753 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/11(月) 02:55:13.13 ID:6L5C80qlO
あまり人がいないうちにちょっと書きます。短編。
嫌な人いるかもわからんので二番煎じ野郎か続きもんかは読んだ人が判断すればいいじゃない!
767 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/11(月) 03:35:11.78 ID:6L5C80qlO
>763
迷ったんだが、じゃのう、っていう老人いるか!?
と激しく疑問に思ったんでやめた。各自補完してくれ。
754 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/11(月) 02:57:20.16 ID:6L5C80qlO
家「おじーちゃんおじーちゃん」
老「なんだい?」
家「おじーちゃんはなんでわたしをたてたの?」
老「おじーちゃんの夢だったんだよ。働いて働いて、もう十分だー
って頃になったらお前を建てて、のーんびり暮らそうとね」
家「ふーん。ねーおじーちゃん」
老「なんだい?」
家「なんでおじーちゃんはこんなもりのおくにひとりですんでるの?」
老「んん?はっはっ。もう年だからね。誰にも迷惑をかけない、邪魔されない、
静かなところで昔を思い返しながら過ごすのもいいものかと思ってね。
それにおじーちゃんは一人じゃないぞ。お前は私と一緒にいてくれるんだろう?」
家「うん!わたし、おじーちゃんとずっといっしょ!」
757 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/11(月) 02:58:54.43 ID:6L5C80qlO
家「おじーちゃんおじーちゃん」
老「なんだい?」
家「これなんのむし?」
老「これはいいゴキブリ。森の奥にも出るものだな。どこにいたんだい?」
家「んとねー、おじーちゃんのはみがきのコップのなか」
老「マジで!?」
家「まじでー」
老「うむむ。とりあえずこいつは逃がしてやろう」
家「えー。かっちゃだめー?」
老「ダメです」
家「でもまだいっぱいいるよー?」
老「マジで!?」
家「まじでー」
老「…ちなみに何匹いるか分かるかな?」
家「んとねー、いっぱい」
老「(少なくともこの子は十までは数えられたはずだ)
こりゃあ…バルサンかな…。この辺売ってたっけか…」
***
家「あはははは!けむりー!けむりー!」
老「うお案外へっちゃら。若さか。若さなのか」
759 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/11(月) 03:09:40.53 ID:6L5C80qlO
ちなみにおれは意地でもハッピーエンドにするんだぜ
家「もぐもぐ」
老「おいしいかい?」
家「うん!おいしーね!」
老「そういえばお前、食べたものはどこにいってるんだ?」
家「? おいしーね!」
老「(これは分かってないな…)まあ築一年だしなぁ。仕方ないか」
家「あープリンわたしのー」
765 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/11(月) 03:33:10.39 ID:6L5C80qlO
家「おじーちゃんあそぼー」
老「よしよし。遊ぼうか。ウノでもするか?トランプか?」
家「ウノふたりでやってもつまんないよー」
老「じゃあトランプか。七並べなんかどうだい?」
家「えー。しちならべっておじーちゃんじじくさいー」
老「(爺臭かったのか!七並べって俺爺臭かったのか!!)じ、じゃあなにがいいんだい?」
家「まーじゃん!!」
老「(麻雀の方が爺臭くて二人じゃつまらなくないか娘よ!)わ、わかった。やろうか、麻雀な」
***
老「(ふむ…久々に握るといいものだな。ボケ防止にもなるし、なにより血が、血がたぎっとくる!)」
家「~♪ あ、ぽーん」
老「(ぬ!娘よ!ナイポンじゃ!〈ナイスなポンの意〉これでテンパイと…。むむう、子供相手に
ダマは大人げないか?ここはリーチしておくか)よーし、おじーちゃんリーチしちゃうぞー」
家「ロン。混老頭・トイトイ・白・東・ドラ三。跳満」
老「マジで!?」
769 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/11(月) 03:52:09.10 ID:6L5C80qlO
>768
かまへんかまへん。
次回ラスト。
家「あ、おじーちゃんおかえりー!」
老「ただいま家。いい子にしてたかい?」
家「うん!わたしいい子にしてたよー!」
老「よーしよし。ほら、おみやげだ」
家「わーい!プリンだー!」
***
老「…なあ家?」
家「なにー?」
老「お前はさみしくないか?」
家「なんでー?」
老「私の勝手でこんな辺鄙な場所に建ててしまった。周りには他の家も無いし、私以外の人間にはお前は見えない」
家「?」
老「…私は間違っているんじゃないのかと…不安なんだよ」
家「あのねー」
老「…なんだい?」
家「わたし、おじーちゃんといっしょだからさみしくないよー」
老「………」
老「……すまんな…」
家「プリンおいしーねー!」
773 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/11(月) 03:59:33.05 ID:6L5C80qlO
老「(あの子は…寝てるか)」
家「くー…」
老「(…ちょうどいいかの。一人ぼっちになる瞬間に居合わせるのは…酷だろ。お別れができなかったのは、残念だが)」
パタン
老「さぁて…そろそろか。今日はいい夜だな。こんな夜はお迎えの天使様もきっとデラべっぴんさんの担当シフトだろう」
パタン
家「やほー」
老「…………」
家「……あれ?反応薄いなー」
老「…お前…」
家「あたしのこと忘れちゃった?」
774 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/11(月) 04:00:53.29 ID:6L5C80qlO
家「ちょっとひどくないそれー?この家の材木出したの男でしょー?」
男「いや…覚えてる、つーかおま……こんな最後の最後に出てきて…いや…なんつーか……ええぇ?」
家「いやーしょうがないじゃん。だって男が持ってた木、
すんごいちっさいし。そりゃ自我もちっさくなるわよ」
男「あぁ、だから胸も……痛い!俺半死人!半死人!」
家「…でも間に合って良かった。男ともう一度話せて、良かった」
男「俺も嬉しいよ。最後にまた会えて。でも…」
家「あの子のこと?」
男「…ああ」
家「あの子もここにいるよ。ていうかあたしがあの子の一部だし。
だからあの子にもどういう事になってるのか、よく分かってる」
男「そうか…。可哀想なことしちまったな…。悲しんでるんだろ?泣いてるのか?」
だから最後の時に、俺の前に俺の娘は現れない。
783 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/11(月) 04:17:41.77 ID:6L5C80qlO
家「いや、全然?」
男「マジで!?」
家「…リアクション高っ。もう間もなく死ぬってのに縮まるよ。寿命」
男「ちょっと待って。今第一次ジジイショック。
えー?ていうか冷たくね?冷たいよ悲しいよ泣いちゃうよジジイ」
家「あはははは。だってさ」
家「幸せじゃない。男」
男「え?」
家「大往生じゃん。しかもこんないい二人の家の膝でさ。幸せでしょ?」
男「…ああ。幸せだ」
***
家「おかえり。男」
男「ただいま。家」
家「おやすみ。おじーちゃん」
男「おやすみ。家」
END
男「あー!!そーいやあの親っパネお前の仕業だろー!?」
家「内緒だもんねー♪」
家「ねー♪」
最終更新:2008年02月11日 04:20