浅木京 - 本気で恋愛ゲー作らないか

石井拓海｜黒川大吾｜西原秋奈｜石井千尋｜楠木奏｜空色雫｜夏川さやか｜夕凪由愛｜ロリリン｜オフ会メンバー

このキャラクターは、担当ライターの作業再開が未定なため実装されない可能性があります。

作業・生存状況

• 20081220
  • ビジュアルリストその他諸々追加。
• 20081208
  • なぎ：シナリオ一部変更に伴い、予定していた分量が三割ほど増しにー。
  • なぎ：完成していた立ち絵は担当変更のため放棄。
  • ハヤテさんには京のリテイクをしてもらってますが忙しいそうでしばらく顔を出せないそうです。

...

• 20081121
  • もうじゅういち……十二月か。。寄り道をしまくりながらなんとか生きてます。
  • 状況は芳しくないですが、完成に出来るだけ希望を持ちながら頑張ります。
• 20081023
  • 進行表追加。
  • なぎ：なんとか生きてます。シナリオベース完成目標日、ずるずると後退中。
  • なぎ：幼女の名前ですが浅木→浅葱に変更します。
• 20081003-22
  • 詳細は闇に包まれました。
• 20081002
  • シナリオ開始っヽ(｀ロ´;)ノ
• 20080930
  • イベント絵指定完了。
• 20080929
  • シナリオフローチャート終了。プロット書き始め。
• 20080927
  • 京のイメージ絵をうｐ。ヴィジュアル・キャラ案ともにほぼ決定。

以下、ほぼ空白の期間。

作業進行表

シナリオ
スタッフ	作業	詳細	サイズ	進行状況	備考
なぎ	京シナリオ	前半シナリオ	158kb	終了	-
		後半シナリオ	140kb	70%
	おまけシナリオ	職質ルート	不明	-	-
グラフィック
なぎ	立ち絵(c_myk01～)	標準/通常	400*600px	終
		標準/笑顔
		標準/無表情
		標準/哀
		標準/照れ
	立ち絵(c_myk02～)	お辞儀/通常
		お辞儀/笑顔
	立ち絵(c_myk03～)	右斜め/通常
		右斜め/無表情
		右斜め/怒り
		右斜め/笑顔
	後ろ姿(c_myk04
	ヴィジュアルCG	夕暮れのベンチで（差分あり)	800*600px	ラフ	かなりの頻度で使い回される予定
		喫茶店での対面
		幼女、襲来
		日曜のデート？
		少女の腕に抱かれて
		幼き思い出
		（禁足事項）
	職質	電光石火		ラフ
		ぅゎ ょぅι゛ょ っょぃ		ラフ

担当

文：なぎ
絵：ハヤテ

浅葱 京（あさぎ みやこ）身長：144cm 体重：39kg ３サイズ：76/54/75

性別：女
年齢：不明（見た目12,3歳）

家族構成：美優子、京、美陽子
性格：

　明るくゆるゆるな性格で誰にでも話しかけるようなタイプの、笑顔の似合う女の子です。
裏表を見せない態度で相手に接するため、心を読みづらくその行動を予測する事は出来ません。
　ですから、突拍子もない行動に気付けば周囲が振り回される事などが多々あります。
そんな明るく天然な美弥子さんですが、親しい者ほどその笑顔の裏に隠されたある『黒さ』を
垣間見る事が出来ます。

一人称：私
口調：
　・地の文でも常に敬語。
　・「ハァ、そうですか」
　・「女の子には秘密がいっぱいです」←何かあるとすぐこれ。

趣味：紅茶。ティータイム時に紅茶セットを召喚する。

（裏。でもない。

　・早くからBLに目覚める。
　・美少女百合モノも好み。
　・本人曰く「女×女」「男×男」という組み合わせは至高であるとか。

■その経歴■

　人気ＰＣゲームソフト「聖人眼鏡」の原画家とも知られ、「好きとか嫌いとかぶっちゃけどうでもいい」
でコンシュマーのイラストレーターとしてデビューを果たしている。

#ref error ：画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。

勝手にジャケット絵：Ａ

美点・欠点：

　・誰に対してでも偏見なく平等に摂する点。
　・またその事が勘違いさせる輩を作る原因ともなっている。
　・苦手なものはコンタクト。目に異物を入れるというのがどうもダメ。
　・現代人にも関わらず、器械類の扱いには不得手。

特技：　お嬢様全般が得意そうな事。紅茶とか。家事全般は得意です。

　■サブキャラクター？

浅木 美優子（あさぎ みゆこ）身長：158cm 体重：49kg ３サイズ：86/57/89
浅木 美陽子（あさぎ みよこ)身長：133cm 体重：不明 ３サイズ：不明

　時折、クールな自分を装ったりしてみる若年性中二病患者。
　勝気な性格をしており、お姉ちゃんのことが大好き。少し百合の属性あり。
　京に近づく者を力づくでなぎ払う最大の障害で、なぜかとても強い。

• シナリオ導入部

...

• キャラクター（追加設定みたいなもの）

　石井 拓海＜いしい たくみ＞

　自己中心的で考えの足らない青年。少しズレた思考であるほか、
　気に入らないことがあるとすぐに爆発してしまい、その後冷静になると自嘲するというサイクルをよく行なう。
　精神的に追い詰められたときは、両極端になってしまう困った子。
　友人「大吾」との相性はよく、主にボケとツッコミの両端を為すが絡む上での立ち位置は大吾より少し強い。
　時々大吾と結託して突発的に謎の演劇を始めてしまうなどノリは良いがわけのわからない発作持ちである。

　浅葱 京＜あさぎ みやこ＞

　　主人公らには「浅葱 京」という名で接する少女。
　昼の時間に現れ、夕暮れと共にその姿を消すという謎の生態をしている。
　全ての人間が京との絡む際、徹底的に突っ込みに回らなけばならないほどボケの属性が強い。
　重度の中二病キャリアにして、業界最年少の売れっ子絵師。
　過去にドリームブレイカーの異名で数々の伝説を残したリアリストだが、
　今は丸くなっており立ち位置は逆転している。
　隙あらば誰かに異名を付けたがるという癖がある。

～～～～～～～～～

• 1673

それを聞いて胸が高鳴った。俺の行為に対する肯定の返事。

後に選択肢。
Select2_1の「本当にそれで良いのか」を選ぶとＸルートに突入します。

;他分岐シーン 善悪の境界
;-------------------------------------------------

選択肢：1.『黙ってみている』/ 2.『京を助ける』
1を選ぶと職質ルート侵入（ＢＡＤエンド）
2を選ぶと京ルート確定。

;選択肢

#Select1_1

「キスをする」→秋奈ルートへ。

#Select2_1

「本当にそれで良いのか？」

;=================================================
;シナリオ1-1 realty
;=================================================
;Select2_1 「本当にそれで良いのか？」

「………………」

　座っていたベンチを背に立ち上がると、彼女と目と鼻の距離に迫る。
　間近で見る彼女は思った以上に可愛いかった。

「（いや、待て）」
「（…………本当にそれでいいのかよ）」

　少し怯えているようにも見える。
　これから何をされようとしているのかそれとなく雰囲気で察しているのかもしれない。

「今ならまだ止めれるけど？」
「いえ」

　しかし、西原さんの返事は早い。
　我慢すると言った以上はそれを守るつもりでいるのだ。
　意外な所で意固地な人だった。その一面に少し驚くが、出来れば断固として拒否して欲しかった。
　――それなら俺も諦められるんだから。
　約束を守らない彼女も彼女だが、今俺が憤っていることとは何の関係もないのに。
　それなのに、俺は。

「（はは…………）」

　全てが、みじめだった。
　勝手に怒って、拗ねて、駄々をこねているだけの子供。
　それが今の俺。
　言葉にしてみるとひどく滑稽に思う。
　滑稽だと。愚かなことだと。

「（わかっているのに……！）」

　彼女は罪滅ぼしのつもりでいて。
　一方で俺はその好意に甘えても良いとさえ思っている。
　それを彼女自身が望んでいるというのなら。
　別に、遠慮する必要はないのだと。
　それは罪ではないと囁く。
　ちくしょう。
　ちくしょう。
　ちくしょう。
　ちくしょう。
　俺は、なんで、俺なんだ……。

「（……ごめん）」

　それが誰に向けてだったのかはわからない。
　それでも俺は、欲望に抗えず……。
　彼女の前ではただの獣に成り下がって、
　吐息がかかるほどの距離に、唇を近づけ――。

「……………………？」

　その前に、彼女の後方に開けた風景に。
　女の子の姿が見えた。

「（なんだ、あの子？）」

　それは、夕焼けに溶け込んだ少女だった。
　背景と同化しているように見えて一切の存在感が感じられないような……。
　しかし、なぜか懐かしい。
　それはまるで予期しなかった、郷愁のような感情――。

「あ…あ……あ……」

　なんだかとても切ない。泣きたくなる。
　そんなことを言葉したくなるほどの感情の奔流だった。
　狂おしいのに。
　反面、俺の心は歓喜に満ち溢れていた。

「（……なん、なんだ……これ……）」

「――――あ、あの？」
「っ！？」

　彼女の一言で、我に返る。
　じー。
　えーっと。上目遣いで。間近で。西原さんの顔が。
　えええっ？

「うわっ……ご、ごめん！！」
「い、いえっ！」

　慌てて身を引く。
　ドク……ドク……ドク……。
　動悸が止まらない胸に、手を置いて前かがみになる。

「（落ち着け、落ち着け……とにかく……）」

;暗転

　……………………。

　少しだけ落ち着いた。
　しかし、俺は何をしようとしてた？
　俺の都合で女の子を怯えさせて？
　無抵抗なのを良いことに欲望を押し付けようとして？
　冷静になればなるほどに嫌悪の感情に支配されて、

「何やってんだ、俺……」

　声に出すと、自分への怒りがいっそう強くなる。
　我慢すると言ったから、キスして良いだと？
　まるで強姦魔が使いそうな言い訳だ。

　なんて、ことを――。

「ほんと、ごめん」
「いえ……謝られるようなことは何も」
「そうかも、しれないけど」

　彼女が言うなら良いじゃないか。
　また一方の俺が甘い言葉を囁く。

「（黙れ。黙れ……！）」

　結果的にだ。結果的に俺はキスをしなかった。
　でもだからと言ってそれが許されるのか？
　ありえない。俺がしようとしたことは人の好意につけこんだ最低の行為だった。許されるはずがない。
　今、西原さんと面する資格さえないと思う。

「あの……ちょいと殴ってくれないかな」
「……えと。それと我慢することにどう関係が……？」

　無意識のうちに安易にも程がある提案をしてしまう。
　当然、西原さんは呆気に取られている。
　どうする……？ 覆すか？
　――いや、これでいい。
　そうされることで納得できる、ただの自己満足でも。
　俺は今すぐにでも罪への罰が欲しかった。

「俺ってさ、最低な奴なんだよ」
「そんなことは、ないです」
「あるよ。大吾と西原さんが楽しそうに話しているところを見て嫌なこと思い出してさ。
　なんであいつは優遇されてるのに俺だけはこうなんだって」

　気がつけば心情をぶちまけていた。
　聴いてくれるのかもわからないのに、ただ愚痴を……聞いて欲しくて。

「正直言うと嫉妬してた。子供みたいにふてくされてただけなんだよ。報われる人には理由があるのに、
全て才能のせいにして俺だけ被害者面しようとしてさ」

　才能、努力、気運のよさ……考えればいくらでも要素はあるだろう。
　報われる人だって努力しているからこそ報われる。
　大吾は暇さえあれば絵を描いていたし、一日中絵の練習に費やしていた時期もあり努力を怠ることはない。
　西原さんだって、絵師として有名になるための努力をしているのだと思う。
　大成するのはほんの一握りとは言えそんな些事には負けず頑張って、例えその結果が些細なものでも成果を出せて喜べているのが今の彼らだ。

　だが俺は……？
　彼らほどの努力をしてきたと言えるのか？

「なのに俺の足らない部分を、その怒りの矛先を西原さんに向けてさ――酷いことをしようとしたんだよ。
これって許されることじゃないだろ？」

　ただ漠然とした想いを独りよがりな言葉にしてぶつける。
　それでも西原さんは静かに聴いてくれていた。

「そうですね……。少し、怖かったです」
「だろ？ だからこの通り」

　両手で拝んでから、左頬を彼女に向ける。

「これはけじめ、だから」
「そ…それじゃ……あの、すみません」

　軽く会釈をしてから、彼女はおずおずと右手を挙げると――ものすごく控え目に頬をぶたれた。
　当然痛くない。

「……痛くないんだけど？」
「な、殴れと言うことでしたのでっ！」
「痛くしてくれないと困るよ」
「そんなこと言われても……」
「もしここで、誰かに強引にキスされるとするよね？
それだと当然殴るでしょ？」
「キス……そういえばさっき、
あの……――されるかと思いました。
もしかして、あれってそうだったんですか？」

　顔を伏せると急にもじもじしだした。
　だめだ、この子真意に気付いてない！

「とにかく！ 殴ってくれ。気にしないから遠慮なくおもいっきり！」
「けじめ……なんですよね」
「うん」
「わかりました」

　西原さんは、深呼吸をしてから左手を挙げ、
　それは振り下ろされて――――。

;暗転（縁起でもないイメージ）

……………………。
………………。
…………。

「はっ……」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい！」

　ここは……天国か…………？

　いや、地面か。
　地面にキスをしていた。

「本当にすみません……」
「いや、良いよ。次からはもう少し、加減してくれるとありがたいけど……はは」

　次なんて来なければ良いと思った。
　彼女はひたすらに平謝り。
　華奢な身体のどこにこれほどの力が隠されているのか、畏怖を覚えながらも立ち上がる。
　ぶたれた頬はそれほど痛くはない。丁度良い具合の角度でヒットしたんだろう。

「あの、わ、私も、ぶってください！
悪いのは私ですから！」

　それは、無茶な相談だ。

「色んな意味で無理だよ」
「でもメロスだって、友人をぶったじゃないですか」
「いや、アレと重ねられても」
「なら他に出来ることはないですか？」
「……それじゃ、せめて約束は守って欲しいかな」

　彼女自身を、言葉で束縛したくはないけど。
　締め切りは必要だ。

「…………あ」
「ん？」
「そのことなんですが」

　勿体づけるというよりは言いにくそうにして、西原さんは鞄の中からファイルを取り出した。

「あ、あのこれ……良かったら…………」
「まさか、これ……」
「はい、ゲームのラフ絵とイベント絵です……」

　そこにはキャラの立ち絵やイベント絵のラフ。
　ちょっとした表情から構図まで、しっかりと描かれていた。
　デフォルメしたキャラや細かい服装の設定まで、描かれたそれを見て俺は驚く。

「………………（誰か俺を殺せ）」
「本当はさっき渡そうと思ってたのですが……すいません」

　うわあああ。俺ってばますます最低な奴だ。

「――ロープ、どこかな？」
「え？」
「こんな俺が生きているとあっちゃ世界を滅ぼしかねないからだろ？」
「え――」

　誰か俺を……ッ！！
　今すぐ「何で生まれてきちゃったの？」って罵ってくれ！
　誰か、いないのかッ！？ クソ……！
　近くに目ぼしいものはない。
　となると、俺は再び地面に目を向ける。

「ふふ……ふふふ……」

　世間様に、
　迷惑をかける前に、
　この俺が、
　俺自身の命を、
　断つ――！

;画面振動五回
;SE

「い、石井さんっ。落ち着いてください！」