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鶴来級


概要

 鶴来級とは、アジア・ヨーロッパ自由条約機構(Treaty organization of Asia and Europe for Freedom、T.A.E.F)とアメリカ国家連合機構(Nations Organization of American Continent、N.O.A.C.)の間で、2045年の中華危機を発端として勃発した第二次冷戦において、T.A.E.F.陣営の盟主である日本連合帝國が、首都圏防衛軍兼緊急即応軍である近衛軍の中核戦力として2050年代に建造した、(メガフロートを除けば)人類史上最大の艦艇である(日本連合帝國は基本的に島国であるため、海上または空中での迎撃が基本方針とされているので、海軍力増強が軍拡の基本である)。

種別

 鶴来級の種別は「重打撃戦闘空母(Battle AirCrafts Nest)」である。これは同級が従来の戦艦並みの砲撃戦闘能力と、航空母艦並みの航空兵器運用能力を持ち、(少なくとも速力に限れば)メガフロートを軽く凌駕する機動性を持っていることに由来している。

規模

 鶴来級の全長は520メートル、全幅は168メートル、総排水量は52万トンに及ぶ。

構造

 鶴来級は双胴船であり、その中でも半没水型双胴船に近い構造である。両舷の前後は左右の胴体をつなぐ構造物から出っ張っており、上からシルエットを見ると縦棒の上側(前方)が長く、またかなり太い横棒で繋がった部分が外へと膨らんで見える、左右対称のH型をしている。海面下へ没する艦首は後方へと下に向かって斜面を形成しており、バルバス・バウはない。造波抵抗対策に関しては主機の項目を参照。
 艦体は右舷が戦艦エリア(バトルエリア)、左舷が空母エリア(ネストエリア)となっており、中央胴体構造物(左右を繋ぐH字の横棒部分)は、甲板上に艦橋が置かれ、甲板表面は防空兵器とVLSで埋め尽くされている。その直下は居住エリア(ホームエリア)及び左舷の空母エリア格納庫と通じている予備機格納庫となっている。
 甲板高は戦艦エリアが14.5メートル、空母エリアが24メートルである。当然ながら戦艦エリアに搭載された主砲群は左舷へ射撃する際は仰角を大きく取らねばならず、また飛行甲板上の艦載機や作業員に多大なる被害が及ぶことから、事実上鶴来級の左舷砲撃能力はゼロも同然である。
 空母エリアは(日本連合帝國での)通常型の空母をそのまま、高さをやや小さく、幅を大きく、そして全長をかなり大きくスケーリングしたような形である。通常の空母での右舷艦橋付近を、中央胴体構造物が占めている。航空機用エレベーターは(左舷胴体の)右舷前方に2基、右舷後方やや前寄りに2基、左舷後方に1基の計5基。カタパルトは前方に2基、左舷アングルドデッキに3基の計5基である。
 戦艦エリアは、空母エリアの甲板を左右反転してそのまま高さだけ9.5メートル下げたような形状をしている。主砲の前方の第一砲塔から順に3段の段を登って空母エリアと同じ位置、高さにおいて中央胴体構造物を接続している。
 また両舷側とも左右対称の位置に、日本連合帝國艦艇の例に漏れずハリネズミの如き無数の近接防空砲兵装で埋め尽くされている。

主機

 鶴来級の主機は核融合炉で、中型艦艇用のものを多数搭載することで冗長性と総出力を高めている。
 炉の数は前方から順に、
  • 左:武装系統1基、推進系統1基、予備系統1基、武装系統1基、予備系統1基、推進系統1基
  • 右:推進系統1基、予備系統1基、武装系統1基、予備系統1基、推進系統1基
  • 中央:電探・電算・居住区系統1基、予備系統2基
 以上の計14基である。
 推進系統の核融合炉は左右胴体間で同調運転されている。燃料である水素は、炉の冷却水として取り込まれる海水の一部を電気分解して取り出したものを利用しているため、事実上無補給で半永久的に完全な自給自足が可能である。
 航行時は主機である核融合炉ののため気化した海水の高圧水蒸気(と気化により残される塩分も含む)を、核融合炉の豊富な電力でさらに加熱し高圧化したものを前部4列、中央4列、後部4列のウォータージェットとして噴出し、最大30ノットを発揮できる。また低速航行時は別に備えられたスクリュープロペラ(不使用時は艦内へ格納される)を備える。図体のでかさと双胴構造から、鶴来級の旋回性能は著しく悪い(特に高速航行時)。
 造波抵抗軽減のため、高速航行時は主機の余剰出力により(これは核融合炉が冗長性を求めて多数搭載された結果、総出力が普段から余剰しているからでもある)、艦内で生成した水蒸気(と海水の蒸発で残される不純物)を前面~下面に対して推力方向へと展開し、抵抗を軽減している。

武装

 鶴来級の固定武装は以下の通り。
  • 右舷
  ・主砲:46cm60口径連装電磁補助加速砲×5(前方3、後方2)
  ・副砲:30cm65口径単装電磁補助加速砲×4(前方2、後方2)
  ・近接防空兵装:
    ・128mm連装両用砲×12
    ・OTOメララ76mmスーパーラピッドII改単装砲×12
    ・30mm連装近接防御多銃身機関砲×16(4×4セット)
    ・25mm近接防空レーザー機関砲×6
    ・28連装近接防空誘導弾発射機×6
  ・垂直誘導弾発射機:
    ・120セル(4×10×3セット)
  ・対潜兵装:
    ・8連装短魚雷発射管×4
  • 左舷
  ・近接防空兵装:
    ・128mm連装両用砲×12
    ・OTOメララ76mmスーパーラピッドII改単装砲×12
    ・30mm連装近接防御多銃身機関砲×16(4×4セット)
    ・25mm近接防空レーザー機関砲×6
    ・28連装近接防空誘導弾発射機×6
  ・垂直誘導弾発射機:
    ・120セル(4×10×3セット)
  ・対潜兵装:
    ・8連装短魚雷発射管×4
  • 中央
  ・索敵兵装:
    ・99式改3甲超長距離対空フェイズドアレイレーダー×4(1面120度×4面)
    ・87式改5丙対空・対水上フェイズドアレイレーダー×4(1面120度×4面)
    ・50式改80.1乙型汎用レーダー×3
  ・電波妨害兵装:
    ・06式改3甲電子戦システムアレイ×4
  ・抗電波妨害兵装:
    ・99式改7乙抗電子戦システムアレイ×4
  ・近接防空兵装:
    ・30mm連装近接防御多銃身機関砲×12(2×6セット)
    ・25mm近接防空レーザー機関砲×8
  ・誘導弾垂直発射機:
    ・240セル(4×10×6セット)
  ・対潜兵装:
    ・8連装短魚雷発射管×2
    ・8連装爆雷投下管×4
  • 航空部隊(左舷格納庫及び中央胴体構造物内格納庫に全機格納)
  ・1個洋上航空師団(定数175機+予備5機)
    ・3個制圧飛行小隊(艦上制圧戦闘機5機×3個小隊=15機)
    ・3個制空飛行中隊(艦上制空戦闘機5機×3個小隊×3=45機(+予備5機))
    ・3個攻撃飛行中隊(艦上戦闘攻撃機5機×3個小隊×3=45機)
    ・2個支援飛行小隊(艦上電子戦闘機5機×2個小隊=10機)
    ・2個偵察飛行小隊(艦上戦闘偵察機5機×2個小隊=10機)
    ・1個監視飛行中隊(艦上早期警戒機5機×3個小隊=15機)
    ・1個輸送飛行中隊(艦上輸送機5機×3個小隊=15機)
    ・1個対潜飛行中隊(対潜旋翼機5機×3個小隊=15機)
    ・1個救難飛行小隊(汎用旋翼機5機×1個小隊=5機)
  • ABF部隊(中央胴体構造物内格納庫に全機格納)
  ・4個機甲小隊(定数20機+予備5機)
    ・2個歩戦機小隊(人型歩行戦術戦闘機械5機×2個小隊=10機(+予備5機))
    ・2個歩戦機支援小隊(人型歩行戦術戦闘支援機械5機×2個小隊=10機)

鶴来級一覧

  • 鶴来級重打撃戦闘空母1番艦「鶴来(TSURUGI)」
  • 鶴来級重打撃戦闘空母2番艦「鴇和(TOKIWA)」
最終更新:2009年05月12日 20:57