【変数】
シェル変数
シェルに固有の環境変数。
Windowsではレジストリに相当。
シェル変数はカレントシェルプロセスにしか適用されない。
環境変数
シェル変数の一つ。
システムを効率よく利用するために、システムの属性や設定を記録している変数。
ユーザそれぞれに環境変数が用意されており、ユーザごとにカスタマイズすることも可能。
環境変数はシェルの子プロセスにも適用される。
==============================
◆set◆
概要
シェル変数と環境変数を表示する。
書式
set <オプション>
==============================
◆export◆
概要
シェル変数を環境変数に切り替える。
環境変数を新規作成・変更する。
書式
・シェル変数を環境変数に切り替える:export <変数名>
・環境変数を新規作成・変更する:export <環境変数名>=<値>
※変数名の頭に「$」は不要。
オプション
・なし:エクスポートした環境変数を変更します
・-n:エクスポートした環境変数を削除する(=unsetコマンドと同じ)
・-p:エクスポートした環境変数を一覧表示する
==========================================================================================
環境変数PATH
絶対パスを指定することなくシェルからコマンドを実行・検索する際に利用できるディレクトリを示している。
※環境変数PATHを出力するコマンド
echo $PATH
printenv PATH
※環境変数PATHに内容を追加するコマンド
PATH=$PATH:追加したいディレクトリ
メタキャラクタ
メタキャラクタとは、シェルによって特別に解釈される文字のこと。
・*:ワイルドカード(任意の数の任意の文字)
・?:ワイルドカード(任意の1文字)
・[]:括弧内の文字列中の任意の一文字
・[^]:括弧内の文字列に一致しない任意の一文字
・':囲まれた部分が文字列である事を示す(一切のメタキャラクタを無視します)
・`:囲まれた部分にコマンドや変数があれば、コマンドや変数を実行した結果が展開される
・":囲まれた部分が文字列である事を示す($と`はメタキャラクタとして認識します)
・\:次の文字がメタキャラクタの場合、メタキャラクタとしての特殊な意味を無視する
・コマンド1 ; コマンド2:コマンド1に続いてコマンド2を実行する
・コマンド1 && コマンド2:コマンド1が正常終了した時にコマンド2を発行する
・コマンド1 || コマンド2:コマンド1が失敗した時にコマンド2を発行する
・( コマンド1 ; コマンド2 ):一つのコマンドグループとして実行する(sh、bash、csh、tcshで使用可)
・{ コマンド1 ; コマンド2 ;}:一つのコマンドグループとして実行する(sh、bash のみで使用可 )
・~:ホームディレクトリを示す
・.:カレントディレクトリを示す
・..:カレントディレクトリの上の階層を示す
【設定ファイル】
.bash_profile
各ユーザのホームディレクトリに配置されているbashシェル用の設定ファイル。
ログイン時の環境変数の設定が行われるファイルで、ログイン時にのみ実行される。
.bashrc
ログイン時に<.bash_profile>から読み込まれるという形で実行される。
また、別のシェルが起動したときにも実行される。
/etc/shells
使用可能なシェルが記載されている。
コマンド:ps $$
現在使用中のシェルを確認する。
【コマンド】
◆echo◆
概要
与えた文字列を画面に出力する。
書式
echo <オプション> <文字列>
echo --help または --version
オプション
・なし:一行で出力します
・-e:文字列中のエスケープ文字を有効にします
・-n:行の最後で改行をしません
・--help:簡単なヘルプを出力します
・--version:バージョン情報を出力します
備考
echoコマンドで環境変数の内容を出力する場合、該当する環境変数の前に「$」を付与する。
例)echo $HOSTNAME
echo "$HOSTNAME"
==========================================================================================
◆uname◆
概要
現在使用しているシステムの情報を表示する。
書式
uname <オプション>
オプション
・なし:OSの名称を表示します(-sと同じ)
・-a(--all):すべての情報を表示します
・-m(--machine):
ハードウェアの種類を表示します
・-n(--nodename):ホスト名を表示します
・-r(--release):現在使用しているカーネルのリリース番号を表示します。
・-s(--sysname):OSの名称を表示します
・-v:OSのバージョンを表示します
・-p:プロセッサ(CPU)の情報を表示します
・-i:プロセッサプラットフォームの情報を表示します
・-o:OSの詳細を表示します
・--help:コマンドの使用法を表示します
==========================================================================================
◆man◆
概要
コマンドについての詳しい説明を表示する。
書式
man <オプション> <セクション> <キーワード>
オプション
・なし:コマンドや単語についてのmanページを表示します。
・-M:manページを検索するディレクトリを指定します。
・-a:マッチした全てのページを表示します。
・-d:デバッグ情報のみをまとめて表示します。
・-h:ヘルプメッセージを表示します。
・-f:キーワードと完全に一致した名前を含むデータを表示します。(=whatisコマンドと同じ)
・-k:キーワードの一部に一致した名前を含むデータを表示します。(=aproposコマンドと同じ)
セクション
セクションを指定すると、明示的に指定したセクションのmanページを参照する。
指定しないと、セクション番号の小さいものについてのmanページを参照する。
1:ユーザーコマンド
2:システムコール
3:ライブラリ関数(サブルーチン)
4:スペシャルファイル
5:ファイルフォーマット
6:ゲームプログラム
7:マイクロパッケージ、
プロトコル、ファイルシステムなど
8:管理コマンドと特権コマンド
9:カーネルルーチン
==========================================================================================
◆whatis◆
概要
キーワードと完全に一致した名前を含むデータを表示する。
man -f <キーワード> と同じ。
==========================================================================================
◆apropos◆
概要
キーワードの一部に一致した名前を含むデータを表示する。
man -k <キーワード> と同じ。
==========================================================================================
◆env◆
概要
環境変数の内容を表示・作成・変更・実行する。
書式
・環境変数をすべて表示する:env
・環境変数の値を変更する:env <環境変数=値>
・環境変数の内容を実行する:env <オプション> <$環境変数>
・環境変数を設定してからコマンドを実行する:env <オプション> <環境変数=値> <コマンド>
オプション
・-u <環境変数名>:指定された環境変数がすでにあれば削除します(=unsetコマンドと同じ)
・--help:簡単なヘルプを表示します。
・--version:バージョン情報を表示します。
==========================================================================================
◆more◆
概要
テキストファイルの内容を画面に表示する。
表示が複数画面に渡る場合は、前画面に戻ることができない。
ファイルはスペースで区切って複数の指定ができるほか、ワイルドカードも使用できる。
書式
more <ファイル名>
<コマンド> | more
オプション
・-[行数]:一度に表示する行数を指定する
・+/[パターン]:パターン検索をして、そこから表示を開始する
・+[行数]:表示開始行を指定する
・-d:ページ停止時にメッセージを表示する
・-f:表示画面の行数ではなく、論理行数でカウントする
・-l:改ページでの中断を行わない
・-p:最終行からデータを表示する
・-s:空行の連続をまとめる
・-u:下線を表示させない
操作方法
・SPACE:次のページへ進む
・Enter:一行だけ進む
・q, Q:終了
・=:現在の行番号を表示する
・h, ?:ヘルプを表示する
・/[パターン]:パターン検索をし、移動する
==========================================================================================
◆less◆
概要
テキストファイルの内容を画面に表示する。
表示が複数画面に渡る際に、前画面に戻ることができる。
書式
less <ファイル名>
<コマンド> | less
オプション
・-a:検索を画面に表示されている行の後から開始する
・-b [number]:バッファ数を指定する
・-B:自動でバッファを確保する
・-c:続けて画面の先頭から再表示する
・-C:画面をクリアして、画面の先頭から再表示する
・-d:エラーメッセージの表示を減らす
・-e:最終行で自動的に終了させる
・-f:ファイルを強制的に開く
・-F:検索時に一致部分を反転させない
・-h [number]:前の画面に戻れる行数を制限する
・-i:検索時に大文字・小文字の区別をしない
・-j [number]:検索の開始行を指定する
・-m:プロンプトのスタイルを指定する
・-n:行数を制限する
・-o [file name]:パイプ("|")と併用して、入力をファイルへコピーする
・-O [file name]:パイプ("|")と併用して、入力をファイルへコピーする(強制的に上書きする)
・-p [パターン]:パターンと一致した行から表示する
・-r:制御文字を解釈する
・-s:連続する複数の空白行をまとめて一つの空白行にする
・-S:画面からはみ出す行を折り返さずに切り飛ばして表示する
・-u:バックスペースやタブなどを制御文字として扱う
・-w:最終行の後にチルダではなく空白行を表示する
・-x [number]:タブ位置を指定する
・-y [number]:後ろの画面に戻れる行数を制限する
・-z [number]:スクロールする行数を指定する
・-?:ヘルプを表示する
移動コマンド
・f, Ctrl+F, Ctrl+V, SPACE:n行(1ページ)先へ進む
・b, Ctrl+B, ESC+v:n行(1ページ)前に戻る
・e, Ctrl+E, j, Ctrl+N, Enter:n行(1行)先へ進む
・y, Ctrl+Y, k, Ctrl+K, Ctrl+P:n行(1行)前に戻る
・z:n行先に進む(最初に10zなどと、値を設定する)
・w:n行前に戻る(最初に10zなどと、値を設定する)
・g:先頭行へ移動(数字があれば、先頭から指定行数へ移動)
・G:最終行へ移動(数字があれば、最後から指定行数へ移動)
検索
・/[パターン]:現在位置からパターン検索をし、移動する
・?[パターン]:現在よりも前に対してパターン検索をし、移動する
・n:検索を再実行する
・N:逆方向に検索を再実行する
その他
・r, Ctrl+R, Ctrl+L:画面を再表示する
・q, :q, :Q, ZZ:終了
・=:現在のファイル名を表示する
・h, ?:ヘルプを表示する
最終更新:2011年12月10日 15:44