アズゲル
シフェル-マレット間の戦争の時代。
メルティア104万1000年頃、ユーマ0年
ラヴァスの後、アルデはアルフィへ去った。エルトはセルハノイを、サールはセルアを通って。そしてユーマの一族はアルカットに向かった。
ユーマの一族は西のシフェルと東のマレットの二つの民族に分かれていた。彼らはアルカットで戦争を始めた。
アルデは自分たちの住んでいたアルカットがこの戦争によって破壊されるのを恐れるようになった。そのためアルデはマレットよりも早くたどり着いたシフェルを助け始めた。
この戦いがアズゲルである。
シフェルはルティアをマレットから奪い、マレットをケヴェアに追いやった。だがアルデはケヴェアに住んでいたことがなかったため、そこからマレットを追い出すことはできなかった。
マレットはシフェルからファベルを奪い、シフェルをアルカットに追いやった。
アルデはアルカと文化をシフェルに教えた。ここにアルデの文化とユーマの文化が混じり合うこととなる。
アルデはユーマの一族のために、メルティア暦104万1000年頃と一致するユーマ暦を作った。
ユーマ0年頃
シフェルがアルバザードに到る。
シフェルの長シフェランがアルデの言語と文化を習う。
ユーマ2000年頃
シフェルがアルカットの大部分を奪う。
ケヴェアに封じられていたマレットがシフェルからサヴィアを奪う。
ユーマ3000年頃
マレットがインサールでシフェルを襲う。
ユーマ3500年頃
シフェルがアルデの助けによって魔法体系を築く。
マレットがアルマレットという魔法体系を築く。
マレットがインサールから退く。
シフェルの長はシフェラン、マレットの長はマレティスである。
ユーマ4000年頃
シフェルがサヴィアを侵略する。ルティアの戦いは熾烈を極める。
アルデは自分たちの土地を侵そうとするマレットに怒りを覚える。そこでアルデはマレットの前に現れ、軍を壊滅させる。マレットはルティアから南へ撤退する。
ユーマ4500年頃
シフェルはケヴェアを得ようとサヴィアの軍を強化する。だが南半球に関心のないアルデはシフェルを援助しない。シフェルはケヴェアの戦いにおいてマレットに大敗を喫し、サヴィアを去る。
ユーマ5000年頃
マレットはアデントを本拠地としてファベルに侵攻する。シフェルの軍が手薄だったファベルは脆く、シフェルは即座にファベルの南部を失う。マレットは南ファベルを本拠地としてアルデの土地である北部に侵攻を始める。
最強の軍を整えたマレットは非常に強く、アルデとシフェルの連合軍を破り、ファベルを奪うほどであった。ただしマレットは北ファベルの全域を得たわけではない。シフェルとマレットは北ファベルの一部の領土を共有し、文化の混合が起こった。
一方、文化の混合はケヴェアとサヴィアの間では起こらなかった。両大陸の間に明瞭な境界が存在したためである。
そしてアズゲルはユーマ5000年に終わる。
マレットはファベルとケヴェアを固守し、シフェルはアンシャルとサヴィアを固守した。両者は互いを侵略することはできない。したがって戦争は停滞した。
そこでシフェランは文化の混合した北ファベルにマレティスを呼び、決闘を申し込んだ。二人は相討ちとなり、シフェルとマレットは指導者を失った。そこでアズゲルは終わる。
アズゲルの後、シフェルは北へ、マレットは南へと去る。冷戦が訪れ、以後長く続くことになる。
最終更新:2009年06月02日 01:52