1、デッキ構築の戦略性

  • 幅が広い。色なし。種族なし。同名カード制限なし。
    • しかしブックは15枚。すべてのパターンを網羅するには枚数が足りない。取捨選択が超重要。
    • よって、高い自由度と個性が両立されている。
  • かなり奇抜なデッキもプレイング次第で勝てる。
    • このゲームのデッキはあくまで戦術の基盤。勝つのはより上手くデッキを動かした方(後述)。
    • 変わったデッキほど相手も対応しにくい。
  • カードの並べ方を工夫できる。
    • 縦列ごとにレベルを変える(いつも手札に各レベル)
    • 序盤に使うカードは上段、終盤に使うカードは下段に(タイミング合わせ)
    • 役割の似たカードを同じ縦列に(ダブり防止)
    • カード使用率を各縦列均等に(一列出し切りを遅延)
    • コンボカードを縦に並べる(確実に決めるため)



2、プレイングの戦略性

  • あえてカードを使わない。
    • 独自のコストシステムにより生まれた駆け引き。
    • 強力なカードを使うほど反撃も大きい。

  • 次のカードを考慮する。
    • ブックからカードを出すたび、その下のカードが使用可能になる。
    • 下のカードも考えて出すカードを決める。

  • あえて直接攻撃しない。
    • 直接攻撃すると、相手はそのダメージを即ソウルに加算し反撃してくる 。
    • 相手の場が空なら、直接攻撃は次の自分のターンでも可能。ソウル発生を遅くできる。

  • 相手をコントロールする。
    • ソウルの多いユニットを展開すれば、相手にもカードの使用を強制できる。
    • ソウルの小さいカードなら、相手を制限できる。

  • ゲームの流れをつくる。
    • ユニットカードは出した次のターンから攻撃でき、ソウルを発生させる。
    • アシストカードは出した直後に使えるが、ソウルも即発生する。
    • 組み合わせれば、相手の準備中にソウルを発生させ、勝負所で発生させない流れを作れる。

  • 相手のブランクを予測する。
    • 相手のセット時の行動から、ブランクの最大レベルが予測できる。
    • それに最適なユニットをセットできれば有利。
    • ただし、逆にフェイクの可能性もある(強ユニットと見せかけて低ソウル。こちらの強ユニットはソウル不足で攻撃できない、など)

  • 自分からダメージをセットする。
    • 相手が持久戦タイプのブックなら有効。
    • 序盤にダメージを作れば、試合終了までソウル+1が入る。

  • ソウル踏み倒し1
    • ソウルが大きいカードを大量に使い、相手が使い切れないほどのソウルを発生させる。
    • 要はリスクの踏み倒し。
    • ユニットとアシストを組み合わせれば決めやすい。

  • ソウル踏み倒し2
    • ソウルが大きいユニットでも、オープンしたターンに自爆特攻すればそれを無視できる。
    • しかし、この戦法が強力なため、基本的にパワーはレベル依存。ソウルはスキルに影響している。
    • よって、これは高ソウルユニットの選択肢の1つ。

  • 重要ユニットを守る
    • 攻撃優先順位はアクティブ>イナクティブ
    • 低パワー強スキルなユニットを他のアクティブユニットで守れる。

  • ブック管理
    • デッキ総数が15枚と非常に少ない。管理が重要。
    • ライブラリアウトは専用デッキだけの手段では無い。プレイング次第で狙えるし狙われる。
    • 相手より先にブックが切れそうな時は、早めにダメージをセットし、全力で押し切ったほうがよい。



3、カードスキルの戦略性

  • 例1:「射撃3」
  • 効果:ユニットを1体選び、そのパワーを3減らす。
    • 基本のキーワードスキル、射撃。スキルのため優先順位無視してどのユニットにも使用可能。
    • 一方的にパワーを減らすのが攻撃との違い。反撃でやられにくくなる防御型スキル。
    • ただし、敵を倒してもアクティブに戻らない。
    • このスキルで弱った敵を、他のユニットで倒すとよい。
    • 攻撃的な使い方として、攻撃で敵を倒してアクティブ化し、減ったパワーを無視してこのスキルで固定ダメージを出すことも可能。
    • イナクティブの味方を射殺し、合計ソウルを減らすという上級テクも存在。自殺も可。

  • 例2:「召喚4」
  • 効果:あなたのブックトップからレベル4以下のユニットカードを1枚選びアクティブで場に出す。
    • キーワードスキル、召喚。ユニットを展開する。
    • ユニットを出してすぐに行動できる。
    • 場の状態を見てから使うユニットを選べるのも利点。
    • ブックの並べ方次第で対象の選択肢を増やせる。
    • ブック消耗が激しくなるため、速攻向け。
    • また、発生するソウルはこのカード+出したユニットだけ増える。反撃への対応も視野に。

  • 例3:「永続/大地の力」
  • 効果:(あなたの場にこのアシスト以外の「大地の力」がないとき)あなたのユニットすべてのパワーとソウルを1増やす。このアシストをブランクにする。
    • アシスト専用のキーワードスキル、永続。発動後ブランク化する。
    • これによりディスカードされない。だから永続。
    • オープン時にアクティブ化し、また発動できる。
    • 一度場に出されると、撤去する手段はほぼ無い。
    • 毎回ブランク化するため、発生ソウルが1。
    • 総じて強力だが、レベルが高く序盤で出しにくい。
    • 出せば確実に出遅れるため、タイミングが難しい。


4、バトルの戦略性

  • 敵ユニットとの殴り合いすら実力差が出る。


例題:相手プレイヤーを攻撃せよ

相手の場(全員イナクティブ)
  • 「ユニットA」パワー6
  • 「ユニットB」パワー5
  • 「ユニットC」パワー3

自分の場(全員アクティブ)
  • 「バニラ」パワー:4
  • 「ブロッカー」パワー:3
    • スキル:このユニットのパワーを4にする。
  • 「アタッカー」パワー:3
    • スキル:ユニットを1体選びそのパワーを2減らす。
  • 「アシスト」アシストカード
    • スキル:ユニットを1体選びアクティブにする。




解答
1、バニラでユニットAを攻撃。バニラ破棄。
2、アタッカーでユニットAを攻撃し破棄。アタッカーがアクティブになる。
3、アタッカーのスキルでユニットBのパワーを2減らす。
4、ブロッカーでユニットBを攻撃し破棄。ブロッカーがアクティブになる。
5、ブロッカーのスキルでパワーを4にする。
6、アシストでブロッカーをアクティブにする。
7、ブロッカーでユニットCを攻撃し破棄。ブロッカーがアクティブになる。
8、ブロッカーで相手プレイヤーを攻撃。


  • このくらいまで読みつつプレイできるとよい。
  • 例題のスキルは最も単純な部類。実際は更に奥深い。


5、ブックタイプごとの戦略性

ブックタイプの例。

  • グッドスタッフ
    • 単体で十分な効果を発揮するカードのみで構成されるブック。多彩なスキルが入り乱れる。
    • 汎用性が高く、苦手なブックタイプはない。
    • 相手に対応できなければ他のブックに劣る。
    • おそらく中~上級者向け。

  • ステロイド
    • バニラや射撃ユニットなど、単純なパワー型ユニットと火力アシストによるブック。
    • ひたすらに敵ユニットを潰していく。比較的単純な判断で動かせるのが売り。
    • 相手に対応されやすいという欠点をもつ。
    • おそらく初心者向け。

  • ウィニー
    • 大量の低レベルユニットで構成されるブック。
    • 強ユニット1体より、同レベル分の弱ユニット多数のほうがパワーが大きい。
    • よって、ウィニーは殴り合いで圧倒的に強い。
    • カードの消耗が激しく、削り切れないと厳しい。
    • 大量展開するほど、殴り合いで大きく差をつけ、一気に大ダメージを狙える。高ソウルが活躍。
    • おそらく初心者~中級者向け。

  • コントロール
    • 相手の行動を妨害するカードによるブック。
    • 防御型ユニットで固めつつ、妨害効果をもつ永続アシストなどを展開していく。
    • 持久戦に持ち込めば有利。一方的に勝てる。
    • 速攻系ブックにどう対応するかが鍵。
    • おそらく中級者向け。

  • ファッティ
    • ターボ系スキルで大型ユニットに繋ぐブック。
    • 相手より先に大型ユニットを出し、アシストや他のユニットでそれを維持する。
    • ライブラリアウトに強い。持久戦では一方的にプレッシャーをかけられる。
    • 大型は数に負けやすく、倒れやすい。大型なりのメリットを極限まで活かすプレイングが必要となる。
    • 例えば、「射撃」に代表される削りスキルは、「敵ユニットを倒した残りパワーを超える追加攻撃が可能」というメリットをもつが、ユニット数の少ないファッティは、このメリットをほぼ無力化できる。
    • おそらく上級者向け。



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Confront Wisdom】基本的なルール。

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最終更新:2011年02月21日 23:16