、1回の解除に約$50がかかります。 -Repair Stationは、HDDパスワードが何だったかは教えてくれません。そのため、ナビ自体がATAパスワードを自分で設定する機種である必要があります。 ***実施手順 -ナビからHDDを取り出し、A-FF Repair Stationをダウンロードする -Repair Stationの指示に従い、HDDのATAパスワードを解除してもらう -中身をHDDバックアップソフトを使って吸い出す -新たなHDD(SSD)に中身を書き込む **富士通法 ***(!)この方法のリスク表示 --元HDDのデータを改変する必要:なし --元HDDを電気的に壊す危険性:低 --ナビ本体を電気的に壊す危険性:低 --実施者のスキル要件 ---HDDのデータ構造について理解していること(MBR, パーティション, クラスタサイズ, SMART等) ---チップセットに関する知識 ---この方法のために、富士通の古いHDDを用意できること **概要 -古い(ATA-5対応)時代の富士通HDDにATAパスワードを書き込ませ、その内容をHDDの管理領域から直接見る方法です。 -Fujtool(0.4)と、古い富士通HDD(現在MHK, MPGで成功例あり)を用意します。 -Fujtoolを使うことができるPC:IntelチップがパラレルATAをサポートしているデスクトップが必要です。(最近のICH8以降は、代わりにJMicronやMarvellチップを搭載してパラレルATAポートを積んでいるが、P5EではNGとの報告あり)ノートPCはNGです。 ***実施手順 -DOS起動ディスクを作成 -ディスクにfujtoolとHDAT2をコピー -HDDを本体(またはリビングキット)に接続し、Passを書き込ませる -PCにHDDを接続してDOSディスクで起動 -fujtoolでMaster,User Pass.のブロックダンプファイル作成 -ファイルを、Typeコマンドで確認。 -HDAT2を起動 -Typeコマンドで確認した文字列でPass解除を試みる **コメント・追加情報があればどうぞ #comment() ---- |Total来訪者:&counter()|本日:&counter(today)|昨日:&counter(yesterday)|