【作品名】銀河ヒッチハイク・ガイドシリーズ
【ジャンル】イギリスの脚本家ダグラス・アダムスのSF小説シリーズ
【名前】バベル魚
【属性】魚、この宇宙で最も奇妙な存在
【大きさ】ヒルに似た小さくて黄色い魚。成人男性の耳の穴(外耳孔)から外耳道を通る程度の大きさ。
耳の穴は最低でも7㎜はあるので7㎜未満とする。
【攻撃力・防御力・素早さ】大きさ相応の魚並み
【特殊能力】水がなくても活動可能
バベル魚は潜行した宿主の発する脳波エネルギーの他、宿主の周囲に存在する脳波エネルギーを食べて生きている。
脳波エネルギーから無意識の精神波を吸収した後、その残りかすを宿主の精神に向けて排出する。
その排泄物は精神波格子、即ち意識的な思考波とそれを発した脳の言語中枢から拾われた神経信号とが織りなす格子を成す。
実用面から言い換えれば、耳にバベル魚を入れた途端にどんな言語もただちに理解出来るようになる。
宿主が実際に耳にする言語パターンはバベル魚によって精神波格子に変換され、脳に送られる。
【長所】言語の翻訳機能だけでなく視覚面もサポートするお役立ち機能付き。
【短所】翻訳機能が戦闘に全く役に立たない。
【戦法】とりあえず体当たりしてみますか。
【備考】「さてこのように気の遠くなるほどお役立ちなものが、まったくの偶然から進化して奇怪なまでにありえないことである。
したがって、これを神の不在の最終的にして揺るぎない証拠と見なす一派も存在する。その理屈はこうだ__
神は言う。『わたしは自己の存在を証明するつもりはない。なぜなら証拠は信仰を否定し、信仰がなければわたしは無だからである』
人間はこう反論する。『でも、バベル魚は完全に動かぬ証拠でしょ。ただの偶然でこんな魚が進化してくるはずないじゃん。
これはつまりあなたが存在する証拠だから、したがってあなた自身の主張により、あなたは存在しないことになる。証明終わり』
『まいったな』と神は言う。『そこまで考えてなかったよ』 そしてただちに論理の煙となって消えてしまった。
『なんだ、こんな簡単なことだったのか』と人間は言い、今度はためしに黒を白と証明しようとして、次の横断歩道で車にはねられて死んでしまった。
代表的な神学者のほとんどが、そんな説はディンゴの爪の先だと主張している。
にもかかわらず、ウーロン・コルフィドはこの説を中心テーマにすえて『これで神もおしまいだ』を著したし、この本はベストセラーとなって彼は一財産築いている。
いっぽう気の毒なのはバベル魚である。バベル魚は異種族・異文化間のコミュニケーション上の障壁をすべて取り去ることに成功し、
宇宙の歴史始まって以来、なにものよりも多くの、そして血みどろの戦争を引き起こしている」(安原和見訳の銀河ヒッチハイク・ガイドのP81-82より)
参戦:vol.8 436
vol.8
453格無しさん2022/06/22(水) 20:19:05.16ID:GSM/gdON
バベル魚自己考察
体長7㎜未満なのでノミのぷち以上は確実。1㎝のハエは大きさ負けして位置は ハエ>バベル魚>ぷち
最終更新:2022年08月13日 23:52