あたしは山奥の大きな洋館に由美に誘われてつれて来られた。
そこは、大きな道に裏口だけを見せていて、表口は森の中に埋没していた。
その裏口からあたしと由美が入っていった。そこまでは覚えている。
それから、突如誰かに抱きかかえられて、何かをかがされた。
そして、気がついたら、あたしは今全裸でお皿の上に乗せられていた。
わけがわからないまま起き上がろうとしたけど、起き上がれなかった。
いや、目の前であたしの前で大きな口をあけている化け物を見て、腰が抜けてしまったのだ。
「…い…いや…」
必死で後ずさろうとしたけど、腰が抜けてしまって動けなかった。
そのとき、あたしの両足が縛られていることに気づいた。
「な、何コレ?何なのよ?」
必死で足を振りほどこうとする間に、化け物の手があたしの腰をつかんだ。
そのまま化け物の手はあたしの腰をつかんで、口へと持っていく。
「やだ、あたしを食べようというの?やだよ、助けて、ママ!」
必死で手足を動かすが、足が縛られて腰を持ち上げられている姿ではどうすることも出来ず、
手を空中でむなしくかき回すだけしかできなかった。
そして、化け物があたしの腰を口の中に入れ…
カブッ…
「イヤァァァァ!」
食べられた!瞬間的にそう思ったあたしの体は、そのまま皿の上へ落ちていった。
ドンッ!という音とともに、あたしの体は皿の上へ落とされた。
その勢いであお向けになったあたしが見たのは、ゴリゴリと骨の砕ける音を立てながら
あたしの腰を咀嚼している化け物の姿だった。
手に持っているのは、あたしの両足だった。
皿の上のあたしの姿は…想像したくもなかった。
おそらく、その姿は腰から下を無残に噛み千切られてお腹をさらけ出しているあたしの筈だからだ。
不思議なことに、切断されたお腹の切断面からは痛みはなかった。
それどころか、妙にこそばゆいような感覚がなくなったはずの腰からじわじわと湧き上がった。
「な、何なの?あたし、腰を噛み千切られちゃったのに…はう!」
急に込みあがった快感に思わず声を上げる。
目を上に向けると、あたしの腰、今まで見ることのなかった自分の乙女の部分を化け物は
噛み千切っていた。
噛み千切られている股間とお尻、それにあわせて失われたはずの股間から経験したことのない快感が
持ち上がった。
「う…はうっ!…や…今の内に…逃げないと…やん!…」
必死に両手だけで逃げようとするが、腰からこみ上げる快感にうまくいかない。
化け物が、獲物をあたしの両足に移した後は、両足からもその快感が染み出していった。
「や…ん…もう…だめ…ん!…はぁ…」
皿から逃げ出そうとする力はもう残っていなかった。
やがて、怪物は上半身だけになったあたしを持ち上げて、お腹から食べ始める。
不思議なことに、食べられた部分からは痛みの代わりに、途方もない快感が襲い掛かっていた。
自分が食べられているという嗜虐的な感覚が、そのスパイスになり、あたしはもう何も考えられなかった。
お腹から、おっぱい、そして、胸に進むころには、意識は快感に塗りつぶされたままで
ホワイトアウトしつつあった
「あたし…死んじゃうんだ…さようなら…ママ…」
あたしの残った頭を放り込む巨大な口の中が見えた後、あたしの意識はぷつりと途絶えた。
次にあたしが目が覚めたのは、ベッドの上だった
「夢だったの?」
ゆっくりと見覚えのないベッドから起き上がろうとしたとき、ドアが開いた。
正装した女性と由美が入ってきた。
「どう?初めて体を食べられた感想は?」
そういわれて、さっきの悪夢のような光景が頭に蘇った
「え?あたし、食べられていたの?でも…」
あわてて体を見回すが、噛み千切られた腰も両手足も元のままだった。
「最初から説明が要るわね。この
レストランはこの森に住む魔物専用のレストランで
ここで募集しているのは、食べられる女の子。そこで、あなたは食べられたわけ」
思わずさっきの光景が頭の中に蘇った
「さっきのあれがその魔物。こうやってみてくれないとまず本気にはしてくれないでしょ。
そして、これが、この森でだけ取れるキノコの菌糸。これは植え付けた人の体を複製して、
精神を吸い取る特性があるの。さっき食べられたのはそのキノコと、吸い取られたあなたの精神というわけ」
由美は得意げにうなずきながら付け加えた
「それから、あのキノコには吸い上げた人の精神にあらゆる刺激を快感に変えて伝えるから
食べられてるときってとっても気持ちいいわけ。
あとね、この菌糸を植えつけると植えつけた体を調整する作用もあるから、
ちょっとしたエステ行くより美容効果があるんだって」
隣の女性はそのまま分厚い封筒をあたしに手渡した
「これはバイト料よ。またきたくなったらいつでも来てほしいわ。
あたしの料理がほしい魔物って多いんですもの。
これ、私の連絡先、一応このレストランのマネージャー兼コックをやってるから」
こうしてあたしたちは深夜の山道を通って家に帰った。
翌日もあたしと由美は放課後にあのレストランに行った。
「あら、よく来たわね。今日は事情もわかっているでしょう。あの部屋で準備していらっしゃい」
そういわれて奥の部屋へ行った私達は、そのままベッドでぐっすり眠った。
そして、目が覚めたときには裸身のまま銀色のお皿の上で横たわっていた。
「今日はローストになってもらうわ。」
そういってマネージャーはあたしの裸身に塩や胡椒を振りかけていく。
「だ、大丈夫ですよね?」
ちょっと不安になったあたしはそう尋ねた
「昨日由美ちゃんもローストになってたわ。昨日も言ったけど、今の体は焼かれたり煮られたりして
刺激を受けるほどあなたの精神には快感を伝えるようになってるからとっても気持ちいいわ」
あたしの体にいろんな調味料をすり込みながらそういった。
そして、あたしはそのままごうごうと燃える大きなオーブンに送られた。
体が焼かれるときの快感は、昨日のそれ以上だった。
体中からいい香りをたてながら体をローストされるとともに、
とめどなくわきあがる快感があたしの心を料理していった。
じっくり焼きあがったあたしの体が魔物の前に出されたとき、
あたしの心は快感にとろけきっていた。
(ああ…きもちいい…)
声帯が焼けて声が出なくなっていたが、火照る快感は言葉に出さずには入られないほどだった。
あたしはそのままソースをかけられて魔物の前に供された
あたしを食べる魔物の牙が体に入るとき、あたしは思わず声を出した
(やん…きもち…いい…)
魔物はあたしのお腹やお尻をむさぼるように食べて行く
(いい…いいよ…あたしのお腹も胸もお尻も全部きれいに食べちゃってぇっ!)
声は出なかったが、それでもあたしは自分の捕食を目の前の怪物にねだり続けた
それほどの快感だった。あたしの体は何度も何度も絶頂に達した。
意識が戻った後も、宙に浮いたような快感はしばらく続いた。
あたしはあのレストランで料理されることや食べられることが楽しみになっていった。
ローストにされていらい料理されることにはまったあたしは
自ら志願してローストやシチューにされることが多くなった。
「でしょ?あたしも最近は料理にされることが多くなってきてさ、
こんがり焼かれたまま食べられるのが最高よね」
そういいながらあたしたちは昼食を口に運ぶ
夜には、あたしたちがこれになるんだとつい思って、どこかに潤うものを感じてしまった。
その夜、あたしは友達の香織をさそっていくことにした
香織は最初の日にあたしがそうされたように、ハンカチをかがされて奥の部屋へ運ばれる
香織は最初からローストされて食べられるのだそうだ。
それをちょっとうらやましいと思いながら、あたしは自分を煮るための大きな鍋の中に
お風呂にでも入るように身を滑らせた。
翌日からレストランには由美とあたしと香織が連れ立って行くようになった。
あたしたち三人の食材生活は生活の一部になっていた
綺麗に料理されて美味しく食べられることに喜びを感じることを不自然に思わなくなっていた
それから半年ほどたったある日、由美が学校を休んだ
あたしは、不思議に思いながらも「夜のレストランで会えるかも」くらいにしか思っておらず、
香織とともに今夜の「メニュー」について語っていた。
その夜
「今夜もあの森の怪物たちがあたしたちを美味しく食べてくれるのよね」と語りながら
あたしたちはレストランへ向かった。
いつものようにベッドでぐっすり休んで…目が覚めたらまだベッドの上にいた
「今夜は予約が入っているの。あなたはこれから特別料理になるのよ」
目の前にいたのはいつものマネージャーだった。
「特別料理ですか?」
その言葉に思わず期待してしまう。
「そうよ、お客さんの目の前で料理するの。あなたの体が気に入ったんですって」
それを聞きながら、体が何か落ち着かないものを感じていた
「そうそう、今回は特別料理だから、いつもより感度を上げてあげてるわ。
とっても気持ちよく食べられることができるわよ。」
そういって、あたしを皿に乗せて運んでいった。
あたしはこれから自分がされる「特別料理」に躍り上がるような気持ちで運ばれた。
運ばれたのはガラス張りの部屋の中
あたしはマネージャーに抱かれて大きなまな板に移された。
「今夜は私が料理してあげることになったわ。お魚の生け作りみたいに
少しずつ切り分けてお客様に出すことになるの。ほら、あそこにあなたを食べるお客様がいるわ」
そういって指差す向こうには鶴のようなくちばしを持ったドラゴンのような生き物がいた
あたしは、うずく体を横たわらせて、包丁が入ってくるのを待った
マネージャーがあたしの胸を手で持ち上げて、丁寧に包丁を入れる。
「あっ…う…ふわ…あ…」
ぷるんっという感触とともにあたしの胸はスライスされていく。
その度にあたしの体に電気が流れるような感覚が流れる
不思議と出血はなかった。
両方の胸がスライスされた後、マネージャーはあたしのお腹を切り開いて、お腹の肉や
内臓を薄く切り裂いてはお腹の中に戻していく
「やだ…気持ち…いい」
必死に口をかんで気持ちよさをこらえようとする
「あら?そんなに無理して声を出すのをこらえなくてもいいわよ」
そういってマネージャーはあたしの口を開いて舌をスライスしていった
スライスされた舌は皿に並べられた
快感をせき止めるものがなくなって、あたしは空っぽの口でもれる快感を垂れ流した
「ひゃ…ひもひ…ひひの…ほっほ…はんっ」
あたしのお腹の中から取り出されてはスライスされる内臓
腸や胃は綺麗に洗われて、ピンク色になってお腹の中に戻される
手足は切り落とされた後スライスされて舌といっしょに体の両脇を飾る
そして、あたしの下腹部に手をやったマネージャーが、見覚えのある臓器を取り出す
「これ、あなたの卵巣よ。とってもおいしそう。お客様も喜んでるわ」
そういわれてあたしはとても嬉しかった
股間はすでにじゅくじゅくに濡れきっていて、マネージャーがそこに包丁を入れた後、
それをあたしに見せてくれた。恥ずかしさと被虐心があたしの快感を増幅した。
すべて捌き終わるとあたしの首は胴体から切り離されて少し高い台に乗せられた
そこからは綺麗に料理されたあたしの裸身を見ることが出来た。
あたしはそのままガラスの向こうの食卓へ運ばれた。そこには、さっきの怪物がいた。
ああ、これからあのお客様についばまれるんだ
あたしのお肉、喜んでくれるかなぁ…
マネージャーは、裏手へ去っていった
「あいかわらず特別料理は人気が高いわ。でも、代わりの娘を探すの大変なんだからもう少し
お金とってもいいんじゃないかしら」
マネージャーは目の前にいる巨大な毛むくじゃらの生物に向かって言った。
「例のキノコの変種の菌糸はまだまだある。
複製体を作る代わりに、宿主を複製体と同じような食べられることに快感を感じる体に変えてしまう変種がね」
「複製体を食べられることになれた娘ってのはなかなか出てこないわ。あなたたちもそのほうが好みでしょう?
前に来た香織って娘はもう明日予約が入っちゃってるし」
「まあ、そのうちバイトの募集をかけたら食材になりそうな娘も出てくるだろう。
とにかく自ら協力的に食べられる娘ってのがご馳走の席では需要があるから頼むよ。
いちいち捕まえて食べるんじゃ、ムードも何もあったもんじゃない」
「でも、複製体じゃおもしろくないんでしょ?」
「そうだ、複製体とオリジナルの人間の肉じゃ美味しさが違うしなぁ」
そんな会話が続いている頃、特別料理を供されたパーティーは終わりを迎えようとしていた。
複製体でない自分の体そのものを食べられる快感に浸りながら、首だけがそこに飾られていた
(ああ、気持ちよかった…このまま…いつまでも…こうしていたいな…)
彼女の意識はそのまま永遠の眠りに沈んでいった
最終更新:2010年05月05日 22:26