anko2226 ゆっくりふーどの秘密

観察 自業自得 差別・格差 調理 変態 共食い 番い 子ゆ 透明な箱 加工場 愛護人間 虐待人間 独自設定 後半に若干の変態描写があります。注意!
『最強に無駄のない食材、ゆっくり』

「むーしゃむーしゃ。しあわせー!!」
目の前で俺の飼いゆっくりであるれいむが飯を食っている。
れいむが食っているのは加工所製のゆっくり用フード『ゆっくりふーど:しあわせー!!』だ。
犬用の皿に盛られた黒い固形物をむーしゃむーしゃと食べるれいむはとてもゆっくりしている。
「ゆゆっ?おにいさん?ぼーっとしてどうしたの?あんまりみつめられるとれいむてれちゃうよっ!」
口の中にフードを大量に頬張ったままで明瞭に話すれいむ。どうやっているのやら。
「あ、すまん。考え事してた」
「ゆぅ?おにいさんゆっくりできてないの?おにいさんがゆっくりしてないとれいむもゆっくりできないよ……」
相変わらず頬張ったままだが、眉毛をへにょんと曲げてさびしそうな顔をするれいむ。少しおかしくて笑ってしまう。
「ははっ。いや。大丈夫だよ。それよりれいむ。口の中のものを食べたらどうだ?」
「ゆ!そうだったよ!れいむのすーぱーむーしゃむーしゃたいむはじまるよっ!むーしゃむーしゃ。しあわせー!!」
れいむはバッジ試験を受けておらず、頭の方は少々よろしくないが、すごく素直で、俺によくなついてくれている。
そんなれいむを俺も気に入っているし、これからもしっかりと面倒を見ていこうと思う。
「でも、だとしたらなあ……」
再び俺は食事中のれいむに目を向ける。いや、正確に言うと、れいむの食べているゆっくりふーどに、である。

ゆっくりふーどとは、加工所が作っているゆっくりために作られた食べ物で、ゆっくりを飼う飼い主の間で広く普及している。
加工所は全国でまだ一か所しかなく、ゆっくりふーどに関して言えば加工所の独占状態である。
ゆっくりは非常に大喰らいで、満足いくまで食べさせようと思えば、1.5Kgのドックフード(2500円程)の量など三日で消えてしまう。
ゆっくりふーどはドックフードと内容量はほぼ変わらないが非常に安価であり、味によってのランク分けもあって
『それなりー』(2kg300円)
『しあわせー!!』(2kg500円)
『これめっちゃうっめ!!』(2kg800円)
が一般的な相場となっている。
なのでゆっくりを飼う人々にとっては、非常にありがたいものである。
栄養もバッチリで、これさえ食べていればゆっくりが栄養不足で死ぬこともないし、健康の維持もしっかりできる文句なしのものなのだ。

だが、ゆっくりを特に愛でる人、そういう人は飼いゆっくりにゆっくりふーどを与えるのを嫌がっている。
かくいうこのれいむをくれた俺の友人もそうである。
友人はドックフードを砂糖やらなんやらで甘く煮詰めたものを飼いゆっくりに与えている。
先日ちょうどその話をしていた。
「そういや、ゆっくりふーどあげてないようだけど、なんであげないの?」
「うーん……。まあ、なんていうか……実際作ってるところを見ると、ね」
「ん?なんかゆっくり的にはやばいのが入ってるとか?」
「いや、そういうわけじゃない。ぶっちゃけ人間も食べようと思えば普通に食べられる。むしろドックフードとかよりははるかに食べやすいぞ」
「じゃあなんで?」
「……実際に見てくればわかるさ」

というわけで俺は加工所の前に立っていた。
加工所からは甘ったるいにおいがしており、においだけから判断するとお菓子を作っているのかと思える。
「ようこそいらっしゃいました。加工所へようこそ。部長の御兄惨です」
中年の人のよさそうなおじさんが俺を出迎えてくれた。
「ゆっくりを飼っていらっしゃるんですか?なるほど。自分が愛でるゆっくりの食べるものについて知っておきたい。わかります。大切なゆっくりのことですもんね。ですが、ゆっくりが好きなお方が見ると少々ショッキングな内容かもしれませんよ?それでもいいですか?」
警告めいたことを言ってくるが、別に愛でというわけでもないし、興味があってきただけということを告げる。
「わかりました。ではこちらの部屋にどうぞ」
扉を抜けて入った先、そこは……ゆっくりで埋め尽くされていた。
「ここにいるゆっくりはゆっくりふーどを作るうえでとても大切なゆっくりです。なのでこの部屋で飼育しています。数は大体……3000ほどですね」
熱帯魚用の大きな水槽のような透明な箱が理路整然と縦横にびっしりと並んでおり、その中にさまざまな種類のゆっくりが入っていた。
自分がいる床の部分に縦5個分の箱が重ねられており、それが部屋の奥までずっと続いている。
その上には足場が作られていて、足場を挟んでさらに5個、さらに足場を……という感じで天井付近まで同じものが積み重なっている。
これだけ高いと少し心配になってくる。
「耐震性はばっちりです。固定してますし倒れてくるようなことはありませんよ」
俺の心配を見透かしたように御兄惨が説明してくれる。
しかしこれだけゆっくりがいて声が全く聞こえない。
何やらこっちを見て何か言っているようなのだが……。
「この箱は防音性ですからね。もしこの箱が防音性じゃなかったら……ノイローゼか鼓膜が壊れますよ?」
なんだか大げさなことをいう。
「では、ためしにこの箱の中のゆっくりが何を言ってるか聞いてみますか」
御兄惨は近くの箱に近寄り、箱の側面上部についている小さな小窓の部分を開けた。
そこには成体のゆっくりまりさとれいむ、そして子れいむが3に子まりさが3の家族が入っていた。
「ゆゆっ!!どれい!きょうはもうごはんのじかんなのぜ!?」
「なにみてるの?ぐずはきらいだよっ!!どれいはいつもみたいにごはんさんだけさしだせばいいんだよ!!」
「さっさとごはんしゃんよこちぇ!くしょどれい!!」
「ぐじゅぐじゅすりゅな!!」
「しゃっしゃともっちぇこにゃいとせーさいしゅりゅよっ!!」
「はやくしゅるのじぇ!!」
「おにゃかすいたのじぇ!!くしょどれい!!しゃっしゃとごはんよこちぇ!!」
「どれいのくせにまりしゃしゃまをまちゃせりゅなんちぇつかえないどれいなのじぇ!!」
『『ビキイッ』』
パタン
「どうです?」
わかりました。もう充分です。
よく見れば箱の中に入っているゆっくり達はどれもこれもこちら側に向かって大口開けて何かを叫んでいるように見える。
試しに他の箱の小窓も開けてみる。
「なにしてるのおおおおお!!れいむはしんぐるまざーなんだよっ!!さいゆうっせんでごはんさんをみつがなきゃいけないんだよっ!!くそどれいはそのあんこのでしっかりとりか『パタン』」
「なにみてるの?まりささまをただでみるなんてどれいのくせにおこがましいのぜ!!どれいはまりささまのいだいさをゆっくりりかいしたらいつものごはんs『パタン』」
「このいなかもの!!いつまでありすをまたせるき!?とかいはなでぃなーはまだなの!?これだからいなかもののどれいはつかえないわ!!あといつものすっきりーようのまり『パタン』」
「むきゅん!!もりのけんじゃたるぱちぇはおなかがすいたわ!!むのうなにんげんのどれいはぱちぇのちえにあやかりたいならごはんさんをぐずぐずしない『パタン』」
「ごはんのじかんだろー!!ちぇんはおなかがすいてるんだよ!!どれいならゆっくりしないでわかれよー!!ごはんさんもってこ『パタン』」
「ほーけい!どうてい!!かわかむり!!!みぎてがこいび『パタン』」
ものの見事なまでにすべてがゲスだった。
「とまあこんな奴らですが、大切な商品です。ちょうど餌の時間ですね。見ていてください」
と、奥の方から何やら機械が床を滑ってくる。
よく見ると床には小さな溝があり、そこに車輪がはまって機械は滑っているのだ。
上の階は足場についた手すりに車輪がのっかり、そこを横滑りしつつ、各箱の小窓に筒を突っ込み、黒い塊を大量に投入していた。
あれは……ゆっくりふーど?
「いえ、違います。まあなんといいますか……出したものはまた戻す!みたいな……まあ、全く便利なものです」
よくわからないが……?
とりあえずよせばいいのに小窓を開けてみる。
「ごはんさんだよっ!!まりさがたくさんたべるよっ!!」
「なにいってるのおおおおお!!ぜんぶれいむのでしょおおおおおおお!!れいむはこそだてでつかれてるんだよっ!!まりさはゆっくりしないでりかいしてねっ!!」
「おい!くしょおやあああ!!れいみゅのごはんしゃんをかっちぇにたべりゅなあああ!!」
「まりしゃがたべるのじぇ!!いもうちょはおねえちゃんにごはんさんをよこすのじぇ!!ぜんぶでいいのじぇ!!」
箱の中のゆっくり達はワラワラと餌に群がり、次から次へと口に運び、餌を食い漁る。
「むーしゃむーしゃ。それなり~。ゆふん!あいかわらずそれなりーなごはんさんだねっ!どれいはもっとゆっくりできるごはんをよういしてねっ!!でもまりささまはかんだいだからこのごはんさんもたべてやるのぜ!!ゆっくりかんしゃしてねっ!!」
「もっととかいはなでぃなーをよういしなさい!!いながもののどれい!!でもとかいはなありすさまはかんだいにもこれでおなかいっぱいになってあげるわ!!こうえいにおもいなさい!!」
口を開いていちいち食べた感想を言う本能も健在で、ウチのれいむと違って派手に食い散らかす。
「まだたりないんだねー!!ゆ!ここにあるよっ!!べーろべーろ!!もっとよこせよくそどれいー!!そのくらいわかれよおおおお!!」
「むきゅきゅ!!どれい!!ぱちぇのしたをわずらわせるなんてむのうにもほどがあるわよ!!そこについたごはんさんをおとしなさい!!」
そして飛んでガラスについた喰いカスを少しも残さないようにとベロベロと舌を這わせる。
「むーしゃむーしゃそれな「くいすぎなのぜ!れいむ!!まりさはまだおなかがぺこぺこなのぜ!!そのごはんさんをよこすのぜ!!」りぃぃ!?なにするんだこのげすまりさがあああああああ!!」
「これはれいみゅのだよおおおおお!!いもうちょのごはんしゃんをとりゅげしゅあねはちねっ!!」
「なにってるのおおおお!!これはおねえちゃんのだよおおおお!!おねえちゃんのゆうこちょをきかにゃいいもうちょはゆっくりしにゃいでちねえええ!!」
中には食べた量が違かったのか、子ゆっくり同士、はては成体が子を跳ね飛ばし餌を奪う始末。
正直言って、ウチのれいむと同じゆっくりと思えない醜悪さだ。
そして餌を食べ終わり、でっぷりとした体形となったゆっくりが、何やら眉をハの字に曲げ、目を細め、気持ち悪い表情を浮かべる。
「ゆぶううう!!ゆゆっ!!うんうんしたくなったよっ!!ゆんしょっ!!れいむのすーぱーうんうんたいむはじまるよっ!!どれいはれいむさまのあにゃるとうんうんをしっかりとみておそれおののきすうはいするんだよっ!!」
一匹のれいむがあにゃるをこちら側に向け、箱の隅にある穴の中にうんうんをし始めた。
「うんうんすっきりー!!」
よく見ると他の箱の中でもうんうんが始まっている。
「うんうんしゅるよ!!すっきりー!!ゆゆっ!?くちゃいいいいいいい!!どりぇいいい!!うんうんかたずけりょおおおお!!」
中には穴の中にする前にしてしまう子ゆっくりなどもいた。
穴の中に入ったうんうんは俺たちが立っている床の下へと続くパイプを伝い床の下に落ちているようだ。
「あれがどうなっているかみますか?」
ニヤニヤと笑みを浮かべる御兄惨の表情に興味をひかれ、俺は部屋を後にし下の階へと降りた。

天井からうんうん用のパイプが突き出した下の階。
そのパイプの下には……巨大な鍋が置かれていた。
鍋の中ではミキサーの刃のようなものがゆっくりと回転しており、ゆっくりたちがしたうんうんをかき回している。
そして水を加え、ある程度かき回し終えると、そこにホースが突っ込まれうんうんの塊を吸い出していく。
吸い出されたうんうんの行き先は……あのゆっくりたちに餌を配っていた機械の中だった。
つまりこれは……。
「はい。その通りです。ゆっくりがうんうんという排泄物。ゆっくりからすると異臭を放つ、いわゆるゆっくりできないものらしいですが、一度視界から消してしまえばもはやうんうんと認識されません。なのでまた還元できるのです。言ったでしょう?便利なものだと」
結局こいつらは自分のうんうんを食わされていることにも気づかず、自分たちのうんうんを喜んで食っているわけだ。
「それにうんうんといいましても、普通の餡子やカスタード、クリームやチョコと変わりません。人間でも問題なく食べられるんですよ?」
いや、でもなんとなくいやだw
ゆっくりが嫌がるものを人間が食べるなんて。
「いや。あくまでできるというだけです。全くその通りです。私だっていやですよ。ハハハ」
ゆっくり達はまた何やらこっちに向かって叫んでいる。
もはや聞く気にもなれないが、自分たちのうんうんを餌だと思って、奪い合いながら、浅ましく食っていたあの姿を思い出すと、もはや哀れとしか思えてこなかった。
「ゆう!?なんだかゆっくりできないめでどれいがこっちをみてるのぜ!!」
「おい!くそどれい!!なまいきなめをするんじゃないよ!!きいてるの!?いいかげんにしないとれいむがせいっさいするよ!!」
「どりぇいのぶんじゃいでふじゃけりゅなああああ!!」
「何言ってるかわからないけど、はいはい、ゆっくりゆっくり」
「ゆがあああああああああああ!!しねえええええ!!ゆっくりできないめでみるどれいはゆっくりしないでしねえええええええええええ!!」
「どうやらゆっくりも視線が自分たちを見下してるってわかるようですな」
「ゆぎいいいいいいいいいいい!!」
「ハハハ。まあ、好きにさせときましょう」
「ゆぎぎぎぎぎ!!」

「では、次の工程。ゆっくりふーどの生産ラインに行きましょうか」
俺は飼育部屋を出て、廊下を抜け隣の部屋に入った。
「その前に」
御兄惨が部屋の前で立ち止まる。
「ここから先は少し刺激が強いですよ?あなたが単なる興味で見に来たのならいいのですが、ゆっくりのことを飼うとか愛でようと思っているならば見ないことをお勧めしますよ?」
またもや警告である。
ぶっちゃけゆっくりは飼っているが、そこまで強い思い入れはないし、あのゆっくり達がゆっくりふーどを作るうえでどうやって役に立っているのか知りたいのだ。
「わかりました。ではどうぞ。ちなみにいいますが、あのゆっくりがゆっくりふーどを作るうえで役に立つのは、彼ら自身が材料だからです」
「え……?」
扉が開いた。
PCやモニター、白衣を着た作業員の人がおり、硝子窓の向こう側の作業を見守っている。
部屋はいくつか存在しており、一つの部屋がちょうど作業開始のランプが灯ったところだ。
「ちょうど今から作業が始まりますね。こちらで見学してください」
部屋の横の壁が開き、そこからゆっくりが大量に部屋になだれ込んでくる。
「こーろこーろするよっ!!」
そして床から少し高さがあるので、そのまま床に激突する。
「ゆゆっ!!おそらをとんでるみた、ゆべっ!!」
「ゆゆ~ん!おしょらゆびゅぎゅっ!!」
「ゆあああああ!!れいむのおちびちゃんがああああ!!」
「ゆうう……。ゆゆっ!ここはいったいどこなの!!」
「わからないよー!!」
「ち、ちーんぽ!?」
「あれはさっきとは別の飼育部屋のゆっくりです。部屋からホースで吸い出され自動的にここに落とされます」
ゆっくり達が次々と部屋の中に落とされていく。
成体も子ゆっくりも関係ない。
赤ゆっくりもいたが、その大半は落ちた時の衝撃でつぶれていた。
「まりさのかわいいおちびちゃんがああああああああああああ!!」
「ゆがあああああああ!!どれいいいいいい!!どごにいっだあああああああああ!!ざっざどれいぶざまをおうぢにもどぜえええええええ!!せいっさいされたいのかああああああ!!」
「このいながものおおおおおおお!!とかいはなありすさまになんてことするのよおおおおおおおおお!!」
「むほおおおおおおおおお!!まりさあああああああ!!」
「ゆぎゃあああああああ!!れいぱだあああああああ!!」
「わがらないどれいはざっざどしねよおおおおおおおおお!!」
「どーていいいい!!しんせいほーけいいいいいい!!!」
「むぎゅゆううう!!ぜまいいいいいい!!ど、どれいいいいいむぎゅ……えれえれ……」
「ここはせまいのぜっ!ゆっくりできないのぜっ!!!さっさとまりささまをひろいおうちにもどせええええ!!ゆっくりするなあああああ!!」
所狭しとゆっくりが詰め込まれ、ついにゆっくりの頭のお飾りしか見えないくらいになってしまった。
「おぢびぢゃん!!おかあさんのうえにのってねっ!」
「ゆ!?そうだようえにひなんするんだねー!!」
「おそらをとんでるみたいー!!」
一部のゆっくりは子ゆっくりを頭の上に載せて避難させている。
「では、作業を開始します」
作業員の一人がボタンを押す。
うおんうおんうおん
ゆっくりたちがいる部屋のなかに作業音と赤い警報ランプが回る。
「ゆあっ!?なんなのおおお!?ゆっくりできないおとがするよっ!!」
「ゆううう!!うるさいのぜええええ!!どれいいいい!!さっさととめろおおおおお!!」
「ゆっくりできないおとさんはさっさとどこかにいきなさい!!」
「ゆうううう!!うるちゃいいいい!!ゆっくちできにゃいいいいい!!!」
その音にかき消されて、天井が徐々に下がってきていることにゆっくりたちは気が付かない。
下がってきた天井には、ガスコンロのようなものが取り付けてある。
そして、天井がゆっくりたちのすぐ真上に来たところで音とランプが消える。
「ゆゆ?これにゃあに?」
親の頭の上に乗り、すぐ近くに来ていた天井に気が付いた子ゆっくりが天井を見つめる。
「点火」
コンロのようになっていた穴から小さい火が噴きだした。
「ゆびいいいいいいいいいいいいいいい!!れいみゅのしんじゅのようなおめめぎゃあああああああああ!!!」
「あじゅいいいいいいい!!!」
「おりりゅううううう!!おきゃあしゃんんんん!!!おろちてええええええ!!」
「ゆびいいいいいいいいいいいいいい!!」
親の上に乗り、天井の炎をまともに食らうこととなった子ゆっくりたちは一瞬で炎に包まれる。
「おぢびぢゃんんんんん!!!どぼじだのおおおおおおおお!!いまおかあさんがたずけるよおおおおおおおおおお!!」
「ゆぎっ!!ゆぎいいいいいい!!うごげないばあああああああああ!!どぼじでええええ!?」
もはやゆっくり達は体を動かす隙間がないほどに部屋の床に敷き詰められている。
なので子ゆっくりを降ろしたくても、降ろせるような状況ではないのだ。
「ゆ”っ……ゆ”っ……ゆ”っ……」
「もっぢょ……ゆっぐ……」
「おぢびぢゃんんんんん!!へんじをじでええええええええ!!」
「ゆゆっ!?なんだかあたまがあつくなってきたのぜ!!」
やがて子ゆっくりたちが燃え尽きると、日は親たちの髪の毛やお飾りを焦がし始めた。
「ゆ?なんだかぽーかぽーかするよ!!はるさんがき……ぃぃぃゆぎいいいいいいいいいい!!あづいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
「ゆぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃああああああああああ!!あづいよおおおおおおおおおお!!」
「あああああああああああ!!!あでぃずのどがいばなかみのげざんがあああああああ!!」
「わがらないよおおおおおおおお!!」
「むぎゅううううう!!ひよおおおお!ひさんがてんじょうさんからでてるのむぎゃああああああああ!!ぱちぇのまどうしょをかいどくするためのだいなみっくなおめめ、りゃくしてまだおがあああああああああ!!」
「ゆぎょおおおおおおおおおおお!!ふくじょうしいいいいいいいいいい!!せいこんつきはてえええええええええええええええ!!」
火はゆっくりの髪の毛や飾りを燃やしていく。
だがゆっくり本体は床に敷き詰められていることもあってか頭頂部を焦がす程度でまだまだ元気なようだ。
やがてお飾りが燃え尽きると火が止まり天井が上昇した。
「ゆうううう!!やっどあづぐなぐな……ゆがああああああああ!?まりざのおぼうじさんがああああああああ!!」
「でいぶのきゅーてぃくるなくろかみさんがあああああ!!!」
「もういやだわあああああああああああ!!おうぢがえるうううううううううう!!」
「むぎゅううううう!!えれえれ……」
「わがらないよおおおおおおおおお!!」
「いんもうううううううううううううううう!!!」
お飾りや帽子が焼失したことが感覚でわかるのか、ゆっくりたちは叫び声をあげる。
「さて、本番はここからですよ」
天井のコンロ部分がが引っ込み、次に出てきたのはミキサーの刃のようだった。
それがびっしりと天井に並んでおり、それこそ床にいるゆっくり一匹一匹に対応しているようだ。
「では第二工程始めます」
作業員がボタンを押すと天井が下がり始める。
同時に天井についている刃も回転を始める。
キュイイイイイイイン
「あああああ!!どぼじでえええ!!おぼうじいいいいざんがああああ。まりざのぎんばつざんがあああ!!」
「ゆぎいいい!!それもこれもあのくそどれいのせいだよっ!!みつけたらぜったいせいっさいしてやるよおおおお!!」
「ゆふふ……ありす……とかいは……ありすの……きれいな、きんぱつさん……」
お飾りの消失を嘆いていたり、人間に怒りを向けていたり、自我を崩壊させているばかりで、気づいているゆっくりは一匹もいない。
そして、天井はゆっくりの頭に触れた。
「ゆ?だれ!?まりさのあたまにさわるのは!?」
そしてそのまま頭に突き刺さる。
「ゆ!?ゆっゆぎゃああああああああああああああああああ!!いだいいいいいいいいいい!!」
回転する刃はまりさの中身をかき回しつつ少しずつ体内に入っていく。
「ゆびゃびゃびゃびゃびゃああああああ!!ばいっでごないでえええええええええ!!ばりざのなががぎまわざないでええええええええええええ!!」
そしてゆっくりの中枢餡があるであろう、下腹の一歩手前まで来て、天井は下降をやめ、その場で刃を回転させるだけになった。
「ゆびいいいいいいいいいいいいいいかlんふぁl;kjふぃあhfまいlんはlんfぁんふじk」
まりさは悲鳴にならない悲鳴を上げた。
「あああああああ!!れいむのおはだがああああ!!!やべろおおおおお!!いだいいいいいいい!!やべでぐだざいいいいいいい!!ゆるじでええええええ!!」
「おめめええええええ!!ありすのおめめがあああああああ!!あああああああああああああああ!!」
「えぎゅえぎゅゆぎょぎょぎょぎょぎょゆえべべべべべべべべb!!!」
「ちぇんのあだまがあああああああああああああ!!ゆああああああああああああああ!!わがばばばばばばばばばばばb!!」
「ぢんぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
一思いに潰さない。
それがゆっくりたちの地獄をかえって増幅させた。
刃はゆっくりの頭だけではなく、頬や目玉、後頭部からも侵入し、中身を容赦なくかき回した。
ゆっくりは中枢餡を破壊するか、中身を三分の二消失しない限り死なない。
いやこの場合は……死ねない、と表現した方がいいか。
「ゆっくりは苦しめれば苦しめるほど甘くなるという性質があります。それを利用して現在最大限の苦しみを与えています」
御兄惨が冷静に解説する。
俺はその様子を呆然と見ていた。
ガラス越しであり、下の様子はモニターでしか見れない。
そして声も聞こえない。
だが、モニターに映るゆっくりたちの表情はまさしく、この世の地獄を体現しているようなものだった。
「ゆぎゃあああああああああああああ!!ごろじでえええええええええええ!!!もうごろじでぐだざいいいいいいいい!!じなぜでええええええええええ!!いだいいいいいいいいいいいい!!」
「ごべんなざいいいいい!!ごべんなざいっ!!もうにげんざまをどれいどがいいばぜん!!ごばんざんもゆっぐりでべばずっ!!だがば!だがば!!ごろじえええええええええええええええええ!!」
「ああああああああああああああああああああああああ!!」
「さて、ここで工程が分かれます。ゆっくりふーどにはランクがありますよね?『それなりー』『しあわせー!!』『これめっちゃうっめ!!』と。この部屋は『しあわせー!!』のランクになります。このまま天井を進め、部屋にいるゆっくりをすべてミックスします」
天井が下に降りる。
「ゆぎゃあああああkひhljヵ;hふぁ;vじゃいな;hjふぃぱんfまぽfなp」
「ゆびいいいいいdfじゃbfま;kfなlbfぁhfぁk:;ヵ;んふぁm:lふぁ」
「ああああああああああkhfじゃんf;あjlfなふぃおあbんfまfな」
中枢餡が破壊されたことによってゆっくりたちは精神を破壊され、やっと、痛みや苦しみと無縁の世界へと旅立つことができた。
やがて天井が下に到達した。
だが、刃ーは回転を続け、部屋の床を巨大なミキサーとして機能を続けた。
「こうして混ざった餡子やクリーム、カスタード、チョコを最終工程で型に入れ、乾燥させることによって『しあわせー!!」ランクのゆっくりふーどができます」
もはやモニターには黒いものしか映らない。
時たまゆっくりの歯や舌、目玉が映り込むが、すぐさまミキサーによって分解され、ほかの内容物と一緒になる。
「続きまして『これめっちゃうっめ!!』ですが、隣の部屋がそうです。すでに作業員が作業を始めていますね」
隣の部屋を見ると、天井がすでに上に上がりきっており、白衣を着た作業員が数名部屋の中に入っていた。
そして部屋の端から歩き始め、頭に穴をあけたゆっくりの中に手を突っ込み、うっすらと膜に覆われている塊を丁寧に取り出していた。
手を突っ込まれるゆっくりはびくりと体を痙攣させ、塊を取り出すときにより一層体を震わすと、そのあとは一切動かなくなった。
「あれは……」
「そう。中枢餡です。たっぷりと苦しみを与えたゆっくりの中枢餡はそれはそれは高い糖度を持っています。カロリーがすごいですよ?それだけで作るゆっくりふーどが『これめっちゃうっめ!!』です。なお、中枢餡を抜き取った後のゆっくりの餡子と体、これを先ほどと同じようにミックスして作るのが『それなりー』のゆっくりふーどです」
他の部屋ではまた作業が始まっていた。
「ゆゆっ!!ここはどこなの?おいどれい!!さっさとおうちにもどしてねっ!!ゆっくりしないでねっ!!」
「せまいよっ!!ここはゆっくりできないよっ!!」
「つ、つぶれるううううう!!」
「あああああああああ!!あづいいいいいいいいいい!!」
「ゆびぎゃあああああああああ!!いだいいいい!!あだまざんがいだいいいいいいいいいい!!」
「もういだああああああああああああ!!ごろじでえええええええええええ!!ごろじでぐだざいいいいいいいいいいいいい!!」
さっきまで人間に対してなめた口をきいていたゆっくり。
それが今や最大限の痛みと恐怖を与えられ、命乞いを繰り返す饅頭となっている。
「ちなみにここにいるゆっくりたちは、トレーナーの元で教育に失敗したもの。生産過程でゲスであると判明したもの。野良駆除や、野生狩りで連れてこられたもの。どちらにしろペットとしては価値のないゆっくりが材料となりますから、特に問題にはなりません」
俺の周りにいる人たちも、ゆっくりをあくまでモノとして見、完全に商品としての価値しか見出していない。
「ゆっぐりいいいいいいいいいいい!!!ゆっぐりいいいいいい!!」
「だずげでええええええええええええええええ!!」
「どぼじでごんなごどずるのおおおおおおおおおおおお!!ゆっぐりだっでいぎでるんだよおおおおおおおおおおお!?」
ゆっくりというの『命』が加工され、同じ同族へと供される食物となっている。
「ゆっぐりじざぜでえええええええええええええええええ!!」
なんて、なんとも―――………………―――
「あの?大丈夫ですか?顔色が悪いですよ?」
俺は思わずトイレへと駆け込んでいた―――
そのあと、どうやって加工所を出て、家に戻ってきたのかは覚えていない。
手にはお土産のゆっくりふーど:これめっちゃうっめ!!があった。
家には取り置きのしあわせー!!があったのでれいむにこれを食べさせるのはまだ先になるだろう。

「……」
そして時は今へと戻る。
れいむに食事を上げ終わり、少しうとうとしていたらまた先日のことを思い出してしまったようだ。
今、れいむは居間に座り込み「ゆ~ゆ~ゆっくりのひ~」と、歌を歌っている。
その表情はとてもゆっくりしていて、あの加工所にいた、ゆっくりとは全く違う生物に見える。
……だが、れいむもあれと同じゆっくりなのだ。
「……なあ、れいむ」
「ゆ?なあにおにいさん!」
そして、れいむの中身もこれと同じものでできている。
「これたべてみないか?」
皿に盛られたゆっくりふーど:これ、めっちゃうっめ!!
「ゆゆっ?いいの?ごはんさんはもおわったよ?」
れいむにはお食事の時間を決めてあるので、もう食事はないことはわかっている。
「いいんだ。今日は特別な日だから」
「ゆ!とくべつなひ!!ならゆっくりたべるよっ!!れいむのすーぱーとくべつむーしゃむーしゃたいむはじまるよっ!!」
れいむが皿に盛られたゆっくりふーどに口をつける。
「むーしゃむーしゃ!!うっめ!これめっちゃうっめ!!」
一瞬、あの箱の中にいたゆっくりたちの姿と重なる。
「おにーさん!!これすごくおいしいよ!!」
「そうか。おいしいか」
そうだろうな。苦しみぬいた同族の、一番大事なところだもんな。
「うんおいしいよ!!もっとちょうだいね!!たくさんでいいよっ!!」
れいむも、同じなのだろうか?
「そうか。よしいいぞ。もっとくえ」
ばらばらと皿からこぼれるくらい注がれるゆっくりふーど。
「ゆわーい!!むーしゃむーしゃ!うめえええええ!!これめっちゃうんめえええええ!!」
―――あの時、トイレに駆け込んだ俺は、ズボンの奥に、冷たい感触を感じていた。
「おにーさん!!もっとちょうだいねっ!!ゆっくりしないでねっ!!」
「ごめんよれいむ。もうそれはないんだ。かわりにこっちをな」
―――そう。俺は、あのゆっくりたちの苦しむ姿を見て、絶頂してしまったのだ。
「むーしゃむーしゃ……ゆげえ!げろまずー!!おにーさん。こんなのものたべられないよっ!!さっきのごはんさんがいいよっ!!」
「ごめんよれいむ。もうさっきのはないんだ。だからこれをたべてくれよ」
―――ゆっくりはよわっちい饅頭のくせに、人間を馬鹿にし、身の程知らずにも挑発し、喚き散らす。
「どうしてそんなこというの!?かわいいれいむがおねがいしてるんだよっ!!だからおにいさんはさっさとさっきのごはんさんをもってきてねっ!!」
「ごめんよれいむ。なんどもいうけど、もうないんだ。だからこれでがまんしてくれよ」
―――それが、一転、命乞いをし、苦しみ、絶望する姿を見る。
「なければかってくればいいでしょおおおおお!!そんなこともわからないの!?ばかなのしぬの!?むのうなの!?あんこのうなの?」
「れ、れいむ、やめ、やめろ……」
―――なんとも ―――タ ノ シ イ―――

「もういいよ!!やくにたたないおにいさんはゆっくりしねっ!!」

「れ―――」

だったら
お前も同じような表情と声を聴かせてくれるのかな?
なあ、れいむ?





『絶対あき』です。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
あら?
ゆっくりふーどの食物連鎖がらみで、結局ゆっくりは気づかずに~みたいな流れにしようかと思ったら、新たな鬼威惨の目覚めとなってしまった。
どうしてこうなった?
夜勤明けのテンションで書きなぐったので急展開すぎるような感じがありますが、なるべく細かく描写したつもりです。
ああ、やはりほかのきゅんきゅんするようなSSをかける作家さんがうらやましいです。
それでは、失礼いたします。ありがとうございました。

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最終更新:2010年10月13日 11:08
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