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anko2038 むしさんのあまあまをよこしてね!

初投稿です。
拙い文章なのでそれでもいいよという方はどうか読んでやってください。











「ゆゆっ!むのうにゃおにいしゃんは、はやきゅしょにょあみゃあみゃしゃんをれいみゅにわたしちぇにぇ!」
「ぐずぐずしちぇにゃいでしょのあみゃあみゃをおいてさっさとちぬんだじぇ!げりゃげりゃげりゃ!」


ちょっとばかし必要なものがあって近くのホームセンターで買い物をして家まで帰る途中、
道端でいきなりピンポン玉ほどの大きさの二匹の赤ゆに話しかけられた。
どうやらビニール袋の中の昆虫用ゼリーを目ざとく見つけて近づいてきたらしい。
あー買い物袋持ち歩くんだったな。めんどくさいが饅頭ごときに絡まれるよりはマシだし。

しかしいきなりなんだこの態度は。
俺はただそこを歩いてただけだし、いきなりお前らに無能呼ばわりされる覚えはないんだが。

「きいちぇりゅにょ?もしきゃしちぇりきゃいできにゃいにょ?おにいしゃんおばかしゃんにゃんだにぇ!」

赤れいむがもみあげをくるくると回し、それから先端をわさわさとふくらませてみせた。
どうやらクルクルパーのジェスチャーらしい。

「まっちゃく、おばきゃでむのーなじじいちょにょきゃいわはちゅかれりゅんだじぇ!」

お前が言うなという突っ込み待ちの台詞を吐き捨て、
今度は赤まりさのほうが舌をべろべろと動かして眼を剥いて笑う。

・・・凄い顔だ。

そんな哀れな知性の持ち主たちを渋い顔で見下ろしていると、無能な爺とやらにしびれをきらしたのか、
二匹の糞袋はのそのそとアスファルトを這い出し、俺が地面に置いたビニール袋の端に食いついて必死に引っ張っている。

「あみゃあみゃしゃん!いみゃれいみゅがゆっくちたべてあげりゅきゃりゃにぇぇえええええええ!」
「あみゃあみゃはいだいなまりしゃしゃまのもにょにゃんだじぇええええええええええええええええええ!」

歯茎をむきだしてお飾りをぐるぐると振り回し、まさに全力といった面持ちで懸命にビニール袋を引っ張る赤ゆたち。
そのあまりに不細工な表情に俺の腹筋が音速でマッハになる。
だが、どれだけこいつらが力いっぱい引っ張ろうが所詮赤ゆの力である。
おまけにビニールの中にはゼリー以外にも色々と入っていたためピクリともしない。
もっともゼリーだけだったとしてもピクリともしなかっただろうが。

「どうしちぇあみゃあみゃしゃんたべられにゃいにょおぉおおおおおおおおおおおお!」
「はやくまりしゃにむーちゃむーちゃしゃれりゅんだじぇぇええええええええええええええええ!!」

力を使い果たしたのか、今度は地べたをごろごろごろと転がって自らの不幸を呪う極小ゴミ袋二匹。
おお、ぶざまぶざま。

別に虐待とかに興味のない生き物好きおにいさんな俺だが、こいつらが泣き叫ぶ姿を見てたら胸の中で妙な感情が芽生えてきた。
なんだろう、この感じ。もっとからかってみたいぞ。なんか楽しい。

ガサゴソとビニール袋の中を探り、こいつらのお目当てのものをポンと目の前に放り出す。
30個ほどのカップゼリーが袋に詰まった、野良ゆっくりにとってはかなりのごちそうである。

「これが喰いたいのか?自分の力だけで一つでもそれを食べられたらそれはお前らに全部やるよ」

「ゆっ!? ようやくれいみゅにょいっちぇりゅこちょぎゃわかっちゃんじゃにぇ!
 むのーなじじいはちょくべちゅにれいみゅのどれいにしてあげりゅにぇ!どれいはしあわしぇもにょだにぇ!」

「ゆっへっへ、ちょろいもんなんだじぇ!ゆっくちできにゃいむのーなくしょおやをみきゃぎってしぇいかいだったんだじぇ!
 ゆふぅ・・・まりしゃはじぶんのかりのしゃいにょうがこわいんだじぇ・・・」

赤まりさの発言から察するに、なるほどあまりのゲスさに赤ゆの段階で既に親からも見捨てられたのかこのチビどもは。
捨てられたのではなく見限ったと自分に都合よく餡内変換してる辺りさすが餡子脳である。

ジュルリと気味の悪い涎を垂れ流しながら、ゼリーに近づく赤れいむと赤まりさ。

「「むーちゃむーちゃ!ちあわ……ゆぎぎぃぃぃぃぃぃぃぃいぃいいいいいいいいいい!!!」」

袋に飛びつきゼリーを貪ろうとした二匹だったが、堅いビニールのパッケージに阻まれ、文字通り歯が立たない。

「にゃんでにゃんだじぇえ!あみゃあみゃはしょきょにあるにょになんで、むーちゃむーちゃできないんだじぇえええええええええ!!」
「ゆがががががががががゆぎぎぎぎいぎぎぎゆがぁぁぁぁぁぁぁあああああああっ!!」

懸命に歯を立てるが、所詮は茎も親に咀嚼してもらわないと満足に食べられない赤ゆ。
一向にあまあまには辿り着けない。
まぁ、人間の大人がやっても歯が滑ってちょっと歯型がつくぐらいで、
このパッケージを歯で食いちぎるなんて芸当をナチュラルにできる人間さんはジャック・ハンマーぐらいだと思うが。

「どうした?食べないのか?」
胡散臭いほどの満面の笑みで優しく問いかける俺。

「くしょどりぇいはゆっくちしにゃいでれいみゅにあみゃあみゃしゃんをたべしゃしぇちぇね!ぷきゅうううううう!!」
「まりしゃのぷきゅうぅぅにおそろちーちーをにゃがすまえにしゃっしゃとあみゃあみゃたべしゃしぇりょおおおおおお!!!」

いい威嚇だ。

感動的だな。

だが無意味だ。

上から赤ゆたちを払いのけてゼリーを回収し、二匹を放置してつかつかと歩き始める俺。


「まっちぇえええええええええええええええええええええ!!」
「あみゃあみゃもっていきゃにゃいでほしいんだじぇえええええええええええ!!」


泣き叫んでアスファルトにかなちーちーを撒き散らしながらぽいんぽいんと跳ねて追いかけてきた。

「あみゃあみゃ…ゆぇっぐ…まりしゃたちにょあみゃあみゃ…
 どぼぢでも゛っ゛て゛い゛゛く゛ん゛だじぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!」

俺は足を止め、ゆっくりの前で屈んだ。

「えー、だって俺は”自力で”一つでも食べられたらあのあまあま全部あげるっていったよね。
 けっこうな時間をあげたのに結局一つも食べられなかったじゃない。難しくて理解できなかったの?
 一個も食べられなかったんだからこれは変わらず俺のものだよ。勝手に自分のものにしないでね!」

そう言ってピンと指先で赤まりさを軽く弾く。

「もうしゅぐむーちゃむーちゃできりゅちょこりょだっちゃにょに、
 くしょどれいがじゃま゛しぢゃぎゃりゃでじょ゛お゛゛お゛お゛お゛お゛!」

自分に都合よく記憶を捏造して見苦しく喚き出す赤れいむ。
勢いよく噴出したかなしーしーが無様に転がっていたまりさへとかかるが一向に気にしない。
赤まりさはゆげぇぇ!きちゃにゃいんだじぇえええ!!と慌てふためき余計にしーしーを浴びてしまっていた。

ああもう、楽しいなぁ。

「よし、特別にあと二回だけチャンスをやるよ」

泣きつかれてぐったりとなった二匹にこれ以上なく魅力的な提案を持ちかけてやる俺。

「ほんちょに!れいみゅがちょっちぇみょぷりちーだきゃりゃ、くしょどれいもはんしぇいしたんだにぇ!」
「じじいいいいいいい!つべこべいってにゃいじぇ、はやきゅよこしゅんだじぇえええええ!!!」

何を勘違いしたのかさっきまでの態度から豹変し、一転して強気になる汚物姉妹。

ああ、今一気に踏み潰したら気持ちいいだろうな。どうしようかな。

高まる欲求を必死に抑え、ゼリーのパッケージを切り口からビッと引き裂く。
そうして中から赤や黄色、黄緑といった色とりどりのゼリーを取り出し、目の前に転がしてやる。

「ほーら。これが一回目のチャンスだ。
さっきと同じで、このゼリーを一個でも自力で食べられたら残りのあまあまもぜーんぶお前らにあげるよ」

「じじいはびゃきゃにゃにょ?もうじゃみゃにゃふくろしゃんはにゃいんだからたべられりゅにきまっちぇるでちょ!」

「れいみゅ、じじいはちほうしょうにゃんだじぇ!かんだいにゆりゅしちぇあげりゅんだじぇ!げりゃげりゃげりゃ!」

「しょれもしょうだにぇ!ちゅきゃえにゃいくしょどれいぢゃけぢょちょくべちゅにゆりゅしてあげりゅにぇ!」



「むーちゃむーちゃ!…ゆゆっ!?」

目の前のごちそうに歯を立てたのに、待ち望んでいたあまあまの味はまるでしない。
ペコペコと何かが赤れいむ達の歯を跳ね返し、無味無臭の実にゆっくりできない感覚が二匹を襲う。

「どうしちぇえええええええええ!?むーちゃむーちゃしちぇるのにしあわしぇえええーになれにゃいんだじぇえええええええ!!!」
「あみゃあみゃしゃん、れいみゅにいじわりゅしにゃでね!ゆっくちたべられてにぇえええええええええええ!!」

ぺコンペコンと赤ゆたちの口の動きに合わせてへこんだり戻ったりを繰り返すゼリー容器。
薄いプラスチックではあるが、適度な堅さと弾力を持ち合わせたそれは、決して中の甘味を二匹に伝えはしない。

「ゆがあああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

今度はやけになって容器に体当たりを始めたが、さして重くないゼリーに軽い赤ゆがぶつかったところでどうもしない。
痛みの代償としてゼリーさんが10センチばかし向こうに転がるだけである。

「ハーイ、チャレンジタイムあと60秒でーす!間に合うかなー?」

このまま黙ってみていても良かったが、あえてここで時間制限を付けた。

「ゆんぎっぎぎっぎぎぎぎいぎぎぎいいいいいいいいぃぃぃぃいいいいいいいいい!!!!」
「ゆがあああああああ!!!ゆがああああああああああああ!!!ゆんがぁぁああああぁぁぁああああああああ!!!!!!!」
「あ゛み゛ゃ゛あ゛み゛ゃ゛は゛さ゛っ゛さ゛どた゛べら゛れ゛り゛ょ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!」

思惑通り、焦りによってゼリー容器に殆ど自傷行為に近いアタックを仕掛ける赤れいむ達。
赤ゆとは思えないほどの鬼気迫る顔がたまらなく面白い。
ゾクゾクするねぇ。

目の前にあるのに。

歯をしっかり立てているのに。

舌に感じるのはとろけるような甘味ではなく無機物の障壁。


「ゆんがああああああああああああああああああっ!!!」

これ以上なく不毛な猛攻が続く中、偶然にも赤まりさが容器のふたのビニールのベロの部分をガッチリと噛んだ。

おお、これはもしかしたらもしかするか!?

しかし残り時間はあと15秒ほど。

力任せに容器をぐるぐると自ら回転しながら振り回す赤まりさ。
一回転ごとに隣のれいむをゼリー容器によるビンタが襲う。

「ゆっぎぎっぎっぎっぎぎ「い゛だい゛ぃ゛!!」ぎぎぎぎぎぎぎぎぎ「い゛だい゛ぃぃ゛!!」ぎぎぎぎぎぎぎっぎぎ
 ぎぎぎぎ「や゛べでぇ゛え゛え゛え゛!!」ぎぎ…ゆがあああああああ「や゛べどお゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛!!!」あああああ!!!!」

いやはやなんという執念か。

えんしんりょく って スゲー !!

ビリッ、スポーンとゼリーのフタが外れてすっ飛び、ブロック塀に当たってポトリと下に転がる。
正直赤ゆの身体能力を舐めきっていたのでこれにはかなり驚いた。

ピクピクと痙攣する姉妹を放り出し、ゼリーへ一直線に駆け出す赤まりさ。

「あ゛ま゛あ゛ま゛!!あ゛ま゛あ゛ま゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!」


「ハーイ、サービスタイム終了でーす」

「!?!?!?!?!?!?!?!?」

ゼリーまであと5センチのところにまりさが到達したところで俺はひょいっとゼリーを持ち上げた。
時間もきっかり60秒が経過しており俺の行動に何も問題はない。

「いやー惜しかったなぁ。あと少しで食べられたのになー」

「…ど………ぢ………にょ…………」

「緑のやつだからメロン味だったろうなー んー昆虫用でも匂いはけっこう美味しそうだよこれー」

そう言って俺はゼリーを近くのゴミ箱の中に見せ付けるようにしながら、







捨てた。














「どぼぢでぎょ゛ん゛に゛ゃ゛ぎょ゛ち゛ょ゛し゛ゅ゛り゛ゅ゛ん゛だじぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!」











全身の穴から体液のような餡子を噴出しながら絶叫する赤まりさ。

たまんねえな、おい。

「まあ、待てよ。チャンスを二回あげるって言ったろ」

「ゆ゛ゆ゛っ?」

「しかしお前は凄いなー。まさか開けるとは思わなかったよ」

「あちゃりみゃえにゃんだじぇ!まりしゃしゃまにきゃきゃれば、れみりゃだっちぇむーざんむーざんになりゅんだじぇ!!」

少し褒めるとすぐにつけあがる辺りどうしようもないお饅頭である。
れみりゃにむーざんむーざんされるこいつを想像しながら、心にもないおだての言葉を続けてやる。

「すごいなまりさは!向かうところ敵なしだな!」

「まっちゃくこびをうっちぇもなにもでにゃいんだじぇ?くしょじじい」
ビキィ

「…で、最後のチャンスのことなんだがな、
 それをクリアしたらあまあまだけじゃなくゆっくりプレイスもプレゼントしてやるよ」

世間知らずのゲス赤ゆとはいえ、ゆっくりプレイスの提供という言葉はこれ以上なく甘美なものであった。
あの育てられるに値しないゲス親がどんなにあがいても手に入れられなかったものを自分は早くも手に入れてしまうのだ。

なんという勝ちゆん世・・・。

ゆうっしゅうでごめんにぇ!

ふふんと心の中でのたまう赤まりさであった。

「くしょじじいにしちぇはきがきくんだじぇ、はやくゆっくりプレイスをよこしゅんだじぇええええええ!!」
無意味に強気な態度である。彼らの辞書に学習という言葉はない。

「まあ、そう慌てなさんなって。取り敢えず俺のうちに付いてからだ」
そう言って鼻息の荒い勝ち組(未定)饅頭さまをなだめると、

アスファルトにふぁーすとちゅっちゅを捧げたまま気絶している赤れいむを回収し、
潰さないように赤まりさを優しく手に乗せて俺はそのまま家路についたのだった。













家に着いた俺は、台所でまず瀕死の赤れいむの治療を始めた。
こいつらがオレンジジュースで再生するいい加減な生き物であることはもはや一般常識である。
家の近くのコンビニで紙パック入りのオレンジジュースを購入してきたので準備は万端。

赤まりさが早くまりしゃしゃまににょましぇりゅんだじぇえええ!!とうるさいが今は無視する。

しかしながら、ここでこ赤れいむに無償であまあまな飲み物を与えるのはフェアではない。
パックに付属のストローをパックに逆向きに刺し、ゆっくり用の簡易注射器として活用することにする。

赤れいむのあにゃるのすぐ横にストローの先を突きたて、そのままゆっくりと微量のジュースを流し込む。
流し込むや否や、驚くべき速さで赤れいむは回復してしまった。
間近で見たのは初めてなので、不覚にもほんの少しだけこいつらに生命の神秘を感じてしまう。

「ゆぅ?おしょいよ!くしょどれい!きゃわいいれいみゅがちんじゃったりゃどうしゅりゅのおおおおおおおお!?」
「れいみゅ、きょきょはまりしゃにめんじておみずさんにながしちぇあげりゅんだじぇ! 
 いみゃはまぢゃ、きょんにゃくしょどれいでもやくにたちゅかもしれないんだじぇ?」

そういっていい気になる下手人であった。

握りつぶしたい衝動をこらえ、こいつらを奥の部屋に運び、そっと床に降ろした。

「じゃ、ここが今日からお前らのゆっくりプレイスだ」

二匹がの前には、横40センチ、奥行き20センチ、高さ30センチの立派な水槽が二つ並んでいた。
赤ゆっくりはもちろん、子ゆっくり程度なら数匹は入るであろう大きさである。

水槽の中には、ふかふかとした腐葉土と、土の湿気を保つ為の枯葉が敷き詰められていた。
その上には切り株をあしらったテーブルさんが無数に置かれ、先ほど食べることの出来なかったゼリーがはめ込まれている。

その光景は、赤ゆっくりから見たらまるで森のレストランでようであった。

「あみゃあみゃしゃんがたくしゃんありゅよ!まりしゃあああああ!!!」
「きょれでまりしゃたちはじょうりゅうかいきゅうなんだじぇ!」

素敵なゆっくりプレイスを目の前にしてはしゃぐ二匹。
喜びのあまりうれちーちーまで漏らしている。

床を汚されなかったのでさっそく一匹ずつ水槽の中に入れてやる。

「よかったな、お前ら」

「おみょっちゃよりゅ、ちゅきゃえりゅどれいぢゃにぇ!れいみゅはちょっちぇもきにいっちゃよ!」

ふかふかの葉っぱのお布団の上で飛び跳ね、相変わらずの上から目線でお褒めの言葉をくれた。

「だけどなー。困ったことにそのゆっくりプレイスを狙う悪いやつらがいるんだよ」

「ゆゆっ!?それはゆっくちできにゃいんだじぇ!」

「そこでだ、お前らが一晩そのゆっくりプレイスを守りきれたらそこもあまあまもずーっとお前らの物だ」

「しょんにゃにょかんたんなんだじぇ!
 しかちゃにゃい、よわむちでちゅきゃえにゃいどれいのかわりにしょいちゅをまっさちゅしてやりゅんだじぇ!」
「ほんちょうにちゅかえにゃいどれいにゃんぢゃにぇ!おお、ぶじゃみゃぶじゃみゃ!」

「いやー心強いな。じゃ、頼んだよ!」


そう言うと俺は水槽のふたをしっかりと閉め、水槽の前にビデオカメラを設置して部屋を出ることにした。
いやあ、明日が楽しみだ。


頑張ってくれよ、”俺の大切なペット達”


















「むーちゃ!むーちゃ!」



「「ちあわしぇえええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」」



まりさは幸せであった。
向こうのゆっくりプレイスでも自分とほぼ同時にれいむがしあわせーの歓喜の叫びを上げている。

使えない奴隷が部屋から去った後、まりさはまず、緑色のあまあまさんに飛びついた。

これまで味わったこともない甘美な刺激にまりさの味蕾は震える。
そしてその柔らかな歯ざわりときたら・・・。
しかもただ柔らかいだけでなく、噛むたびにそれはくにゅくにゅと官能的な弾力でまりさの口内で踊った。

同じ緑の食べ物でも自分達をゲス呼ばわりしておそとに投げ捨てたクソババアの茎や草さんとは大違いである。
あんなもの、このあまあまさんと比べたら毒物に等しい。見限って正解だった。

自分とれいむがゲスな家族を見限ったときにクソババアの頭に実っていた妹達は、
きっと今頃あの下等な食べ物を「ちあわしぇー」などといって喜んで食べているのだろう。

うぷぷと思わず下卑た笑いがこみあげる。

「負け組はみじめなもにょなんだじぇ!!げりゃげりゃげりゃげりゃ!!!!!」

殆ど独り言に近いが、こうして口に出すことで
とっけんっかいきゅうっな自分の立場を再認識してますます気分がよくなるのだった。

「おちゅぎはこにょあきゃいあみゃあみゃをたべりゅんだじぇ!」

緑色のあまあま(ゼリー)を綺麗に食べ尽くすと、まりさは今度は隣にある赤いあまあまに飛びつく。

「・・・ゆっ?」

なんということだ。既に半分ばかりが食べられてしまっている。
れいむは向こうのゆっくりプレイスにいるのでれいむの仕業ではない。
そうか、これが糞奴隷が言っていたゆっくりプレイスを狙う愚か者の仕業か。

あまあまはまだまだたくさんあるとはいえ、この偉大なまりさ様の食事に手をつけるとは許せない蛮行だ。
見つけ次第、じわじわと自分の愚かさを思い知らせながらなぶり殺しにしてやろう。

まりさはそう堅く心に誓うと残りの赤いあまあまを貪った。

「むーちゃ!むーちゃ!……ゆゆっ!?」

「ち、ち…、ちあわしぇええええええええええええええええええええええええっー!!!」

クソジジイがごちそうさんだよと持ってきた野いちご(笑)なんてお話にならないほどの
爽やかな甘さと酸味が口の中に広がっていく。
そしてさっきのあまあまと同じ官能的な舌触りにまりさは自分の幸福をこれでもかと噛み締めていた。

そして噛み締めれば噛み締めるほど、この幸せを摘み食いした愚か者への怒りが静かに燃え上がる。

「あやみゃっちぇみょおしょいんだじぇ!せいっしゃいかりゃはのがれられにゃいんだじぇ!
 ゆっくちちね!ゆっくちちね!ゆっくちちね!げりゃげりゃげりゃげりゃげりゃげりゃげりゃ!!」

愚か者を捻り潰す華麗で高貴な自分の姿を想像する。
その姿はこの素晴らしい食事と同じぐらいとってもゆっくりできるものであった。

あまあまを大量にたいらげ、まりさは二倍近く膨らんでいた。
食欲が満ち足りると眠くなるもの。

「ゆうぅ…まりしゃはゆっきゅりしゅーやしゅーやしゅりゅよ、
 のきょりのあみゃあみゃしゃんはあとでゆっくちまりしゃにたべられちぇにぇ…」

そういうとまりさは静かに深いまどろみの中に呑まれていった。。。。。。











それから数時間後の深夜、
ブゥゥゥンン、ガン!という騒がしい音にまりさは眼を覚ました。

一体さっきのは何の音なのだろう。
そうか、このまりさ様の食事を盗み食いした侵入者が遂にやってきたのか。

まりさの闘志が燃え上がり始めた。
意味もなく勇気がグングンと湧き上がり、音のした方向を睨みつける。

部屋には常夜灯の薄いオレンジがかった光で照らされており、
起きたばかりのまりさの眼にも”それは”ハッキリと視認できた。


薄明かりに照らし出され、まりさの数倍はある巨体が黒光りしていた。
三本の角がゆらゆらと上下し、ガツガツとあまあまを貪っている。

それがアジアの亜高山帯?高山帯地域原産の、世界で最も凶暴といわれるカブトムシ、
コーカサスオオカブトであることなど、
ゆっくりであるまりさにはそれがむしさんであること以外、わかろうはずもなかった。


「むししゃん!ゆっくちしちぇにゃいでまりしゃのゆっくちぷれいしゅかりゃでていきゅんだじぇえええええええええええ!!!!」

コーカサスはそんな雑音など気にも留めず一心不乱にご馳走を貪り続ける。

「はやきゅでていきぇええええええええええええええ!!ぷきゅうううううううううううううううう!!!!!」
まりさ必殺の威嚇である。
だがミス!コーカサスにはダメージをあたえられなかった!

「むしごちょきがまりしゃしゃまをむししゅりゅにゃあああああああああああああ!!!」

助走をつけたまりさ渾身の体当たりがコーカサスに直撃する。
が、堅い甲殻にぺチンとまりさは跳ね返され、無様に尻餅をついてしまう。

コーカサスは相変わらずゼリーに喰らいついたままだ。

このままでは自分のあまあまが食べ尽くされてしまう。
まりさは怒りと焦りでもはや正常な判断はできなくなっていた。(元からできなかった気もするが。)


「ゆがああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

ぴょいとコーカサスの胸と胴の間に飛び乗る。

「ゆっくちちねぇ!ゆっくちちねぇ!ゆ゛っ゛く゛ち゛ち゛ね゛ぇ゛!!
 まりしゃにょあみゃあみゃかえしゅんだじぇえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」

妄想の中で自分が繰り出した決め技である連続ストンピングを繰り出すまりさ。
ほとんど半狂乱である。


ガチン!


「ゆ゛ぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛っ゛!?!?!?!!?」

説明になるが、コーカサスオオカブトの胸部と胴体の甲殻はピッチリと閉じることが出来る。
そしてその力は下手な人間の大人よりも強力であり、鋭利な甲殻の開閉によってまるで爪きりのように外敵の皮膚を潰し切るのだ。

そしてたった今潰しきられたのはまりさの大事なあんよであった。
横向きに上を飛び跳ねていたのであんよからあにゃるまで一直線に、バチリと見事に切り裂かれている。

「い゛ぢゃい゛い゛い゛っ゛ まりしゃにょ、まりしゃにょきゃわいいあんよしゃんぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛!!」

コーカサスの背中から無様に転がり落ちるとっけんっかいきゅうっ(笑)

水槽の中で餡子をばら撒きながら転げまわる姿にはもはや勝ち組の余裕は全くない。





(あ゛み゛ゃ゛あ゛み゛ゃ゛・・・まりしゃにょ・・・あ゛み゛ゃ゛あ゛み゛ゃ゛・・・)

みっともなく這いつくばって餌皿にむかうまりさ。
コーカサスは相変わらず食事に夢中である。

あまあまを食べて体力が回復すればお前なんか…と根拠のない自信がまりさを突き動かした。


「ゆぎっ…むーちゃ、むーちゃ、ちあわ…



ゆびい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛っ゛!?!?!?!!?」



考えてみればこれまでのまりさはかなりの幸運であった。


あれほど周囲をうろちょろしておきながら、凶暴なコーカサスに攻撃されなかったことは奇跡に近い。
たぶん比較的温厚な個体だったのだろう。


だが、まりさは最後の最後ので致命的ミスを犯した。

この種族の甲虫たちの持つ、餌場に対する異様なまでの執着心を刺激してしまったのである。
もはやまりさは完全にこのコーカサスの攻撃対象となった。

ガン!ガン!とコーカサスの角がまりさを突き刺すべく幾度もプラスチックの壁を激しく打ち付ける。

まりさは体全身をくねらせ、水槽の中を必死に逃げ回る。

もはや餌場から離れたところで意味はない。

この甲虫は相手の息の根を止め、その死体にすら敵意を燃やし、相手が完全にバラバラになるまで狂い続けるのだ。

「ゆ゛っ゛ゆ゛ぎい゛い゛い゛ぃ゛っ゛」

まりさの足元のすぐ手前に恐怖の角が突き刺さる。
昆虫とは思えないほどの馬鹿力でまりさは周りの土ごとケースの天井に投げ飛ばされた。
頭がぐしゃりと嫌な音をあげ、地球は悪魔の待つ地上へと再びまりさを引きずり降ろす。

「じめんしゃんこっちこにゃいでほしいんだじぇえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」

暗闇の中で悪魔の瞳が赤く光る。
まりさは完全に隅に追い詰められていた。
さっき投げ飛ばされたときにお帽子が外れたがもはやそれどころではなかった。

「…ぐ、く゛る゛に゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!!!」

まりさは醜く肥えた体をぐにゃぐにゃと動かして泣き叫んだ。



おとうさん助けて

もうわがまま言いません

おかあさん助けて

もうどれいなんて言いません

まりさ、いい子になります

いもうとたちのめんどうもみます

だから、

だから――――――




コーカサスオオカブトの角は、まりさのまむまむ穴を貫通した後、中枢餡のすぐ隣を通ってまりさの後頭部から突き出ていた。

不幸は重なるものだ。

中枢餡を貫かれていれば一思いに楽になっただろうに、角に貫かれたままの状態でまりさはまだ生きていた。

ゆ゛っ…!…ゆ゛っ゛…!

と、もはや言葉は発せず、体は痙攣だけを続け、

意識だけがしっかりと残っている生き地獄であった。

体が痙攣するたびに、貫通した角は中枢餡を直接圧迫した。
人間で言うなら脳を直接掴まれているようなものだ。
もはやまりさの言うことをきかないまりさの体が、執拗にまりさの精神を苦しめ続ける。

そしてぷっくりと膨れ上がったまりさの体をガッチリとホールドするように、
三本の角はまりさの体をずぶずぶと何度も何度も突き刺さる。

余りにもピッタリなサイズであったため、抜こうにも抜けないのだ。


諦めがついたのか、コーカサスはまりさを串刺しにしたまま食事を再開した。
ゼリーをブラシ状の口でなめ取るために頭を上下させるたびに、まりさはこの世のものとは思えない強烈な痛みに襲われた。

傷口に角が刺さったままであるため失餡死することもできない。




まりさに死という安息が与えられたのは、それから数時間後の、コーカサスオオカブトが食事を終えた早朝。
コーカサスが寝床の土の中に潜ったことで、ようやく窒息して逝くことができたのだった。




そしてもう一つの水槽の中にいた姉妹のれいむは幸運なことに、

東南アジア産の凶暴なヒラタクワガタに挟まれて体を両断され、一瞬で死を迎えることができた。



ゆっくり死ぬのはゆっくりできない。
最終更新:2010年10月06日 19:30
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