トイレ

旅行で・生活で、気になるのが水回り。お風呂は最悪我慢できたとしても、トイレはどうしても我慢しきれません。中国/内モンゴルにおけるトイレ事情について簡単に紹介します。

基礎知識

  • ニイハオ・トイレ
「中国のトイレには扉が無い」というのは、多分に事実です。大都市ではそんなことはない、と考える人もいるかもしれませんが、大きな町でもまだまだ個室に扉がないか、あるいは扉を必要でないと考えている人はたくさんいるようです。個室の閉塞感を嫌うのかもしれません。

慣れてしまえば、扉が無くとも、何も人だってジロジロ見たりはしてきませんから、堂々と構えるようにしましょう。

ここでいう「扉の無い」には、いくつかの種類が含まれています。
 ①そもそも個室でない。敷居はあるが、低いので頭は出る。
 ②個室になっているが扉が無い、外れている。
 ③扉はあるが、鍵が無い、壊れている。
で、もちろんこれらは集合タイプのトイレのことです。大通りに面した、あるいは飲食店の小さなトイレの中が、非利用者にまで見られてしまうというわけではありません。

扉を開けておくのは、「中に人がいる」ということの表示でもあります。ノックの習慣の有無は不明ですが、利用時には中に人がいるか確認しましょう。

  • 洋式・和式
公衆トイレでは、いわゆる和式が多いです。空港や高級ホテルなどでは洋式も見られます。また一般家庭では洋式が多いかもしれません。注意すべきは、洋式なのに便座が無いトイレがあることでしょうか。

  • トイレットペーパー
  • 普通は、設置されていません。空港や高級ホテル、比較的良い目の飲食店にはペーパーが設置されていることもありますが、例外と考えましょう。基本的に紙は各自常に手にしておく必要があります。

  • 普通は、紙を流してはいけないようです。一般にトイレ個室にはごみ箱が設置されていますので、そこに使用済みの紙を捨てるようになっています。

  • 水圧は何故か強力なところが多いです。流したあと、脚にかかったりしないように気を付けてください。

  • 逆に水が止まっているとか、もともと水が出ないようなところもあります。

旅行で

  • ホテル探しで
トイレ含め水回りのチェックをしましょう。ネット予約では確認できませんので、口コミを利用するしかありません(ホテル側の説明は一切宛てになりません)。

  • 水の流れは良いか
  • 掃除は行き届いているか
  • (シャワーの)水はけは良いか

などは基本的な事項ですが、最も注意すべきは

  • トイレは客室から隠れているか

です。上述「ニイハオ・トイレ」の文化だからなのかわかりませんが、大きなホテル、ちゃんとしたホテル含め何故か「トイレが客室(ベッドとかある部屋)から丸見えになっている」ことがままあります。ガラス張りなのです。やっぱり閉塞感が嫌いなのでしょうか。ちゃんとしているホテルなら、ブラインドのようなもので隠せる場合もありますが、たまに無いホテルもあります。確認しましょう。

安宿で、個別のトイレが無い場合は次のような点に注意しましょう。

  • 男女分かれているか
  • シャワーと一緒になっているのか
(他人がシャワー利用中は使用不可であるとか。シャワーがなくても洗面所で髪を洗う人も)
  • 衛生状態
  • 客数に対してトイレの絶対数
  • そもそも使用可能かどうか

  • 移動中
  • 長距離バス
夜行バスにはトイレがついているものもあります。しかしトイレつきでも使用不可の場合があります。2~3時間程度の距離だとトイレ休憩がとられないケースもあります(実際高速道路などどうしても途中で止められないようなところを通る場合もあります)。また、トイレ休憩があったとしても降りた場所にトイレが無い場合もよくあります。トイレが心配な場合、バスはあまりお勧めできません。

  • 汽車
トイレの面からすると、汽車のほうが便利です。各車両に一つはトイレがあります。トイレの使用中かどうかは表示がでるので遠くからでも確認できますが、並ぶ時間帯もありますので注意しましょう。また、停車中は使用できません。国内線なら和式です。トイレに落ちたものはそのまま車外に流されてしまいますので、気を付けてください。

  • 市内で
公衆トイレはわりとありますので、あらかじめ位置を確認しておきましょう。大きなデパートや大きいホテル、大きいレストランや外資ファーストフード店ならトイレが期待できます。大学や大きなデパートのトイレは、扉やきれいさの点で心配な人は利用しにくいかもしれません。

  • 田舎で
一般家庭でもトイレがないことがありました。汚い公衆トイレや何もないところでする術がないと厳しいかもしれません。厳しければ、きちんとしたホテルに宿泊することを選びます。

  • 草原で
草原でも固定家屋があり、壁つきのトイレを使用している家庭もあります。そういうのが無い場合や、草原の移動中には草原で用をたすことを学ぶ必要があります。一般に家の裏、丈の高い草陰に行けば、心配はありません。冬場は服を着こんで外に出ましょう。夏場は蚊や蠅に気をつけましょう。風が強い日は他の人が使った紙が飛んでくることもあるので気を付けてください。
ツーリストキャンプなら推薦のトイレが用意されていることもあります。

  • その他
体調を壊さないように、こまめにトイレを済ませておきましょう

暮らしの中で

ほとんど上記に準じますが、家探しの前にとくにトイレを確認しておきましょう。
トイレの水を流す装置に問題がないか、排水溝は臭わないか、など。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年03月12日 22:10
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。