作者:DDPさん

その町は数年前よりなぞの怪人たちにより攻撃を受けていた、ダガそんな街に一人のスーパーヒロインが敢然と、立ち上がったあがった!
「まちなさい!怪人たち!このマジカル・ストロベリーが相手よ!」
薄いピンクを基調としたレオタードのような衣装に身を包んだ少女はそう叫ぶと、怪人たちの前に立ちはだかった。
「は、小ざかしい小娘め、いけい、イカ魔人!」 如何にも悪の幹部というような男が叫ぶとイカと人間を足したような気味の悪い生物がずるりと這い出てきた。
「・・・うっ・・」マジカル・ストロベリーと名乗った少女は嫌悪感を覚えつつも、イカ魔人の前で身構える、と、ズルリ
少女の足元から突然一本の触手が這いより少女の足に絡みついた。
「えっ!?い、いやああ!!!」 
少女は叫ぶと同時に触手により宙吊りにされてしまう。
「はなせ、この、この」 何とか振りほどこうと必死に手で触手をたたくがぶよぶよした感触が帰ってくるばかりで何もダメージが通っているようには感じられない逆に
ドス、 「あ!・・ううう」 イカ魔人の強烈な触手の殴打を受け悶絶する。
「弱い、何だ、話にもならん、しかしこの娘・・・」 親玉らしき男がジィーっと少女を見つめ、胸や太もも、豊かなお尻を見つめる。
「肉づきがよくて結構美味そうだな」 男はニヤリと笑うと少女の顔をぺろりとなめる「ひぃ!・・」小さな悲鳴を上げびくりと少女は体を震わす、そして男は急に目を光らせる
「・・ほう・・なかなかいい味だ・・イカ魔人ほうびだ食すがいい」
「イカ!!」 「いやー!!!」 少女はおびえ、必死にパンチを叩き込むが先ほどと同じようにイカ魔人の触手による殴打を受けた後さらにブルブルとまるでぼろ布のように振り回されついに抵抗する力も気力も奪われぐったりとなる
やがてゆっくりと頭部と触手の間にある口の中へと少女の体はズルズルと引きずり込まれてゆく。
「・・・ああ、私・・食べられちゃうんだ・・・」朦朧とした意識の中、戦いに敗れたマジカル・ストロベリーは足元からズブズブと食べられていく、ちょうどそれは弱った小魚をイカが捕食するそれに、似ていた。
やがて頭部まで飲み込まれ、完全に彼女の世界は、暗転した。・・・・・・・・・・・・。

少女の世界が明かりを取り戻したのはそれから数分もたたないうちだった。
「・・・あれ、私・・生きて・・る?」 「おつかれ、マジカル・ストロベリー」
そこにいたのは一人の白衣を着た老人だった。 「お、おじいちゃん!おじいちゃんが助けてくれたの?」
そこに居たのは少女をスーパーヒロインへと改造した博士であった。
「何を言っておるやつらを倒したのはお前じゃよ」 少女がふと周りを見ると先ほどのイカと幹部らしき男が倒れている
「お前の体にはふぐ毒の100倍の毒が分泌されるように改造してある、怪人どもはお前のやたら美味そうな外見にだまされて食べたとたん、コロッと行くわけじゃ」
「・・・・サイテー!!!」ドゴ!!それは、今日一番強烈な一撃であった。 

終わり。    

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最終更新:2008年08月07日 20:10