自分が生まれた時のことって、覚えてる?

気付いたらそこにいて、司令官に挨拶して。

自分は艦娘という存在だってことが始めからわかっていて、いつの間にか深海棲艦と戦うことになっていて。

それに何の疑問も持たなかった。

ここに来る前は鎮守府での日々が当たり前で、深海棲艦からみんなの海を取り戻すために頑張っていたわ。

司令官や妹達、他の艦娘も子ども扱いしてくるところがあるけれど、今となってはみんなと鎮守府で過ごした日々は絶対に手放したくない、大切なものなんだと思う。

それがいつまでも続くと思っていたし、できるなら今すぐにでも戻りたいと思うわ。

だから、想像することもできなかった。

深海棲艦との戦いが終わったら、自分はどうなるんだろうって。








もはや光と呼べるものは少なく、活動を続けている者はいない夜の街で、数多の火花が散っていた。

「す、すごい…」

そのあまりにも規格外な光景に魅了されたかのように、それを見ていた小柄な少女から感嘆の言葉が漏れだした。
片や少女の上官に当たる人物の着る二種軍衣のような軍服を身に纏った男。片やアーチ状に曲がった曲剣を身体の一部のように操る異国の鎧を着用している男。
その二人が、少女を巡ってこの深夜の街で激突していたのだ。
その戦闘は日夜正体不明の敵――深海棲艦と戦い、その過程で武勲を立てていった一部の艦娘を彼女らの背後で見てきて目の肥えていた艦娘の少女――暁の目をしても、
これほどの極上の矛と盾がぶつかり合うような戦神同士の戦いがこの世にあったのかと言わんばかりの驚嘆と興奮を禁じえなかった。

暁がその二人の方へ改めて目を向けた今も、軍服の男が音を立てずに鎧の男へ接近し、空中を舞いながら身体を捻り回し蹴りを鎧の男へ打ち出した。
音が立たなかったの理由は単純で、その速度が音速を軽く超えていたからだ。男の軍服からは電気が流れ、もはや人の域とは思えぬ身体能力を発揮していた。
それを鎧の男は曲剣を自在に操りこれを防ぐ。そしてその脚と曲剣が打ち合った瞬間、轟音と共に衝撃波が発生し、直下のアスファルトにヒビが入り、突風が吹き荒れた。
暁はその十歳にも満たないような小さな身体が錨のマークのある帽子ごと吹き飛ばされそうになり、思わず傍にあった電柱につかまる。
着ていたセーラー服がはためき、必死に帽子を押さえつつ電柱の影から二人のとこの戦いを見届けようと、暁は再び対峙する二人の英霊を見た。

「まさかあと一歩のところで貴様が来るとはな…」
「自分が従者としてここにいるのならば、主君を守るという務めも果たさねばならん。退かぬというのであればお前を消す」
「アーチャー…」

暁にはあまりに突飛した状況に置かれていたせいか、自身を守ろうと戦う軍服の男ことアーチャーが自分のサーヴァントであるという感覚が未だに湧かなかった。
何せ自分でも気付かない間に、鎮守府での生活が昭和五十五年の冬木での生活に変わっていたのだ。
寝ている合間か、起きている合間か、あるいは遠征中か出撃中か…一体どの瞬間をトリガーに環境が変わったのかすらも曖昧だ。
自分が住んでいるのは冬木ではなく、数多くの艦娘が寝泊りする鎮守府の宿舎である。
しかし、聖杯戦争という本来なら聞いたこともない戦争のルールを、暁は「なぜか」知っていた。
元々暁は妹達――同型の艦娘や提督と共に鎮守府で生活を送り、
人類の海を脅かす深海棲艦の棲地へ出撃し、上司にあたる艦娘と遠征して資材を鎮守府に届ける毎日が続いていたはずだ。
一応、暁の従事していた戦争とは全く異なる戦争に巻き込まれたことだけは理解できた。

困惑に困惑を重ね、暁にできたことは他のマスターに悟られないように平然を装うことだけであった。
うまく隠せていたように見えたのも束の間、不運にもサーヴァントによる無辜の民を殺害する場面に遭遇してしまい、主従に捕捉されてしまう。
現場から一人逃げていたが、サーヴァントの速力に勝てるはずもなく、追撃を受けたのが数十分前のことだ。
相手方の言うように間一髪のところでアーチャーが召喚されたことで即脱落は免れることはできたが。

「…沈黙はまだ継戦意思があると見なすが?」

しばらくの間、暁もアーチャーも鎧のサーヴァントも声を発さず、緊迫した気配が夜の街の一角を支配していた。
痺れを切らしたのか、アーチャーは帯電し、何かを撃ち出そうとしているのかその拳を相手に向けながら問いかける。
しかし、鎧のサーヴァントは答えない。アーチャーと暁の様子を窺いつつ、いつでも動けるよう剣を構えながら別の何かに耳を傾けているようにも見える。

「電光弾!」

このままだんまりを決めると判断したのか、アーチャーはその拳から高圧な電力を孕んだ電気の弾を撃ち出した。
高熱で、耐熱合金製の装甲すらも容易く溶かしてしまう電光弾が、超速で鎧のサーヴァントに飛来する。
だが、それが当たることはなく、鎧のサーヴァントは寸でのところで霊体化し、その場から離れていった。この場から退くことを選択したらしい。
目標を失った電光弾は民家の塀に着弾し、その地点の周囲には焦げた跡と、塀が地面ごとドロドロに溶けて小規模なクレーターができていた。

「逃げた…?」
「一先ず事態を切り抜けたと考えていい。敵襲に遭っていたようだが、無事か?」
「もっちろん!あんなのへっちゃらだし!ってそんなことより、これってもしかしなくてもマズいんじゃないの!?」

もう脅威は去ったと判断し、暁は自分のサーヴァントとなった男の元へ駆け寄るが、安心も束の間、その表情には焦りと「やってしまった」といわんばかりの諦観が混ざっている。
何せ、アーチャーの放った攻撃が無辜の冬木の民家に損害を出してしまったのだ。
それだけでない、先ほどの鎧のサーヴァントとアーチャーの戦闘の余波によって、折れて機能を失った信号や穴ぼこが開いて下水道と直通してしまったアスファルトなど、
見るも無惨な惨状が付近一帯に広がっている。
民家の持ち主始め近所の住民にしてはたまったものではないだろうし、自分のサーヴァントの仕業ですとはとても言えない。
そもそも先ほどの状況を嘘で塗り固めて説明できるほど暁は賢くない。

「確かに、じきに近くの住民が騒ぎを聞きつけてやってくるであろう。その前に場所を変えるぞ」

アーチャーも此処にいることは好ましくないことに同意した。
暁は大人の叱責から逃れようとする子供のように、自分達が下手人と疑われぬよういち早く逃げようと走り出そうとした――が。

「…ふぇ?」

その直後、暁はその小柄な体躯に妙な浮遊感を覚え、素っ頓狂な声を上げてしまう。
お腹にはほんの少しだけ圧迫感がある…その正体を見るために下腹部へ目線を映すと、アーチャーの腕があった。
アーチャーは自分を脇に抱えているのだ。

「な、な、な、何するのよ!降ろしなさい!降ーろーしーてー!」
「ここから離脱する。それなりの高度まで跳ぶことになるだろうが、少しばかりの辛抱だ」
「飛ぶって、どうやって!?そんなことより暁を抱えるならこんな持ち方やめてよね!こんなの全然レディーらしくな――」

暁が言い終わる前に、アーチャーは所持している宝具『電光機関』を使用して自身の身体能力を極限にまで引き上げる。
その影響か、静電気によってただでさえ広がっていたアーチャーの髪がさらに横へ浮き上がった。
そして、膝を屈めた後に地面をしっかりと踏みしめた後に、冬木上空へと跳躍した。

「ぴゃああああああああああっ!?!?!」

アカツキは家屋の屋根から屋根を転々と跳躍していく。
あっという間に先ほどまでいた地点が豆粒のようになってしまった。
実際のところ、暁は跳ぶことを飛ぶと間違えており、本当にアーチャーが空高くへ行ってしまうとは思ってもみなかった。
それゆえに地面が離れていく光景と暁の身体にかかる風圧に、思ってもない悲鳴を上げた。
光が点々と並ぶ冬木の夜景を眺める暇もなく、暁は帽子を押さえながら泣き声を上げ続けるしかなかった。








「アーチャーのばかばかばかぁっ!すっごく怖かったんだから!死んじゃうかと思ったんだからぁっ!」
「…流石にあれはただの小娘には些か厳しすぎたか。怖がらせてしまったのなら、この通り謝ろう」
「ここ、小娘言うな!」

無事に雑草の生い茂る空き地に降り立ったはいいものの、暁には相当堪えたらしく、その場にへたり込みながら涙目でアーチャーに抗議する。
どうやらこれはへっちゃらではなかったようだ。
その後もレディーの扱いがどうだの、アカツキから見れば暁が小娘にしか見えないだの、暁がレディーか否かだので暁が腹を立てることもあったが、
ようやく落ち着ける場所に腰を降ろせたこともあり、暁とアーチャーは互いのことを話し合うことになった。

「暁よ。重ねて言うけど、一人前のレディーとして扱ってよね」
「お前も既にわかっているだろうが、職業は弓兵…アーチャーだ。真名は…そうだな、自分が英霊となった以上、伝承に従うならば『アカツキ』と名乗るべきか」
「うん!よろしく――え、あ、『アカツキ』?」

アーチャーの真名は暁のサーヴァントとなった縁を感じさせるものであった。
その名は、暁と同じ『アカツキ』。彼を知る人物からは『アカツキ試製一號』もしくは『試製一號』と呼ばれていた。
大戦終結から半世紀後に北極海に浮上した潜水艦から当時の姿のままで現代に甦った戦時の人間。
「任務ニ失敗セシ時は全テノ電光機関を破壊セヨ」という命令を完遂するために命を賭して戦った護国の鬼。
暁は目の前にいるサーヴァントが自分と同じ名前であるという事実に驚きと戸惑いを隠せない。

「同じ名前…」
「『暁』の名が用いられることは旧帝国軍では珍しくない。かつて陸軍には暁部隊という船舶部隊もあったからな」
「…アーチャーも軍人なの?見るからにそれっぽいけど」
「うむ、旧帝国陸軍に所属していた」

暁はアカツキを見上げて、真新しさを感じていた。
というのも、暁始め艦娘は上官に当たる提督以外に男性の軍人を見ることは少なく、陸軍所属の軍人となると深海棲艦以上に未知の存在だったからだ。
服装はやはり提督のそれと似通った部分があるが、キリッとした目や硬い表情から、堅物で融通の利かなさそうな印象を受ける。
良く言えば実直で下心がないといった方がいいだろうか。
暁はよく提督に頭を撫でられていたが、この男の人はそんなことは絶対にしないだろうと直感的にわかった。

次いで、暁は自身が聖杯戦争に参加する前に何をしていたかを話した。
鎮守府での生活に艦娘のこと、そして深海棲艦。中には提督や先輩艦娘への愚痴や妹の自慢も含まれていた。

「成程…艦艇を人型に当てはめた存在に深海棲艦か。そのように言うお前も艦娘なのだな」
「当然よ。深海棲艦に対抗できるのは暁たち艦娘だけなのよ!」

えっへんと暁は得意げに胸を張る。
――といったところで、深海棲艦との戦いのことが暁の頭をよぎった。

「…ねえ、アーチャー。聖杯を使えば、深海棲艦との戦いも、終わらせられるかな?」
「自分の記憶にある通りに取れば、不可能ではないであろうな」

暁は、今までの過程で多くの艦娘が深海棲艦と戦い、傷ついて帰ってくるのを見てきた。
暁自身も、何度か大破して鎮守府に戻ったことがある。
ボロボロになった仲間の姿を見たり、大破して轟沈の危機に陥るのは、暁であってもいい気分ではなかった。
妹の電に至っては、敵である深海棲艦も助けたいと時折姉妹や提督にこぼすことがある。
電はとても優しい。一緒に出撃した時は、沈んでいく深海棲艦を見てとても悲しそうな顔をしていた。
聖杯の力でこの戦いを終わらせれば、誰も辛い思いをしなくて済むのではないか――そう考えたのだ。

「…だが、本当に聖杯の力で解決してしまってよいのか?」
「どういう意味よ?」
「自分の聞いた限りでは、艦娘は深海棲艦とやらに対抗するための存在だ。しかし、仮にその戦いが終結して深海棲艦がいなくなれば、お前達の存在意義がなくなるのではないか?」
「……」

暁は面食らい、何も言い出せなくなった。
深海棲艦との戦争のことだけしか見えておらず、その後のことは考えたこともなかった。
艦娘とは、深海棲艦を倒すためにある。だが、深海棲艦がいなくなれば艦娘も必然的に存在理由がなくなり――どうなるのだろうか?

「それは…」
「強制はせぬ。従者は主君に従うのが務め。聖杯を狙うというのなら自分もその役目を全うしよう。
だが、お前達艦娘から深海棲艦を駆逐するという任務を取れば、何が残るのかを今一度考えた方がいい」

アカツキがこのようなことを言うのには、理由があった。
大戦時、同盟国ドイツからの新兵器を輸送任務中に、アカツキは北極海で潜水艦と共に沈んだ。
アカツキだけは積荷にあった冬眠制御装置でなんとか生き延びたが、再び目覚め、浮上した潜水艦から出ると既に半世紀もの月日が経過していた。
覚醒した時には戦争は終結し、自身もまた死亡したことになっていた。
もはやこの世界に自身の居場所も、存在理由もない。旧帝国陸軍高級技官アカツキは世界にとって過去の遺物なのだ。
全てを時の波に洗い流されてしまった。
されど、「任務ニ失敗セシ時は全テノ電光機関を破壊セヨ」という任務だけはアカツキの中に朽ち果てずに残っていた。
せめて残された使命を全うするべく、かつてのアカツキは行動を開始した。

アカツキは、深海棲艦の完全消滅によって暁ら艦娘もまた、自身のように居場所や存在理由がなくなるのではないかと推測していた。
そうなるのであれば、たとえいかなる苦難があろうとも、聖杯に頼らずにその任務を全うした方がいい。
仮にアカツキがマスターとしてこの場にいたならば、電光機関の破壊など願わなかったであろう。
あの任務は現代に甦ったアカツキの全てであり、己の手で完遂することに価値があるのだから。

「…と、とにかく!今は生き延びることが優先よ。アーチャーの言ったことは…また後でよく考えてみるわね」
「…そうか」

そう言って暁は帰路につく。
暁の脳裏には、アカツキの言葉がこびりついていた。




【クラス】
アーチャー

【真名】
アカツキ@アカツキ電光戦記

【パラメータ】
筋力C+ 耐久D+ 敏捷D+ 魔力C 幸運D 宝具A

【属性】
中立・善

【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

単独行動:C
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。
Cランクならば一日程度の現界が可能。

【保有スキル】
魔力放出(雷):A+
武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
アーチャーの場合、放出された魔力が『電光機関』により電力に変換、電光被服の性能を上昇させる。

電光体質:A
アーチャーの持つ、並外れた『電光機関』への適合性。
魔力放出(雷)及び『電光機関』の使用による消耗を最小限に抑えることができる。
アーチャーは古代アガルタ文明の末裔であり、『電光機関』の酷使で消滅することはない。

空腹:C
『電光機関』の長時間使用により、アーチャーはサーヴァントにも関わらず空腹を訴える。
極度の空腹状態に陥った場合、アーチャーのパラメータが低下する。
逆に言えば『電光機関』による消耗は食事をとるだけで回復できることにも繋がる。

戦闘続行:B
決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の重傷を負ってなお戦闘可能。

高級技官:B
生前、アーチャーが陸軍の高級技官を務めていたことによる技術の知識。
機械や兵器などの構造・機能を瞬時に把握することができる能力。
また、技術系の敵のスキルや宝具の能力を看破できる。

【宝具】
『電光機関』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:―― 最大捕捉:1人
アーチャーが身に着けている電光被服(軍服)に装着されている特殊機関。
装備することで無尽蔵に電気を生み出すことができる。
チベットの秘境で発掘された古代文明アガルタの技術を元に開発された。
強力な電力で敵の装甲を溶かし、発生する電磁波により電子兵器を一切無効化する。
他にも高圧な電気を弾にして飛ばしたり、敵に直接電気を送り込んで感電させるなど、様々な応用が可能。
電光被服を介して身体能力を強化し、筋力・耐久・敏捷のパラメータを上昇させることもできる。
電光機関の電気は生体エネルギー(ATP)を変換して得られるものであり、
使い続けた者は死んでしまうという欠点を持つ。
アーチャーはサーヴァントであるため、生体エネルギーの代わりに魔力を消耗する。
アーチャーは電光体質スキルにより消耗は少なく、魔力消費も微量なため、魔力低下を気にせず使い続けることができる。

『我が身は死して護国の鬼と成りぬ』
ランク:C 種別:対己宝具 レンジ:―― 最大捕捉:自分
かつて任務が解除されたにも関わらずその任務を遂行しようとしたエピソードに由来する宝具。
アーチャーの軍人然とした性格と、正義感・義務感に基づく行動原理自体が宝具となっている。
アーチャーに対する令呪は、一画あたり二画分の効力を持つ。
そのため、令呪による強化も通常の令呪の倍の影響を与える。

『神風』
ランク:A+ 種別:対戦車宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
電光機関の出力を最大限まで解放し、極限まで強化された肉体とともに放つ、アーチャーの最終特別攻撃。
この宝具を発動している間のみ、上記の全パラメータにプラス補正が更に一つ付与される。
素早く、威力の高い連撃を放った後に敵を空中に打ち上げ、落下してきた対象を最大出力で生み出した衝撃波により吹き飛ばす。
破壊力は非常に高いが、あくまで『対戦車宝具』であるため、巨大な戦車を破壊することはできても『対城宝具』ほどの範囲・威力はない。

【weapon】
電光被服
アーチャーが装備している電光被服。
電光機関と組み合わせることにより超人的な身体能力を得ることができるようになる。
アーチャーのものは型落ちした旧型であり試作型だが、その分機能が単純かつ高出力で、使いやすい。

【人物背景】
帝国陸軍の高級技官。技術官僚ながら、体術にも長ける。
前大戦の終戦間際に同盟国からの新兵器輸送中に北極海にて死亡したとされていたが、
潜水艦に積まれていた冬眠制御装置により当時の姿のまま半世紀を生き延び、潜水艦の浮上により現代へ生還する。
アカツキは「任務ニ失敗セシ時ハ電光機関ヲ全テ破壊セヨ」という上官の命令を果たすために、各地を奔走する。
ただ一人生還してなお任務を遂行する様や「我が身は死して護国の鬼と成りぬ」というセリフに表されるように、軍人然としたストイックな性格の持ち主。
既に任務解除を言い渡されているが、独断で電光機関の破壊活動を行っている。
この事から、行動原理ははむしろ正義感、義務感に近いものとなっている。

【サーヴァントとしての願い】
サーヴァントとしての使命を全うする。
ただ、もしこの世界に電光機関が残っていたら…?




【マスター】
暁@艦隊これくしょん(ブラウザ版)

【マスターとしての願い】
深海棲艦との戦いを終わらせる

【weapon】
艤装

【能力・技能】
他の駆逐艦の艦娘と同等

【人物背景】
大日本帝国が開発した、特Ⅲ型駆逐艦のネームシップ。
――が、深海棲艦に対抗すべく少女の形に当てはめられて再臨させられたもの。
竣工当初は漣と同じ第十駆逐隊に配属されており、こちらとの付き合いの方が妹達より長い。
妹達と同じ第六駆逐隊に編入されたのは、第十駆逐隊解隊後の1939年11月であった。

【方針】
とりあえず生き延びる。
聖杯を狙うかどうかはどちらともいえないが、アーチャーの言っていたことが気になる。


把握媒体
アーチャー(アカツキ):
2D格闘ゲーム「アカツキ電光戦記」及び続編の「エヌアイン完全世界」。
前者は同人版がメロンブックスDLで購入可能だが、アーケード版は残念ながらゲームセンターにもほとんど置かれていない。
後者はアーケード版のみで家庭用も発売されていないが、NESiCA筐体のあるゲームセンターならプレイできる。
幸い、どちらもストーリーの全文が攻略wikiで閲覧可能なので実際にプレイする必要はない。
どんな動きをするのかも、動画サイトに上がっている対戦動画で把握可能。
アカツキがゲスト出演している『UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late』も把握資料としてはとても有用。
というかボイスや台詞が原作よりも多い上に中の人曰く当社比15倍らしいからもうこっちの方がメインでいいんじゃないかな。

暁:
ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』。wikiで全台詞が閲覧可能。

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最終更新:2016年08月26日 03:03