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友へのQ/相棒との再会 - (2013/03/14 (木) 22:37:55) の1つ前との変更点

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*友へのQ/相棒との再会 ◆eQhlNH2BMs 「よし、市街地までもう少しだな」 こちらは図書館から市街地を目指す左翔太郎達4人のグループだ。 現在彼らはI-7の歩道で休息を取っている。 市街地には多くの人がいる、あるいは自分たちのように目的地としている参加者が多いだろう。 それらの参加者が必ずしも友好的であるとは限らないため、市街地に入る前に体調と準備を整えることになったのだ。 「しっかし、なんで風都タワーがあるんだ?」 少し先にそびえるタワーを眺めながら、翔太郎はつぶやいた。 「なんだい、知ってる場所なのか?」 「知ってるも何も…俺の故郷の有名スポットだ」 杏子の問いに、翔太郎はぶっきらぼうに答えた。 殺し合いの舞台に自分の大好きな街の象徴ともいえるものがあることに、彼は憤りを感じているのだ。 「どうやらこの地図に書かれてる建物や施設は、参加者にゆかりがあるものが多いみたいだね」 地図を眺めながら、ユーノがつぶやく。 例えば地図の中央にある冴島邸や、村にある志葉屋敷などは、名称からして明らかに名簿の中にある冴島鋼牙、志葉丈瑠と関係があるものに違いないだろう。 「なるほどな~…お前らはどっか知ってる場所ってあるか?」 翔太郎は3人になにげなく聞いてみた。 もしもあるのなら、彼らの知り合いと再会するための手がかりになるかもしれない。 「あたしは…特にないかな」 地図を眺めながらそういったのは杏子だ。 廃教会というのが少し引っかかったが、さびれた教会など別に珍しいものでもない。 「私も…ありません」 杏子の隣で、フェイトも静かに答えた。 「え?」 きょとんとした表情でフェイトを見るユーノ。 「どうしたの、ユーノ?」 「あ、いや……なんでもないよ、フェイト」 「(どうしてフェイトはあんなことを…?)」 ユーノは、先ほどのフェイトの発言に対して引っかかりを感じていた。 ユーノには1か所、地図に書かれた場所で気になる場所があった。 そしてその場所は、フェイトも知ってるはずの場所だった。 「(喫茶「翠屋」…フェイトが気付かないはずないんだけどなあ)」 喫茶「翠屋」とは、この殺し合いの場にも呼ばれている高町なのはの両親が経営する喫茶店で、なのはの自宅だ。 もちろんこの地図に書かれてる「翠屋」があの「翠屋」だとは限らないのだが… それにしたって気に留まりはするはずだ。 しかし、フェイトの様子を見る限りそんな様子すら見られない。 「(フェイト……?)」 「どうしたんだユーノ?ボーっとして」 「あ…翔太郎さん」 思考に没頭していたユーノに、翔太郎が声をかける。 その声に我に返ったユーノは、先ほどまでの思考を中断する。 確かに疑問は残るが、ほんの些細なことだ。 この程度のことで仲間であり友であるフェイトを疑ったってしょうがない。 「なんでもないです。そういえば、翔太郎さんは仮面ライダーなんですよね?」 思考を切り替えるべく、翔太郎に話題を振ってみた。 「ああ、こいつで変身するんだ」 そういって、翔太郎が懐から取り出したそれは―――ダブルドライバー。 「つっても、相棒がいないと使えないんだけどな」 「相棒っていうと、フィリップっていう…?」 「ああ、この殺し合いの主催者達に捕まっちまったんだ!」 あいつと俺は、二人で一人の仮面ライダー。 それは、今までだって、これからだって変わらない (待ってろよフィリップ!必ず助けてみせるからな!) 「あの…それだと少しおかしくないですか?」 「おかしい?なにがだ?」 あらためて決意を固めた翔太郎に、ユーノが問いただす。 「今の話が確かなら、そのドライバーは使い道がないのに支給されたってことになります」 「…そういうことに、なるな」 確かに翔太郎もこのドライバーと3つの専用メモリが支給されたとき、同じ疑問を抱きはした。 しかし、どうせ加頭の野郎の嫌がらせだろうと、その時は深く考えなかった。 だが、今こうして指摘されてみれば、確かに変身もできないのにこれを専用変身ツールとして支給されたのは妙だ。 「…一度試してみるか」 思えば、この殺し合いが始まってから、このダブルドライバーを腰に装着すらしてなかった。 確かめもせずに変身できないと決めてかかったのは、少し早計だったかもしれない。 そんなわけで翔太郎は立ち上がり、腰にダブルドライバーを装着する。 すると――― 『翔太郎!?翔太郎なのか!?』 「フィリップ!?」 聞こえてきたのは、唯一無二の相棒の声だった。 【一日目・早朝】 【I-7 平原】 【左翔太郎@仮面ライダーW】 [状態]:健康 [装備]:ダブルドライバー@仮面ライダーW (腰に装着中) [道具]:支給品一式、ガイアメモリ(ジョーカー、メタル、トリガー)、ランダム支給品1~3個(本人確認済み) [思考] 基本:殺し合いを止め、フィリップを救出する 1:フィリップ!? 2:まずはこの三人を守りながら、市街地に向かう 3:仲間を集める 4:出来るなら杏子を救いたい [備考] ※参戦時期はTV本編終了後です ※他世界の情報についてある程度知りました。 (何をどの程度知ったかは後続の書き手さんに任せます) ※魔法少女についての情報を知りました。 【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:支給品一式、ランダム支給品1~2個 (本人確認済み) [思考] 基本:殺し合いを止め、企画者たちを捕らえる 1:ここにいるみんなの力になる 2:三人と一緒に市街地に向かう 3:フェイトへのかすかな不審 [備考] ※参戦時期は闇の書事件解決後です ※ガイアメモリはロストロギアではないかと考えています ※検索魔法は制限により検索スピードが遅く、魔力消費が高くなっています ※他世界の情報についてある程度知りました。 (何をどの程度知ったかは後続の書き手さんに任せます) ※不明支給品の一つはグリーフシード@魔法少女まどか☆マギカです。 ※魔法少女についての情報を知りました。 【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:ダメージ(小)、左胸に大穴、下腹部に貫通した傷 [装備]:槍@魔法少女まどか☆マギカ [道具]:基本支給品一式、イングラムM10@現実?、火炎杖@らんま1/2、ガドルのランダム支給品1~3(本人確認済み、グリーフシードはない) [思考] 基本:殺し合いに優勝する 1:フェイトと手を組んで殺し合いを有利に進める 2:今は翔太郎とユーノを上手く利用する 3:他の参加者からグリーフシードを奪う [備考] ※魔法少女まどか☆マギカ6話終了後からの参戦です ※首輪は首にではなくソウルジェムに巻かれています ※魔法少女の身体の特性により、少なくともこの負傷で死に至ることはありません 【フェイト・テスタロッサ@魔法少女リリカルなのはシリーズ】 [状態]:疲労(小)、魔力消費(小) [装備]:バルディッシュ@魔法少女リリカルなのはシリーズ [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3(本人確認済み) [思考] 基本:殺し合いに優勝してジュエルシードを揃える 1:今はこの三人と一緒に行動する。 2:左翔太郎とユーノ・スクライアを上手く利用する。 3:何かを聞かれたら、出来るだけ誤魔化す。 [備考] ※魔法少女リリカルなのは一期第十話終了後からの参戦です *時系列順で読む Back:[[再会、それは悲劇]]Next:[[nothing(前編)]] *投下順で読む Back:[[わたしが、しっかりしないと]]Next:[[nothing(前編)]] |Back:[[彼らは知らない]]|[[左翔太郎]]|Next:[[戦いは始まる]]| |Back:[[彼らは知らない]]|[[ユーノ・スクライア]]|Next:[[戦いは始まる]]| |Back:[[彼らは知らない]]|[[佐倉杏子]]|Next:[[戦いは始まる]]| |Back:[[彼らは知らない]]|[[フェイト・テスタロッサ]]|Next:[[戦いは始まる]]| ----
*友へのQ/相棒との再会 ◆eQhlNH2BMs 「よし、市街地までもう少しだな」 こちらは図書館から市街地を目指す[[左翔太郎]]達4人のグループだ。 現在彼らはI-7の歩道で休息を取っている。 市街地には多くの人がいる、あるいは自分たちのように目的地としている参加者が多いだろう。 それらの参加者が必ずしも友好的であるとは限らないため、市街地に入る前に体調と準備を整えることになったのだ。 「しっかし、なんで風都タワーがあるんだ?」 少し先にそびえるタワーを眺めながら、翔太郎はつぶやいた。 「なんだい、知ってる場所なのか?」 「知ってるも何も…俺の故郷の有名スポットだ」 杏子の問いに、翔太郎はぶっきらぼうに答えた。 殺し合いの舞台に自分の大好きな街の象徴ともいえるものがあることに、彼は憤りを感じているのだ。 「どうやらこの地図に書かれてる建物や施設は、参加者にゆかりがあるものが多いみたいだね」 地図を眺めながら、ユーノがつぶやく。 例えば地図の中央にある冴島邸や、村にある志葉屋敷などは、名称からして明らかに名簿の中にある[[冴島鋼牙]]、[[志葉丈瑠]]と関係があるものに違いないだろう。 「なるほどな~…お前らはどっか知ってる場所ってあるか?」 翔太郎は3人になにげなく聞いてみた。 もしもあるのなら、彼らの知り合いと再会するための手がかりになるかもしれない。 「あたしは…特にないかな」 地図を眺めながらそういったのは杏子だ。 廃教会というのが少し引っかかったが、さびれた教会など別に珍しいものでもない。 「私も…ありません」 杏子の隣で、フェイトも静かに答えた。 「え?」 きょとんとした表情でフェイトを見るユーノ。 「どうしたの、ユーノ?」 「あ、いや……なんでもないよ、フェイト」 「(どうしてフェイトはあんなことを…?)」 ユーノは、先ほどのフェイトの発言に対して引っかかりを感じていた。 ユーノには1か所、地図に書かれた場所で気になる場所があった。 そしてその場所は、フェイトも知ってるはずの場所だった。 「(喫茶「翠屋」…フェイトが気付かないはずないんだけどなあ)」 喫茶「翠屋」とは、この殺し合いの場にも呼ばれている[[高町なのは]]の両親が経営する喫茶店で、なのはの自宅だ。 もちろんこの地図に書かれてる「翠屋」があの「翠屋」だとは限らないのだが… それにしたって気に留まりはするはずだ。 しかし、フェイトの様子を見る限りそんな様子すら見られない。 「(フェイト……?)」 「どうしたんだユーノ?ボーっとして」 「あ…翔太郎さん」 思考に没頭していたユーノに、翔太郎が声をかける。 その声に我に返ったユーノは、先ほどまでの思考を中断する。 確かに疑問は残るが、ほんの些細なことだ。 この程度のことで仲間であり友であるフェイトを疑ったってしょうがない。 「なんでもないです。そういえば、翔太郎さんは仮面ライダーなんですよね?」 思考を切り替えるべく、翔太郎に話題を振ってみた。 「ああ、こいつで変身するんだ」 そういって、翔太郎が懐から取り出したそれは―――ダブルドライバー。 「つっても、相棒がいないと使えないんだけどな」 「相棒っていうと、[[フィリップ]]っていう…?」 「ああ、この殺し合いの主催者達に捕まっちまったんだ!」 あいつと俺は、二人で一人の仮面ライダー。 それは、今までだって、これからだって変わらない (待ってろよフィリップ!必ず助けてみせるからな!) 「あの…それだと少しおかしくないですか?」 「おかしい?なにがだ?」 あらためて決意を固めた翔太郎に、ユーノが問いただす。 「今の話が確かなら、そのドライバーは使い道がないのに支給されたってことになります」 「…そういうことに、なるな」 確かに翔太郎もこのドライバーと3つの専用メモリが支給されたとき、同じ疑問を抱きはした。 しかし、どうせ加頭の野郎の嫌がらせだろうと、その時は深く考えなかった。 だが、今こうして指摘されてみれば、確かに変身もできないのにこれを専用変身ツールとして支給されたのは妙だ。 「…一度試してみるか」 思えば、この殺し合いが始まってから、このダブルドライバーを腰に装着すらしてなかった。 確かめもせずに変身できないと決めてかかったのは、少し早計だったかもしれない。 そんなわけで翔太郎は立ち上がり、腰にダブルドライバーを装着する。 すると――― 『翔太郎!?翔太郎なのか!?』 「フィリップ!?」 聞こえてきたのは、唯一無二の相棒の声だった。 【一日目・早朝】 【I-7 平原】 【左翔太郎@仮面ライダーW】 [状態]:健康 [装備]:ダブルドライバー@仮面ライダーW (腰に装着中) [道具]:支給品一式、ガイアメモリ(ジョーカー、メタル、トリガー)、ランダム支給品1~3個(本人確認済み) [思考] 基本:殺し合いを止め、フィリップを救出する 1:フィリップ!? 2:まずはこの三人を守りながら、市街地に向かう 3:仲間を集める 4:出来るなら杏子を救いたい [備考] ※参戦時期はTV本編終了後です ※他世界の情報についてある程度知りました。 (何をどの程度知ったかは後続の書き手さんに任せます) ※魔法少女についての情報を知りました。 【[[ユーノ・スクライア]]@魔法少女リリカルなのは】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:支給品一式、ランダム支給品1~2個 (本人確認済み) [思考] 基本:殺し合いを止め、企画者たちを捕らえる 1:ここにいるみんなの力になる 2:三人と一緒に市街地に向かう 3:フェイトへのかすかな不審 [備考] ※参戦時期は闇の書事件解決後です ※ガイアメモリはロストロギアではないかと考えています ※検索魔法は制限により検索スピードが遅く、魔力消費が高くなっています ※他世界の情報についてある程度知りました。 (何をどの程度知ったかは後続の書き手さんに任せます) ※不明支給品の一つはグリーフシード@魔法少女まどか☆マギカです。 ※魔法少女についての情報を知りました。 【[[佐倉杏子]]@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:ダメージ(小)、左胸に大穴、下腹部に貫通した傷 [装備]:槍@魔法少女まどか☆マギカ [道具]:基本支給品一式、イングラムM10@現実?、火炎杖@らんま1/2、ガドルのランダム支給品1~3(本人確認済み、グリーフシードはない) [思考] 基本:殺し合いに優勝する 1:フェイトと手を組んで殺し合いを有利に進める 2:今は翔太郎とユーノを上手く利用する 3:他の参加者からグリーフシードを奪う [備考] ※魔法少女まどか☆マギカ6話終了後からの参戦です ※首輪は首にではなくソウルジェムに巻かれています ※魔法少女の身体の特性により、少なくともこの負傷で死に至ることはありません 【[[フェイト・テスタロッサ]]@魔法少女リリカルなのはシリーズ】 [状態]:疲労(小)、魔力消費(小) [装備]:バルディッシュ@魔法少女リリカルなのはシリーズ [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3(本人確認済み) [思考] 基本:殺し合いに優勝してジュエルシードを揃える 1:今はこの三人と一緒に行動する。 2:左翔太郎とユーノ・スクライアを上手く利用する。 3:何かを聞かれたら、出来るだけ誤魔化す。 [備考] ※魔法少女リリカルなのは一期第十話終了後からの参戦です *時系列順で読む Back:[[再会、それは悲劇]]Next:[[nothing(前編)]] *投下順で読む Back:[[わたしが、しっかりしないと]]Next:[[nothing(前編)]] |Back:[[彼らは知らない]]|[[左翔太郎]]|Next:[[戦いは始まる]]| |Back:[[彼らは知らない]]|[[ユーノ・スクライア]]|Next:[[戦いは始まる]]| |Back:[[彼らは知らない]]|[[佐倉杏子]]|Next:[[戦いは始まる]]| |Back:[[彼らは知らない]]|[[フェイト・テスタロッサ]]|Next:[[戦いは始まる]]| ----

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