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anko1767 あなたは、食べてもいい○○○○?

注意書きです。

1 駄文です。
2 希少種優遇です。
3 人間は少ししか出ません。
4 他の作者様の作品と似ている可能性があります。
5 少し理不尽かもしれません。

それでもOKという方のみ、どうぞ。





そこは、ゆっくり達が暮らしている何の変哲もない森の中。
只今の時刻は深夜の2時。ゆっくり達だけでなく、他の野生動物のほとんどが寝静まっていました。
昼間のゆっくり達のにぎやかな光景とは打って変わって、ただただ、何も無い暗闇に覆われた世界となっていました。
そんな暗い森の中を、人型の生き物がふわふわと飛んでいました。
森の木の隙間から、満月の光が差し込み、その生き物の姿を照らしだします。
その生き物は、どうやら女の子のようです。
黒を基準とした服装。
胸元には銀色に光るバッジ。
口の端から除く八重歯。
ショートカットのきらびやかな金髪。
お札のような赤いリボン。
そして、その女の子は、

「おなかすいたのかー」

と呟きました。

その生き物は、胴付きのゆっくりるーみあだったのです。

これは、純粋で美味しい食べ物を求める、ちょっとグルメなゆっくりるーみあの物語です。




「あなたは、食べてもいい○○○○?」

作者:ぺけぽん





このるーみあは森の近くの一軒家に住んでいる、愛でお兄さんの飼いゆっくりでした。
お兄さんはるーみあをとても可愛がっており、るーみあもお兄さんの事が大好きでした。
その関係はとても良好で、飼い主とペットと言うよりも、家族と言った方がいいでしょう。
ですが、るーみあには一つだけ不満な点がありました。

「るーみあ、ご飯だよ」
そう言ってお兄さんが差し出すのは、B級ゆっくりフードでした。
「わはー、いただきますなのかー」
るーみあはそのゆっくりフードをぱくぱく食べます。
「美味しいかい?るーみあ」
「うん、おいしいのかー」
お兄さんの問い掛けに、るーみあはそう答えました。
しかし、るーみあは内心少しだけ不満でした。
このお兄さんは料理が苦手で、食事のおかずは大抵スーパーで買った総菜物を食べていました。
るーみあの食事は大抵がゆっくりフード。
その種類こそ変わる事はありますが、さすがにいつもゆっくりフードばかり食べていては健康に悪いです。
他に食べる物と言えば、お兄さんと同じ総菜物か、レトルト食品。
るーみあは、『自然の味』がする食べ物を食べたかったのです。
しかし、自分がわがままを言えば、お兄さんは困ってしまいます。
ですので、るーみあはその事をお兄さんに黙っていました。

そんなるーみあには、お兄さんには言えない秘密が一つだけありました。

夜。お兄さんが寝静まった頃に、るーみあはこっそりと気付かれないように家を抜けだします。
そして近くの森の中を徘徊して回るのです。
るーみあは夜行性で、昼間は大抵のんびりしている事が多いので、眠たくはありませんでした。
何故森の中を徘徊するのか。
それは、森の食べ物を探して食べるためです。
るーみあは今まで何回も森に生えているキノコや木の実、花や果物を食べていました。
それらはるーみあが好きな『自然の味』そのものでした。

そして現在。

今夜もるーみあは美味しい食べ物を求めてふわふわ飛んでいました。
……ですが。
「みつからないのかー」
かれこれ1時間ほど探していましたが、今回は目当ての食べ物がなかなか見つかりませんでした。
当然、毎回必ず美味しい食べ物を見つける事が出来る訳ではありません。こういったハズレの日もあるのです。
そんな日にはどうするのか。るーみあはある対策を練っていました。

「しょうがない、ほかのゆっくりとたべものをこうかんしてもらうのかー」

るーみあは野生のゆっくりの巣を探し始めました。
数分後、さっそく最初の巣を見つける事が出来ました。
「こんばんはなのかー」
るーみあは薄暗い巣の中へ挨拶しました。
「むにゃ……。こんなよなかにだれなのー?わからないよー……」
寝ぼけ眼で巣の中から出てきたのは、成体サイズよりも少し小さめなゆっくりちぇんでした。
このちぇんは最近一ゆ立ちしたばかりで、まだ子供っぽさが抜けていませんでした。
本来ならこんな真夜中だからこそ、その声に対して警戒すべきなのですが、寝ぼけていた事もあるため、ちぇんはそのままのそのそ出てきてしまいました。
「みかけないゆっくりなんだねー、だれなのー?」
「るーみあはるーみあなのかー」
「るーみあっていうんだねー、わかるよー」
「そーなのかー」
「うんうん、わかるよー」
「わはー」
傍で聞いていると何とも脱力してしまいそうな会話ですが、本ゆん達はお構いなしで続けます。
「るーみあはおなかがすいてしまったのかー。すこしでいいからなにかたべものをわけてほしいのかー」
「え?たべものを?」
るーみあの突然の物乞いに対し、ちぇんは少し悩みましたが……。
「わかったよー。こまっているゆっくりはほおっておけないんだねー」
ちぇんは巣の中に戻って、キノコを一つるーみあに差し出しました。
「ありがとうなのかー」
るーみあはちぇんにお礼を言い、そのキノコをぱくぱく食べ始めました。
「おいしかったのかー」
キノコはあっと言う間にるーみあのお腹の中へ入って行きました。
「おれいにこれをあげるのかー」
るーみあはスカートのポケットの中から、ビー玉を一つ出して、ちぇんにあげました。
「わー!とってもきれいなんだねー!もらっていいのー?」
「いいのかー。きのこのおれいなのかー」
「ありがとう、いいゆっくりなんだね、わかるよー」
るーみあはちぇんに手を振りながら去っていきます。
るーみあはなかなか食べ物が見つからない場合、こうして野生のゆっくりの巣を訪問して、家から持ってきた物を物々交換して食べ物を手に入れているのです。
強奪なんて悪いゆっくりがする事。世の中はギブアンドテイク。
るーみあはそう考えていました。
しかしるーみあはまだ満足していません。
キノコは美味しかったのですが、さすがにそれだけでは腹は膨れません。
るーみあは別のゆっくりの巣を探しました。

次に見つけたのは、先程のちぇんの巣よりも少し大きめの巣でした。
「こんばんはなのかー」
るーみあは薄暗い巣の中へ挨拶しました。
「むきゅう……、なんなの、こんなよるおそくに……」
「とかいはじゃないわね……」
寝ぼけ眼で巣の中出てきたのは、番のぱちゅりーとありすでした。
「むきゅ!?なんなのこのゆっくりは!?みたことがないわ!」
「なんだかふらんににているわ!おねがいだからたべないでぇ!」
二匹は今まで見た事が無いるーみあに対して、酷く怯えていました。
「こわがらなくてもいいのかー。るーみあはちょっとおなかがペコペコだから、なにかたべものをわけてほしいのかー」
「むきゅ!?」
「ありすたちを……、たべないの……?」
「たべたりしないのかー」
るーみあのその言葉にぱちゅりーとありすは少しだけ落ち着きを取り戻しました。
「むきゅ……、ありす」
「……そうね、いまたべものをもってくるわね」
ここは逆らわない方がいいと考えた二匹は、巣の中へ戻って、近くの小川で獲った小魚を差し出しました。
「ありがとうなのかー」
るーみあはぱちゅりーとありすにお礼を言い、その小魚をぱくぱく食べ始めました。
「おいしかったのかー」
小魚はあっと言う間にるーみあのお腹の中へ入って行きました。
「おれいにこれをあげるのかー」
るーみあはスカートのポケットの中から、飴玉を数個だして、二匹にあげました。
「むきゅ……?」
「も、もらっていいの……?」
「いいのかー。さかなのおれいなのかー」
「……」
「……」
るーみあはぱちゅりーとありすに手を振りながら去っていきます。
二匹はポカンとしたまま、るーみあの背中を見続けていました。
「さっきのさかなはとってもおいしかったのかー」
るーみあは先程の小魚の味に満足していました。
しかしるーみあはまだ満足していません。
小魚は美味しかったのですが、さすがにそれだけでは腹は膨れません。
るーみあは別のゆっくりの巣を探しました。

次に見つけたのは、先程のぱちゅりーとありすの巣よりもさらに大きめの巣でした。
「こんばんはなのかー」
るーみあは薄暗い巣の中へ挨拶しました。
しかし返事はありません。
「こんばんはなのかー!」
それでも返事はありません。
「……おじゃましますなのかー」
業を煮やしたるーみあは、巣の中へ上がり込む事にしました。
「ZZZ……ZZZ……」
「ゴー……ゴー……」
巣の中には、番のれいむとまりさがいびきを立て、よだれを垂らしながら寝ていました。
れいむの方はどうやら胎生にんっしんっしているらしく、かなり腹が膨れていました。
「こんばんはなのかー!!」
先程よりも大きな声でるーみあは挨拶しました。
「んぐ……、いったいなんなのぜ……」
「う~ん……、あまあま……」
やっと二匹は起き出しました。
「こんばんなの『なんなのぜおまえはぁぁぁぁ!?』『こんなよるおそくに!ばかなの!?しぬのぉぉぉぉ!?』……あう」
二匹の怒号に、るーみあは少し気後れしてしまいました。
「かってにまりさとれいむの『すいーとほーむ』にはいってくるんじゃないのぜぇぇぇぇ!?」
「ふほうしんにゅうだよ!?ばかなの!?しぬのぉぉぉぉ!?」
「ごめんなさいなのかー」
酷い言われようですが、勝手に入ったのは事実。るーみあは素直に謝る事にしました。
「じつはるーみあはちょっとおなかがへって『しったことじゃないのぜぇぇぇぇ!』『でていけこのこそどろぉぉぉぉ!』……うぅ」
二匹は両目をぎらつかせ、歯ぐきをむき出しにして怒り出しました。るーみあはその表情に少し怯えてしまいました。
「……ここにチョコレートがあるのかー。これをあげるからなにかたべものをわけてほしいのかー」
「……ふん!いいのぜ、そのあまあまさんをくれるならかんがえてやってもいいのぜ?」
「わかったらはやくあまあまちょうだいね!ばかなの!?しぬの!?」
るーみあは二匹にチョコレートを差し出しました。
「うっめ!これむっちゃうっめ!」
「ぱねぇ!まじぱねぇよこれ!」
二匹はそのチョコレートをかなり意地汚く食べ始めました。
「それじゃあなにか『はぁぁぁぁ!?こんなのでたりるわけがないのぜぇぇぇぇ!?』……え?」
まりさのその言葉にるーみあは面喰ってしまいました。
「いまのはまりさとれいむの『すいーとほーむ』にかってにあがりこんだいしゃりょうなのぜぇぇぇぇ!?」
「そんなこともわからないの!?ばかもここまでくるとかわいそうだね!」
「……じゃあ、このキャンディーをあげるのかー」
るーみあは残りの飴玉を全部二匹に差し出しました。
「むーしゃむーしゃ!めっちゃしあわせぇ!」
「へぶんじょうたい!まじうめぇ!」
二匹はその飴玉を意地汚く舐めもせずに噛み砕いて食べ始めました。
「たべも『いったいなにをいっているのぜぇぇぇぇ!?』……」
「まりさは『かんがえてやっても』いいといたのぜぇ!だれも『あげる』なんていってないのぜぇ!」
「れいむはにんっしんっしてるんだよ!?れいむにやさしくするのはとうぜんのことでしょう!?」
二匹のその言動はまさにゲスそのものでした。
「……どうしてもくれないのかー?」
るーみあの周囲の空気が少しだけ変わりました。
ですがその事に二匹は気が付きません。
「あたりまえなのぜぇ!ばかなおまえがわるいんだぜぇ?」
「わかったらさっさとかえってね!かえらないとせいっさいっするよ!?」
「……ねぇ」
「「ゆ?」」
るーみあは八重歯をむき出しにしながら、微笑んでこう言いました。



「あなたは、たべてもいいゆっくり?」



「「……!?」」
つい先程までるーみあを馬鹿にしていた二匹は、何か冷たいモノを感じ、後ずさりしました。
おかしい。何かがおかしい。
二匹は直感的にそう感じていました。
目の前のゆっくりは明らかに馬鹿そうなゆっくりだったはず。
なのに。

今、目の前にいる、コイツは、何?

この二匹でも分かる位、るーみあの雰囲気は先程とはガラリと変わっていました。
先程の、のほほんとした表情は消え去り、『エモノ』を目の前にした、自分達が恐れる捕食種のような表情になっていたのです。
「ゆ、ゆっへっへ!な、なにをいっているのぜぇ!?」
それでもまりさはるーみあに虚勢を張り続けました。
「ま、まりさをたべる?やれるもんならやってみるのぜぇぇぇぇ!!」
先手必勝。殺らなければ殺られる。そう感じたまりさは渾身の体当たりをお見舞いしようとるーみあに突撃しました。

「あなたは、じゃま」

そう呟いたるーみあは、腕を軽く振りました。
その腕に当たったまりさは。

「ぶべらあぁっ!?」

勢いよく壁にぶち当たり、そのままずるずると落ちて行きました。

二匹は知りませんでした。

今まで馬鹿にしていたるーみあが。

捕食種の一種である事に。



「ま、まりさぁぁぁぁ!?」
「ゆ……ゆぐ……」
れいむは突然の出来事に数秒間、餡子脳がフリーズしてしまいましたが、まりさの変わり果てた姿を見て、絶叫しました。
まりさは先程の一撃で餡子の三分の一を口から吐き出し、体は大きくへこみ、片方の眼球が飛び出てしまっていたのです。
それでもまりさはまだ死んでいません。
これが幸か不幸かは、まりさしか知りませんでした。
「やりすぎたかな?」
そんな悲惨な状態になっているまりさを見て、るーみあは涼しそうな表情をしたまま呟きました。
まずい。まずい。
れいむは焦りました。
こんな弱そうなゆっくりは、まりさの相手ではない。
そう思っていたのに。この現状はなんだ。
れいむがそんな事を考えている内に、るーみあはつかつかとれいむの方へ歩いてきました。
「ま、まって!まってね!れいむたちがわるかったよ!たべものはおくのほうへあるから、すきなだけもっていってね!」
素直に食べ物を差し出せば、こいつも満足して帰るだろう。れいむはそう考えていました。
「もういいわ、そんなの」
現実は非情でした。
「や、やめ、やめてねぇぇぇぇ!?れいむをころさないでぇぇぇぇ!?」
「ころさないよ」
「……ゆ?」
殺されるものとばかり思っていたれいむは正直驚きましたが、自分は助かると解釈したれいむは少し強気になりました。
「ゆ、ゆふふふ!だったらあんしんしたよ!でもれいむはゆるさないよ!」
「……」
「まりさがあんなふうになっちゃったんだから、いしゃりょうとしてもっとあまあ」
「うるさい」
るーみあはそう言いながら、れいむの右目に指を突き立てました。
「ゆぎゃあぁぁぁぁっ!?」
そしてるーみあはれいむの右の眼球を引っこ抜き、その眼球を少し舐めました。
「まずい」
れいむの眼球をそう評価したるーみあは、眼球を地面に叩きつけ、踏み潰しました。
「……ゆ、ゆぎぃ、れ、れいむの、だいやもんどのようなおめめがぁ……」
「……」
るーみあは、今度はれいむの膨れた腹を殴りつけました。
「ゆぶげあぁっ!?」
凹ませない程度に、手加減しながら何度も何度も殴りつけました。
「や、やべ……、ぢんぢゃう、あがぢゃ、ぢんぢゃう……」
それでもるーみあは殴り続けます。
「ゆ!?ゆぎぃぃぃぃ!?」
れいむは急に、殴られている痛みとは違う痛みを感じました。
それは、まさに陣痛でした。
るーみあは何度もれいむの腹を殴る事により、無理矢理出産を早める事に成功したのです。

今、るーみあの頭の中には、赤ゆっくりを食べる事しかなかったのです。

それを確認したるーみあは、殴るのを止めました。
「う、うばれる……!でいぶのあがぢゃん、うばれるぅ……!」
れいむの産道がミチミチと音を立てて開きました。
その産道から顔を覗かせているのは、ふてぶてしい笑顔の赤れいむでした。
「ゆっ!!」
スポン、と音を立てて、赤れいむが飛び出しました。
「ゆっきゅりちていってにぇ!」
赤れいむはれいむに最初の挨拶をしました。
ああ、れいむの可愛い赤ちゃん。れいむとそっくりで本当に可愛いよ。
さっそくすりすりしてあげなければ。そしてお歌を聞かせてあげて、一緒にご飯を食べて、お昼寝して……。
れいむは赤れいむを目の前にして現実逃避をしていました。
「……」
るーみあは無言で赤れいむを手に取ります。
「ゆゆ~ん、きゃわいくっちえごめ~んにぇ!」
「……」
るーみあは無言で、赤れいむの両目に指を突き立てました。
「ゆぴいぃぃぃぃっ!?」
「!?お。おちびちゃあぁぁぁぁん!?」
赤れいむの甲高い金切り声の悲鳴を聞いて、れいむはようやく現実へと帰って来ました。
「れいみゅのおめめぎゃあぁぁぁぁ!!いぢゃいぃぃぃぃ!!」
「……」
るーみあはその赤れいむの半分を食いちぎりました。
「ゆぎいぃぃぃぃ!?」
「おちびちゃぁぁぁぁん!?」
赤れいむの体をむしゃむしゃ食べていたるーみあですが……。
「まずい」
そう一瞥すると、まだ息のある赤れいむを壁に投げつけました。
ビチャっと音を立て、赤れいむはただの餡子の染みになりました。
「おちびぢゃ……い、いぎぃっ!?」
れいむには自分の娘の死を悲しんでいる暇はありませんでした。次の出産が来たのです。
産道から顔を覗かせたのは、やはりふてぶてしい笑顔の赤まりさでした。
「ゆっ!!」
スポン、と音を立てて、赤まりさが飛び出しました。
「ゆっきゅりちていってにぇ!」
赤まりさはれいむに最初の挨拶をしました。
「……」
るーみあは無言で赤まりさを手に取ります。
「ゆゆっ!?なんなのじぇ!?まりちゃをはにゃしゅんだじぇ!しぇっしゃぃっしてやるのじぇ!」
「……」
るーみあは無言で、赤まりさの髪の毛の三分の二を引きちぎりました。
「ゆぎゃぁぁぁぁ!?」
「おちびちゃぁぁぁぁん!?」
「まりちゃのしゃらしゃらへあーぎゃぁぁぁぁ!!いぢゃいぃぃぃぃ!!」
「……」
るーみあはその赤まりさの半分を食いちぎりました。
「ゆぎいぃぃぃぃ!?」
「おちびちゃぁぁぁぁん!?」
赤まりさの体をむしゃむしゃ食べていたるーみあですが……。
「まずい」
そう一瞥すると、まだ息のある赤まりさを壁に投げつけました。
ビチャっと音を立て、赤ゆはただの餡子の染みになりました。
「おちびぢゃ……い、いぎぃっ!?」
れいむには自分の娘の死を悲しんでいる暇はありませんでした。次の出産が来たのです。
産道から顔を覗かせたのは、やはりふてぶてしい笑顔の赤れいむでした。
「ゆっ!!」
スポン、と音を立てて、赤れいむが飛び出しました。
「ゆっきゅりちていってにぇ!」
赤れいむはれいむに最初の挨拶をしました。
「……」
るーみあは無言で赤れいむを手に取ります。
「はなちぇぇ!!れいみゅをゆっきゅりちゃちぇりょおぉ!!」
「……」
るーみあは無言で、赤れいむの尿道に勢いよく指を突き刺しました。
「ゆぴゃあぁぁぁぁ!?」
「おちびちゃぁぁぁぁん!?」
「れいみゅのぷりちーにゃみゃむみゃむぎゃぁぁぁぁ!!いぢゃいぃぃぃぃ!!」
るーみあはその赤れいむの半分を食いちぎりました。
「ゆぎいぃぃぃぃ!?」
「おちびちゃぁぁぁぁん!?」
赤れいむの体をむしゃむしゃ食べていたるーみあですが……。
「まずい」
そう一瞥すると、まだ息のある赤れいむを壁に投げつけました。
ビチャっと音を立て、赤れいむはただの餡子の染みになりました。
「なんでぇぇぇぇ!?なんでごんだごどずるどぉぉぉぉ!?」
れいむは叫びました。
自分の娘をただ殺されるだけならまだしも、むごい方法で傷つけられ、半分食われて殺されているのですから、当然と言えば当然でしょう。
「なんで?なんでって……」
るーみあはれいむや赤ゆ達に対して怒りを感じている訳ではありません。
るーみあ自身に加虐癖がある訳でもありません。

「こうすれば、おいしくなるとおもったから」

生まれたばかりの赤ゆを痛めつければさらに美味しくなる。
ただ、それを実行しただけでした。
「でもだめだね。ぜんぜんまずいよ、れいむのあかちゃん」
「ゆがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
れいむは発狂する寸前でした。体と精神のダメージに限界が近づいているのです。
……しかし。
「ひぎぃぃぃぃっ!?」
れいむの出産はまだ終わりません。
産道から顔を覗かせたのは……。

「んぴょおぉぉぉぉっ!!」

「な、なんでありすなのぉぉぉぉっ!?」
今にも産まれそうな赤ゆは、れいむでもまりさでもなく、ありすでした。
しかもその赤ゆは既にレイパーであり、目をギラつかせてぺにぺにをおっ立てていました。
何故本来産まれるはずの無いありすが産まれそうなのか。その答えは簡単でした。
数日前に、れいむは夫であるまりさが狩りに言っている間に、浮気相手であるありすと既にすっきりしていたからです。
その後にまりさともすっきりし、何食わぬ顔で今まで過ごしていました。
ありすともすっきりしたという事は、ありすの子供も産まれる事になるとも知らずに。
何より最悪なのは、その子供にレイパーの因子があった事でした。
「……」
さすがにるーみあは、その赤ありすを食べようとは思いませんでした。
ですが、このまま産ませても、色々と面倒な事になりそうです。
そう思ったるーみあは。
「よいしょ」
「!?ゆ、ゆぎゃぁぁぁぁっ!?」
れいむを前に倒して、出産をさせないようにしたのです。
「ひぃっ!?いぎっ、いぎぃぃぃぃっ!?」
れいむにしてみればたまったものではありません。
このままでは赤ありすを産めずに延々と出産の痛みを味わなければいけないのですから。
「……もういいかな」
るーみあはそろそろお腹も膨れてきたので、家に帰る事にしました。
……後半はあまり美味しい物が食べれなかったのが心残りでしたが。
るーみあはれいむとまりさの『すいーとほーむ』を後にしました。
「もどしてぇっ!もどしてぇぇぇぇっ!!」

後ろで、れいむの悲痛な叫び声を聞き流しながら。



「ゆ、ゆぎぎぎぃぃ……」
るーみあが立ち去ってから1時間後。
れいむは未だに前に倒れたままでした。
最初のような痛みこそないものの、このままでは確実に死んでしまう。れいむはそう考えていました。
「ゆぐうう……、どうずればいいどぉ……」
れいむは餡子脳をフル活用して考えていました。
……そして。
「ゆ!ぞうだ!よごにだおれればいいんだぁ!」
起き上がれないなら、体を横に捻らせればいい。れいむはなんて天才なんだろう。
そんな考えは大抵ならもっと早く思いついているようなものですが、そこは餡子脳。れいむは自分のひらめき(笑)に自己陶酔していました。
「ゆっ、ゆぐぅ……、ゆんんんっ!!」
れいむは持てる力を振り絞り、体を横に捻らせました。

ズボッ!!

「うぎゃがぁぁぁぁっ!?」

今までの音よりもはるかに大きな音と痛みがれいむを襲いました。
……が、それは一瞬の事でした。
倒れたままのれいむの目の前には……。
「「ゆゆ~ん!ゆっきゅりちていってにぇ~!!」」
二匹の赤れいむと赤まりさと。
「んぴょぉぉぉぉ!!」
自分たちから少し離れた所でぺにぺにをおっ立てている赤ありすの姿でした。
どうやら赤ありすの後ろにまだ産み終えていない赤ゆがいたそうで、三匹同時に産まれたようでした。
……まずい。
もう自分の腹の中に赤ゆっくりの存在は感じず、痛みは治まりましたが、今が危険な状況である事には変わりありませんでした。
このままではあの赤ありすに襲われてしまう。どうしよう、どうしよう……。
「おい!このくちょびゃびゃあ!きゃわいいれいみゅをみゅちちゅるにゃあ!」
「まりちゃはおにゃきゃがちゅいたんだじぇ!ちゃっちゃとあみゃあみゃしゃんをよういしゅるんだじぇ!」
自分達に向かっていつまでも挨拶しない赤れいむと赤まりさは口汚くれいむを罵倒しました。
……この糞餓鬼共め。れいむがこんな状態でなければ今すぐにでも瞬殺しているのに。
れいむには既に赤ゆ達に対する母性(笑)を放棄していました。
何とかしてあの赤ありすから逃れなければ。
「「おいぃぃ!?きいてりゅ「ありす!このくそがきどもなられいぽぅしてもいいよ!」ゆっ!?」
「んぴょっ!?」
自分の娘達を囮にして自分は逃げる。
れいむは親として最低の手段を選びました。
「「ゆんやぁぁぁぁっ!?ありちゅだぁぁぁぁっ!!」」
赤れいむと赤まりさは今頃になって赤ありすの存在に気が付きました。
「んぴょぉぉぉぉっ!!」
赤ありすは待ってましたとばかりにこちらへ突進してきました。
「「このくちょびゃびゃあぁぁぁぁっ!!」」
「ゆふふっ!!くそがきどもはれいむのためにしんでねっ!!」
もはやこのゆっくり達の間に親子の絆は存在しませんでした。……いや、赤ゆの言動を見る限り、初めからそんなものは無かったのかもしれません。
「んぴょぉぉぉぉっ!!」
「「ゆんやぁぁぁぁっ!?」
赤ありすが赤れいむと赤まりさに飛びかかる……かと思われましたが。
「なんでこっぢにぐるどぉぉぉぉっ!?」
赤ありすは赤れいむと赤まりさには目もくれず、れいむの方へ突っ込んできたのです。
赤ありすが突っ込んで来たのは……。
「んぴょぉぉぉぉっ!!みゃみゃのみゃむみゃむのにゃかはときゃいはにぇぇぇぇっ!!」
「うぎゃあぁぁぁぁっ!?」

計6匹もの赤ゆっくりを産んで、まだ閉じきっていないれいむの産道でした。

約1時間もの間、外に出れずにれいむの産道の中で興奮していた赤ありすは、居心地の良さを感じてしまっていたのです。
しかし、れいむにとってはたまったものではありません。
再び産道を、しかもかなり乱暴に犯されているのですから、その痛みはかなりのものです。
「ゆぎゃぁぁぁぁっ!?お、おちびどもぉぉぉぉっ!!だずげろぉぉぉぉっ!!」
れいむは先程見捨てたばかりの娘達に助けを求めました。
しかし。
「「げ~りゃげりゃげりゃ!!いいきみだにぇ!!」
そんな自分勝手なれいむを助けるはずがありませんでした。

その時です。

「ぼうやべでぇぇぇぇ!?」

巣の入り口付近で存在を忘れられていたまりさの叫び声が聞こえました。
赤ありすを除く全員が声の方へ目を向けると……。

「やべでねぇぇぇぇっ!?ばりざのあんごずわないでぇぇぇぇっ!?」
「うー、あまあまー!」

捕食種であるれみりゃが、半死状態のまりさの命の餡子を吸っている光景でした。
「「「れ、れみりゃだぁぁぁぁっ!?なん(にゃん)でぇぇぇぇっ!?」」」
れいむ達は信じられないといった表情で叫びました。
しかし、れいむ達は先程まで大声で悲鳴を上げたり罵倒したりしていました。
ただでさえ夜は捕食種ゆっくりの世界だというのに、そんな事をするのは自殺行為以外の何物でもありません。
「や、やべでね!ありす!れみりゃがいるんだよぉ!?」
れいむは赤ありすに自分を犯すのを止めるよう言いました。……しかし。
「んぴょぉぉぉぉっ!!」
レイプする事以外頭に無い赤ありすに、そんな制止は聞えません。
「れいみゅがおにぇえちゃんにゃんだよ!まりしゃがおとりになっちぇにぇ!」
「にゃにいっちぇりゅんだじぇ!まりちゃがおにぇえちゃんにゃんだじぇ!」
「「ちにぇにゃんていうげちゅはちにぇぇぇぇっ!!」」
赤れいむと赤まりさは、父親であるまりさが襲われている内に逃げればいいものを、自分が助かろうと互いを罵り合い、必要の無い殺し合いを始めていました。



「やべろぉぉぉぉっ!!」
「んぴょぉぉぉぉっ!!」
「ゆっゆっゆっ……」
「れいみゅにょきゃわいいもみあぎぇしゃんぎゃぁぁぁぁっ!?」
「まりしゃにょちゃくまちぃあんよしゃんぎゃぁぁぁぁっ!?」



もはやこのゆっくり一家に、救いはありませんでした。





「ふあ~あ……、よく寝た……」
時刻は朝の7時。お兄さんはいつも通りの時間に目が覚めました。
「さて、朝飯の準備をしないとな……」
お兄さんは冷蔵庫の中から、牛乳とシ○アルを取り出しました。
「お~い、るーみあ、ご飯だぞー」
お兄さんはるーみあの部屋へ行きました。
お兄さんが部屋のドアを開けると……。

「すぅ……すや……」

そこには、ベッドの上ですやすやと可愛らしい寝顔で寝ているるーみあがいました。
「もうたべられないのか……」
その寝言にお兄さんは少し笑ってしまいました。
「……もう少し寝かせるか」
きっとるーみあは幸せな夢を見ているのでしょう。
途中で起こすのも可哀想だと思ったお兄さんは、部屋を後にしました。



るーみあがお兄さんの家に戻ってきて、手を洗ってから寝ようと台所へ行った時でした。
テーブルの上に本が一冊置いてありました。
「?」
るーみあが気になってその本を読んでみると……。
その本には、様々な料理の作り方が載っていました。
実はお兄さんは、会社からの帰り道で、このまま総菜やレトルトをおかずにご飯を食べるのも体に悪いと感じ、簡単な料理レシピを本屋さんで購入していたのでした。
その本に載っている料理は、るーみあが今まで見た事が無い食べ物で一杯でした。
「……おにいさんが、このごはんをつくってくれるのかー?」
るーみあはその本をあらかた見終えた後、手を洗って部屋に戻り、パジャマに着替えて、ベッドの中へ潜りこみました。



今日はあんまり美味しい物を食べる事はできなかったけど。



明日は、美味しい物が、食べられるといいな。



るーみあはそんな小さな期待を胸に秘めながら。



ゆっくりと、目を閉じました。





END





あとがき

反省点です。
1 まりさの制裁分が足りなかったかも……。
2 きめぇ丸ともみじのSSを期待していた方、御免なさい。いつか必ず載せますので。
3 赤ゆっくりの台詞が読みにくいったらありゃしない!
結論
るーみあは腹ペコキャラだ!と思い、このSSを書きました。
一応他にネタはあるのですが、このSSは一番まとめやすいなぁと思ったので最初に書きました。

テスト終わった!ヒャッハァ!……と思いながら久々に来てみると、色々と機能が変わっていて戸惑いました。
ゆっくりボタンもいいのですが、私としては、皆様の感想を読ませて頂くのが一番嬉しいです。
このSSを読んで、ゆっくりボタンを押して頂ければ幸いです。

これからも頑張りますので、宜しくお願いします。
最終更新:2010年10月12日 16:17
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