estel/melidia axte:beezel - niasの休憩室

beezel
5章
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@passo, xom ren fit ins t avelant a non, sae`
「いいわ、私に死神の目をちょうだい、紗枝」
ka zok, axte kuk tu a sae le fitlik mark t avelant.
屋上で、アシュテは死神の鎌を収めた紗枝に言った。
@xiyu....`
「わかった……」
kont ku, sae fremes al axte. yan lu fremes kuo al eel t axte.
言いながらアシュテに近づく紗枝。アシュテの顔に口を近づけていく。
@we....wewe, vaaaatt!`
「ちょ……ちょちょ、ままま待った！」
axte moxluk kor xos se rom.
アシュテはとっさに後ずさった。
tik po@to?`
首をかしげて「どうしたの？」
@sol non asm a tyu, sae! tyu tot fan non?? non et mπn tisse! kok tyu, hao!`
「訊きたいのはこっちのほうよ！何しようとしてたの！？私は女なのよ！あなたと同じ！」
@tio non vesn sat ins tuan lana fit tu envi.
　el vens xir ins t ole lana fit ins t avelant`
「力を与えるために目を舐めようとしただけだよ。
　死神の目を与えるには相手の目を舐める必要があるの」
@vesn....`[email protected] to? na yai?`
「舐める……」後ずさって「どのくらい？痛くない？」
sena@mox tio kit e vesn al ins. xiel tu et yai leiz`
「ふふ、舌の先を眼に触れさせるだけだよ。ほんのちょっと痛いかもしれないけど」
@pa....passo....alna`
「そ……そうなんだ……分かった」
axte halik zid kont em kaaf on kaam.
アシュテは頬を赤くしながら顎を上げた。
axte^qm....non na txu mil lu et lant rak aa....~
アシュテ（うぅ……恥ずかしいわ……紗枝、綺麗すぎるからなぁ）
sae fremik eel e nos al e axte, vesnik lankins luut.
紗枝は顔をアシュテに近づけ、左目を舐めた。
rommag ati leiz@qm....!`
少しびくりとして「んん……！」
yan sae myuok eel it axte.
紗枝は顔をアシュテから離した。
@....tur, non til miyu ins t avelant?`
「……これで、私は死神の目は持ってることになるの？」
@ya`
「うん」
@tet....tyu xal tyu, sae?`
「でも……あなたはあなたのままね、紗枝？」
@hao, mil non en til verna. pina, axte,
　te sins nik al amel tuan olta ti fiosik xanmain luut mil tu et lami tinka.
　yan ren vons non vast la`
「もちろん。私に悪意はないからね。アシュテ、約束して。
　たとえ妹の正体を見破っても彼女に動揺を見せないようにして。とても危ないから。
　それと、彼女を倒すために協力して」

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@vons? ak?`
「協力？どうやって？」
@xiki lana aluut xe le til ladia tinka.
　avelant venx le xen seles luant et anx xel diaset`
「詩姫はいつも大きな夢を狙っているの。
　そして、魂を食べるような邪悪な死神は夢喰いと呼ばれるの」
@diaset..... seles..... passo, diin sinl tur tyu et tia.
　hayu len....xiki xav lana ne?`
「夢喰い……。魂……。いいわ、とりあえず今はあなたが正しいと仮定しておく。
　それで、レン……詩姫とかいう奴は誰を狙っていることになるの？」
@yul tu sol non tabar. diaset dian nan et memir a vatin.
　tyu en xakl lu lana ne mian?`
「それは今調べてるところ。夢喰いは獲物と親しく振舞うの。
　彼女が誰を狙っているか、心当たりはない？」
@qm....len hatia yulg teu mei e secsems ter.
　yulg et twar le xat semsez sa frem. xink, tyu inat la tisse`
「うーん……レンは写真部のユルグに恋をしているみたいだけど。
　ユルグっていうのはさっき部室にいた一年生の子ね。あなたも見たはずよ」
tik po@we vik?`
首をかしげて「どの人？」
axte ku sat @en les feelatik tyu` tal kidik rens.
アシュテは「あなたに一目惚れしなかったほう」と言おうとしてやめた。
@saa, nia ver, impe....girs kal.....
　non xar lu et faan tinka a vert ok ladia`
「えーと、黒髪でオタ……大人しめのほう……。
　あの子は報道にすごく打ち込んでるし、夢もあるわ」
wik@haan, sol la et..... xom kamil xiki dian nan hatia la lana xen la`
頷いて「なるほど、あの子ね……。ならたぶん詩姫は彼を食べるために恋している振りをしてるのね」
^hqm....xen la....xan. lala es lu rens to eyo.
　len et xink avelant? sol amel noan? vilxan.
　la lut amel noan. non males sel le la fiasat.
　tet....lu ku bas fie tis a non. yan le mark et to?
　lu et xan avelant olta aven in....~
（……彼を食べる……ねぇ。何を言ってるのかしらね。
　レンが実は死神だった？私の妹が？ありえないわ。
　あの子はずっと私の妹だったんだもの。あの子が生まれた日のことも覚えているもの。
　でも……この子が私に嘘をつく必要もない。それにあの鎌は何？
　少なくとも紗枝は死神よね……）
@xom axte, ren okt a non kon anse ol xiki akt lan yulg sou`
「それじゃアシュテ、詩姫がユルグ君に会いたがった場合は私に連絡して」
@qp? a, ya, ya! xiyu`
「えっ？あ、あぁあぁ！いいよ」
sae asex reia, leevik atu.
紗枝は寂しげに笑うと、去っていった。
im koltik semsez, axte nak nik man len xa atu ok yulg.
部室に帰ったとき、レンがユルグと一緒にいたのでアシュテは驚いた。
@len....tyu lunas atu xan`
「レン……来てたの」
axte nak vem leiz man sae kut yua.
tal koot rens laat, len et len tio, len leim.
ala es sae kut lu et xink avelant sei.
紗枝があんなことを言ったせいで僅かに恐怖を覚えた。
だが紗枝の言葉とは異なり、レンはレンのまま、いつものレンだった。
どうして紗枝は彼女が実は死神だなんて言い出したのだろうか。

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^len la kut fie na. la pilpat non sin?~
（やっぱり嘘だったんだ。私、からかわれた？）
@etta, lunan`
「おねえちゃん、おかえり」
@len, lena kolt xiit ra. doova, yulg`
「レン、家に帰ろう。じゃあね、ユルグ」
ok wit, axte let las e len. yan luus rikik it ez.
アシュテは挨拶してレンの手を引き、部屋を出て行った。
@hai, es tyu lunates lyu?`
「それで、どうしてあそこに？」
axte repin len man lu fix en mer sae.
アシュテはちらちらとレンを窺う。紗枝の言葉を完全に疑ったわけではないからだ。
@uni? mil non sefat ke sec e saim t alis eeta.
　yulg salan laxat tu sec mil lu ser lan ne at semaim t eeta tisse.
　xom non ripat tu sec i koksaim noan.
　semaim noan til eeta le lodes koksaim al alis eeta`
「にゃ？アリスおねえさんのクラスの写真を渡しにいくためだよ。
　ユルグ先輩はおねえさんのおともだちを知りたいんだって。
　それで同じクラスの子から写真を借りてきたの。
　ともだちのおねえさんがアリスおねえさんと同じクラスだったから」
@qm....hai, sae xa tu sec?`
「へぇ……ところで、その写真に紗枝はいる？」
@sae eeta? kuim....teo. la mi lyu ses`
「紗枝おねえさん？そういえば……いなかった」
@haan....`
「そう……」
xi dunex, axte tabar me tex.
lu inar sec le len ripat a yulg. axte laxat tu sec a yulg.
yan lu xantat tex e tu sec var anse. see axte evat tu sec al arm.
夕飯のあと、アシュテは再び情報を調べていた。
レンがユルグに借りてきた写真を見る。この写真はアシュテがユルグに頼んだものだった。
ユルグが写真のデータをアンセで送り、それをアシュテが電子ペーパーに写したのだ。
im tu, len xiit luna axte a xeltluk ok gon. son luus kek ako kon xtarez.
そのときノックとともにレンがアシュテを月散歩に誘いに来たので、二人はエレベータで地上に移動した。
deko e noxra et alvelt. atu lut alvelt var xelm lana el xim sen xelfi se kax.
アパートの敷地は薄暗い。ここは月の光を堪能できるように夜通し薄暗くなっている。
@lee, etta. non akt ke flen yulg salan?`
「ねぇおねえちゃん。わたし、ユルグ先輩に会いに行ってもいい？」
nik@qp? ....es?`
驚いて「えっ？……なんで？」
@non ar lan xeltluk kokko la. passo a? mil tur et ruuj.
　non tis terk flen im xelm sete?`
「先輩と月散歩がしたいの。いい？ルージュの月だもん。
　わたしだって夜に外に出ていいんだよね？」
@tu et hao....tet....`
「そりゃもちろん……けど……」
@tet lami?`
「でも危ない？」
wik@ol tyu kor lan, xom non tan kor xaf`
頷いて「行きたいなら、私もついていかないと」

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@tee, non okt lan nan hatia la im fis`
「だめ、今日、先輩に好きだって伝えるの」
@hatia? tyu hatia la mian?`
「好きだって？あなた、あの子のことが好きなの？」
axte dianik nos serik lam na luut. hayu len wikik kont sins elet fiant.
アシュテは初めて彼女の気持ちに気づいたような振りをした。レンはもじもじと頷いた。
im tu, leeve ik nekt al esp. alvelt ento luus in vil miyu xok.
そのとき、月が雲に隠れた。お互いが見えないほど暗くなる。
@xink, non oktes kon anse a yulg, yul nanna ar xiit xeltluk ka kacte`
「実は、もう先輩には伝えてあるの。カルテで月散歩しないかって」
@yan....la ixnat to?`
「それで……向こうの答えは？」
@passo ol kokko vanoan tisse. tet non akt lan la se ves`
「保護者の人がいっしょならいいって。でもわたしはひとりで会いたいの」
@hqm....len, passo? el ―`
「うん……レン、いい？人は――」
im axte kac sat kon acva, xelt ik nok it esp.
hayu axte insik lu ―
アシュテがアルヴァを引用しようとしたそのとき、雲から月が顔を出した。
アシュテの前にいたのは、もちろん――
― haadis le sabes fava ank oken mels.
――フリルの付いた可愛いドレスを着た、ハーディスだった。
^― (teems~
「っ――」
axte goa sat erim ok ins dok.
tal lu hinok vexl sa lat.
アシュテは目を見開いて心臓を吐き出してしまいそうになった。
だがギリギリのところで耐え切った。
^le....len xa am?? la kores am?? we....wei, xiel lu et yul len??
　lu et xan amel noan?? tu....lu....leines sab e len.
　lu et fal la....fien non xar rin tu tis!
　qp....qp?? sae, la rensat rul xan??
　ep....ala es amel ank noan et avelant tis??
　om lu emat avelant tis??~
（レ……レンはどこ！？どこに行ったの！？ね……ねぇ、もしかしてこいつがレン？！
　本気でこいつが私の妹？これ…こいつ……レンの服を着てる。
　こいつがあの子に違いないわ……信じたくないけど！
　あ……あぁ！？紗枝、本当のことを言っていたのね！？
　私の可愛い妹が死神だなんてどうして！？
　いつ死神なんかになったの！？）
axte lek il se mer. tal lu xal elet leim.
理解できないことばかりだったが、表情は平静を保っていた。
@etta?`
「おねえちゃん？」
^len....xiki....len....? vinsa~
（レン……詩姫……レン……？どっちでもいい）
diin, lu en xakles axte til tur ins t avelant in.
今のところ詩姫はアシュテが死神の目を持っていることに気づいていないようだ。
xelt ik me nekt al esp.
月が再び雲に隠れた。
@q....ya, xom tyu kor flen se ves. non xa atu.
　tea non hot kolt ra, mama fix fan tyu`
「ぁ……うん、独りで行っていいわよ。私はここにいるから。
　私だけ家に帰ったらあなたがママに疑われるからね」
@seeretis, etta(xante`
「ありがとう、おねえちゃん♪」

p34
len leevik noxra se ves. axte dian nos skines a filski e deko.
yan lu kei kit minx len kont ar anse.
レンは独りでアパートを出て行った。アシュテは敷地内のベンチに座った振りをして、
アンセを使いながらレンを尾行しはじめた。
tist@sokta, ren sokta vad, sae....`
小声で「返事して、早く返事して、紗枝……」
im tu, sae soktak al axte.
そのとき紗枝がアシュテに返事をした。
@to ik sod, axte?`
「何があったの、アシュテ？」
@sae, tyu et tia xan. len....amel noan et avelant xan!
　yan la korar kacte lana akt yulg. la rensat nan ar lan xeltluk kokko yulg.
　tet haas tyu, la xen fan kamil yulg, non na.
　sae, non to ax?`
「紗枝、本当だったのね。レン……私の妹が本物の死神だった！
　今彼女はユルグに会いにカルテに行ってる。ユルグと月散歩をするって。
　でもあなたの言うとおりなら、ユルグはたぶん食べられてしまう、そう思う。
　紗枝、どうしたらいい？」
@seeretis, axte. xiki korar kacte sete?
　xom non kor fan kacte. tyu xal atu, xal fi vind. passo?`
「どうもありがとう、アシュテ。詩姫はカルテに行っているんだよね？
　今から私も行くわ。アシュテはそこにいて、どこか安全なところに。いい？」
@ya. yan non okt fan tu a yulg. non sols xaf la namt len`
「うん。それじゃ私はユルグに連絡するね。レンに注意を促さないと」
@tee, tyu so fonl.
　elt, yulg sou xar vil sof len liiz et avelant kok tyu. lena si mel.
　yan saal, see tu et volx alka, xiki elf sil kacte ol xaklik yulg sou et zal.
　ol tyu okt tu a yulg sou, xom la til naver, em zal xalt xiki`
「だめ、やめたほうがいい。
　まず、ユルグ君はあなたと同じようにレンちゃんが死神だなんて信じようとしないわ。時間がないの。
　それに、これが一番大事なんだけど、ユルグ君の様子がおかしいと気づいたら詩姫はカルテから逃げてしまう。
　このことを伝えたらユルグ君は怯えしまって詩姫に感づかれるわ」
@haan, passo. xiyu. xom al avan, sae`
「そうか、そうね。分かったわ。じゃあ気をつけて、紗枝」
axte isik anse.
アシュテはアンセを切った。
^haa, arte....hai, sae dasat non xal atu.
　tet....non nalx len o yulg.
　fak, xel mei e secsems, non tab ke fal fixt e tu veim~
（はぁ、まったく……紗枝はここにいろって言ってたわね。
　でも……レンとユルグが心配だわ。
　それに、写真部の一員としてこの事件の結末を見届けに行かないと）
son axte kei onk len se minx. len koak a lop. son lu tan sok.
そういうわけでアシュテはレンを尾行し続けた。レンは電車に乗り、アシュテもそれに従った。
len kendik i lop ka kacte, kor kacten. yan lu lukar font alvelt.
レンはカルテで電車を降りると、カルテンに向かう。薄暗い道を歩いてゆく。
^font alvelt....na vem kal a~
（薄暗い道……ちょっと怖いな）
axte vais enz len kaen font alvelt veil lu xit kamil la.
アシュテは薄暗い道にいるレンにじっと目を凝らしていた。そうしないと見失ってしまうかもしれないからだ。

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di xa hao xial im tur man tu et ruuj. tal u xa atu man tu et kacten.
olta ruuj, lan leim en ke kacten man tu et tio dertka.
ルージュの月なので、街にはたくさんの人がいる。だがカルテンには誰もいない。
たとえルージュの月でも、ただの祈り場であるカルテンにはふつう行かないからだ。
pin, latis as ke xiel atu im xelm as. tal diin, u xa atu im tur.
ただ、敬虔なヴァルテなら夜でも来るかもしれない。だがとにかく、今は誰もいなかった。
^kuim, len tur miyu len leim, alfi, lu en sinses xanmain in....~
（そういえば、今のレンはいつものレンね。正体を現していないみたい……）
im tu, len lef kit kont mag las. sa lu, yulg xa.
そのとき、レンが手を振って走り始めた。その正面にはユルグがいる。
len skinik a filski xi wit.
alt, axte nektik nos a tito fremen filski lana ter minx xook luutes.
レンは挨拶してベンチに座った。
一方、アシュテは会話を盗み聞きするためベンチのそばの茂みに身を潜めた。
@qr? ti lunak atu xed axte?`
「あれ？アシュテは一緒じゃないの？」
@ya, ya. etta na tomyai im tur. xom non hot luna atu`
「うんうん。おねえちゃん、おなかが痛いんだって。だからここに来たのはわたしだけ」
@tal....ala es papa tiil en luna atu? tu et lami man atu et velt.
　olta tu et xelt e ruuj, ti....qm....`
「でも……パパはどうしたんだい？ここは暗いから危ないよ。
　いくらルージュの月とはいえ、君は……ん…」
@pentant, salan. tet non laxat xan xan ar xeltluk kokko tyu`
「ごめんなさい、先輩。でもわたし、ほんとにほんとに先輩と月散歩がしたかったの」
son yulg asex, sont len.
ユルグは微笑んでレンを撫でる。
@saa, ans luk das?`
「じゃあ、歩こうか？」
yulg xtam kit, tal len dil lu so vol bik las luut.
立ち上がろうとするユルグを、しかしレンがその手をつかんで引き止めた。
@qp, salan, non lunak atu i ra. yan main noan et lis tinka.
　xom non na tur ani ento non luk rin vein im tur`
「あっ、先輩、わたし、家から来たの。それにわたし、体がちいさいから。
　だから、もう歩きたくないくらい疲れてるの」
@ya, tu et hao. son ar xiit xook du en fen.
　hai, seere me on ti fitat le sec`
「あぁ、そりゃそうだね。じゃあしばらく話でもしようか。
　そうだ、もう言ったけど、あの写真ありがとう」
@ion. tyu jinsat ne et hacn t alis eeta?`
「いいの。アリスおねえさんのおともだちはわかった？」
@ya, tix miina o sae, la tilat fou hacn.
　an asmat ke sool t alis imen le sel a luus kon le sec`
「うん、ミーナと紗枝以外では数人の友人がいたみたいだ。
　あの写真を使って、あの日のアリスの行動を聞き込んだんだけど」
@tyu et xan faan a vert, salan`
「先輩はほんとうに一生けんめいですよね」

p36
@sent, an siina xan axon ant.
　tea an et faan a fel, xiel an em sen tales az alt(axte
　tal xink, an fel fal lana flomtas kes aa....(viine`
「ありがとう、僕はこの趣味が本当に気に入ってるんだ。
　もし勉強にこの力を注いでたら、タレスにもなれたかもしれないな。
　でも実際、次の期末テストの勉強もしないといけないんだよな……」
@smsm, non tan. mepl, salan, tyu miu xax alf a non lana flomtas kes.
　tet tyu tur vokka eyo?`
「ふふふ、わたしも。そうだ先輩、次の期末テストのために数学を教えてもらえませんか？
　それとも、いそがしいですか？」
@passo, an xax sen alf e fianka. im kest?`
「いいよ、中学校の数学なら教えられる。明日にする？」
@fiiyu(xante`
「やった☆」
len nax. tal im tu, lu diamik nax, vais kit yulg.
笑うレン。だが、すぐに笑うのをやめてユルグを見つめ始める。
@....to?`
「……なんだい？」
@qm....salan, xink, non okt lan xe a tyu`
「うん……先輩、実は、伝えたいことがあるんです」
@passo. an ter van ti`
「いいよ。聞いてあげる」
@xink....xink, non....siina tyu`
「実は、実は、わたし……先輩のことが好きなんです」
yulg halik dapini du kal, monok yun lent, na kit pels in.
ユルグはやや眉を上げ、人形のように動きを止め、反応に困っているように見えた。
@qm....tu eks....tu?`
「あ……それは……そういう意味？」
len wikik kont sins eel har.
顔を紅潮させて頷くレン。
@xom....non ret fan tyu so....non`
「だから……わたしに……してください」
@to....ti?`
「君に……何を？」
len fremar eel e nos al e yulg s ent. yulg na pels tin tal lu ov vil in.
自分の顔をゆっくりとユルグに近づけてゆく。ユルグは困っているものの動くことができないようだ。
@te....teo, len. ti et lif rak`
「や……やめるんだ、レン。君にはまだ早いよ」
yulg evik las a fle e len. tal len en mono kont asex.
ユルグはレンの肩に手を置いた。だがレンは微笑んで動きを止めなかった。
@ilpasso, salan. non xiks lan tyu mil non ―`
「だいじょうぶです、先輩。わたし、先輩とキスしたいんです。だって、わたしは――」
@― non xen lan seles tuan.? avelant`
「――あなたの魂がほしいから？死神」
im tu, xiv e sae rigik xalte e hatia.
そのとき、紗枝の声が甘い雰囲気を破った。