「Gの咆哮/破壊の呼び声」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

Gの咆哮/破壊の呼び声 - (2013/03/15 (金) 00:14:01) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*Gの咆哮/破壊の呼び声 ◆F3/75Tw8mw 「バギングドググ、バ……」 十八人か。 死者を告げる放送を聞き、その数にガドルは小さなため息をついた。 このうち二人のリントは自身が殺害している為、与り知らぬところでは十六もの参加者が死亡している事になる。 そう、たったのそれだけしか、まだ死者が出ていないのだ。 「……ダグバガギゼロバゴ、ボボバズドザバ」 ダグバがいてもなお、この数とはな。 それが、この放送についてのガドルの感想だった。 彼等グロンギの、それもゴ集団に属する者達のゲゲルでは、数百或いは数千の命がターゲットになる事がある。 しかもそれは無闇矢鱈な殺戮ではなく、厳粛なルールを定めた上でのものだ。 そんな同属達のゲゲルを多く見てきた、そして自身も実行しようとしたガドルにとって、六時間でたった十八という死者の数はやはり少なく感じられたのだ。 ましてやこの会場には、あのダグバまでもいるにも関わらずである。 つまりこれは、自身だけでなくダグバでも、リントを相手に楽勝とはいかないでいるという事実。 この会場にいるリント達はやはり、屈強な戦士揃いという事だ。 「ゴロギソギ……」 面白い。 先の戦いで覚えたものと同等か、或いはそれ以上の高揚感が湧き出てきた。 それだけの猛者がいるならば、望むところだ。 そうでなくては、有象無象を相手にしていたのでは意味がない。 己を苦しめるほどの戦士と闘い、それに打ち勝ってこその最強だ。 破壊のカリスマ、ゴ・ガドル・バなのだ。 ◆ しばし後。 ガドルは、目的地である街に足を踏み入れた。 今までいた森とは打って変わって、文明的な都市が目の前に広がっている。 リント達が集まるには、正しく打ってつけの場所だろう。 加えて持ち前の生命力により、多少というレベルではあるものの、疲労は減り受けたダメージは回復をし始めている。 万全とはいかないが、闘うには十分なレベルだ。 故に……ガドルは、かねてより考えていたある行動を実行する事にした。 「……ヅバグバ」 使うか。 微笑を浮かべてそう言い放つと、ガドルはデイパックに手を伸ばした。 先ほどの戦いで、フェイトとユーノより奪った支給品。 その中に、彼の興味を引いた面白い道具が一つあったのだ。 最初は何に使う物かとも思ったが、同封されてある説明書を見て、彼は実に喜んだ。 リントも、中々に良い物を作ったものだ……と。 ―――それはこの殺し合いの場において、使用すれば命の危機すらあるだろう危険物。 ―――メリットよりもデメリットが大きすぎる、諸刃を通り越した支給品。 ―――自身の意思を、より広域に、より多くの者に響き渡らせるための道具。 ―――それにより、あらゆる危機の来訪を招くだろう代物。 ――――――――すなわち、拡声器である。 「聞け!!  ダグバ、クウガ、そしてこの場に集いしリントの戦士達よ!!」 拡声器を口元に当てると共に、ガドルは大声で呼びかけた。 己が目指すダグバとクウガに、そしてまだ見ぬリントの戦士達に。 「俺はこのゲゲルに乗っている、殺し合いに乗っている!!」 ガドルが拡声器を用いた理由は、至極簡単。 猛者との闘いを望むが為。 己が最強の証明を、果たさんが為だ。 この声を聞き、警戒する様な弱者ならば取るに足らない。 寧ろ、嬉々として己に挑む者こそが欲するところだ。 「既に、二人のリントを葬った!  フェイトと、そしてユーノと言う名の勇敢な戦士だ!!」 故に彼は、己が葬りさった者達―――フェイトとユーノの名を出した。 彼等は確かにそう名乗っており、名簿にも名前があった。 そして今しがたの放送で、しかと名前が呼ばれた。 彼の言葉は、これで嘘ではないと誰もが思うだろう。 ならば後は、義憤に駆られる者や同じく闘争を望む者が、その注意を向けてくるだろう事は、容易に想像できる。 「奴等は強かった、だがそれでも俺を倒すには至らなかった!  俺は、より強く誇り高き戦士との闘いを何よりも望んでいる!!」 それこそがガドルの狙い。 ガドルの目的だ。 「もし貴様等がこのゲゲルを止めたいと望むなら、俺という障害をまずは退けてみろ!  我こそはと思う者がいるならば、遠慮はいらん!  どんな手を使おうとも、多人数で挑もうとも構わん!!  この俺……破壊のカリスマ、ゴ・ガドル・バに挑むがいい!!」 殺し合いを止めようとする者、殺し合いを望む者。 自身の思惑を果たさんとせん多種多様な者達が、今まさに集結しつつある市街地。 それは、火薬庫と言っても差し支えないその場に、破壊のカリスマという巨大な種火が放り込まれた瞬間であった。 【1日目/朝】 【H-7 市街地】 【ゴ・ガドル・バ@仮面ライダークウガ】 [状態]:疲労(小)、全身にダメージ(中)(回復中) [装備]:なし [道具]:基本支給品一式×2、ガドルのランダム支給品1~3(本人確認済み、グリーフシードはない) 、フェイトのランダム支給品1~2、ユーノのランダム支給品1~2個 、イングラムM10@現実?、火炎杖@らんま1/2、拡声器@現実 [思考] 基本:ダグバを倒し殺し合いに優勝する 0:己の呼び声に引かれた猛者と闘う。 1:クウガ(五代)と再び戦い、雪辱を果たす。 2:強者との戦いで自分の力を高める。 ※死亡後からの参戦です ※フォトンランサーファランクスシフトにより大量の電撃を受けた事で身体がある程度強化されています。 ※フォトンランサーファランクスシフトをもう一度受けたので、身体に何らかの変化が起こっている可能性があります。(実際にどうなっているかは、後続の書き手さんにお任せします) ※H-7で拡声器を使い、他の参加者へと呼びかけを行いました。  周囲1~2マスの範囲に、聞こえている可能性があります。 *時系列順で読む Back:[[無知侍]]Next:[[奈落の花]] *投下順で読む Back:[[無知侍]]Next:[[奈落の花]] |Back:[[答えが、まったくわからない(後編)]]|[[ゴ・ガドル・バ]]|Next:[[風のR/戦うために生まれ変わった戦士]]| ----
*Gの咆哮/破壊の呼び声 ◆F3/75Tw8mw 「バギングドググ、バ……」 十八人か。 死者を告げる放送を聞き、その数にガドルは小さなため息をついた。 このうち二人のリントは自身が殺害している為、与り知らぬところでは十六もの参加者が死亡している事になる。 そう、たったのそれだけしか、まだ死者が出ていないのだ。 「……ダグバガギゼロバゴ、ボボバズドザバ」 ダグバがいてもなお、この数とはな。 それが、この放送についてのガドルの感想だった。 彼等グロンギの、それもゴ集団に属する者達のゲゲルでは、数百或いは数千の命がターゲットになる事がある。 しかもそれは無闇矢鱈な殺戮ではなく、厳粛な[[ルール]]を定めた上でのものだ。 そんな同属達のゲゲルを多く見てきた、そして自身も実行しようとしたガドルにとって、六時間でたった十八という死者の数はやはり少なく感じられたのだ。 ましてやこの会場には、あのダグバまでもいるにも関わらずである。 つまりこれは、自身だけでなくダグバでも、リントを相手に楽勝とはいかないでいるという事実。 この会場にいるリント達はやはり、屈強な戦士揃いという事だ。 「ゴロギソギ……」 面白い。 先の戦いで覚えたものと同等か、或いはそれ以上の高揚感が湧き出てきた。 それだけの猛者がいるならば、望むところだ。 そうでなくては、有象無象を相手にしていたのでは意味がない。 己を苦しめるほどの戦士と闘い、それに打ち勝ってこその最強だ。 破壊のカリスマ、[[ゴ・ガドル・バ]]なのだ。 ◆ しばし後。 ガドルは、目的地である街に足を踏み入れた。 今までいた森とは打って変わって、文明的な都市が目の前に広がっている。 リント達が集まるには、正しく打ってつけの場所だろう。 加えて持ち前の生命力により、多少というレベルではあるものの、疲労は減り受けたダメージは回復をし始めている。 万全とはいかないが、闘うには十分なレベルだ。 故に……ガドルは、かねてより考えていたある行動を実行する事にした。 「……ヅバグバ」 使うか。 微笑を浮かべてそう言い放つと、ガドルはデイパックに手を伸ばした。 先ほどの戦いで、フェイトとユーノより奪った支給品。 その中に、彼の興味を引いた面白い道具が一つあったのだ。 最初は何に使う物かとも思ったが、同封されてある説明書を見て、彼は実に喜んだ。 リントも、中々に良い物を作ったものだ……と。 ―――それはこの殺し合いの場において、使用すれば命の危機すらあるだろう危険物。 ―――メリットよりもデメリットが大きすぎる、諸刃を通り越した支給品。 ―――自身の意思を、より広域に、より多くの者に響き渡らせるための道具。 ―――それにより、あらゆる危機の来訪を招くだろう代物。 ――――――――すなわち、拡声器である。 「聞け!!  ダグバ、クウガ、そしてこの場に集いしリントの戦士達よ!!」 拡声器を口元に当てると共に、ガドルは大声で呼びかけた。 己が目指すダグバとクウガに、そしてまだ見ぬリントの戦士達に。 「俺はこのゲゲルに乗っている、殺し合いに乗っている!!」 ガドルが拡声器を用いた理由は、至極簡単。 猛者との闘いを望むが為。 己が最強の証明を、果たさんが為だ。 この声を聞き、警戒する様な弱者ならば取るに足らない。 寧ろ、嬉々として己に挑む者こそが欲するところだ。 「既に、二人のリントを葬った!  フェイトと、そしてユーノと言う名の勇敢な戦士だ!!」 故に彼は、己が葬りさった者達―――フェイトとユーノの名を出した。 彼等は確かにそう名乗っており、名簿にも名前があった。 そして今しがたの放送で、しかと名前が呼ばれた。 彼の言葉は、これで嘘ではないと誰もが思うだろう。 ならば後は、義憤に駆られる者や同じく闘争を望む者が、その注意を向けてくるだろう事は、容易に想像できる。 「奴等は強かった、だがそれでも俺を倒すには至らなかった!  俺は、より強く誇り高き戦士との闘いを何よりも望んでいる!!」 それこそがガドルの狙い。 ガドルの目的だ。 「もし貴様等がこのゲゲルを止めたいと望むなら、俺という障害をまずは退けてみろ!  我こそはと思う者がいるならば、遠慮はいらん!  どんな手を使おうとも、多人数で挑もうとも構わん!!  この俺……破壊のカリスマ、ゴ・ガドル・バに挑むがいい!!」 殺し合いを止めようとする者、殺し合いを望む者。 自身の思惑を果たさんとせん多種多様な者達が、今まさに集結しつつある市街地。 それは、火薬庫と言っても差し支えないその場に、破壊のカリスマという巨大な種火が放り込まれた瞬間であった。 【1日目/朝】 【H-7 市街地】 【ゴ・ガドル・バ@仮面ライダークウガ】 [状態]:疲労(小)、全身にダメージ(中)(回復中) [装備]:なし [道具]:基本支給品一式×2、ガドルのランダム支給品1~3(本人確認済み、グリーフシードはない) 、フェイトのランダム支給品1~2、ユーノのランダム支給品1~2個 、イングラムM10@現実?、火炎杖@らんま1/2、拡声器@現実 [思考] 基本:ダグバを倒し殺し合いに優勝する 0:己の呼び声に引かれた猛者と闘う。 1:クウガ(五代)と再び戦い、雪辱を果たす。 2:強者との戦いで自分の力を高める。 ※死亡後からの参戦です ※フォトンランサーファランクスシフトにより大量の電撃を受けた事で身体がある程度強化されています。 ※フォトンランサーファランクスシフトをもう一度受けたので、身体に何らかの変化が起こっている可能性があります。(実際にどうなっているかは、後続の書き手さんにお任せします) ※H-7で拡声器を使い、他の参加者へと呼びかけを行いました。  周囲1~2マスの範囲に、聞こえている可能性があります。 *時系列順で読む Back:[[無知侍]]Next:[[奈落の花]] *投下順で読む Back:[[無知侍]]Next:[[奈落の花]] |Back:[[答えが、まったくわからない(後編)]]|[[ゴ・ガドル・バ]]|Next:[[風のR/戦うために生まれ変わった戦士]]| ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: