アットウィキロゴ
 左天、佐天涙子、天龍、黒木智子、グリズリーマザー百合城銀子、司波深雪の一行は、ヤスミン、扶桑、戦刃むくろの遺体を回収し、第三回放送で連絡のあったA-5、西南西方向へと向かっていた。
 左天が異空間から持ち出してきた、大量のクッキーなどの資材と合わせて、支給品をまとめた天龍が、荷物を残ったデイパックに一括して背負っている(ヤスミンが浅倉威を検分した時に手に入れていたものだ)。
 全身をヒグマの毛皮の包帯に巻かれ、異形となってしまった佐天涙子は、死の淵から一行の懸命の治療で蘇生された後、泣き疲れて左天の背で浅い眠りに落ちている。
 灰熊飯店のバスも、佐天涙子の渾身のアルター攻撃で消滅してしまったため、雪の降り始めた月夜を、彼らはてくてくと歩くほかなかった。

「マスター、すまないね、屋台も無くなっちまったから……。アタシもおぶろうか?」
「いや……、歩ける……」

 グリズリーマザーの申し出に、ポニーテールの黒木智子は静かに首を振った。
 それっきり、一行にほとんど会話はない。
 友を失った悲しみも、佐天涙子を復活させられた喜びも、噛み締める余裕もない、黙々とした行進だ。
 というよりも、そこの感情をあまり深く感じすぎると動けなくなることを、全員が理解しているがための行動だった。
 しばらくして口を開いたのは、百合城銀子だった。

「改めて訊きたいんだが、新月の男。君は何者だ? がうがう」
「……ん? 俺か?」
「確かにそうだ。涙子の叔父さんか何かかと思っていたが……、そこんとこどうなんだ」

 左天は佐天涙子をおぶったまま、問いかけてくる銀子と天龍を交互に見る。
 思えば、女性ばかりのこの一行の中で、左天は唯一の男性だ。
 気づけば、女性陣の視線が痛い。
 彼は一行の中で一番の一般人であろう黒木智子に向けて問いを投げた。

「お前たち、シメオン製薬って知ってる?」
「いや……?」
「どうすっかね、まあ知らねえならある程度言っても良いかぁ……?」

 周知して良い情報の範囲を計りあぐねているようで、左天は首をひねる。
 その行動でむしろ一行は、彼が単に佐天涙子の親族などという訳ではなく、多少後ろ暗いところのある人間なのだと察せてしまった。
 彼への疑問に答えたのは、しびれをきらした司波深雪だった。

「シメオン製薬の幹部、四天王の一人、コードネーム左天。そのフラグメントは、熱を操作する第四波動、ですよね?」
「おっと、そこまで調査されてんのか。さすが主催者さんだな」
「私の使う氷炎地獄(インフェルノ)と同じ術理ですから。ただし、それに熟練したあなたは少なく見積もってもA級魔法師クラス。
 人を支給品にする有富さんは正直どうかと思いましたが、大人しく佐天涙子の支給品になってたあなたもあなたですよ」

 智子や天龍にはよくわからなかったが、どうやら悪徳会社の幹部クラスの実力者ということらしい。
 別に今の彼女たちは、その製薬会社と敵対している訳でもなんでもないため、島の外に出るまでは単に強い味方なのだと思っていていいのだろうと脳内で結論付けた。
 百合城銀子は、歩きながらなおも左天の近くで匂いを嗅ぎ、言葉を繋ぐ。

「君は既に『断絶の壁を乗り越えられる』力を持っていると感じる。
 恥ずかしながらこの百合城銀子、『境界線の番熊』として完敗する実力差だ。
 君一人なら、この島の外に容易に脱出できるはずだ。なぜ君は今改めて、この島の透明な嵐に飛び込む?」
「たぶんあんたと同じじゃねぇか?」

 称賛するような銀子の問いに、左天は苦笑する。
 顎をしゃくり、背中で、血と包帯にまみれて眠る佐天涙子を指した。

「……この嬢ちゃんは、奇しくも俺の能力(フラグメント)と同じものを身に着けちまった。
 これのじゃじゃ馬加減は俺が一番良く知ってる。姪っ子でも見るようでな、まあ、ほっとけないのさ」
「なるほど、そのスキはきっと本物なのだろうな。だが、それ以外にもあるんじゃないのか? がうがう」
「うお、クマなだけあって鋭いな。……なんつうかなぁ……」

 だが続けざまに銀子は、左天の下から意味深な笑顔でねめ上げる。
 左天は言葉に迷いながら、片手を背中から外してぼりぼりと頭を掻く。

「……この島には、『天使』っつうか、『天国』を作り出せる存在がいると思うんだよな。
 実のところ、俺は元居たところでもそいつを追い求めててな。
 明け方、嬢ちゃんに力を貸して異空間に飛ばされた後、異空間の中でそいつの気配を感じたわけで。
 まあ、脱出のついでに手に入れられたらいいなと」
「……なるほど。良く分かった。そちらのスキ『も』、うまくいくといいな。がうがう」

 何でもないことのように彼はそう語る。
 百合城銀子の嗅覚にも、その言葉に嘘はないと感じられた。
 だが彼女は釘を刺すように、左天に向けて意味深に微笑み、彼も苦笑いで応えることになった。

 黒木智子が、グリズリーマザーに手を引かれながら、ふとうかんだ疑問を口に出す。

「異空間でどうやって生きてたんだ……?」
「あ~……、まあ第四波動は極めると割といろいろできるんでな。異空間でも安泰だ」

 一行は、『割といろいろできる、の範疇を超えてないか?』と思った。
 その流れで天龍が、ハッと気づいて言葉を投げかける。

「あ、あとお前、出てきた時に『方々に渡りをつけてきた』って言ってたろ! あれはどういうことなんだ!?」
「それに関してだが、俺は異空間に飛ばされた後、津波に襲われてた兄ちゃんを異空間から助けててな。
 次に、この島の街でまた異空間のゲートが開いたもんで、そこにいた奴らに、佐天の嬢ちゃん視点の島の状況を話しておいた」

 左天は、日中の市街地で、劉鳳と白井黒子たちが黒騎れいの矢で強化され『向こう側』を開いた際のことをかいつまんで伝える。

「たぶんさっきの放送の声からするに、黒騎れいってやつと佐倉杏子ってやつはあの場にいた嬢ちゃんたちなんだよな。
 で、俺が津波から助け出した劉鳳って兄ちゃんは死んじまったわけだ。多分残りのやつらも死んだんだろうなぁ」
「結構バラバラになってるみたいだが、その黒騎れいって子は、確か火山のところに居るって言ってたよな!? 合流できるんじゃないか!?」
「そうだな。どうせ通り道に近いから山側を回って行こうぜ」

 天龍と左天が頷く中、黒木智子は、同じ『クロキ』という名字を聞いて首を傾げる。

「なんか左天と佐天もそうだが、同姓のやつ多くないか……? 私は知らんぞれいなんて奴……」
「れいさんの苗字は、黒いに、騎馬隊の騎で、智子さんの普通の黒木とは違いますね。
 ヒグマの強化要員として、有冨さんが最近呼び寄せてた子です。一応主催者側ですが、巻き込まれた被害者といって差し支えないですね……」

 司波深雪が、智子の疑問を拾う。
 彼女は続けざまに、空を見上げて眉を顰めた。
 どうにも理解がおよばない、といった表情だ。

「あと、同行してたのはメルセレラと李徴と宮本明ウェカピポの妹の夫って言ってましたっけ……?
 どういう理由で集まったのか全く分かりません……」
「誰なんだそいつらは?」
「空気を温める能力を持ったヒグマと、もともと作家だったヒグマと、吸血鬼相手に戦ってた男と、ネアポリスの王族護衛官です」
「……確かによくわからんけど、まあみんな冷静に協力し合おうとしてるんだろ。良いことじゃん」
「そうですね……って!?」

 雪に滲む夜空を見ながら思考を巡らせていた司波深雪の目に、月明かりに照らされる2つの影が見えた。
 森から市街地に移る、建物の間に切り取られた空。
 その上空で、ヒグマと幼女が飛行しながら激しく打ち合っている。

「ちょ、ちょっとアレ見てください! 誰かが戦闘してますよ!?」
「え……!? ヒグマと、女の子か!?」
「飛べるヒグマってまだ残ってましたっけ……? 安室嶺はあんな姿じゃないし……。
 女の子の方も、誰だかわかりませんよ……? 外部の乱入者……?」

 深雪の指さす先を見上げれば、そこでは、体の周りに多数の機械が蠢く不気味なヒグマと、機械の竜にまたがり鎧のようなスーツを纏った小さな女の子が、飛びながら戦っていた。
 両方とも、一見しただけでは主催の司波深雪の記憶にもない、謎の存在だった。
 左天が舌打ちする。

「ちっ、俺が撃ち落としてやりてぇところだが、この距離だとあのお嬢ちゃんも確実に巻き込むな……」
「おーい!! そこのお嬢ちゃん! こっちに降りてこい! オレたちが助けてやる!」

 天龍が上空に叫ぶ。
 電波を伴った声が夜空に飛ぶ。
 艦娘としての要素も持ち合わせている今の浅倉威に、天龍の通信ははっきりと聞き取れた。
 浅倉が、眼下の一行に気づく。
 だが、自分を助けようとしているらしい一行の気遣いは、浅倉には不要なものだった。

「チッ、なんだよ、折角楽しくやってんだからよ。ありがた迷惑なんだよな」
「あかはい――!!」

 浅倉の視線で、眼下の天龍達に気づいてしまった制裁ヒグマが、標的を変える。
 戦いを楽しんでいた浅倉は、むしろそのことにうろたえた。

「あっ、おいくそ、無視すんな! 待ちやがれ!!」

 制裁ヒグマはもう既に眼下の一行に襲い掛かっている。
 ドラゴンの形態になっていた獣艇・ジェノドレッドサバイバーを駆り、制裁ヒグマを追って、浅倉も地上に降下していた。


    ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡


「あかはい! ろおかひ! おるおる! はあっはあ! あほんるい!!」

 上空から勢いよく一行に襲い掛かってきたのは、全身から注射器やプロペラや機械の牙などを生やした、異形のヒグマだった。
 その声に、司波深雪は息をのむ。

「はぁ!? あなた制裁ですか!? なんでそんなこと言いながら襲ってくるんですか!? 言行不一致にもほどがあるでしょ!?」
「お前、こいつの言ってることがわかるのか!?」

 制裁の言葉に司波深雪が驚き、そもそも司波深雪がそのヒグマの言葉を理解できたことに、天龍や黒木智子が驚く。
 地上に降り立った制裁ヒグマは、司波深雪の声に、一瞬動きを止めた。

「へーあかはいこういかなか!?」
「そりゃそうですよ! 私ほど思いやりに溢れた人間なんて、そういませんよ!!」
「へーわはへえおえええええええええええ!!」
「嘘じゃありません!!」

 だが、謎のやり取りの末に、彼は明らかに司波深雪の返答に激昂し、再度襲い掛かった。
 瞬く間に道路のアスファルトをめくり返し、引き剥がした巨大な岩盤に『司波深雪の墓』と刻んで放り投げる。

「ひょえぇ!?」
「深雪――!!」

 百合城銀子が司波深雪の腕を掴み、落下する岩盤を躱させる。
 全員分の荷物を背負ったまま大きく飛び退る天龍。
 グリズリーマザーに守られて転がる黒木智子。
 佐天涙子をおぶったまま距離を取る左天。

 岩塊の周囲で散り散りになってしまった一行で真っ先に狙われたのは、体勢を崩したグリズリーマザーと智子だった。
 制裁は周囲の建物を崩し、折り取った鉄骨を高速で放り投げる。

「マスター――!!」

 『黒木智子の墓』と刻まれたその鉄骨の勢いを逸らし損ね、グリズリーマザーの前脚が砕かれる。

「マザァァァーー!?」

 グリズリーマザーの青い胸が、智子の目の前で赤く張り裂ける。
 最後まで彼女を守ろうとしていたグリズリーマザーは、彼女を庇って、赤く塗られた鉄骨に串刺しにされた。

 『グリズリーマザーの墓』

 そう厳然と刻まれた鉄骨を乗り越え、制裁ヒグマの機械の顔が飛び掛かる。
 そして、裁きの時は来た。


    ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡


「開廷――!!」

 黒木智子が恐怖に目を閉じた瞬間、彼女は耳慣れぬファンファーレに飛び跳ねることとなった。
 あたりを見回せば、広大な黒い空間に、何やら裁判所のような白い構造が浮かんでいる。
 智子はその証言台に立っている。
 ジャッジガベルの音が響く。
 朗々とした少年の声が、裁判長の席から聞こえた。

「これは断絶の壁からの挑戦だ。さあ智子さん、あなたは少しは、僕のお妃さまにふさわしくなれましたか?」
「ロビン……、なのか……?」

 裁判長の席に座っていたのは、ぼんやりとした輪郭の、クリストファー・ロビンだった。
 後ろの傍聴席がざわついている。

「またイソマさんの四元数環に!? 一体どういうカラクリなんですか、百合城さん!!」
「さあ深雪、今一度よく見ておけ。ユリ裁判とはどうやるのかを。がうがう」
「おい、どうなってんだここ!? ここも島の中なのか!?」
「俺がいた異空間の、別の場所だな……」

 司波深雪が叫び、百合城銀子がほくそ笑み、天龍と左天が訳も分からずあたりをきょろきょろと見回している。
 彼女たちの様子を見て、智子は逆に落ち着いた。
 そしておぼろげながら状況を察する。
 目の前にいる、恋した少年の姿をした人物は、決してその人そのものではなかった。

「イソマ様、この百合城銀子の呼びかけに度々のお応え、感謝の極みだ。がうがう」
「『境界線の番熊』って、こういうことかお前。特定条件下限定だが、瞬間的に異空間を観測して座標を遷移させられるフラグメントとは。面白いねぇ」
「轟沈寸前の時だけ、なんか起死回生の機会を得られる力ってことか? それはそれですごいな」
「百合城さんの能力の術理が全然わかりません……」

 傍聴席で恭しく、カーテシーでお辞儀する銀子の隣に、佐天涙子を背負ったままの左天が興味深げに呟いて腰掛ける。
 釈然としないままに天龍と深雪も着席したのを見て、智子はクリストファー・ロビンの方に振り返った。


「……お前、ロビンじゃなくて、この島の聖杯の器だな。Fate/Zeroでいうアイリスフィールのポジションだ。
 あのシーナーっていうアサシンと同じように、人の記憶を見て、それに沿った姿を映している。違うか?」
「概ねその通りだ。理解が早くて助かるよ」
「それで……、なんかこの変な空間に閉じこもってるのも、大方、外の世界に出るともう自我を保っていられないからとかそういうことだろ?
 アイリスフィールも5騎分の魂でいっぱいいっぱいだったからな……」


 智子が、Fateシリーズで得た知識で語った予想は、ほぼ正解だった。
 この『ユリ裁判』なる環境が何だかはわからないが、目の前にいるのが、ヒグマであり、聖杯の器であるのなら、言うことは一つだった。
 智子は証言台から身を乗り出す。

「シーナーにも言ったんだけどさ。なあ、もう終わりにしないか? もういいよ聖杯なんかどうでも。
 ヒグマはここの島に国を建てて幸せに暮らしてくれ。私たちは帰れればそれでいいから!」
「黒木智子、それは怠惰の罪だし、まずもって無理だ」
「……まだサーヴァントが足りないからってことか?」

 聖杯に、願望器としての機能が備わってくるのは、5騎目からだ。
 ただし、大規模な願いを叶えられる魔力が蓄えられるのはやはり7騎そろってからであり、5、6騎ではその機能は非常に限定的なものになってしまう。
 だとしても、もう勝敗の見えているこの聖杯戦争を、これ以上長引かせる意味はない。
 人間にとってもヒグマにとっても、早急な決着と平和な願いの履行が、最も望まれるはずだからだ。

「あのむくろが言ってた、『江ノ島盾子』っていう超高校級の絶望の姉が何を企んでるか知らないけど。
 本当、そう願って終わりにさせてくれ! もうどうせ、聖杯戦争の勝者は、シーナーのアサシン組で決定だろ!?」
「いや、このままでは勝者はない」

 だが智子の叫びに、ロビンの姿をしたイソマは、静かに首を振るだけだった。

「この状態では、シーナーに優勝させられないんだ。今シーナーが勝ち残ってしまうと、適切に聖杯に願える者がいなくなってしまう」
「は……? まさか、その口ぶり、お前は小聖杯の上に、シーナーのマスターでもあるのか!」

 黒木智子の予感は、当たっていた。
 ヒグマ島のアサシン、シーナーを、ヒグマのデミ・サーヴァントとして召喚したマスターは、彼、穴持たず50・イソマに他ならなかった。
 7騎のサーヴァントが聖杯の完成に必要である以上、優勝したサーヴァントも、最終的に自死をすることになる。
 そうして、残ったマスターが願いを叶えるわけだ。

 だが、サーヴァントのマスターであり、聖杯の器でもあるイソマは、勝ち残ってしまうと、そのまま無防備な動けぬ願望器になり果ててしまい、他の誰かに奪われてしまう非常に危険な状態に陥ってしまうのだ。
 そんな事態を、江ノ島盾子が跋扈する今の島で起こすわけにはいかなかった。
 シーナーとイソマの願いは、信頼できる他の誰かに叶えてもらわなくてはならない。
 その第一候補は、シーナーが懇意にしていた穴持たず49・ツルシインだったが、今や彼女は亡くなっており、ヒグマ帝国の要職もほとんど残っていない。
 そして、よりによって生き残っている司波深雪は、案の定、お兄様のことしか考えていない。

「あ、あの、イソマ様……! その際は私が……!」
「深雪、まだ言うのか。お前じゃない、座ってろ。がうがう」
「……あんたがこの島の『天使』だったんだな。いや、こんな機会滅多にないからな……。そりゃ俺だって欲しいわ」

 司波深雪も左天も、傍聴席で身を乗り出している。
 聖杯を手に入れたいライバルも、危険人物も、まだこの島にはいくらでもいるのだ。


「ここには主に死者から、外の世界の断片的な情報が常に入ってくる。あの『江ノ島盾子』が何を企んでいるのか、僕の知ったことを教えてあげよう」


 ロビンの口調で、イソマは語る。
 江ノ島盾子の計画している『人類総江ノ島化計画・改』は、この島で彼女が取り込んだ全てのヒグマの能力を持った彼女自身を、全世界で生産することでなされる。
 現在進行形で、彼女自身から世界各地にこの技術とデータが転送されており、そしてつい先ほども、復活した江ノ島盾子が、島の南方で大虐殺をしていたという。
 そしてその生産は、この島の彼女の死によって開始される。
 さらに江ノ島盾子は、既に日本国に、このヒグマ帝国をテロ組織として通達し、日付が変わると同時にこの島へ核ミサイルを撃ち込む算段すら立てているのだと――。

 どう転んでも絶望的に思えるその綿密な計画に、ユリ裁判に参列している一同は絶句した。
 崩れ落ちそうになる衝撃的な情報の中、智子は踏みとどまる。

「――ッ、だが、聖杯なら! 7騎のサーヴァントが揃い、万全の聖杯に正しく願われるなら!
 そんな状況も打開できるかもしれない! そうなんだろ!?」
「そうだろうな。もしそうなれば、その時、僕はきっと正しくこの島の希望になるだろう」

 黒木智子も、司波深雪も、事態をようやく正確に理解できた。
 この状況で、聖杯を江ノ島盾子に奪われるなどという最悪のシナリオは絶対に避けねばならない。
 また、この願いを、つまらない寡少な望みに浪費することもあってはならない。
 聖杯には、この島の状況をとりまく一切を間違いなく好転させる、ただ一つの正確な願いを伝えなくてはならないのだ。

 一体この島の生存者の中で、誰がそんな願いを思いつけるのだろうか……?


「……そして正確には、今、アタシの器には『改めて』5騎目のサーヴァントがくべられたところだ。まだ、聖杯戦争は終わらないんだよ」

 考え込んでしまう一同に向け、語るイソマの口調が変わった。
 見上げた智子の目の前で、その姿は、グリズリーマザーのものになっていた。

「誰かが、サーヴァントを召喚しなおしたのか!? stay nightの『真アサシン』みたいな!?」
「そう、その者は、元バーサーカーのマスターだった間桐雁夜
 召喚した『真ランサー』の真名は、――龍田だよ!」

 驚く智子に向けて、グリズリーマザーの声が朗々と答える。
 その答えに、智子はハッとした。

 イソマは再びその輪郭を曖昧にして、ジャッジガベルを打ち鳴らす。

「被告人、黒木智子。君は自分で事態の解決を諦め、運命を他者にゆだねようとしている。それは怠惰の罪だ。
 君のスキは、この程度の事態で諦められてしまうようなものなのか――?」

 イソマが問いかける中、智子は言い知れぬ感動に打ち震えていた。

 ――やったじゃねぇか。雁夜おじさん。
 魔術回路もボロボロの半死人が、まさかの再召喚再契約。
 そんなアクロバットができるものなのか。

 いや、彼らにできて、私にできないことがあろうか――?

 わかった。優勝すべきなのはそいつら真ランサーペアだ。
 同じ根暗として、雁夜おじさんへの親近感はとても高い。
 小説を読んでいた時も、普通に応援していたレベルだ。

 だが一つ間違っていたことがあるとすれば、それは雁夜おじさんも私も、あまりに中途半端だったことだ。
 安易な方向に流れてしまうことは、怠惰な諦めに他ならない。
 嫌悪していた親に甘えて、自分の体という犠牲に酔って、事態の解決にはあまりにも迂遠な手法で聖杯戦争に臨むことなどで、真のスキは手に入れられるはずがなかった。
 雁夜おじさんが遠坂葵と間桐桜を救うためには、遠坂葵と間桐桜への浅ましい感情を捨て去る必要があった。
 それが、彼女たちを諦めないことに繋がる、真のスキへの道だった。

 客観的に見れば、わかる。
 自分とそっくりの相手に対する、同族嫌悪と共感性羞恥。
 ああ、我が身を振り返ってみろ。
 ならば今ここで、私が諦めるべきではない道とは、なんだ――?

 グリズリーマザーとクリストファー・ロビンの笑顔が、脳裏によぎった。
 智子は顔を上げて、叫ぶ。

「私は、スキを諦めない! 親離れこそ、親への真のスキだ! 憧れを追い抜くことこそ、憧れへの真のスキだ!!」

 遠く遠く離れてゆきそうなあの笑顔に、顔向けするために。

 この島に、第四次聖杯戦争の面子が集められていたなら、必ずあるはずだった。
 この島の『デッキ』、イソマの記録に眠る『水』――。


「もう、憧れてばかりじゃいられない! ヒトのせいばかりになんてしてられない!
 私が持ってないのは、どう考えても私が悪い――!! だから私は――!!」


 ロビンに褒めてもらったポニーテールの髪を振り立て、青いツナギの袖を握りしめ、彼女は眼を見開く。
 精一杯の声を張って、黒木智子は宣誓した。


「――憧れてもらえるような、私になる!!」
「ユリ、承認――!!」

 クリストファー・ロビンが、微笑む。
 彼の振り下ろしたジャッジガベルは、確かなユリの開花を、祝った。


【グリズリーマザー@遊戯王 死亡】


【HIGUMA製造調整所・複製(四元数環)/夜】


【穴持たず50(イソマ)】
状態:仮の肉体
装備:なし
道具:なし
[思考・状況]
基本思考:ヒグマの起源と道程を見つけるため、『実験』の結果を断行する
0:この『実験』が、『彼の者』の絶望にだけは落ちないことを願うよ。
1:情報ありがとう、ラマッタクペ。
2:『実験』環境の整備に貢献してくれたものには、何かしらの褒賞を与える。
3:『例の者』から身を隠す。
4:全ての同胞が納得した『果て』の答えに従う。
5:シロクマさん。気付きたまえ。きみがお兄様を手に入れるためには、何が必要なのかを……。
6:……『彼の者』の名前は、江ノ島盾子というんだな? ありがとう、シロクマさん。
[備考]
※自己を含むあらゆる存在を、同じ数・同じ種類の素材を持った、別の構造物・異性体に組み替えることができます。
※ある構造物を正確に複製することもできますが、その場合も、複製物はラセミ体などでない限り、鏡像異性体などの、厳密には異なるものとなります。
※ヒグマ島の聖杯の器です。7騎のサーヴァントの魂を内包すれば、願望器としての力を発揮できます。
※現在5騎のサーヴァントの魂を内包しています。現実世界に出た場合、もはや自我を保つことはできません。


    ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡


「Fervor, mei Sanguis(沸き立て、我が血潮)――!!」


 ユリ裁判で起きた変革にて、消滅したグリズリーマザーの代わりに、そこに現れるものがあった。
 黒木智子に飛びかかる制裁ヒグマの目の前に、突如銀色の金属が立ちはだかる。


「Scalp(斬)!!」


 それは大量の水銀の塊だった。
 グリズリーマザーの死を起点に発動する再召喚宝具『閼伽を募る我が死(アクア・リクルート)』――。
 令呪があれば、水属性限定ながらサーヴァントすら召喚可能なその規格外の宝具は、令呪無しでも確かにその効果を発揮した。
 最後に黒木智子が引き寄せたそれは、『月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)』。
 ランサーのマスター、ロード・エルメロイ最高の礼装であった。

「あるいあれのい――!?」

 真っ二つに切り裂かれた制裁ヒグマは、だがそれだけでは停止しなかった。
 二つに分かれた断面から機械の触腕や注射器を生やし、なおも智子に襲い掛かろうとする。

「Automatoportum defensio(自律防御)!」

 だが智子の命令と共に展開された水銀の盾に、制裁ヒグマの攻撃は悉く弾かれる。


「あと20%くらい格好良くならなきゃいけないって、ロビンにも言われてたからな!
 なあ、マザァァァァ――!!」


 水銀の壁の奥で、智子は手を握りしめ、全力を振り絞って叫ぶ。
 自分でできるようになった姿を見せることこそ、親への最大の恩返しのはずだった。
 王の死後の王朝を切り盛りし、次代へ必ずその栄華を伝えることこそ、御妃の最大の務めのはずだった。

 ロビン王朝の妃は鋭い眼光で、水銀の幕の向こうから、その機械のヒグマを見据えた。


「見せてやんだよ、オタクの喪女でも、やりゃあヒグマの島で生き残れるってところをよォ――!!」

 Scalp(斬)の号令と共にまたも切り裂かれた制裁ヒグマは、形勢が不利と判断するや、即座に身を翻して逃げ始めた。


「いおああおいあるのい――!」
「Ire: sanctio(追跡抹殺)――!!」


 だが、そのヒグマよりも、黒木智子の想いと水銀は速かった。
 アメーバのように広がった『月霊髄液』は、黒木智子のその叫び声とともに、逃げようとする制裁ヒグマに追いすがり、勢い良く斬りたてた。

「あなあいおうあるのい――」

 背後から賽の目に斬り屠られていく制裁ヒグマが、いよい微塵になろうとした時――。
 黒木智子は、血を吐いた。

「ごあ――」
「智子!?」

 彼女が崩れ落ちるとともに、活動していた『月霊髄液』も、動力を失って地に落ちる。
 駆け寄った天龍が智子を抱きとめると、彼女は蒼白の顔面から鼻血を流し、朦朧としていた。
 熟練の魔術師でもない、今日魔術回路を開いたばかりの少女が、ロード・エルメロイ最高の礼装を全力稼働させたのだ。
 キャスターであるグリズリーマザーの補助も無くなった彼女が、瞬く間に魔力不足に陥るのは、当然の結果だった。

 だがその間にも、智子と天龍の前には、左天と司波深雪が駆け寄ってくる。

「大丈夫か!? よくやってくれた、あとは俺たちが対処できる!」
「制裁さん! 大方、江ノ島盾子に何かされたんでしょうが、もう終わりですよ!」

 ヒグマの肉片と機械が残骸のように散らばる前で、両者は油断なく構える。
 頭部だけになった制裁ヒグマは、それでもじりじりと口だけで動き、道路から身に余る大きさのアスファルトを咥え上げたところだった。
 彼の牙の隙間から、謎の言葉が漏れる。

 その一連の言葉の意味を、司波深雪だけは、理解できた。

「あかはい……」
『思いやりをもって(AKAHAI)』

「ろおかひ」
『助け合おう(LOKAHI)』

「おるおる」
『喜びの方へ('OLU'OLU)』

「はあっはあ……」
『謙虚に(HA'AHA'A)』

「……あほんるい」
『信念を貫け(AHONUI)』

 アスファルト塊は上空に放り投げられ――。
 そして、そのヒグマ自身を押し潰した。

『制裁ヒグマの墓』

 アスファルトには、そう刻まれていた。


【制裁ヒグマ〈改〉 死亡】


    ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡


 理解できなかった制裁ヒグマの行動に、左天は深雪へ問いかけていた。

「……おい、司波の嬢ちゃん。なんて言ってたんだ、あいつは」
「……ハワイ語でした。『ALOHA』を構成する、ヒトの持つべき5つの美徳……。
 『アカハイ(慈悲)、ロカヒ(調和)、オルオル(歓喜)、ハアハア(謙虚)、アホヌイ(忍耐)』。
 制裁は確か、研究所でも、墓を作って他者を悼むような心根のヒグマだったはず……。
 江ノ島盾子に心無い改造をされても、誰にも理解されないまま、ずっとそれを言い続けていたわけですね……」

 司波深雪は、アスファルトの下敷きになって死んだ制裁ヒグマへ、片手で拝む。
 彼は深雪への出合い頭に、はっきりとハワイ語で『あなたは思いやりのある人間ですか?』『この嘘つきが!』と言って襲い掛かっていた。
 何らかの意思があったことは間違いなかった。

「彼の本心は、我々にはわかるまい。だが彼も、自分のスキを諦めていなかったことだけは、わかったよ」
「弱いヤツは殺すのが慈悲だとか、そういうことか? わからねぇな……」

 百合城銀子の語りに、天龍が首を振る。
 今更、よくわからない死んだヒグマの心情を思いやる心理的・物理的余裕は一行にない。

 天龍に抱えられながら、智子は魔力切れのぼんやりとした眼で、夜空を見上げていた。
 雪と共に、夜の空と街がにじんでくる。
 明日から、自分の想う者たちにどんな顔を見せたらいいのか――。
 いや、必ず笑顔で明日を迎えるのだ。と、そう思いを新たにした。


 しんみりとしていた一行の元に、幼女の声と機械音声が響く。

「……おい、折角人が楽しく遊んでたってのによ。水差してくれんなよ」
『シュートベント』

 憮然とした表情の茶髪の幼女が、ドラゴンを消し、小型の砲塔を手に持ちながら、こちらへ歩いてきていた。
 先ほど制裁ヒグマと戦闘していた人物だ。
 手の武装は、天龍たち艦娘が装備している艤装と同様のものに見えた。

 そして突如、砲撃が轟く。

「タヌキ寝入り……いや、ヒグマ寝入りしてんじゃねぇ。この中で一番楽しめそうなのはお前だろ。
 甘えてんじゃねぇ。邪魔してくれた分、オレを楽しませてくれよ」

 左天の耳をかすめて、砲弾だった砂が、空中に炸裂してさらさらと吹き散った。
 『疲労破壊(ファティーグフェイラァ)』が、放たれた弾を破砕したのだ。
 左天の背中から、爛々と光る双眸が顔を上げる。
 いきなり人に向けて発砲してきたその幼女に、天龍が狼狽した。

「……おいお前!? なにやってんだ!? お嬢ちゃんは参加者だろ!?」
「あ~、どうしてガキの女だと、世間のやつらはちやほやしようとすんのかね。
 態度が大違いじゃねぇか。俺が成人男性でも幼女でも関係ねぇだろ」

 天龍の声を受けてうざったそうに幼女が耳をほじる中、左天の背から、目を覚ました血まみれのヒグマが、のそりと降りてくる。
 いや、ヒグマではない。彼女は全身にやけどを負い、ヒグマの毛皮包帯まみれになった佐天涙子だ。
 包帯の端を長い髪のように振り乱し、彼女は眼光だけ炯々とさせて、その幼女の前に立ちはだかる。

 その実、佐天涙子はずっと起きていた。
 浅い眠りの中で、左天たちの会話も、先の戦闘も、ユリ裁判も、ずっと聞いていた。
 ただもうしばらく、現実から目を背けていたかっただけだった。

「そうだよ、そうこなくっちゃなぁ! お前もイライラしてたんだろ!? わかるぜ!
 お前からは、俺と同類の匂いがしてんだ! さあ、遠慮するこたぁねぇ! 楽しもうぜ!」
「フルルルルルルル――……」

 その逃避の眠りが、幼女の狂った笑顔で叩き起こされる。
 佐天涙子は、自分の灼けただれた口から、あの独覚兵の笛のような声が出るのを聴いた。


【E-4 街 夜】


【浅倉威子(三代目浅倉威)@仮面ライダー龍騎、艦隊これくしょん、魔法少女おりこ☆マギカ、ヒグマ・ロワイアル
状態:ヒグマモンスター、女性、艦娘、魔法少女
装備:ソウルジェム(濁り:極小)@魔法少女おりこ☆マギカ
道具:なし
基本思考:本能を満たす
0:女の体になってイライラがなくなったぜ! 今までで最高の気分かも知れねぇ!
1:とりあえず、一番ウマの合った武田観柳を探すとするか。
[備考]
※ミズクマの力を手にいれた浅倉威が分裂して出来た複製が単為生殖した二代目浅倉威と那珂ちゃんから生まれた三代目です。
呉キリカの干渉により染色体がXXとなり、成熟も中断されたために、幼女の肉体です。
※呉キリカと那珂ちゃんの性質を受けたために、魔法少女・艦娘になりました。
※固有武器はカード、固有魔法は『ミラーモンスターの使役』です。
※ソウルジェムはカードデッキ型。魔法少女衣装のベルトのバックルとなっています。
※その性質上、本来の仮面ライダーの状態と遜色ない戦闘が可能です。
※契約モンスターは、今まで捕食したヒグマや艦娘関連の兵器が融合した『獣艇・ジェノドレッドサバイバー』とされる存在のようです。
※獣艇・ジェノドレッドサバイバーはバイク、戦艦、ドラゴンなど様々な形態へトランスフォームできます。



【佐天涙子@とある科学の超電磁砲】
状態:『アツユ』、深仙脈疾走受領、アニラの脳漿を目に受けている、右手示指・中指が変形し激しい鱗屑が生じている、溢れ出す魂、大量のHIGUMA細胞を移植されている
装備:ヒグマの体毛包帯
道具:焼失
[思考・状況]
基本思考:対ヒグマ、会場から脱出する
0:――――――――――
1:初春を守る。そのためには、なんだってできる――!!
2:もらい物の能力じゃなくて、きちんと自分自身の能力として『第四波動』を身に着ける。
3:その一環として自分の能力の名前を考える。
4:これが月の炎。月の心。月の恋――。ああ、なんて、青い――。
5:本当の独覚だったのは、私……?
6:ごめんなさい皇さん、ごめんなさいウィルソンさん、ごめんなさい北岡さん、ごめんなさい黒木さん……。ごめんなさい……。
7:思い詰めるなって? ありがたいけど、思い詰めるのが私の力よ。
[備考]
※第四波動とかアルターとか取得しました。
※異空間にエカテリーナ2世号改の上半身と左天@NEEDLESSが放置されています。
※初春と協力することで、本家・左天なみの第四波動を撃つことができるようになりました。
※熱量を収束させることで、僅かな熱でも炎を起こせるようになりました。
※波紋が練れるようになってしまいました。
※あらゆる素材を一瞬で疲労破壊させるコツを、覚えてしまいました。
※アニラのファンデルワールス力による走法を、模倣できるようになりました。
※“辰”の独覚兵アニラの脳漿などが体内に入り、独覚ウイルスに感染しました。
※殺意を帯びた波紋は非常に高い周波数を有し、蒼黒く発光しながらあらゆる物体の結合を破壊してしまいます。
※高速で熱量の発散方向を変えることで、現状でも本家なみの広範囲冷却を可能としました。
※『月(ソーマ・チャクラ)』を回しました。
※『鬼骨(アグニ・チャクラ)』を回してしまいました。


【左天@NEEDLESS】
状態:健康
装備:自分のガントレット
道具:なし
[思考・状況]
基本思考:全能者になる。嬢ちゃんの成長にも興味がある。
0:『天使』を手に入れて全能者になる算段が立っちまったなぁ。佐天の嬢ちゃんとどっちを優先すべきかねぇ。
1:まだ諦めんなよ嬢ちゃん! じゃねぇと折角出て来れた甲斐がねぇ!!
2:このじゃじゃ馬には、まだまだ先があるんだぜ!?
[備考]
※佐天涙子の支給品です。
※異空間に閉じ込められている間、空間が開く度に顔を覗かせていたため、いくつかの異なる場所に何らかの話をつけているようです。


【穴持たず46(シロクマさん)@魔法科高校の劣等生】
状態:ヒグマ化、魔法演算領域破壊、疲労(中)、全身打撲、ヒグマの血がついている、溢れ出す魂
装備:なし
道具:なし
[思考・状況]
基本思考:兄を復活させる
0:諦めない。
1:やった! 助かった! やはり私はお兄様に導かれています!
2:江ノ島盾子には屈しない。
3:私はヒグマたちに対して、どう接すれば良かったのでしょうか……。
4:残念ですが、私はまだ、あなたが思うほど一人ぼっちではないようです。有り難いことに……。
5:私はイソマさんに、何と答えれば、良かったのでしょうか……。
6:何なんですか低能クソビッチって!?
[備考]
※ヒグマ帝国で喫茶店を経営していました
※突然変異と思われたシロクマさんの正体はヒグマ化した司波深雪でした
※オーバーボディは筋力強化機能と魔法無効化コーティングが施された特注品でしたが、剥がれ落ちました。
※「不明領域」で司馬達也を殺しかけた気がしますが、あれは兄である司波達也
 絶対的な実力を信頼した上で行われた激しい愛情表現の一種です
※シロクマの手によって、しろくまカフェを襲撃していた約50体の艦これ勢が殺害されました。
モノクマは本当に魔法演算領域を破壊する技術を有していました。


【天龍@艦隊これくしょん】
状態:小破、燃料切れ、キラキラ、左眼から頬にかけて焼けた切創、溢れ出す魂
装備:日本刀型固定兵装、投擲ボウイナイフ『クッカバラ』、61cm四連装魚雷、島風の強化型艦本式缶、13号対空電探
道具:基本支給品×2、35.6cm連装砲、基本支給品×3(浅倉威、夢原のぞみ、呉キリカ)、ヤスミンの遺体、扶桑の遺体、戦刃むくろの遺体、エカテリーナ2世号改の上半身@とある科学の超電磁砲、多数のクッキー@クッキークリッカー、ヒグマの肉
基本思考:殺し合いを止め、命あるもの全てを救う。
0:涙子を、必ず助ける!
1:扶桑、お前たちの思いも必ず連れていく。
2:迅速に那珂や龍田、他の艦娘と合流し人を集める。
3:金剛、後は任せてくれ。俺が、旗艦になる。
4:ありがとう……銀……、島風、大和、天津風、北岡、カツラ、サーファー……。
5:あのヒグマたちには、一体、何があったんだ……。
[備考]
※艦娘なので地上だとさすがに機動力は落ちてるかも
※ヒグマードは死んだと思っています
※ヒグマ製ではないため、ヒグマ製強化型艦本式缶の性能を使いこなしきれてはいません。


【黒木智子@私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!】
状態:血塗れ、ネクタイで上げたポニーテール、膝に擦り傷、溢れ出す魂、疲労(中)、魔力不足
装備:令呪(残り0画)、製材工場のツナギ、『月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)』
道具:基本支給品、制服の上着、パンツとスカート(タオルに挟んである)、グリズリーマザーのカード@遊戯王、レインボーロックス・オリジナルサウンドトラック@マイリトルポニー、ロビンのデイパック(砲丸、野球ボール×1、石ころ×69@モンスターハンター、基本支給品×2、ベア・クロー@キン肉マン )
[思考・状況]
基本思考:モテないし、生きる
0:ロビン、グリズリーマザーに恥じない私になる!!
1:雁夜おじさんペアに聖杯戦争を勝ち抜いてほしいよな。すごい親近感あるし。
2:あのノーライフキングを斃した代償が、この姿か……。
3:この左天っておっさんの正体は、ナニモンなんだ……?
4:あの即落ちナチュラルボーンくっ殺、一体、どうして死んだんだ……?
5:ダメだこの低能クソビッチ……。顔だけ良くて頭と股はユルユルじゃねぇか。
※魔術回路が開きました。
※グリズリーマザーのマスターです。
※グリズリーマザーの最後の『閼伽を募る我が死(アクア・リクルート)』で、『月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)』をリクルートしました。


【百合城銀子@ユリ熊嵐】
状態:溢れ出す魂
装備:自分の身体
道具:自分の身体、フライパン、コルトM1911拳銃(残弾2/8)
[思考・状況]
基本思考:女の子を食べる
0:さあ、次のユリは何だ?
1:さすがは月の娘。こんな嵐の中でも曇りなきデリシャスメルだ。
2:ピンチの女の子を助け、食べる
3:数々の女の子と信頼関係を築き、食べる
4:ゆくゆくはユリの園を築き、女の子を食べる
5:『私はあらゆる透明な人間の敵として存在する』
6:深雪は堪能させてもらったよ。本格的に食べるのはまたの機会にな。
[備考]
※シバに異世界から召還されていた人物です。
※ベアマックスはベイマックスの偽物のようなロボットでシバさんが趣味で造っていました
※ベアマックスはオーバーボディでした。
※性格・設定などはコミック版メインにアニメ版が混ざった程度のようですが、クロスゲート・パラダイム・システムに召還されたキャラクターであるため、大きく原作世界からぶれる・ぶれている可能性があります。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2026年01月15日 15:44