SS1スレ目11-22,24-36

小日本「大そうじがたいへんです」 

小日本「うんしょ・・・」 

小日本「冬支度もこれくらいでいいかな」 

小日本「・・・お手洗いっと」 

ガラガラ 

小日本「ひゃあ!」 

小日本「西洋さま!?何してるのですかぁ!!」 

西洋「ふふ・・・wトイレでする事なんて5つくらいしかないじゃないの?」 

小日本「5つもあるんですか!?・・・じゃなくてなんでいるんですか!?」 

西洋「決まってるじゃない?キュートなロリ鬼ちゃんに逢いにきたのよ」ギュ 

小日本「手を洗ってください~~~~~!!」


西洋「ここに何かしに来たんじゃないのかしら?w見ててあげるわよ」 

小日本「早くでてくださいよ!」 

西洋「あら失礼wほんとに色々とイジリがいのある子ね。ウフフ」ガラガラ 

小日本「なんであんなにいじわるするんでしょ・・・」グス 

小日本「てゆーか下着が脱ぎっぱなしなのはなぜなのでしょうか・・・」 

 --------------
居間 

西洋「寒くなってきわね・・・」 

西洋(あ~ジャパニーズ暖炉あったかいわ)ヌクヌク 

西洋(Oh・・・パンツ忘れたわ・・・but後10秒で届くわ。10・・・9・・・)  

小日本「西洋さま!!」ガラッ

西洋「はやい!w」 


小日本「お召し物忘れてましたよ!!」 

西洋「オ~ゥソーリーwどんな匂いでしたか?」 

小日本「嗅ぎませんよ!」 

西洋「全然?w」 

小日本「全然です!」 

西洋「ん~・・・。こんなに濃密で淫らな香りがするというのに」スーハースーハー 

鬼子「おまえは人の家で何をしてるのよ」ゴス 

西洋「アウ!」

小日本「あ、お帰りなさい」エーン 

鬼子「ただいま。またいじめられたの」 

西洋「NONO!スキンシップ!大事な交流ね!」 

鬼子「半裸で下着嗅ぎながら交流ね・・・」カチャ 

西洋「イエス!異文化理解!世界の輪!百合の国!」 

鬼子「ないわ!!」ブン 

西洋「シラハドリ!!」パン ザクッ 

西洋「アウチ」 


鬼子「小日本、鹿を獲ってきた。蔵に入れておいてくれ」 

小日本「はい!」 

小日本「今年の冬はだいぶ余裕ができましたね」 

鬼子「去年は働かない舶来色魔が一冬居座ってたからな」 

西洋「・・・」 

小日本「あはは、では行ってきます。夕飯とお風呂のしたくもすませてますので」 

鬼子「ああ、こいつを縛って汗を流してくるよ」 

西洋「ひどい!鬼!」 

鬼子「ああ・・・鬼さ」グルグル 

西洋「Oh!痛い痛い縄が食いこんd・・・新しいなにかに目覚めちゃう!」ジュン 

鬼子「やめんか!」パチン 

西洋「アヒン」ビクンビクン


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ああ・・・この世は不公平だ 生まれながらに結末が決まっている 

権力者達め・・・俺達を塵同然家畜の様に扱う権力者達め・・・ 

恨めしい・・・  苦しい・・・  村を返せ・・・  畑を返せ・・・ 

ああ・・・いい物食いやがって恨めしい・・・  まともな肉・・・ 汚れた肉・・・ 汚れた水・・・ 

全てが妬ましい・・・ 

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小日本「ご飯したくできましたよ~」 

西洋「ジャパニーズ鍋!LOVE!」 

鬼子「お前のはない」 

西洋「」 

小日本「あはは・・・」 

西洋「そんなここ二日何も食べてなくて・・・」ウルウル 

鬼子「町まで行って精を吸ってくればいいだろう?」 

西洋「NO!男なんて死ぬ寸前まで触りたくないわ!・・・ハッ!鬼子の精をちょっと分けてw」チュッチュッ 

鬼子「よるな」ズム 

西洋「のおおおおおおおおおおおおお!!目がああああああああああ!!」 

小日本「いいではないですか、西洋さまのおぜんも用意してますし」 

鬼子「だめだ、甘やかすと居座る。また去年みたいに雪の中買出しに行きたくない」 

小日本「去年の3倍の食料は西洋さまの分も入っているのでは?」 

鬼子「そ・・・それは・・・あれだ緊急時の時の為だ!」 

小日本「あははw今がその時ですねw」 

鬼子「勝手にしろ!///」

西洋「鬼子がデレた瞬間なのに前が見えない」シクシク 



 ------------  
玄関 

鬼子「今日は塩を手に入れてくる」 

小日本「くんせいに使いますしね、ひとつ向こうの町までいくのですか?」 

鬼子「ああ・・・あいつは?」 

小日本「西洋さまはまだお休みです」 

鬼子「変わらんやつだな、これをやろう」 

小日本「これは・・・危ないですよ・・・」 

鬼子「護身用だ、妙な事したら迷わず刺していいからな」

小日本「いえだいじょうぶでしょう・・・たぶん」 

鬼子「まぁ念のためにだ。後で客もくるから適当にもてなしてくれ」 

小日本「お客さま?どなたでしょうか?」 

鬼子「ハハ、西洋が苦手なやつだよ」 

小日本「ふふ、にぎやかになりますねー」 



西洋「ん・・・アッ・・・鬼子のおっぱいビンタ激しい・・・ウヘヘzzzz」 



 ----------- 
台所 

小日本「お昼とらないでくるでしょうからしたくしてましょう」 

小日本「~♪」トントン 

小日本「~~♪」グツグツ 

小日本「こんなものでしょうか」 

西洋「グッモ~ニン!」ギュ 

小日本「ひゃあ!!」 

西洋「家庭的なのはいいけど、ワタシの国では裸にエプロンが正装なのよ?」クンクン 

小日本「匂わないでください///お料理の途中は危ないですよぉ!」 

西洋「あら、お料理の後ならいいのかしら?ワタシが小日本をお料理する番なの?」クンクン  

小日本「もおおおおおお///違います!!」

西洋「」 

小日本「・・・?西洋さん?」

幽霊「・・・色魔を排除。・・・さし当たっての問題は解決」 

小日本「あwいらっしゃいませ!」 

幽霊「・・・いらっしゃった。護衛」


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峠 

鬼子(そろそろ幽霊が着いた頃だろう)スタスタ 

鬼子(しかし、妙だな・・・山から生き物の気配が少ない)スタスタ 

鬼子(気味悪いから早く抜けるか)スタスタスタスタ  

ザワザワ 

鬼子「っ!」

妖魔「コオオォォォ」 

鬼子「なにか用か?」ギロ 

鬼子「妖魔の類か、言葉はわからないのか?」 

妖魔「ゥウウルルゥ」 

鬼子「随分と妬んでいるようだな・・・。今楽にしてやろう」


鬼子の存在に気圧されていた妖魔が黄色い瞳を見開く  

妖魔「アヴォ!!」 

鬼子を目がけて一直線、右腕を振りかぶり力任せに振り下ろすが  

鬼子「んっ!」ドジュン 

すでに長刀が妖魔の頭部を破壊した後、 

鬼子(長柄に直線で向かってくるか・・・) 

鬼子は嘆息と共に妖魔から発せられていた強い恨み、妬みの情にいささか疑念を感じていた  

鬼子(知性の低い妖魔があんなにも強い嫉妬心を持つものだろうか・・・) 

些細な事だと自分に言い聞かせ、歩みを続けた


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山の麓 

鬼子(山を抜けたはいいが、角隠れてるよな?) 

鬼子(面は・・・。いいか奇人扱いは慣れた) 

 ------------------ 
町 塩屋露店 

鬼子「すまないが塩を二ついただけないか?」 

塩屋「二袋、20元だよ」 

鬼子「いや樽で貰いたい、冬の支度があるんでな」 

塩屋「え?あんたじゃ運べないだろ、誰かくるのか?」 

鬼子「ハハ無理だな、町の外までは転がして行く。外に荷車があるしな」 

塩屋「そうかい、樽は丈夫だが気をつけてな」

塩屋「餓死予定のやつが溢れてるからな、襲われんように」 

鬼子「そうか、忠告感謝する。では」ゴロゴロゴロゴロ 



塩屋「まぁあんな気味悪りぃ面つけてりゃ寄ってこんか・・・」


 --------- 
町中 

「遭難・・・」  「帰ってこない・・・」   「また警官が畑を・・・」 
  「そうなんです・・・ハイ」  「仕事がねぇよ!!」  「全部日本のガ・・・」 
 「ひどい話だね・・・」  「山に化け物・・・」  「わが国の領・・・」 


鬼子(人の恨み、妬みの情が流れ込んでくる・・・。)ゴロゴロゴロゴロ 

鬼子(町はやっぱ苦手だ・・・。)ゴロゴロゴロ 

 --------- 
町外れの山道 

鬼子(もう誰も見てないな?)キョロキョロ

鬼子(樽転がして山越えは無理だわ)ヒョイ 

鬼子(面が樽にあたる・・・)ゴッゴッ


後始末とやらが終わったのか少女が町へ降りて行く。 

危機感…。思わず手を面にかける。 

影が歩いているのではないかと思う程、希薄な存在感。 

だが愛らしい顔立ちとは裏腹に、見たものは不吉な予感に見舞われる、見なければ良かったという印象を。 

自分は強い、いざとなったらどうにでもなると思っている鬼子ですら 

冷たい感覚を振りまく相手に、出来ることならこちらに気づかずに去ってくれと願っていた。 

鬼子(行ったか・・・樽抱えたまんまじゃ厄介だな) 

鬼子(さっさと帰ろう)ヒョイ 

樽を両手に担いで駆け足で山を登る鬼子の背中を、冷たい少女が見下ろしていた。 

中華「・・・」 


 ----------- 
庭 

小日本「そろそろ鬼子さまが帰ってきますよ」 

幽霊「そう・・・把握」 

小日本「お風呂たいてきますね、幽霊さま入りますか?」 

幽霊「いや、遠慮。・・・一番風呂は一番働いた者の権利」 

小日本「では鬼子さまの着替え用意してきます」 

幽霊(家事全てを遂行。色魔の面倒。だが自分が一番とは思わない、謙虚) 

鬼子「おお幽霊!よく来たな」 

幽霊「お邪魔してた、待機」 

鬼子「え?西洋は?」 

幽霊「寝ている、私が気ぜt」 

鬼子「まだあいつ寝ているのか!おい!!西洋!!!」ガラガラ

幽霊「・・・早計」 

           オイ!ナンデダイドコロデネテンダ!!>


 -------------
居間 

鬼子「だいたい他人の家で一日中寝てるやつがあるか」 

西洋「ちゃんと朝起きたわよ?起きて小日本を愛でてたら、時を越えて鬼子が目の前にいたのよ」 

鬼子「寝てたんだろうが!!後箸で人を指すな!」 

小日本「アハハ・・・」チラ 

幽霊「・・・」モグモグ 

西洋「幽霊?あなた何かしたでしょ?」 

幽霊「さぁ・・・不可解な現象」モグモグ 

西洋「前と一緒で一日中寝てたのになんか疲れてるわ、呪いとかじゃないでしょうね?」 

幽霊「心配無用、魂・・・に直接、衝撃、揺さぶって昏倒」モグモグ 

西洋「やっぱあなたじゃない!!」 

小日本「西洋さまお料理が冷めてしまいますよ?」 

西洋「ほんとあなたイライラするわ」ズズー  


鬼子「あ、そうだ。今日買い物から帰る途中にだな」 

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小日本「おケガはなかったのですか?」 

鬼子「ああそれは問題ない」 

西洋「一緒にその女もやってくればよかったのに」 

鬼子「いや無理だろ、面被ろうかと思ったぞ」 

幽霊「中成で戦えば有利、だが塩樽は破壊、塩かき集める作業」 

鬼子「考えただけで嫌だなそれ、嫌な事いうのは西洋だけにしてくれ」 

西洋「幽霊って性格悪いわよねー?鬼子ちゃん(はぁと」 

幽霊「性癖が悪いよりは、圧勝」 

西洋「百合を侮辱したわね!」 

小日本(それだけじゃないでしょうに・・・)


 ----------
鬼子と小日本の寝室 

小日本「明かり消してよいですか?」 

鬼子「ああ、いつでもいいぞー」 

小日本「おやすみなさい鬼子さま」 

鬼子「ああ、おやすみ」 


鬼子(山中の妖魔…人と似た嫉妬の情…出来立て…) 

鬼子(寝よう…) 


 -------------
 ------- 

髯の男「でていけ!鬼め!」 

細身の男「バケモノめ殺してやる!」  

鬼子「やめて!」 

老婆「こっちにもいるよ!!」 

小日本「おにこさま」 

鬼子「走って小日本!」 

小日本「うぅ…ヒック…」 

鬼子「泣くのは後!早く!」 

「侵略者め!帰れ!」 「殺せ!」  
  「非道な民族め」   
      「・・・・・・!!」


鬼子「っっ!」ガバ 

悪意ある気配を感じ飛び起きる鬼子 

鬼子「小日本!!起きろ」バシバシ 

気配を探るべく屋内…屋外に神経を巡らせる 

小日本「ハッ、ハイ!」 

鬼子「外か」ガラガラ 

床の間から刀と長刀を掴み庭へ走る。 

小日本は自分が何をすれば一番いいのか、寝起きの頭を回転させていた。 

鼓動は速いのに考えがまとまらない。 

鬼子から譲り受けた小刀を持つ手も震える。 

幽霊「大丈夫、護衛」ポン 

小日本「わ!…びっくりさせないでくださいよぉ」ジワ  

いつからいたのか後ろに幽霊が立っていた。 

後ろは壁なのだが…自称幽霊は伊達ではないということだろうか 


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庭 

庭にでた鬼子がまず目にしたものは塀を乗り越えてくる妖魔達だった 

鬼子(塀を登る知恵はあるか…、数は…6匹か) 

鬼子(生成でも妬みを感じるな、やはり人の成れ果てか) 

先手必勝!一番に降りてきた妖魔に長刀を投げつける。 

鬼の力で投擲されたそれは、あっさりと妖魔を貫通し、塀に突き刺さる。 

胸に穴を開けて倒れる妖魔を確認し、長刀の回収に刀を抜き走る。 

二匹目…!塀にそって長刀に走ってくる。 

鬼子「昨日に比べて知恵が回るな!」ブン  

刀を二匹目に投げつけるが妖魔にあっさり避けられ、音を立てて落ちた。 

刀を拾う妖魔。 

鬼子「残念だが、夢のせいで寝覚めが悪いんだ、好機は与えんよ」


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庭 

庭にでた鬼子がまず目にしたものは塀を乗り越えてくる妖魔達だった 

鬼子(塀を登る知恵はあるか…、数は…6匹か) 

鬼子(生成でも妬みを感じるな、やはり人の成れ果てか) 

先手必勝!一番に降りてきた妖魔に長刀を投げつける。 

鬼の力で投擲されたそれは、あっさりと妖魔を貫通し、塀に突き刺さる。 

胸に穴を開けて倒れる妖魔を確認し、長刀の回収に刀を抜き走る。 

二匹目…!塀にそって長刀に走ってくる。 

鬼子「昨日に比べて知恵が回るな!」ブン  

刀を二匹目に投げつけるが妖魔にあっさり避けられ、音を立てて落ちた。 

刀を拾う妖魔。 

鬼子「残念だが、夢のせいで寝覚めが悪いんだ、好機は与えんよ」 

すでに長刀を回収した鬼子に首を刎ねられていた。


刀を回収し、長刀を構える。 

屋内に入ったのが2匹見えた。 

鬼子(幽霊が中にいるから小日本は大丈夫だろう) 

風呂に入り飯を食い、睡眠を取り壁をすり抜け、不可思議な攻撃を繰り出す不思議の塊に任せれば問題ないだろう。 

そんな幽霊は聞いたことがないと追求しても、頑として自分は幽霊だと言って聞かない。 

鬼子(西洋は…寝てるかな)ハハ 

呆れ笑いを浮かべ3匹目を両断する。 

実力差が判断できる知恵もあるのだろう4匹目が来た道を戻っている。 

妖魔「ギイィィ!!」 

ごぉうっっという音を立てて炎に包まれる妖魔。 

萌えながらのたうち回るその様を見下ろす冷たい少女。 

中華「随分と知的な鬼がいたものね」


鬼子「お前はっ!!」サッ 

今回は頭にかけてある面をすぐに被る。 

中成。生成よりも一段と鬼としての本質、般若の面に蓄積された嫉妬の情念を現す。 

面を受け継いだ当初は嫉妬の情に飲み込まれそうになり、持つことさえ嫌で堪らなかった。 

だがこの少女を前にしてそんな事も言っていられない。 

呪詛の様な妬みが直接脳内に響き渡る中、鬼子は問う。 

鬼子「まともに会話ができそうだな?」 

面で篭った声に答える少女 

中華「始めまして、古来よりこの国を見ている者、中華と申します」 

鬼子「率直に聞こう、なんの用だ」 

中華「用はないわ」 

鬼子「用もないのに妖魔をけし掛けるのか!」 

意図の読めない相手と脳に響く恨み言のせいでつい声を荒げる。


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最終更新:2010年12月13日 01:37
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