「チンギスハーニーオンゴン」「チョンリン」(成陵)と呼ばれる。歴史的にチンギスハーンを祀ってきたとされるオルドス最大の見どころ。チンギスハーンの墓と言われることもあるが、正確には没したチンギスハーンを祀っているのみで、葬られた場所である可能性は低い。
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現在、一大観光地となっていて、大雑把に二つの観光地に分かれる。旅行区とチンギスハーン陵である。前者は、チンギスハーンの偉業を讃えるテーマパークで、広い敷地に博物館や広大な帝国を実感できるような作りになっている。この出口からしばらくまっすぐ歩くと後者チンギスハーン陵そのものの入口に達する。入場料はそれぞれ別で、前者が120元、後者が130元(旧正月など無料開放日もある)。極めて広い敷地内に、見るべき二つのポイントがあるということが、あまり知られていない(タクシーの運転手など)こともあるようなので、ここをしっかり伝えて間違えないようにしたい。見どころは勿論後者チンギスハーン陵そのもので、ここで待ち構えているタクシーの運転手も前者テーマパークは見る価値無しと言い捨てたが、色々見るものがあるという点ではテーマパークの方が面白かった。やはり、両方見ておきたいところ。
行き方
◆フフホトから
直接行くならば、オンシーズンであれば旅行会社手配のツアーがあり、
草原旅行とパックにして行くことも可能だろう。チンギスハーン陵だけに行くプランでも1000元くらいかかる。普通は、列車やバスで東勝に行くというのが無難だろう。
列車:フフホト~東勝間は一日二本、椅子席で40元程度。フフホトからは朝7時5分発と9時頃発があり、東勝からは2時半ごろ発と8時頃発がある。4時間半くらい。
バス:一時間に3本ほど出ていて、60~80元ほど。3時間余り。
◆包頭から
◆東勝から
タクシーなら:
駅前からタクシーが出ていて、150~250元ほど。入口まで乗りつけることが出来るという点で便利。帰りのために電話番号を控えておくと良い。
バスなら:
駅前の通りを南へしばらく行くと、オルドス南バスターミナルがあり(駅前から市バスで行くことも可能だが路線の最新情報が不明、歩きでは遠い)、そこからチンギスハーン陵行きのバス(1時間に一本)に乗ることができる。チンギスハーン陵行き(チンギスハーン陵門)は23元だが、
絶対に乗ってはいけない。そのひとつ前の駅
「イーチー(エジェンホロ旗)」まで17元のに乗ること。チンギスハーン陵域ではイーチーに付いたところで1時間停車するので、時間を大きくロスする。時間のよみにくい安旅行では、絶対に避けなければならない。チンギスハーン陵門で降ろされても、そこからまた結局タクシーに乗って入口まで行かなければならない(一台あたり20元)ので、イーチーで降りてそこからタクシーで入口まで付けてもらうのが無難。
遊び方
チンギスハーン陵門から入口へ付けてもらう場合の注意として、中に二つの部分があるという点を知っておかねばならない。行く場合は、(時間にもよるが)「門」から近く道一本で行ける「博物館」のある、「観光地」の方に付けてほしいというのがポイントである。
最終更新:2013年01月06日 23:31