闘技場のような場所の建物の中心にある広場に上半身裸の少女や女性が立っていた。
彼女達の前には透明な板が設置してあり、ちょうど彼女達の乳房の部分にだけ穴が空いており、彼女達はその穴から乳房を露出していた。
観客に大事な場所を見られ、羞恥心からか顔を真っ赤にしている者もいるが大半は顔を真っ青にして震えている。中には目に涙を浮かべている者もいた。
それは当然であろう。何故なら、今観客の歓声に答えるように本日のショーの主役が現れた。
それは一匹のワーウルフだった。
見るからに凶暴な顔に鋭い牙、強靭な筋肉で膨れている四肢の魔獣である。
彼は目の前に並んだ今日のご馳走の肉を一人一人匂いを嗅ぎながら回る。
そう。本日のショーとはワーウルフにより捕食ロシアンルーレットである。
彼女達は己の女性の象徴を担保にショーに参加しているのである。運が良ければ自分の乳房を食われずに莫大なお金を受けとれる。運が悪く乳房を食べられても、命の保証は約束されている。
その時、匂いを嗅いでいたワーウルフの足が止まった。
彼の前には、まだ幼い少女がいて、少女の乳房は年齢に不釣り合いくらいたわわに実っていた。
彼は目敏く今日の参加者の中で一番大きな乳房を見抜いた。彼は目の前にある柔らかい肉の塊を口に含む。
少女は何とか許して貰おうと懇願していた最中に、目の前のワーウルフが口を大きく開き、己を乳房を咥えた瞬間、痛みを覚悟し目を閉じた。しかし、予想していた痛みはなかった。
彼は口に含んだ肉の柔らかさを舌で舐め回し、牙により甘噛みをし、味わう。彼は人間の部位の中で雌の乳房が大好物だった。
人間の雌に二つしかない肉の塊は柔らかく、脂肪たっぷりで甘く、先端のコリコリとした部位は噛めば噛むほど旨味が出る珍味だ。
雌によって大きさは千差万別で、彼は今まで色んな乳房を食べてきたが、自分の頭より大きい乳房はあまり食べれないから、今から食べるのが楽しみだ。彼はニヤリと笑うと乳房の根本まで咥えて顎に力を込めた。
鋭い牙に柔らかな乙女の果実は形を変え、限界まで潰れると、あっという間に根本から喰い千切りられた。少女は声にならない悲鳴をあげて激しく痙攣していた。
グチャグチャと音を立てながら口の中の肉を咀嚼する。咀嚼するたび、口の中いっぱいに脂肪の甘みが広がる。 口を血と脂にまみれさせながらゴクリと呑み込みニヤリと笑う。彼は最初の一口は生で根本から喰い千切る決めていた。彼は少女の様子を見ずに残っている乳房の先端を咥えてそこだけを喰い千切った。先端を失った傷口からドクドクと血が溢れて乳房の赤いソース添えの完成だ。
人間は面白く、自分の乳房がだんだんと減って行く様を見せると愉快な顔をする。彼は少女の反応を楽しみながら乳房を小さく一口ずつ噛み千切り楽しんだ。
完全に胸から乳房が消えた虚ろな少女が退場されたが、まだまだショーは始まったばかりだ。
彼は口についた血や脂を長い舌でペロリと舐めて次の食事を選んだ。
彼は自分の役割をしっかりと認識している。観客はただただ自分の食事を見学に来た訳ではないことを。
次の食事に合う乳房を見つけた彼はその乳房を下から持ち上げる。
次の生贄に選ばれた乳房の持ち主はおっとりとした顔の女性で、その乳房は少し垂れ下がっている所謂軟乳と呼ばれる乳房だ。
彼が持ち上げた手の上でムニュムニュと自身の柔らかさを訴えるように形を変えてアピールしているように彼の目には映った。
彼が合図を出すとサポート役の人間が高温に熱された鉄板を運び出してきた。
その普通だったら、ステーキやハンバーグが載る場所には何も置いていなく、その鉄板の上に上下に動かせるように設置された網がついていた。
それが彼女の前に置かれた時、何をされるか悟り暴れるがもちろん逃げられる訳はなかったが。
彼はニヤリと笑い持ち上げていた乳房を鉄板の上に落とす。
重力により当然ながら下に落ちる乳房の終点は焼けた鉄板である。ジューっと音と共に脂が焼ける香ばしい匂いが舞う。
髪を振り乱し暴れる彼女は何とか自身の乳房を上に上げようとするが、そんな抵抗は設置された網を鉄板とでサンドイッチされることで封じられた。
絶叫を楽しみつつ、彼は焼き上げる時間までを有効活用することにした。
乳房をじっくりと焼かれている隣で、自分の番ではなかったと安堵している少女の乳房に新たに用意した装置を取り付ける。
それは乳房を囲むように木枠で上下に分かれており、その上に鋭い刃が紐で吊るしてあった。
所謂、ギロチン台というやつだ。今回の使用目的は首ではなく、乳房だということだ。
彼は少女に刃を吊るしている紐を咥えさせる。自分の乳房を守りたければ口を離すなと。
必死に紐を引っ張る少女の隣で、ついに調理が完成した。
押さえ付けていた網の形に綺麗に焼けており、香ばしい匂いが鼻を通り胃を刺激する。
逸る気持ちを抑えながら、彼は行儀よくフォークを持ち乳房に突き刺し、ナイフで切り分ける。大きなナイフがあたしの胸に触れる。
切り口からは湯気とともに豊富な肉汁がこぼれ落ちる。 涎を飲み込み口を大きく開け、その鋭い牙で噛みほぐされる。
こんがり火の通った乳房の肉には、女の旨味が閉じ込められていた。彼はその旨味をたっぷりと味わいながら、そろそろ調理が完成するであろうボロボロと涙を流す少女をニヤニヤと眺める。
最終更新:2019年11月08日 10:55