釧路市音別町本町にある根室本線の駅である。駅ナンバリングはK45である。かつては急行まりもの停車駅であった。
音別駅の様子
当駅は2019年3月まで貨物と旅客の両方を扱う一般駅であったが、2019年3月ダイヤ改正で貨物営業が廃止された。みどりの窓口をもつ有人駅でもある。みどりの窓口の営業時間は8:10~15:00である。有人駅ではあるが、晴れていなければ待合室は薄暗い。
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音別駅の駅名標と駅名板 |
音別駅の貨物線 |
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音別駅構内のようす |
音別駅構内踏切 |
音別町には大塚製薬工場釧路工場があるため、2019年3月ダイヤ改正まで貨物列車が1日1往復発着し、貨車の切り離し(下り)と連結(上り)を行っていた。
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音別駅の待合室の様子 |
音別駅窓口と改札の様子 |
当駅は利用者が100人未満の特急通過駅であるにもかかわらずみどりの窓口があるJR北海道の直営駅だが、2つ隣の
白糠駅は特急が停車し、音別駅よりも利用者が多いのに、ジェイ・アール道東トラベルサービスへの委託駅となっている(2016年度乗車人員:音別駅:44人/日、白糠駅:66人/日)。
これは音別駅は貨物列車の発着があるため信号扱いが必要となるためである。同様の事例は
大沼駅(特急通過、直営駅)と
大沼公園駅(特急の多くが停車、委託駅)でもみられる。
駅構造は、旅客用線路2面2線+貨物用線路1面2線である。ホームの番号は駅舎から順に1番線、2番線、3番線、4番線とつけられている。駅舎は1番線ホームにあり、両ホームは構内踏切で連絡している。本線は1番線で、列車行き違いのある場合のみ2番線が使用される。駅全体をまたぐように線路の南北をつなぐ人道橋がわたされている。
当駅を始発・終着とする普通列車が
釧路との間に朝と夜に1往復ずつ、計2往復設定されている。
歴史
1903年3月に開業した。
利用状況
国土交通省調査によれば1日の利用者数は44人(2016年度)となっている。
駅周辺
駅周辺は釧路市音別町の中心部である。
駅周辺のバス停としては音別駅前バス停と音別駅バス停がある。音別駅前バス停は駅の左手にあり、札幌と釧路を結ぶ高速バス「ニュースター釧路号」が停車する。一方音別駅バス停は駅の右手にあり、釧路駅と音別駅を結ぶくしろバス36系統が1日3.5往復(休日は1.5往復)発着する。
音別駅バス停に停車するくしろバス36系統
隣接駅
尺別(K44)(廃)←音別(K45)→古瀬(K46)
Copyright 1997-2019
北海道大学鉄道研究会
(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
最終更新:2019年04月11日 21:11