このキャラクターは、担当ライターとの連絡が取れないため実装されない可能性があります。 |

担当
- 文
- 奥村
- 絵
- ひあたん
キャラ設定
- 名前
- 片岡咲音(カタオカサキネ)
- 性別
- 女
- 年齢
- 一八歳
- 国籍
- バヌアツ共和国(エロマンガ島出身)
- 職業
- 大学生
- 体型
- 身長は平均的女性と比較して若干低く、どちらかといえば痩せ型。
- 容姿
- 茶髪でショートだが、日々の努力をしていないせいか、野暮ったい感じがする。薄く緑が混じった青い瞳。ピアスなどの穴はなく、ヨーロッパ系の血を引いているためか、従来の日本人よりかは白い肌。:愛嬌のある顔立ちなのだけれど、眼尻と眉尻が少し上がっている。
- 服装
- 割かしお洒落だが、活発的な物が多い。
- 家庭環境
- 一人暮らし
- 性格
- 豪快な父親と育ったお陰か明るい。相手の悪いところは余り気にしなく、誰かの弱点を突くという行為が一番嫌い。嘘を言うことは滅多にないけれど、事実を隠すということが上手い。産まれた環境のせいで、気にしていないフリはするが、基本的に弱い女の子。常に笑顔という殻を背負っているせいか、心の奥に入るのは難しい。
- 特記事項
- 歌に関して言えば、命より重たく捉えているところがある。
- 交友関係
- 特になし
- 男性慣れ
- していない
進行状況
Scenario | |||
Title | Size | Percent | |
-- | --kb | --% | |
Graphic | |||
Title | Size | Percent | |
立ち絵カタログ | 1110版 | -- | 終了 |
立ち絵1 | 通常 | -- | 終了 |
笑顔 | -- | 終了 | |
無表情 | -- | 終了 | |
驚き | -- | 終了 | |
怒り | -- | 終了 | |
呆れ | -- | 終了 | |
? | -- | 終了 | |
立ち絵2 | 哀しみ | -- | 終了 |
怒り2 | -- | 終了 | |
照れ | -- | 終了 | |
笑み2 | -- | 終了 | |
立ち絵3 | 笑み3 | -- | 終了 |
イベントCG | その1 | -- | 終了 |
その2 | -- | --% | |
-- | -- | -- |
- 抜粋。
「……仕方、ないよな?」
問うように言う。何しろ、これはあの人の絵柄でこそ出来上がる作品。
ここまで造りあげといて放ったらかしにするのは、勿体ないというよりも作り手として残念に思うが仕方のないことだ。妥協をしていて、良い作品が造れるはずがない。
今までの苦労が頭の中に湧き上がるけれど、その想いをを断ち切り、マウスを動かした。カーソルを作品に合わせ、名前を未完成品と書き換える。
ここまで造りあげといて放ったらかしにするのは、勿体ないというよりも作り手として残念に思うが仕方のないことだ。妥協をしていて、良い作品が造れるはずがない。
今までの苦労が頭の中に湧き上がるけれど、その想いをを断ち切り、マウスを動かした。カーソルを作品に合わせ、名前を未完成品と書き換える。
「いつか完成できるだろう」
書き換えると妙に楽な気分になった。
人生というものは長いのだから、又あんな絵師に出会えるかもしれないし、もしかすると道端で偶然出会えるかもしれない。
人生というものは長いのだから、又あんな絵師に出会えるかもしれないし、もしかすると道端で偶然出会えるかもしれない。
「……それは、ないな」
何だ、その如何にもギャルゲーでありそうな展開わ。流石にそういうゲームを作っているかといって、思考がそんな風に染まったら終わりだぞ、俺。
とりあえず彼女にメールを送らないとな。文章を見た限り繊細そうな性格をしているみたいだし、出来るだけ丁重に。嫌味っぽくならないような文章にしとくか。立つ鳥跡を濁さずともいうし。
とりあえず彼女にメールを送らないとな。文章を見た限り繊細そうな性格をしているみたいだし、出来るだけ丁重に。嫌味っぽくならないような文章にしとくか。立つ鳥跡を濁さずともいうし。
デスクトップには面倒で送っていなかったので、左下にあるスタートボタンを矢印で押して、電子メールと書かれているプログラムを立ち上げ、新規作成というところをクリックする。キーボードの左上から一つ下にある全角/半角キーを薬指で叩き、日本語に変換する。
そうだな。どういう風に書いていこう? ああ、先ずは謝罪からか。それと、こう改まった感じで、一人称は私としておこう。
そうだな。どういう風に書いていこう? ああ、先ずは謝罪からか。それと、こう改まった感じで、一人称は私としておこう。
基本的な文章の構造。日頃から伊達に遊びで文を書いているわけではないから、すぐ浮かび上がる。流石に何度か連絡を取っていたので、別に名前というか、サイト名何かは書かないで良いか。
『大変申し訳ありません。今日を持ちまして、進行させていた企画は凍結することを遺憾ながら決定させていただきました。絵を頼んでいた方として謝罪の心で一杯ですが、様々な事情が勃発し、この企画を途中で諦めることに至りました。とはいえ、諦めると書きましたが、私は水面下ながらも進行させていくつもりであり、もし気が向いたときでも描いていただけると感謝の極みです。……では、突然の知らせと、一言も相談しなかったことを深く謝罪して、この企画を凍結することを宣言させて頂きました』
そう無理矢理硬い言葉で作った文を送った後、私文でこういう風になった理由などを書いたものも送信した。まあ、理由云々は適当に作ったんだけど。
返事は案外早く帰ってきた。そこにはすみませんなどの言葉で彩られた、要は謝罪の文である。確証はないだろうけど、少し感づかれたらしい。
返事は案外早く帰ってきた。そこにはすみませんなどの言葉で彩られた、要は謝罪の文である。確証はないだろうけど、少し感づかれたらしい。
「あー、流石にちょっと不自然だったかな」
冷や汗をかきながらそう呟いて、否定する言葉を入力していく。
流石に今日でプロットを書くやる気まで出てくれないだろうから、アフターケアに専念しても別に支障はないか。
流石に今日でプロットを書くやる気まで出てくれないだろうから、アフターケアに専念しても別に支障はないか。
大体そのやり取りが三十分ぐらい続き、やっと相手は立ち直ってくれた。それにしても、疲労の度合いが凄い。
「嘘の理由などは案が得るのは楽なんだが、女の子を立ちなおすのにこんなにも精神力が必要だったなんて」
普段から男友達ばかりだった俺には無理がある仕事だったな。
一度深呼吸をして、暗くなった考えなども吐きだして、意識を一変させる。
なんて、器用なこと俺に出来るはずない。よく言われることだが、目的を決めたらわき目も振らず真っすぐに走り出す性格をしているけど、方向を失ってしまえば案外脆いらしい。俺は牛か?
なんて、器用なこと俺に出来るはずない。よく言われることだが、目的を決めたらわき目も振らず真っすぐに走り出す性格をしているけど、方向を失ってしまえば案外脆いらしい。俺は牛か?
実際そうなっている俺に反論はできる筈もなく、椅子から重い腰取りで立ち上がってベットの上に勢いよくダイブするが、しかし、勢いをつけすぎたらしく向こうの壁と熱烈なキスするはめになった。
痛い。本当に痛い。
それこそ火を顔に付けられたぐらいの衝撃である。
痛い。本当に痛い。
それこそ火を顔に付けられたぐらいの衝撃である。
だから、別段不思議なことではない。
何の才能もない凡人が上にあがれなかったり、友達だけが上にあがっていくことも、この人しかいないと思っていた絵師から連絡がこなかったりするのもおかしいことではないように、これも不思議な現象ではないのだ。
何の才能もない凡人が上にあがれなかったり、友達だけが上にあがっていくことも、この人しかいないと思っていた絵師から連絡がこなかったりするのもおかしいことではないように、これも不思議な現象ではないのだ。
天井を見上げる。
知らず知らず歯を噛みしめていたことに気がついた俺は、その天井がどこまでも遠く見えた。
それも、目でも傷めたか。薄らと滲んでいるように思える。
本来ならこういう状況ではやってはいけないことだが、右手で目を擦ることで、この霧に覆われた世界が明るくならないかと思い、実際に行動に移した。安心すべきことに眼に異常をきたしているわけではなく、より鮮明に天井が視界に映る。
知らず知らず歯を噛みしめていたことに気がついた俺は、その天井がどこまでも遠く見えた。
それも、目でも傷めたか。薄らと滲んでいるように思える。
本来ならこういう状況ではやってはいけないことだが、右手で目を擦ることで、この霧に覆われた世界が明るくならないかと思い、実際に行動に移した。安心すべきことに眼に異常をきたしているわけではなく、より鮮明に天井が視界に映る。
少し。
少しだけ、視界の端にある電球の光が眩しくて、俺はぼやけてきた世界を隠すように、また右手で眼を擦った。
少しだけ、視界の端にある電球の光が眩しくて、俺はぼやけてきた世界を隠すように、また右手で眼を擦った。
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