バブズ

【作品名】トランスリアル
【ジャンル】SF小説(ルーディ・ラッカー:作)

【作品解説】
「トランスリアル」はルーディ・ラッカーの自伝的作品。作者の人生にそって並べると、
「空を飛んだ少年」「時空ドーナツ」「ホワイト・ライト」「セックス・スフィア」「ハッカーと蟻」
が該当する。
その他に、「セックス・スフィア」の続編である「遠い目」「自分を食べた男」「慣性」「時空の支配者」がある。

参考書

四次元の冒険:「セックス・スフィア」の解説書。
無限と心:「ホワイト・ライト」、「時空ドーナツ」の解説書。他にも「セックス・スフィア」の登場人物が作者直筆の1P漫画で登場、
     また「四次元の冒険」の第九章を補完する内容もある。

【無限について】

ω:0、1、2…と永遠に数えていかないと到達できない一番最初の無限。アレフ・ヌルとも呼ばれる。
  (「無限と心」P66、67での説明)
  当テンプレで他に説明なく「無限」「無数」とだけ書いてある場合、ωのことだと思ってください。

ω×2:ωの次の無限大ω+1、その次はω+2、ω+2の次はω+3…と無限に続いていった先の無限大。

…ω、ω+1、ω+2、ω+3、…なる数列をうる。もっと前に行くために、lim(ω+n)を用いる。それは普通ω+ωまたはω・2と呼ばれる
  (「無限と心」P67)

ω^2:ωを無限回コピーしたもの。ω×ω。
    オメガーのオメガー・コピーすなわちω^2として知られるω・ωとすべき、lim(ω・n)を形成する
    (「無限と心」P68)

ω^ω:ω^2を無限回コピーしてω^3、ω^3を無限回コピーしてω^4…を無限に繰り返した先の無限大。

エプシロンゼロ(ε0):ω^ω^ω…(累乗が無限に続く)とやっていったもの。

アレフ1:ε0でも到達できないほど大きい無限。

Ω:絶対無限。これまで書いてきたあらゆる無限より大きい。アレフ1が問題にならないほど大きいアレフ2やアレフω、アレフからでは
  到達不能な巨大基数もΩには遠く及ばない究極の無限。

【世界観】

下位次元の無数の集合体である上位次元があり、その上位次元もまたさらなる上位次元のほんの一部である。以下具体例。

三次元:単一宇宙。いずれの作品においても物語の基点となる世界。縦と横と高さの三つの方向が存在する。

四次元:超球とも言う。三次元球体(単一宇宙)は超球の表面にすぎず、別の言い方をするなら
    三次元球体が無数に積み重なったものでもあり、縦・横・高さとは別の(アナ・カタ)という方向がある。

五次元:四次元超球はさまざまなパターンに湾曲している五次元時空の一断面にすぎない。

ω次元:五次元時空の並行宇宙群である六次元があり、六次元空間もそれ自体が歪んで七次元の一部となっており…
    とこうした構造が無限に続いている超空間。最強スレの表現でいうなら無限次多元宇宙。

アレフ1次元:世界が連続体無限の自由度を持つ場合、超空間はこの規模のものになる。
      【次元構造の簡易版】に書き切れないほどの巨大な空間ではあるがヒルベルト空間から見ると無いも同然の大きさ。

ヒルベルト空間:神の心、すべての集合のクラスと呼ばれる世界。ω次元超空間やアレフ1次元超空間、その他想像しうる
        あらゆる種類の超空間を内包するΩ次元に相当する超空間で、ここでは下位次元は点として存在している。

        もし、世界がアレフ・ヌルの自由度を持つなら、超空間は可付番無限の次元であろう。
        もし、世界が連続体無限の自由度を持つなら、超空間は非可付番的次元であろう。(略)しかし今、
        私達は既に二つの異なった種類の超空間を想像したし、多くの他の種類のものを考え続けることができる。
        事実、絶対的無限である。(略)これらの超空間のそれぞれは、すべての集合のクラスと同じ大きさの超空間の
        中の一点である。(「無限と心」P335)

【次元構造の簡易版】
三次元(単一宇宙)×無数=四次元 四次元×無数=五次元 五次元×…(以下無限回続く)=ω次元(無限次多元宇宙=一連次)

ω次元×無数=ω+1次元 ω+1次元×無数=ω+2次元 ω+2次元…(以下無限回続く)=ω×2次元

ω×2次元×無数=(ω×2+1)次元 (ω×2+1)次元×無数=(ω×2+1)次元…(以下無限回続く)=ω×3次元

ω×ω次元:ω次元からω×2次元、ω×2次元からω×3次元に移行する過程を無限に繰り返したもの。
      これより上位のω^ω次元、ε0次元、アレフ1次元はちょっと書き切れなかったので【無限について】を見た上で
      下位次元が全く問題にならない大きさと認識してください。

【共通設定】

時空支配装置ブランザー:被験者の脳にグルーオンを注入、プランク数を1mに拡大して考えただけで何でも実現するようにする装置。
            実は処刑器具を流用して作られたもの。
            描写では、物質創造・変換、生物創造・操作、蘇生、機械創造、瞬間移動、遠隔視、サイズ変更、思考操作
            時間捻じ曲げ、時間移動、無時間行動、存在抹消、宇宙遍在、創世などを行った。
            ・世界観全てに散らばらせることができるだけの数の分身がくっついてくる。
             また自由に願いを叶える能力は分身もきちんと持っている。
            ・あらゆる方向が同時に見え、全世界の情報が頭の中に入る。
            ・あらゆる時空間に遍在した。
            ・ヒルベルト空間の存在になった。

時間について:通常の存在は世界の時間軸T1に沿って行動しているが、自分自身の時間軸を世界のそれと垂直にすれば
       無時間での行動が可能になる(特定の時間に留まり続けることができる)。
       だが無時間行動可能な者にとっても、T2というT1に対して垂直な高次の時間軸の未来を予知することはできず、
       仮にT2時間軸の未来を予知するとT2より高次の時間軸T3が…と無限後退していくことになる。
       しかしヒルベルト空間の住人にとっては時間の経過は幻想にすぎず、どの時間軸にも縛られることはない。
       ルール上意味は無いと思うが、無時間行動の無時間行動の(無限回省略)または、
       上位時間の上位時間の(無限回省略)というレベルの話。

物理無効について:本作品では、通常の物体はω(アレフ0)個の断片に分割可能とされ、これを質量モナドと呼ぶ。
         これに対し、精神や魂はアレフ1個の断片まで分割可能であり、これをエーテルモナドと呼ぶ。
         エーテルモナドから見ると質量モナドで構成された物体は肌理が粗く隙間だらけなので、通常の物体は
         精神や魂が見えず干渉もできない(物理無効、不可視)が、精神や魂はお互いに干渉可能(物理無効に干渉可能)。
         またその先にはアレフ2個に分割可能な第三の物質というものもあり、これはエーテルモナドよりもさらになめらかで
         連続的なため、エーテルモナドでも干渉不可。

本作品では通常の物質も霊も空間も共通して無限個の点で構成されており、「無限」の大きさによって物理無効の度合いが決まる
空間はいくつの点に分割可能かについては、世界の創造主と会ってきた人物によると
「空間の点の数は絶対無限(「ホワイト・ライト」P352)」 とのことなので空間は絶対無限個の点で構成される

アレフ○○と物理無効についての簡易版 アレフa=物理無効×a

アレフ0個の点で構成されるもの:物理無効×0 物理有効
アレフ1個の点で構成されるもの:物理無効×1
アレフ2個の点で構成されるもの:物理無効×2
アレフω個の(略):物理無効×無限
絶対無限個の(略):空間 物理無効×無限以上

作中ではバブズ(この時は無限次元のパワーは無い)がアルウィン・ビターを湾曲させた
三次元空間に入れて持ち運んでいたので、空間に直接触れ、または空間ごと切り取って運ぶことも可能。

ここから無限次元存在は下位次元存在だけでなく空間にも接触・干渉可能とわかる
よってヒルベルト空間の存在は物理無効×無限(またはそれ以上)に接触・干渉可能

ホワイト・ライトでは当初物質はアレフ0点の通常物質とアレフ1点のエーテルの二種類のみ、空間もまたアレフ1点と言われてたが
アレフ2点の第三物質が浮上してきて空間もアレフ2点に繰り上げされ、最終的には絶対無限個の点とまで言われるようになった

そして解説書の「無限と心」には

「人は、※空間の絶対連続的広がりから、どんどん高次の無限点を取り出すことができるが、その上で、現実の運動が生ずる。常に
残りの空間の連続的な小片、無限小区間の残留物があるだろう(「無限と心」P84)。」

※空間が絶対無限個の点まで分割されるということ

と書いてあるので、絶対無限個の点である空間からはアレフ2点を取り出したとしても常に次の高次の無限点が存在することになる
つまり空間からアレフ1点からアレフ無限点の物質を取り出だせるため欠番は存在せず作中で存在しているor存在可能なので机上の空論ではない


方向について:方向とはその空間の自由度と言い換えることができ(「四次元の冒険」P18)、三次元であれば
      「前後」「左右」「上下」の3つあり、3つの座標で表すことができる。

       四次元はこれに加えて「アナ・カタ」という第四の方向があり、三次元より自由度が1つ上である。
       このように高次元は低次元より空間の自由度が高いため、一つでも上の高次元を認識・移動できる存在は
       低次元では真似できない以下の行為を行える。

干渉無効化:

高次元の方向を利用することで低次元のあらゆる障害をすり抜けて接触したり、内部攻撃を自在に行える。
作中ではバブズという無限次元存在がカタ方向(第四次元の方向)からアルウィン・ビターの脳に頭蓋骨を無視して
触手を直接接続した。

認識不可、認識不可無効:
低次元の存在は高次元の方向を認識することができず、高次元の存在の全身像もまた見えず、低次元の領域に接触している
断面のみを認識できる。
そのため高次元存在が高次元の方向に漂い去ると全く認識できなくなる。
また高次元の方向を認識できるなら認識不可に陥ることはないため認識不可無効もつく。

放逐:
低次元の存在をつまんで高次元方向に運ぶことで放逐する。つままれて飛ばされた相手は高次元を移動する能力を持たないと
元の次元に戻れなくなる。
作中ではバブズ(この時は無限次元のパワーは無い)がアルウィン・ビターを湾曲させた
三次元空間に入れて持ち運んでいたので、空間に直接触れ、または空間ごと切り取って運ぶことも可能。

こうした高次元の方向については、

3D空間の一点を数学的に表すには「3つの」座標を並べればいいのと同様、∞D空間の一点は「無限」に順序づけられた
一組の数で表される(「四次元の冒険」P245)

から基点世界の三次元空間では3つ、無限次元まで行けば無限個あることになり、
(干渉無効化、認識不可、認識不可無効、放逐)×1、×2、×3…無限回省略の図式が成り立つ。

なお無限次元存在は過去・未来が見え、心を読み、いかなる障害物も見通すことができる。

【名前】バブズ
【登場作品】セックス・スフィア
【属性】ヒルベルト空間のパターン 人類とは別の知的種族の集合精神
【大きさ】ヒルベルト空間よりは小さい。下位次元から見るとものすごくでかい。
【攻撃力】大きさ相応+共通設定+特殊能力参照。
【防御力】下位次元で何をされようが死んだりはしない。ヒルベルト空間の存在に対しては大きさ相応。
【素早さ】ヒルベルト空間の存在であるため時間無視。
【特殊能力】下の次元に対して制限付で干渉可能。例えば以下のような行為が可能。
 ・自分の一部が下位次元に囚われた。それを解放するためにその時点の未来に干渉し原爆を作成させ、爆発させることで自分を自由にした。
 ・物を破壊するためには物を破壊できる存在がないと物を破壊できない。
 ・自分の体の一部を複数の男性に見せつけセックス、骨抜きにする。
 ・女をセックス球に変える。これは現実改変の力によるもの。
 ・自分に触った人間を一瞬取り込み、記憶のみ自分の物にする。
 ・他者の時間線を引っ張りあげて歴史上から抹消。
 制限としては
 ・過去に干渉して存在をなかったことにすることはできない。
 ・バブスは車輪のウィリーのようなアルウィンが想像したキャラを存在させられない。
 ・アルウィンがいないと色々能力に制限があった。
 任意全能まではいかないと思う。
【長所】防御力。大きい。
【短所】”ひとつ”との最終結合を行う寸前に邪魔が入り失敗した。結合するとΩに達することができた?



全ジャンル作品最強議論スレvol.103

573 :格無しさん:2011/09/01(木) 19:25:22.88 ID:MF1yA4pW
次元構造の簡易版が簡易とは程遠いので全ジャンル作品最強議論スレvol.101で見かけた連次についての説明を


221 : 格無しさん: 2011/05/03(火) 01:28:25.31 ID:s05vGDYm
 >(∞-1)多元×∞=一次無限多元=一連次
 >一次無限多元×∞=二次無限多元=二連次
いや、こうだと思う。

一次無限多元宇宙×∞=一連次宇宙の多元宇宙
一連次宇宙の多元宇宙×∞=一連次宇宙の二次多元宇宙
一連次宇宙の二次多元宇宙×∞=一連次宇宙の三次多元宇宙

一連次宇宙の無限次多元宇宙=二連次宇宙

一連次宇宙の無限次多元宇宙=二連次宇宙
二連次宇宙の無限次多元=三連次宇宙

仮にこの説明が正しいなら、ω+1次元=一連次宇宙の多元宇宙、ω+2次元=一連次宇宙の二次多元宇宙
ω×2次元=二連次宇宙、ω×3次元=三連次宇宙


195 自分:格無しさん[sage] 投稿日:2011/12/02(金) 19:19:43.60 ID:BpedCPtO [2/2]
敵スレでアレフ~巨大基数の説明見つけたからトランスリアルもうちょっとだけ世界観拡大
無限超克だけじゃどう考えても書ききれねえ
ちゃんと解釈できる人がやればもうちょい纏まるんだろうけど俺じゃこれ限界
敵スレでの説明ついては下のやつ参照

ω~アレフ1までの説明は省略 アレフ2は一つの集合として見ると
アレフ2={0、1、2、…ω^2…ω^ω…ε0…アレフ1…アレフ1+ω…アレフ1+アレフ1…アレフ1^アレフ1…}(無限と心P254)

アレフ1、アレフ2、アレフ3、アレフ4…と無限に繰り返した先にあるのがアレフω
だがアレフωより上の無限も存在してアレフ(ω+1)、…アレフ(ω^ω)…アレフアレフ1…アレフアレフω…と果てしなく続く

上記過程をひたすら繰り返していくとθ=アレフアレフアレフアレフ…=アレフθとなる数にたどりつく
これが到達不能基数と呼ばれる数で、一番最初の巨大基数(無限と心P279~280)


この作品の時空の簡易版(仮)

ω次元=無限多次元宇宙
ω+1次元=無限多次元宇宙×無限
ω×2次元=無限多次元宇宙×無限多次元宇宙

ω次元=一連次多元宇宙
ω×2次元=二連次多元宇宙
ω^2次元(ω×ω次元)=無限連次多元宇宙=一超連次多元宇宙
ω^3次元(ω×ω×ω次元)=無限連次無限連次多元宇宙=二超連次多元宇宙
ω^ω次元=無限超連次多元宇宙

こっから超連次でも書ききれないので無限超連次=一超越連次とする

ω^ω^ω次元=二超越連次多元宇宙
ε0次元(ω^ω^ω^…無限に続く)=無限超越連次多元宇宙

こっから超越連次でも書ききれないので無限超越連次=一究極連次
さらにその数をどれだけ重ねても超えられない数を超克と表現する

アレフ1次元(ε0次元をω乗してもε0乗しても到達できない次元)=一超克究極連次多元宇宙
アレフ2次元(アレフ1次元をω乗してもε0乗してもアレフ1乗しても到達できない)=二超克究極連次多元宇宙
アレフω=無限超克究極連次多元宇宙
ここから無限超克でも書ききれないので無限超克=一超限数とする

アレフアレフ1(アレフωを繰り返し続けてできる無限)=超克超限数究極連次多元宇宙
アレフアレフ2(アレフアレフ1を繰り返し続けた無限)=二超克超限数究極連次多元宇宙
アレフアレフω=無限超克不可説連次多元宇宙=二超限数究極連次多元宇宙
アレフアレフアレフ1(アレフアレフωを繰り返し続けた無限)=超克二超限数究極連次多元宇宙
アレフアレフアレフ2(アレフアレフアレフ1を繰り返し続けた無限)=二超克二超限数究極連次多元宇宙
アレフアレフアレフω=三超限数究極連次多元宇宙
以下略
θ=アレフアレフアレフアレフ・・・・以下無限=θ次元=巨大基数

巨大基数=無限超限数究極連次多元宇宙

ヒルベルト空間=Ω次元=巨大基数が点に見える、遠く及ばない無限


3スレ目

227 :格無しさん:2011/09/14(水) 19:29:15.39 ID:uuTYdgs1
バブズ考察

△フユノリュウ 全能分け
○○無貌の神尾行者 セックス勝ち
ナイアルラトホテップ 全能分け
コブラ セックス勝ち
ヨグ=ソトース 全能分け

ヨグソトース=バブズ

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最終更新:2015年03月17日 01:32