ギド

 顔は、全く見えず、口元の金属性と思しき突起状のマスクと、とんがり帽子のような独特なデザインの頭からすっぽりと体を覆う、裾(すそ)がボロボロの服…その下の鉄製だという剥き出しの1本足の義足と、体を支えているのか、ちょこんとついた杖が、特徴の天空闘技場200階クラスの闘士。
旧アニメでは、両膝を立てて1本足の台座に収まっていたが、いずれにせよどうやってバランスを取っているか不明…移動方法は、やや曖昧(新アニメでは、杖を使って1本足の義足で跳ねていた)。
性別:男性
強化系能力者。

声優
 旧:小和田 貢平 (こわだ こうへい)
 新:奈良 徹 (なら とおる)

  • 原作では「洗礼」を受け、両脚が失われているのが、服の丈の短さにより表現されていた(裾がボロボロなのは、回転(技:竜巻独楽)のせいもあるとして、もしかしたら両脚を失った時、着ていたのかも知れない…背中の曲がり具合から、老人のようにも見え、かなり小柄。詳細は、分からないがウイングによると、独楽への思い入れが強い事から、苦手な系統の念を使えているが、その性能はイマイチのはずだという…。

  • 強化系でありながら、具現化した独楽を駆使して闘う。念の未熟なゴンに戦闘をしかけ、初戦は勝利するが、修行によって成長したゴンと再戦し義足を破壊され敗れる。義足の修理が、間に合わず、キルア戦、不戦敗となったがそれでも戦績は、8戦3敗…あと1敗すれば失格だが、以降の事は、描かれていない。

※様々な規制により旧アニメでは義足は
戦闘の為のもので、実際は両足があった上、帰るのだと言って、小さな風呂敷を背負って(ズボン,靴は、見受けられず)生足だった。ターミナルや路上で職務質問され兼ねない姿に思えるのだが…


  • サダソ、リールベルトと行動を共にしていたが誘拐・脅迫では、サダソが気絶させたズシの片方の靴をゴンに届け電話…手慣れた様子で脅しているようにも見えた。(その靴に関して恐らく作者のミスなのだが、原作,旧アニメ共に「ズシから靴を脱がせる描写」が無く、新アニメでサダソが脱がせて、ギドに手渡すシーンが出るまで「ギドの能力なのでは?」と思っていた人もいたとか…今でも尚【これだから冨樫先生は、信用出来無い】一因とされる描き忘れシーンらしい)


※新アニメでは、独楽好きが前面に出され、ほぼ常に独楽を回している筋金入りの様子が、描かれている。ボロボロな事に変わりないがまさか還暦?な赤い服。(体格は、もっと高齢に見える意)


技・戦い方
舞踏独楽(ぶとうごま)
  • ギドが、具現化した10cm少々の独楽。念で遠隔操作して回転させ、強化して敵(ギド以外の全て)を攻撃する強化系の技…という「他系統に渡る複合的な物」となっている(為、本来イマイチのはず)が、(独楽への思い入れにより)ギド自身との相性は、良く「細かい操作が出来無い事」が、難点か否か…独楽同士のぶつかり合いではじけ飛ぶ等ある意味、リアルな独楽の動きを再現出来ている。その独楽は具現化された物体の為、ハンマーでぶん殴られたような威力を誇る。


戦闘円舞曲(戦いのワルツ)
  • 念で強化した複数の独楽に「邪魔者をはじき飛ばせ」という命令を与えて放つ。独楽は接触したもの(主に独楽同士)を弾き飛ばす。最大で50個近くの独楽を、同時に操ることが出来る(操作している内に入らないとバカにする人も居るが、独楽が勝手に次々とリングアウトしていないので、そうバカにした物でも無いだろう。ベイゴマの要領で弾かれた独楽の威力は、念でガードしなければ骨折するようなレベル。そんな独楽が、試合が長引けば長引く程、ギドが独楽を増やして行くので、厄介な状況になる)。


散弾独楽哀歌(ショットガンブルース)
  • 念で強化した複数の独楽を標的めがけて真っ直ぐ飛ばして攻撃する。この技は標的を狙っている為、放出系の可能性が高く強化系のギドと相性の良い技と言えるだろう。


竜巻独楽(たつまきごま)
  • ギドの技の中で、最も自系統に合っている自身がオーラを纏い「独楽状の義足を軸にギド自身が回転し攻撃する」攻防一体の強化系の技。回転しながら独楽を放つことも可能。

※放っておけば目を回すと思いきや、
ある観客によるとギドが目を回す事は「慣れ」から無いらしい。


性格
  • 独楽に関しては、強化系(=単純一途)…そのもの…なぜか、自身を “非力”だと言っていた。  


口調
  • 一人称:オレ

  • なんとも言えない笑い方をする以外は、ごく普通。(文字ではゲッゲッゲ)若干語尾に「な」が多い印象…ゴンに電話をした際には「ゴンくん」と呼んでいたが、試合中の「ボウズ」が本来の口調のような気がする。


その他
  • 原作では、杖のデザインが、よく変わっていた。仕込み杖では無い模様だが一部ファンは、仕込み杖だと信じたいらしい…(期待?)

  • 経緯は、不明ながら…(バッサリやられたのか…傷が元で、切らざるを得なかったのか…)あのヴィジュアルになっても前向きな感じがする…

  • 「非力」発言に関してなされていた考察には『ギドのこれまでがソコソコの格闘家(武闘家)だったが、敗北を味わった』事が挙げられているが、200階まで上がって来られている為『敗北は天空闘技場に来る事になった理由』であり「この体になってから負けた事がない」につながっている事になる。『敗北は、加齢による体の衰えだった可能性が高く、ギドは自信を失っている』ゆえの「非力」発言と思われる。この事からギドは、念に無知で独楽の威力は、あまり考えていない可能性が出て来る…。

  • なぜ、独楽に思い入れがあるのか描かれないままクラピカ、シズク、ビスケのセリフからのゴレイヌのような扱い(※具現化したい物を舐めたり嗅いだりイメージ修行が大変で日常がソレというネタ)にされかけたが『恐らく子供の頃、独楽ぐらいしか遊ぶ物が無い世代(=高齢)で道場破りにでも遭って(高齢なのに)天空闘技場に来たのだろう』という大団円を迎えた掲示板があった。

  • カストロを【メモリの無駄遣いさん】などとバカにするネット民に『ギドは愛情バフだから有り』という優遇?を受けている。

  • ギドについて、新アニメ以降【洗礼で頭部に怪我】などの表現が散見されるようになったが、いまだギドの顔は明かされていない…洗礼で足を失い、独楽への思い入れから、あの義足にしたのなら…洗礼を受けた際には、あの服だった事になるので、頭部に怪我があったとしても洗礼による物ではないのでは…(という話から “道場破られたんじゃね?”となった。ある程度の格闘家だったが道場破りに遭い、顔を隠して天空闘技場に来たのではとの考察)

  • 顔については、“ああいうマスクの人”扱いという冨樫先生によるキャラデザで、明かされる事は無いのではないかと言われているが、服装から【流星街出身】ネタや防塵マスクのように見え、空気の悪い所が連想され、いずれそういった場所が登場するのではと考察されている。

  • 尚、再登場に関しては、主人公ゴンと戦った初めての念能力者で、技が独特な為ありうる派と、序盤の雑魚だからありえない派に分かれているらしい。


  • 『引退(?)して、漫画家になった』…というのは「ギド」で検索したらのあるあるネタ(実在漫画家のPN)


  • 劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(1作目)に、一瞬出ている。


  • 一部ファンの間では、ギドのマスクは『漫画家横内なおき先生が描いたら、鼻にされるw』で通じるらしい。
横内なおき先生の代表作は『サイボーグクロちゃん』

  • ギドによく似たポケモンのヨマワルについてのネタがある。そもそも、“クラピカのピカ=ピカチュウ”というネタ(名前の由来の考察)があるが冨樫先生がゲーム好きという点からありうるとして…ギドは、旧アニメ版では灰色に近い色の服を着ている→後にポケモンにヨマワル(体色が黒,濃い灰色)登場…ヨマワルの色違いは淡い赤→新アニメ版ギドは赤い服…これは、逆輸入ではないか?という内容…これは偶然なのだろうか?


ゲームでの活躍

  • 基本、サダソやリールベルトが登場していればセットだが、操作,使用出来るのは新アニメ以降(赤い服のギド)で、かつては中ボスクラスの敵キャラクターだった…幻のグリードアイランドなど


  • 技からの(カストロ:虎咬拳→白虎…リールベルト:双頭の蛇→蛇の生えた亀→玄武…ギド:竜巻独楽→)青龍説からか、服が濃い青をしている。それぞれの決意

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最終更新:2024年01月05日 14:17