「あたし、豚肉嫌いなのよね」
由里子は皿に残ったポークソテーを指差していった。
「ええ?あたしが作ったのにそれ、ひどくない?」
麻理は機嫌悪そうに突っ返されたポークソテーを見てつぶやく。
「麻理が作ったって嫌いなものは嫌いなの。それぐらいわかってよね」
不貞腐れたようにいう由里子の物言いに溜息をつきながら麻理はまだ湯気の立つ料理を下げた。


翌日

「あら?なにかしら」
由里子の家のポストに二枚のチケットが届いていた
「お料理券 あなたも本格派の料理を」
裏面には家から程近い山の中の地図が記されていた
「こんなところにレストランなんかあったかしら?そういえば昨日は麻理にひどいこといっちゃったし
罪滅ぼしに誘ってみるか」
そのチケットには「貴方の嫌いな食べ物は料理に使うことはありません」と書かれていたのも
好き嫌いが多いがゆえに外食の都度苦労していた由里子の心をつかんでいた。

夕刻

「こんなところにレストランなんてできてたのね」
麻理は山の中に一件ポツリと立つ洋館をみて感嘆の溜息を漏らした
「こんなところにできても、お客なんか来るのかしら」
周囲を見回しても人家も街灯もない山の中。
そうつぶやきながら二人は店に入った。
「いらっしゃいませ。お料理券のお客様ですね。当店ではお客様に余計な気を煩わせないのがモットーです。
事前にお客様のお嫌いな食べ物をお聞きしております。
せっかくの料理に嫌いなものが混じっては台無しですから」
丁寧にお辞儀したあと、そういうウエイトレスに由里子は自分の嫌いなものを列挙した
「はあ、随分と多いですね。でしたら、素材のよさを生かしたお料理をさせていただきます」
「そちらのお客様はお嫌いなものはない?はい、でしたら腕の限りを尽くして料理させていただきます」

ドクン!

そういわれたあと二人の体を電流が走ったような刺激が襲った
「え?なに?」
「体が?動かせない?」
そういう二人の体は本人の意思に反して奥の部屋へと足を進めていった。
「お客様に余計な気を煩わせないのが当店のモットー。
お客様の体の自由は当店でお預かりさせていただいております。
なにも気にせず料理をお楽しみください。」
奥の部屋に入った二人はそのまま服に手をかけ、脱ぎ始めた。
「え?なんで?やだ…」
そういいながらも体の自由の利かない二人は服と下着を脱ぎ捨て、生まれたままの姿になった。

「では、次の部屋へ参りましょう」
そういわれるままに次の部屋へ進んだ二人は、息をのんだ
そこには大きなまな板がふたつに数人のコック。さまざまな調理器具が並んでいた。
二人はそのまま歩いてまな板の上に身を横たえた。
「では、ご注文どおり、お二人を料理させていただきます。」
二人はそれを聞いて、顔色を変えた
「え?料理って、あたしたちを?やだ!助けて!」
「やだ!料理なんてなりたくない!はやく帰して!」
そういいながらも体はまな板の上からピクとも動かすことができなかった。
「あなた方がお持ちになったチケットは「お料理券」すなわち、料理になるチケットでございます。
料理を食べる「お食事券」もございますが、そちらは別の方にお渡ししております」
コックがまな板に横たわる二人に近づく。手には小さなかみそりを持っていた
コック二人はうやうやしく二人の太腿を持って足を開いてゆく
「せっかくのお料理、こんなところに毛が残っているとお口に触ります。」
そういってコックたちは二人の股間の茂みに刃を入れてゆく。
丁寧かつ手馴れた作業で、二人の股間は丸みを帯びた丘と秘裂が隠れようもなく晒された。


続いてコックの服装をした女性二人がオリーブオイルの瓶と粗塩の瓶をもちこんだ。
コックの二人はあお向けになった二人の裸体にオリーブオイルを垂らすと、それを全身にもみこませ始めた
お腹に、胸のふくらみに、そして、股間の蜜壷に…
「あっ…」
敏感なところを刺激されて、思わず由里子は喘ぎ声を上げた。
コックは両手にオイルを垂らしてぬるぬるの手で胸を揉みあげる。
そうしながら指は膨らみの頂にある突起をやさしく刺激する。
「ん…」
胸にあたえられる刺激に喘ぎ声が再び漏れる。

じゅん…

股間からとろりとしたものが垂れはじめるのを感じた。
新たなコックが由里子の股間にぬるぬるしたものをすりこみはじめた。
「あんっ!」
思わず体を弓なりにしてしまう。
秘裂の周囲をなぞるようにコックの指は彼女の女性器を蹂躙する。
真っ赤になった淫核にも指とオイルが刺激を与え始める。
丁寧に、舐めるように柔らかな指が彼女の股間に快感を与える。
やがて、ぬるぬるした触手のような指は由里子の花園の奥へと滑り落ちる。

「ああああっ!」
隣で大きな声が聞こえた。麻理が達した声だった。

由里子も、体の奥底まで染み込みつつあるオイルによって徐々に登りつめつつあった。
乳房に塗りつけられたオイルは乳房をいやらしく変形させながら由里子の上半身に刺激を与え、
蜜壷に落ちこんだオイルと指は彼女自身の放つ粘液とブレンドして彼女の膣を味付けしてゆく。

体中を駆け抜ける衝撃に抵抗することすら忘れてしまった。
由里子が達したのはその直後だった。
やがて、コックたちは力の抜けた二人の体に手際よく粗塩や胡椒を擦り付ける。

その刺激で我に返った二人の前に大きな腸詰肉が現れた。
コックたちは彼女たちの太腿を開かせると二人の股間にその腸詰肉を押し込もうとした
「いうまでもないですが、由里子さんの分には豚肉は使っておりませんので安心してください」
そういいながらトロリとした液体をたらす由里子の秘裂にコックは大きな腸詰肉を押し込もうとした
「や…やだ」
ようやくのことでそれだけをしゃべる由里子の股間に杭がはまるような衝撃が走った
ズン!
「いやぁぁぁ!」
太くて短い腸詰肉は由里子の膣の奥まではまり込んだ。
由里子は必死に肩で息をしている。
今まで男を知らなかった彼女の中にはまり込んだ大きなモノ。
その圧迫感と痛みを彼女は満足に動かない体で味わっていた。

「さて、下ごしらえは終わりました。さっそくお二人には料理になっていただきます。」
指し示す向こうには、大きな鍋とオーブンがあった。

麻理はよろよろと立ち上がり、鍋に向かって歩き始めた
「いや…誰か…助けて…」
股間に大きな肉がはまり込んだまま麻理は股間から
肉汁と粘液を垂らして野菜と肉が煮られる鍋に近づいていった。

ぐつぐつ煮える鍋にまるでお風呂に入るかのようにドロドロの油を塗りつけられた麻理の体はすべりこまされた
「あああああっ!」
叫び声が急速に小さくなる。
声も上げられないまま麻理は肉や野菜と一緒に煮込まれ始めた
由里子はようやくはまり込んだ肉の圧迫感に苦しみながらよろよろと歩き始めた。
その進む先にあったのは大きなオーブン。
轟々と燃える灼熱した炎の前に香草とともに身を横たえた由里子の体はそのままオーブンの中に導かれた。



大きなテーブルと高い天井のある食堂
由里子と麻理の体、そのなれの果てはその中央にその姿を晒していた
よく煮込まれた麻理の裸体は、それでも柔らかな姿をとどめていて、
野菜と肉とともに舌の上でとろけそうな肉質を焦げ茶色のシチューの中に沈めていた。

由里子は皿の上で焦げ目を残した裸身から肉汁を滴らせていた。
二人とも大きく股を開いたポーズのままで、股間にはまりこんだ腸詰肉と秘裂を強調していた
その秘裂からはとろとろと腸詰肉と彼女自身の肉汁がしたたっていた。

「うぅ…」
「うぅ…」
火の通った二人の体は満足に声を出すことが出来なかったが、それでも意識は残っていた。

彼女たちの周りには大きな体の紳士淑女が歩き回っていた。
彼女の体をちらちら見ていく大きな男女の顔は、牛や鳥、豚などの動物の顔をしていた。
「あなた方のお料理を味わっていただく方々は、今まであなた方に食べられた動物たちの化身でございます。
今度はあなた方の料理が食べられるということで皆さんとても今日の日を楽しみにしているようですよ」
朗らかな顔で彼女たちを覗き込み、ウエイトレスはそう言い放った。

「では、準備は整いました。皆さん、彼女たちを食べて差し上げてください」

そういうと、ナイフやフォークを手にした動物たちは、一斉に麻理の方へ向かった
「やだ、やだやだやだ!あたし、食べられたくなんかない!」
かすかな声でそう叫ぶが、動物たちは手に持ったナイフで彼女の太腿を切り取り、柔らかな肉質を味わう。
ほどほどのサイズの乳房が争うように切り分けられ、豊かな味わいを食べた動物たちの舌に伝える。
旨みを閉じ込めた内臓や膣が取り分けられたあと、彼女の乗っていた皿に残っていたのは
「残骸」といってもよい彼女の欠片だけだった
「目が食べられちゃった…あたし、このまま食べられちゃうの…いやだよ…」
残った残骸も、やがて争うように食べられ、煮込まれたやわらかくなった骨も食べつくされた。
由里子の体は、それに比べるとはるかに食べるものが少なかった。
最初の頃こそ何人かが乳房や膣にむしゃぶりついていたが、それからはみんなが麻理に集中したせいか
由里子はかじりとられた裸体を晒したまま、誰からも目をかけられることはなかった。

「あら?由里子さんの方は余り美味しくなかったのでしょうか?困りましたねぇ。
このまま冷めてしまいますと残りはゴミにしかならないですし」

それを聞いて由里子の心に変化が訪れていた
(あたし…ゴミになっちゃうの?あたし、美味しくなかったの?
麻理はあんなに美味しそうに食べてもらってたのに)

皿の上で内臓や肉汁を滴らせながら残った体は誰も食べようとしなかった
(このままあたし、ゴミになっちゃう。そんなの嫌。せめて、美味しく食べてほしいよ…)



「誰か…あたしを…食べて…」
弱弱しい声でそれだけを言う。


そばにいた豚が、こちらに向く。
その豚は、先ごろ彼女が残してしまった豚の化身だった。
豚は、由里子の体にかぶりついた
「あぁ…食べてくれるの?あたし、あんなに豚肉を捨ててきたのに。
ありがとう、あたしの体、食べてくれて」
周囲の豚が彼女に群がり、彼女の体を食べてゆく
首をかぶりつかれながら、由里子の意識は徐々に遠くなっていった。

目が覚めたとき、由里子の目の前に冷めたポークソテーが残っていた。
麻理が怒って帰ったあと、残したままだった。
「夢…なの?」
不思議な思いに駆られて由里子はポークソテーを生まれて初めて口に運んだ。

  • エロイイハナシダナー -- (名無しさん) 2009-01-06 01:59:16
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最終更新:2008年08月07日 20:07