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anko2284 お前の家 前編

お前の家(前編) 33KB
愛で いじめ 虐待 観察 差別・格差 仲違い 妬み お家宣言 家族崩壊 親子喧嘩 共食い 番い 野良ゆ 赤ゆ 透明な箱 現代 虐待人間 うんしー ああーいや!長いのいや!
ポマギあき


あー、やっぱりきついいいいいい!!!







「ゆゆ!ここをれいむたちのゆっくりぷれいすにするよ!」
「ゆっくりしていってね!」
「「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」」

「はいはい、ゆっくりしていってね。」

「「「「ゆ!?」」」」

我が家の一室。庭に面する洋室の開け放たれた窓から、ゆっくりの親子がやってきた。
親れいむ、親まりさ、赤れいむ、赤まりさ。よく見かける組み合わせだ。

俺は洋室のクローゼットに隠れていたのだが、ゆっくり達がお家宣言をしたと同時にクローゼットを飛び出した。
そして窓を閉めたのだ。窓からは出られないし、他の部屋にもドアで遮られている為、行く事が出来ない。
つまり、逃げ場はないのだ。俺はこうした回りくどい虐待を好む、少々変わった男だ。名は俊明という。

「ゆ!ここはまりさたちのゆっくりぷれいすだよ!ぷくぅ!」
「ゆっくりしないで、でていってね!あまあまくれるなら、すこしだけいてもいいよ!!」
「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!おにいしゃん!」
「ゆ?ゆゆ!?で、でちぇいきぇ!」

「勿論知ってるよ!でもさ、そんな事言うなんてゆっくりしてないよね…あ、れいむちゃんはゆっくりしてるよ!」

俺に対して友好的な態度を向けてきた赤れいむにだけ、褒め言葉を贈る。

「ゆゆ!?まりさはゆっくりしてるよ!へんなこといわないでね!ぷんぷん!」
「れいむは、ゆっくりいちゆっくりしてるおよめさんなんだよ!いいかげんにしてね!」
「ゆぅ?れいみゅゆっくちしちぇりゅにょ?ありがちょ~!」
「ゆ!?ま、まりしゃもゆっくちしちぇるよ!ゆっくち!ゆっくち!」

「あ~、やっぱりれいむちゃんはゆっくりしてるね~。それに比べて親と糞みたいな赤まりさは…はぁ…残念だなー。」

「ゆっがああああああああああ!!いいかげんにしてね!まりさはゆっくりしてるでしょ!」
「そうだよ!ゆっくりしてるよ!あまあまだしたらゆるしてあげるよ!」
「ゆぅ…?にゃんぢぇおこっちぇるにょ…ゆっくちできにゃいよぉ…」
「ゆ?ゆ?ゆっくち!ゆっくち!」

「ほらほら、そんなに怒ってるからだよ。怒ってるとゆっくりできないだろ。そこのれいむちゃんも言ってるじゃないか。」

「ゆうううううううううううううう!?どうしてにんげんのみかたをするの!?」
「そんなこにそだておぼえはないよ!ゆっくりはんせいしてね!ぷんぷん!」
「にゃんぢぇえええええええええ!?どぼちちぇしょんにゃこちょいうにょおおおおおおお!?」
「ゆ?ゆ?ゆ?にゃに?にゃんなにょ!?ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!?」

「あれ、赤まりさちゃん。俺は君がうんうんみたいだねって言ったんだけど…分かんなかった?…はぁ…こんな言葉も知らないなんてゆっくりしてないなぁ…」

「ゆ!?ゆ!?ま、まりしゃうんうんぢゃにゃいみょん!ぴゅんぴゅん!」

「なにそれ…ぷんぷんのつもり?…ぷんぷんも言えないなんて最低だね…頭が悪いのは父親に似たんだね…。」

「ゆううううううううううううううう!?ま、まりさばかじゃないよおおおおおおおお!!」
「あんなくそじじいのいうこと、きかなくていいんだよ!おちびちゃんはゆっくりしてるよ!」
「ゆえええええええええええええん!まりしゃうんうんぢゃにゃいも~ん!ばきゃじゃにゃいも~ん!!ゆぐっ…ゆぐっ…」
「ゆ…ゆっくち…ゆっくち…まりしゃばきゃじゃにゃいよ…ゆっくちしちぇいっちぇにぇ…」


相変わらず両親は怒り続けている。赤れいむは泣きじゃくる赤まりさの頬を舐めて、宥めている。

「はぁ~…やっぱり、れいむちゃんは優しいね!とてもゆっくりしてるよ!」
「ぺーりょぺーりょ…ゆ?ゆっへん!れいみゅ、とちぇもゆっくちしちぇりゅよ!!」

「うんうん、やっぱりそこの馬鹿親子と違うね!とてもゆっくりとした、ゆっくりだ!」

「ゆうううううううううううううううう!?なにいっでるのおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「いいかげんにしでねええええええええええええ!!あばあばおいで、ざっざどがえっでねえええええええ!!」
「ゆえええええええええええええん!ひぢょいよおおおおおおおおおおお!!」
「ゆ!?ぺ、ぺーりょぺーりょ…」

「おう、怖い怖い…。それじゃあ俺はゆっくりしないで帰るね!君達はここでゆっくりしてるといいよ!
 あ、ゆっくりしてないゆっくりがする"ゆっくり"なんて、たかが知れてるけどね。ぷぷっ…か、可哀想な饅頭達…。」

「ゆっがあああああああああ!!まりさたちはまんじゅうじゃないいいいいいい!!ゆっくりしないでしね!」
「ゆううううう!!まりさいまだよおおおおおお!!くそじじいをやっつけてねえええええ!!」
「ゆええええええええええん!ゆぐっ…ゆぐっ…」
「ぺーりょぺーりょ…」

俺はドアを開けて他の部屋に向かう。まりさが人間にとっては極めて遅い速度で、俺に突進してきた。
しかし、俺に体当たりする事は実を結ばず。虚しくもドアに顔面を衝突させることしかできなかった。

「ゆべっ!…い、いだいいいいいいいいいいいいいいい…」
「まりさああああああああああああああ!!だいじょうぶううううううううううううう!?」
「ゆぐっ…ゆぐっ…お、おちょうしゃんぎゃ…おちょうしゃんぎゃ…」
「ゆうううううううううううう!?おちょうしゃん、ゆっくちしちぇええええええ!!」

「ゆぎぎ…だ、だいじょうぶだよ……」
「ゆふぅ…ゆ!すごいよまりさ!あのくそじじいをおいだしたよ!」
「ゆぐっ…しゅ、しゅごいよ、おちょうしゃん…ゆぐっ…」
「ぺーりょぺーりょ…ゆぅ?…おいだしちゃにょ?れいみゅには…」
「うるさいよ!おとうさんがおいだしたんだよ!ずべこべいわないでね!」
「ゆ!?ゆ、ゆっくちりきゃいしちゃよ…」

「ゆ…ま、まりさが…?」

言われてみるとそんな気がしてきた。何だか酷い罵詈雑言を飛ばされた気もするが、それ以上にまりさはクソジジイを追い出す事が出来た。
…ような気がした。何だか体が震えて、喜びに満ちてくる。誇り、名誉、ゆっくり…まりさの脳内にそれらの単語が駆け巡った。

「ゆ…ゆっへん!!」
「さすがだよ、まりさ!とてもゆっくりしてるよ!れいむはこんなおむこさんをもらって、とってもゆっくりできるよ!」
「ゆ、そ、それはいいすぎだよ…ゆへへ…」
「ゆぐっ…ゆぐっ…きゃ、きゃっこいいよ…」
「ぺーりょぺーりょ………ゆぅ……」

「ゆ!?なんなの!おちびちゃんは、もっとうれしそうにしてね!」
「ゆ!れいむ!いいすぎだよ!…よくないよ…」
「ゆ…ご、ごめんね…」
「「「ゆぅ…」」」



「さてさて、これがいつまで持つかなぁ…ウヒヒ…。」

クローゼット以外は何もない洋室。天井にはカメラとマイクが取り付けられていて、映像と音声はパソコンに送られる。
俺は別室で、それを見聞きしている。とても楽しい観察の時間だ。次は餌を求める頃に、部屋に踏み入ろう。




「ゆっ!ゆっ!……ゆぅ…ここにもないよ…」
「おかしいよ…にんげんのおうちさんには、あまあまがいっぱいおちてるってきいたよ…ぱちゅりーはうそをいってたの…?」
「おにゃかすいちゃぁ…」
「ゆっくちできにゃいよぉ…ぎょはんしゃんちょうらいよぉ…」

「わがままいわないでね!おかあさんだっておなかぺこぺこなんだよ!!」
「「ぎょ、ぎょめんなしゃい…」」

「れいむ!いらいらしてるのはわかるけど、おちびちゃんにあたらないでね!!」
「ゆ…ゆっくりごめんね!」

しばらく時間が経った頃、一家は腹を空かしていた。一家は食べ物を抱えて、この家に侵入したわけではない。
野良生活を営んでいた頃、元飼いゆっくりのぱちゅりーから人間の家には甘味や食べ物が豊富にあると聞かされていたのだ。
準備も特にしないまま、人間の住宅に入ってしまえばこちらのものという考えで行動した。

だが、この洋室には食べ物はおろか植物もない。家具でさえもクローゼットだけだし、天井には監視カメラとマイクだけ。
これではどうしようもない。外に出て狩りを行うにしても、もう遅い時間だし肝心の窓も開いていない。要するに詰んだ。

「どぼぢでないのぉ…」
「おながへっだあああああああああああ!!」
「おにゃきゃすいちゃよぉ…」
「ゆぅ…どぼちちぇぎょはんしゃんにゃいにょぉ…」

その時、ドアが勢いよく開け放たれた。

「じゃじゃーん!俺様の登場でーす!れいむちゃんはゆっくりしてましたかぁ?」
「ゆ?ゆっくちできにゃかっちゃよ…」
「まりしゃもゆっくちできにゃいよ…」
「ゆっくりできなかったよ!じじいはさっさとごはんさんだしてね!いっぱいでいいよ!」
「たっくさんあまあまちょうだいね!あまあまくれるなら、さっきのことはわすれてあげるよ!」

「え?…ああ、そこの糞饅頭達には聞いてないからね!ゆっくり死んでいってね!」

「ゆ?…はああああああああああああああああああ!?なにいってるんだああああああああああああ!!」
「れいむたちはくそまんじゅうじゃないでしょおおおおおおおおおお!!いいかげんにしろおおおおおおおおお!!」
「ゆええええええええええええええええん!まりしゃくしょみゃんじゅうぢゃ、にゃいもおおおおおおん!!」
「ゆ、ゆっくち!ゆっくち!」

「ばかなくそじじいは、まりさのうんうんでもくってろ!うーんうーん…すっきりぃ!」
「れいむはしーしーするよ!…しー…しー…すっきりぃ!ゆひゃひゃ!じじいにはちょうどいいよ!」
「ゆゆ!まりしゃにょこちょをひぢょくいうおにいしゃんには…うんうんしーしーしゅるよ!うーんうーん…しーしー…しゅっきりぃ!!」
「き、きちゃにゃいいいいいいいいいいいい…」

「…ふーん、成る程ね。糞して小便垂れれば俺が餌出すと思ってるんだ?…いいよ、餌ならやるよ!」

「ゆ!ものわかりのいいくそじじいだね!」
「はやく、れいむたちをゆっくりさせてね!」
「ゆわーい!ゆわーい!」
「ゆ…にゃ、にゃんぢゃかゆっくちできにゃい…」

「じゃあ、ご飯をあげましょーっと!あ、れいむちゃんだけね!ぷぷぷ…」

「「「「ゆ!?」」」」

「な、なにをいってるのおおおおおおおおおおおおおお!?」
「みんなにごはんだすんでしょおおおおおおおおお!!いいかげんにしろおおおおおおお!!」
「にゃんぢぇええええええええええええええ!!れいみゅばっきゃりいいいいいいい!!」
「だ、だめぢゃよ!み、みんにゃにぎょはんしゃんあげちぇにぇ!」

「ダメダメ、れいむちゃん。俺は"とてもゆっくりした"ゆっくりにしか、ご飯をあげないの。ゆっくり理解してね!」
「しょ、しょんにゃあ…」

「まりさはゆっくりしてるでしょおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「れいむもだよおおおおおおおおおおおお!!だからごはんさんちょうだいねええええええええええ!!」
「まりしゃゆっくちしちぇるもん!ぢゃからごはんしゃんちょうらいにぇ!!」

「ダメダメ。お前らは全然ゆっくりできてないじゃん。そんなゆっくりにやる餌なんかないっての!」

「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおお!!?」
「えさっていうなああああああああああああああああああ!!ごはんさんだろおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「ゆんやあああああああああああああああああああああああああ!!ひぢょいいいいいいいいいいいいいい!!」
「ゆ、お、おちちゅいちぇにぇ…ゆっくち!ゆっくち!」

「じゃあ、れいむちゃんは少し待っててね-!。」

阿鼻叫喚の最中、俊明は気にも留めずに部屋を出て行った。

「「「「ゆ!?」」」」
「ど、どごいぐのおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
「までええええええええええええええ!!ごはんざんよごぜええええええええええ!!」
「まりしゃはゆっくちしちぇるでしょおおおおおおおおおおおお!!あやまっちぇにぇ!あやまっちぇええええええ!!」
「ゆ………」



俊明はそれ程時間が経たない内に、部屋に戻ってきた。手には水槽の様なものと、チョコレートが握られている。

「じゃあ、れいむちゃんはこっちに入ろうね!」

俊明は赤れいむを掴み上げた。

「おしょらとんぢぇるみちゃい!」
「ゆううううううううううううう!?おちびちゃんにきたないてでさわるなああああああああああ!!」
「かえせええええええええええええええええええ!!おちびちゃんをかえせえええええええええ!!」
「いもーちょをかえしぇええええええええええ!!しゃわるにゃああああああああああ!!」

俊明は水槽の様なもの中に入れた。水槽のような物は透明の箱と呼ばれる、加工所製の物だ。
外壁はポリカーボネートで構成された屈強な作りである。底の部分は、一部分が網目になっている。
ここで用を足すと、排泄物は下の溜まり場へと落ちていく。ぼっとん便所と言われるそれと、非常に近い構成だ。

「ゆ?ゆ?」
「おちびちゃんもどってきてえええええええええええええ!!」
「もどってええええええええええええええええ!!」
「ゆっくちしにゃいぢぇ、きょっちきちぇえええええええええ!!」

「ゆゆ!いみゃそっちいきゅよ!ゆっ!ゆっ!ゆぺっ!!……
 い、いちゃいいいいいいいい…どぼちちぇでりぇにゃいにょおおおおおお!?」

「ゆううううううううううううううううう!?」
「どうしたのおおおおおおおおおおお!?はやくううううううううう!!」
「にゃんぢぇええええええええええええええええ!?」

「じゃ、れいむちゃんはこれ食べようか!」

俊明はそう言うと、チョコレートの包装紙を剥がして透明な箱の中に入れた。


「…きょれ、たべちぇもいいにょ?」
「うん、いいよ。お腹いっぱいになるまで食べるといいよ!」
「にゃんぢゃか、ちょっちぇもあまあまのにおいがしゅるよ!むーちゃむーちゃ…ち、ちあわちぇえええええええ!!」

「「「ゆ!?」」」
「ちょ、ちょうだい!まりさにもそれちょうだい!」
「かわいいれいむにも、ちょうだいね!いっぱいでいいよ!」
「ゆうううううううううううう!!まりしゃにも!まりしゃにも!」

チョコレートを催促する親子に俊明は向き直って、こう言った。

「は?なんでお前らにやらなくちゃいけないの?これは、ゆっくりしてるゆっくりにしかあげられないんだよ。」

「まりさはゆっくりしてるでしょおおおおおおおおおおおおお!!」
「れいむもゆっくりしてるでしょおおおおおおおおおおおお!!」
「まりしゃぢゃっちぇ、ちょっちぇもゆっくちしてりゅもん!!」

「いや全然ゆっくりしてないじゃん。あ、れいむちゃんはそれ全部食べてね!」
「ゆ?ぢぇ、ぢぇも…」
「あれあれ?まさか、あのゆっくりしてない奴等にあげる気なの?」
「ゆ!?ゆっくちしちぇるよ!れいみゅにょかじょくはちょっちぇも…」
「いや、全然ゆっくりしてないよ。だって、あんなに怒ってるんだよ?ゆっくりしてない、ゆっくりなんて…ゴミ同然じゃないか。」
「しょ、しょれは…」
「あ、それから、餌を残した分をあいつらに分けてあげようとか思わないでね。食べ残しは、俺が回収しちゃうから無駄だよ。」
「ゆ!?」
「じゃあねー!」

「まてえええええええええええええ!!ゆっくりしないでごはんよこせえええええええええええ!!」
「だから、何度も言ってるじゃん。お前らゴミ同然…あ、ゴミに失礼だな。ゆっくりしてない糞饅頭に餌なんかやらないっての。」

「ゆっくりしてるっていってるでしょおおおおおおおおおお!!」
「なにいってるのおおおおおおおおおお!!はやくちょうだいねええええええええ!!」
「ちょっちぇもゆっくちしちゃ、まりしゃにぎょはんしゃんちょうらいにぇええええええええええ!!」
「おにぇぎゃいぢゃから、ぎょはんしゃんあげちぇにぇ!れいみゅぢゃけぢゃ、ゆっくちできにゃいよ!」

俊明は首をかしげて何やら考えてから、指を指した。

「うーん…じゃあさ…それでも食ってれば?」
「「「「ゆ!?」」」」

指さす方向には、一家が揃って排泄したうんうんがあった。うんうんは、しーしーに混じってデロデロに溶けてしまっている。

「どぼちちぇえええええええええええ!!?」
「な、なにいっでるのおおおおおおおおおおおおお!?」
「あんなのだべれるわげないでじょおおおおおおおおおおおお!!!」
「いやぢゃあああああああああああ!!まりしゃうんうんたべちゃくにゃいいいいいいいい!!」
「じゃあ食べなきゃいいじゃん。」

「「「「ゆ!?」」」」

「食べないで、そのままゆっくりしてなきゃいいじゃん。じゃあね、バイビー!」

「ま、までええええええええええええええええええええ!!」
「ごはんざんよごぜえええええええええええええ!!」
「ゆやああああああああああああ!!ぎょはんしゃあああああああああああん!!」
「ぢょ、ぢょこいくにょおおおおおおおおおおおお!?」

俊明はドアを開けて部屋を出て行ってしまった。

「どぼぢでえええええええええ!?」
「ゆっぐじでぎないいいいいいいいいいいい!!」
「ゆやああああああああああああああああああ!!」
「ゆ…かべしゃんは…ちょうめいにゃかべしゃんは、ゆっくちしにゃいぢぇこわれちぇにぇ!」

「ゆ!?み、みんな!おちびちゃんがいる、とうめいなかべさんをこわすよ!」
「ゆゆ!?そ、そうだよ!あのかべさんこわしたら、あまあまなごはんさんあるよ!」
「しょ、しょうぢゃよ!ゆっくちこわしゅよ!」
「おきゃあしゃんちゃちも、てちゅだっちぇにぇ!!!」

「「「「ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!…」」」」

「「ど、どぼぢでごわれないのおおおおおおおおおおおおおお!!?」」
「「どぼちちぇきょわれにゃいにょおおおおおおおおお!?」」

「ゆぅ……しかたないけど、ごはんさんはおちびちゃんがたべてね…」
「そうだね…しかたないね……」
「ゆ!?ぢぇ、ぢぇも…」
「にゃんぢぇえええええええええええ!?れいみゅばっかち、ぢゅるいよおおおおおお!!」

赤まりさが不平を言う。親れいむが向き直ると、持ち前のピコピコで赤まりさを殴りつけた。

「ゆぴょおおおおおおおおお!!…い、いぢゃいいいいいいいいいい!!どぼちちぇきょんなこちょしゅるにょおおおおおおお!?」
「ゆっ!しかたないでしょ!かべさんこわれないんだよ!わがままいうこはきらいだよ!ぷんぷん!!」
「ぢゅるいいいいいいいいいいいいい!!れいみゅばっかち、ぢゅるいいいいいいいいいい!!」
「ゆ…ごめんね…おとうさんがなんとか、ごはんさんよういしてあげるからね!まっててね!」
「はやきゅちちぇええええええええええええ!!ゆっくちできにゃいよおおおおおおおおおおおおお!!」
「ゆ…まりさ…れいむはおちびちゃんをみてるから、まりさはごはんさんをさがしてね…」
「ゆん…でも、ここにはごはんさんないよ…おそとにいって、ごはんさんさがしてくるよ……」
「いっちぇらっしゃい…おちょうしゃん……きをちゅけちぇにぇ…」
「ゆゆ!おちびちゃんは、そこのごはんさんを、さきにたべてていいからね!いってくるよ!」
「いってらっしゃい、まりさ…」
「ゆやあああああああああああああああ!!はやくちちぇええええええええええ!!」
「うるさいよ!」
「ゆぷしっ!……ゆんやあああああああああああああああ!!」

親れいむは赤ゆを見ておくという。聞こえはいいが、夜更けに外に出る行動は自殺行為だ。
夜はれみりゃが空を飛んでいる。見つかったら最後、あっという間に追いつかれて中身を吸われるだろう。
泣きじゃくる赤まりさを背に、まりさは外へと向かった。





「ゆべっ!」






そして、締め切った窓にぶつかった。勢いよく跳躍した為、ひどく痛む。

「い、いだいいいいいいいいいいいい!!…ど、どぼぢでみえないがべざんがあるのおおおおおおおお!?」
「…ゆ?ま、まりさ!?ど、ど、どういうことなの!?」
「ゆぎぎ…わからないよ…ここにみえないかべさんがあるんだよ…」
「そ、そんなぁ…きたときにはなかったのに……ゆ!?ま、まさかあのじじいが…」
「ゆ!?……きっとそうだよ…あのじじいがやったんだよ…またきたら、せいさいしてやるよ!ゆゆ!」


「ぎょはんしゃんまぢゃなにょおおおおおおおおおおおおおおおお!!!?」
「ゆ!?ご、ごめんね…おそとにでれないと、ごはんさんとれないよ…」
「ゆぅ…ここにもごはんさんないし…」

「「ゆっくりごめんね!!」」

「ふじゃけりゅにゃあああああああああああ!!こにょくしょおやあああああああああ!!まりしゃがゆっくちできにゃいぢぇしょおおおおおおお!!」
「ゆがーん!…」
「お、おやにむかってそんなくちをきくおちびちゃんは、こうだよ!」

暴言を放った赤まりさに、またしても親れいむのピコピコが飛んできた。

「ゆぴょおおおおおおおおおおおおお!!…ゆやああああああああああああああ!!ゆっくちできにゃいいいいいいいいいいいいい!!!」
「ゆ…れいむ…やりすぎだよ…」
「まりさはだまっててね!がまんのげんかいにも、ほどがあるんだよ!ゆんっ!」

そう言われると、親まりさは困った様な表情を浮かべたきり黙りこくってしまった。その後も容赦なく親れいむの躾もとい、折檻は続いた。

「ゆやああああああああああああ!!ゆぴぇ!にゃ、にゃにしゅゆぴゃっ!!……ゆやあああああああああああああああ!!!」
「ゆっ!ゆっ!ゆっ!わるいこは…ゆっ!こうやって…ゆっ!せいさい…ゆっ!だよ!…ゆっ!」
「ゆきゃ!ゆぴょ!ゆぴぃ!ゆきゅ!ゆぎゃっ!!ゆびょっ!ゆぎゅっ!!!…ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!」
「ゆふぅ…ゆはぁ…ゆふぅ…ゆゆ!これでじゅうぶんだよ!おちびちゃんはゆっくりはんせいしてね!ぷんぷん!」
「ひぢょいよぉ…やりしゅぎぢゃよぉ…」

赤まりさは痙攣したまま意識を失った。恐怖かショックか、赤まりさからしーしーが漏れている。
親まりさは更に困った表情を浮かべつつ見つめるだけだった。ポリカーボネート越しに、赤れいむが酷いと呟いた。

「ゆ!?なに!?もんくでもあるの!?ぷんぷん!!!」
「にゃ、にゃいよ…」

呟きが親れいむに聞かれた。般若の形相で親れいむは、赤れいむに迫った。赤れいむは恐ろしさのあまり、文句は無いと心にも無い事を言った。
親れいむが癇癪を起こし、赤まりさのグズりが止まらないのも、全ては腹が減っているせいだった。空腹により、ゆっくりできなくなったのだ。
ゆっくり出来ない原因を他人もとい、他のゆっくりのせいにする。そして、当たり散らす。浅ましい行為だが、ゆっくりというものはそういう行動をするのだ。
一方、親まりさは必死に空腹を堪えてる。ゆっくりできないのは、あのクソジジイのせいだと考えていた。
それでも近場の者に当たり散らさないのは、野良ゆっくりの中ではそこそこ珍しい。飢えは心までも、すり減らすものなのにだ。




一方で俊明は、その光景を画面越しに眺めて悦に浸っていた。

「ははは!いやぁ、楽しいな!あっという間に崩れるのが楽しい。」

画面では親れいむは、むくれたままだった。親まりさは困った表情を浮かべたままだ。
赤まりさは相変わらず、ずっと痙攣を起こしている。赤れいむは空腹に耐えかねて、ついにチョコレートを食べ始めた。

「ち、ちあわちぇー!!」
「…」
「…」
「ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!」
「ゆ…にゃ、にゃんぢぇもにゃいよ…」

しあわせー! そう言うと、両親の視線が赤れいむに向けられた。羨望、怒り、妬みといったものを含んだ目付きだ。
無言の圧力に、赤れいむは萎縮してしまった。仕方なく、ぼそぼそと食べるに留める。しあわせー!とは言わなくなってしまった。

「かかかっ…これが良いんだ!」

信頼関係が崩れてしまった様子を楽しそうに、俊明は笑った。




朝を迎えた。

「ゆぅ…ぎょはん…ぎょはんしゃん…ゆっくち…ゆっくち…」
「ゆ…おちょうしゃん、ぎょはんしゃんみちゅかっちゃ?」
「ゆ…ま、まだだよ…ごめんね…」
「まりさ…そんなにおちこまないでね…おちびちゃんは、おとうさんをおちこませるようなこといわないでね…」
「「…ゆ…」」

意気消沈していた。飢えから来る苛立ちも、今となっては悲しさしか出てこない。制裁する気など出てこない。
赤れいむは、そんな家族を目の当たりにして誰よりも落ち込んだ。

俊明はそんな事など露知らずといった様子だ。そして、昨日のようにチョコレートを手にやってきた。もう片方には水の入ったトレイが握られている。

「おっはよー!皆、ゆっくりできた?あ、まだゆっくりできてないね。これじゃあ、餌はやれないな!
 じゃあ、今日もやっぱりれいむちゃんだけ食事にしようか!そうそう、そろそろ喉が渇いた頃だと思うから水を持ってきたよ!」

俊明はチョコレートとトレイを透明な箱の中に置いた。

「ゆ…おにいしゃん…どうちちぇ」
「どうして家族に餌をやらないのかって話しだろ?」
「…ゆん」
「それは前も言ったけど、ゆっくりしてないから餌をやらないの。分かったね。じゃあ…ゆっくりしていってね!」

部屋を立ち去ろうとする俊明の足下に、両親がやってきた。

「ま、まってね…きのうはあんなこといってごめんなさいだよ…」
「このとおりだよ!…だから…だから…ごはんさんを…あまあまでなくてもいいですから…」
「ねえ、その前にさ、ここは誰の家だっけ?」
「ゆ…ま、まりさたちのおうちだよ…」
「そうだよ…にんげんのおうちなんかじゃ…ないよ…」

人間の住居に忍び込んで、お家宣言したことは意地でも認めたくないようだ。

「だよね。それじゃあ、俺に餌を恵んで貰わなくても自分で何とか出来るよね!」
「「ゆ!?」」
「……あやまってあげれば、おまえはああああああああああああ!!!」
「せっかくあやまってあげたのにいいいいいいいい!!ゆっくりしねええええええええ!!」
「じじいがとうめいなかべさんをつくったのは、しってるんだよおおおおおおおおおおおお!!」
「さっさとなんとかしろおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

「は?嫌だよ。っていうか、まりさ種って強いんだろ?」
「そうだよ!れいむのだんなさんは、とってもゆっくりしてて、とってもつよいんだよ!」
「ゆ!?そうだよ!まりさはつよいんだよ!だから」

「だったら、自分で何とか出来るよね!」
「そ、それとこれとはちがうでしょおおおおおおおおおお!!」
「そうだよおおおおおおおおおお!!ぜんぜんちがうよおおおおおおおおお!!!」

「いや、違わないじゃん。強いのに、どうして透明な壁とやらを壊せないの?」
「「ゆ!?」」
「そ、それは…」
「ゆぐぐ…」

「やっぱり、弱いから壊せないの?」
「ゆ!?ち、ちがうよ!そのきになればまりさだって…」
「ゆゆ!?れいむのだんなさんが、よわいわけないでしょおおおおおおおおおお!!」

「じゃあ、透明な壁を壊すの頑張れよ!」
「「だ、だからそれとこれとは」」

「おい、そこのブサイク赤まりさ!」
「ま、まりしゃぶちゃいくじゃないみょん…」

「いや、ブサイクだっての。それはそうとさ、お前の親は透明な壁を壊すのが面倒臭いんだってよ!
 透明な壁を壊すぐらいなら、お前が死んだ方が楽になるってよ!」

「どぼぢちぇ、しょんにゃこちょいうにょおおおおおおおおお!!おちょうしゃんちゃち、ひぢょいいいいいいいいいい!!」
「いってないいいいいいいいいいいいい!!そんなこといってないいいいいいいいいいいい!!!」
「ちがうよおおおおおおおおお!!そんなこといってないよおおおおおおおおお!!」

「まりしゃにいじわりゅしゅるくしょおやは、きょっちくりゅにゃあああああああああああ!!ゆやああああああああああああああん!!」
「お、おちびちゃん…」
「どぼぢで…」

「まぁ、あれだよな。お前らがゆっくりしてないのが悪いんだよな。あーあ、ブサイク糞赤まりさが可哀想だな。ハハッ。」

俊明はそれだけ言うと、部屋から出て行ってしまった。赤れいむは、下らないプライドにしがみついた両親を冷たい目で見ていた。
いずれも無言ではあるが、その怒りと情けないといった感情は剥き出しだった。しかし、当の本人達は気付いていなかった。
赤まりさはというと、部屋の隅まで逃げていき、力なく項垂れている。お前など死んで構わないという事を聞かされたのだ。
ましてそれが、嘘の情報である事を赤まりさは知らない。となると、そんな親など拒むしかないだろう。

「ゆ…どうしよう…」
「このままじゃ…なんとかしないと…」
「ぎょはん…ぎょはん…ゆっくち…」
「ゆ……」

どうするべきか。水も重要ながら、今の一家にとっては食料こそが最優先に解決すべき問題だ。
しかし、為す術もない。"透明な壁"を壊す事は出来ると言ってしまったが、当然できないものはできない。
何の役にも立たないプライドを守ったが、それ以上に家族を守らなければいけない。

親まりさは考えた、ここからどうやって出てくるか。野良生活の時は、どうやって人家に侵入するかばかりを考えていた。
そしてここを見つけて、お家宣言をした。だから、ここはまりさ達のものだろうと思っている。それは赤れいむも同様だ。
赤まりさは泣きじゃくることすらせず、動き回る元気もない。あれほどアクティビティ溢れていたのにだ。

その時、親まりさの頭に一つの可能性が浮かんだ。

「ゆ…ゆゆ!れいむ!めいあんがあるよ!」
「な、なに!?なんなの!?ゆっくりしないではやくおしえてね!!」
「ゆ!じじいは、あのかべをあけてこっちにきてるよ!だから…じじいがこっちにくるときに、いそいでそとにでるんだよ!!」
「ゆ…な、なるほど!ゆっくりりかいしたよ!!おちびちゃんもゆっくりりか」
「きょっちくりゅにゃああああああああああああああ!!だいっきりゃいぢゃああああああああああああ!!」
「ゆ…お、おちびちゃん…」
「…もういいよ!おちびちゃんは、あとでなんとかするよ!ひとまずだっしゅつだよ!!」
「ゆっ!そうだね!…でも、じじいがこないと」
「おーい!くそじじーい!さっさとこっちこーい!!!」
「ゆ!?…ゆっくりしないでこっちこい!くそじじい!」



「バレバレだっつうの…。」

まりさ達の名案は役に立ちそうもない。俊明は部屋のドアを開ける気など毛頭無かった。

「いや、待てよ…確かゆっくりってのは…。」

猫避けマットをご存じだろうか。マットに鋭くはない棘が付いているだけなのだが、猫はこれを嫌う。
同様に、ゆっくり避けマットという物もある。こちらも棘が付いているが、猫用のそれよりやや小さい棘となっている。
従来の猫避けマットに、ゆっくりが移動してしまうと皮が破けて中身が流出する事が多々あった。
そこで加工所は、猫避けマットを加工してゆっくりに害が無い物を製作した。ゆっくりも、猫同様に棘を嫌うのだ。

「んじゃあ、早速敷いちゃうか!」

ゆっくり避けマットをドアの前、一面に敷き詰める。これでゆっくりは脱出が、いよいよ本格的に不可能となってしまった。

「くくく…じゃあ、入るか。おいーっす!呼んだ?」



俊明がドアを開けて部屋に入ってきた。

「ゆゆ!いまだよれいむ!」
「ゆっくりしないでにげるよ!」

二匹は勢いよく俊明の足下をくぐり抜け、部屋から出る事に成功した。

『やったよれいむ!』
『ゆふふ、これでごはんさんをたべられるよ!』

こうして二匹は脱出に成功し、仲間を引き連れておチビちゃんを奪還しましたとさ。
悪い人間は懲らしめて、永遠にゆっくりできなくしましたとさ。めでたしめでたし。










































「ゆぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
「ゆぎぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!」


そうなる訳もなく、無情にもあんよに棘が突き刺さっていた。

「いだいいいいいいいいいいいいいいい!!ゆっぐじでぎないいいいいいいいいいいい!!!」
「いじゃあああああああああああああい!!だずげでえええええええええええええええ!!」
「なにごれえええええええええええええええええええ!!」
「どぼぢでごんなのがあるのおおおおおおおおおおおおおおお!!?」
「どげどげざんゆっぐじじでええええええええええええ!!」
「いじわるじないでえええええええええええええええええええ!!」

ジタジタ、ゆっさゆっさと悶える二匹に、俊明は話しかけた。

「あのさ、君達なにやってんの?」
「いいがらだずげでよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「ゆっぐじじないで、だずげろおおおおおおおおおおおお!!」

「いや、ここお前らの家だろ?だったら自分で何とかしろよ。」
「なにいっでるのおおおおおおおおおおおおおおお!!?ゆぎぎゃ!」
「ゆぎいいいいいいいいい!!はやぐだずげろぐぞじじいいいいいいいいいいい!!」

「はいはい、仕方ないから助けてやるよ。ほれ。」
「「ゆぎぃ!おぞらどんでるみだい!!」」

俊明は二匹の髪を掴んで乱雑に持ち上げると、件の部屋へと投げ放った。

「ゆべっ!」
「ゆごっ!」

「い、いだいいいいいいいいいいいいいい!!」
「ゆげぇ…ど、どぼぢでごっぢにいるのおおおおおおおおおお!?」
「いやぁ、親切って気持ちいいな!それじゃあな!」
「「ゆっぐじでぎないいいいいいいいいい!!!」」

俊明はドアを閉めて、部屋を出てしまった。

「どぼぢでしめじゃうのおおおおおおおおお!?」
「でれるんじゃながっだのまじざああああああああああああ!!」
「あんなのがあるだなんでおもわないでじょおおおおおおおおおおおおお!!!」
「ゆぎいいいいいいいいいいい!!やぐだだずううううううううう!!」
「うるざいいいいいいいいい!!ぞっぢごぞづがえないだろおおおおおおおおおおおお!」
「なんでもいいがられいぶだぢをゆっぐじざぜろおおおおおおおおお!!」
「れいぶがにんげんのおうぢにはいろうっでいっだんでじょおおおおおおおお!!」
「まじざもはいろうっでいっでだよおおおおおおおおお!!れいぶのぜいにじないでねええええええ!!」
「ぞっぢごそもんぐいうなああああああああああああああああ!!」

「うるちゃいよ!!」
「「ゆ゙!?」」

両親の喧嘩は、赤まりさの怒声によって中断された。

「うるちゃいよ!しゃっきから、じゅっとじゅっと…しょれぢぇもおやなにょ!?しんじらりぇにゃいよ!
 まりしゃをゆっくちしゃせないぢぇ…ぎょはんしゃんくれりゅっちぇいっちゃにょに!
 あみゃあみゃいっぴゃいあるっちぇいってちゃにょに…うそちゅき!うしょちゅき!
 おきゃあしゃんはおこっちぇばっきゃりだし、おちょうしゃんはだまっちぇばっきゃりぢゃよ!
 れいみゅは…れいみゅは…れいみゅばっかち、じゅるいよ!あみゃあみゃしゃん、いっぱいたべちぇりゅよ!
 まりしゃのおやにゃら、まりしゃにみょあみゃあみゃあげなくちゃ、だめぢぇしょ!?
 やくたたじゅ、やくたたじゅって…おみゃえりゃふちゃりとも、やくたたじゅぢゃよ!ゆっくちできにゃいよ!」

「…ゆ…」
「ゆ…れいみゅは…しょんにゃちゅもりぢゃ…」
「ゆ……ゆ…ゆぎぎ…ゆぎぎ…ゆっがああああああああああああああああああ!!!」

「「「ゆ!?」」」

赤まりさが不満をぶちまけると、聞き入っていた親れいむの様子が一変した。
顔面を真っ赤にして、唾を飛ばしながら赤まりさに詰め寄った。

「ゆ!?きょ、きょっちくりゅにゃ!くしょおや!きょっちく」
「ゆがあああああああああああああ!!うるざいよおおおおおおおおおお!!おまえなんかこうだよおおおおおおおおお!!!」

「ゆぴょおおおおおおおお!!ゆぴぃ!ゆぎゅっ!」

「れ、れいぶうううううううううううううう!?なにやっでるのおおおおおおおおおおおおお!!!」
「ゆあああああああああああああ!!はやきゅちょめちぇええええええええええ!!」

親れいむの折檻が始まった。いつものようにピコピコを用いた打撃ではあるが、今回はいつも以上に力が込められていた。

「ゆぴゃぁ!ゆぴぃ!やめ、ぷぴょぉ!!?い、いちゃいいいいいいゆぺぇ!!ゆきぃ!ゆっ!…ゆっ!…ゆっ!…ゆっ!」
「れいぶうううううううううう!!やめでよおおおおおお!!おちびちゃんしんじゃうよおおおおおおおお!!」
「やめちぇええええええええええええ!!どぼちちぇしょんなこちょしゅるにょおおおおおおおお!!?」

「うるさあああああああああああああああああい!!こいつなんか、れいむのおちびちゃんじゃないよおおおおおおおおおおお!!」
「ゆっ…ゆっ…ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!」

親れいむの打撃により、赤まりさは気を失った。それでも親れいむの折檻は止まらない。
赤まりさの顔面が真っ赤に腫れ上がり、しーしーを漏らしたところでようやく親まりさの介入が始まる。

「れいぶううううううううう!!だめえええええええええええ!!ゆぎぎ…」
「ゆぎぎゃああああああああああああああああああ!!なにずるうううううううううううううう!!」

親まりさが、親れいむの頬を噛んで制止したのだ。

「ゆっぐりしでいっでよおおおおおお!!!どぼぢでごんなひどいごどずるのおおおおおおおお!!!!」
「ゆはぁ…ゆはぁ…だっで、ごいづは…ごいづは…れいぶだっでがんばっでるのに…なにもじらないで…」
「だがらっでごんなひどいごど、じぢゃだめでじょおおおおおおおおおおお!!ゆっぐりでぎないよおおおおおおお!!」
「ゆふぅ…ゆふぅ…だったら…ゆはぁ…ゆはぁ…はやぐ、ごはんざんみづげでよ…ごごがらだじでよ…
 あばあばも…ふがふがざんも…ぢょうぢょざんもいないごごがら、はやぐだじでよおおおおおおおおおおお!!」
「ゆ!?ど、どにがぐゆっぐじじでええええええええええええ!!」
「ゆっ…ゆっ…ゆっ…ゆっ…ゆっ…」

最後の怒りをぶちまけて、親れいむは静まった。親まりさは心配そうに赤まりさを舐めている。

「ぺーろぺーろ…おちびぢゃん…どぼぢでごんなごどに…」
「…ゆんっ!!」
「…」

親れいむは知らん顔を決め込んでいる。赤れいむは冷たい眼差しで、それを見つめていた。
あの人間が言った通り、この家族はゆっくりしていない。とてもじゃないが、あれが自分の家族とは思いたくない。
特に親れいむは何より、ゆっくりしていない。そう考え始めていた。そして食事を始める。

「…むーちゃむーちゃ…ち、ちあわちぇええええええ!!」
「「ゆ!?」」
「ゆっ…ゆっ…」

「おみじゅしゃんごーきゅ、ごーきゅしゅるよ!!ごーきゅ!ごーきゅ!…ゆっくりぃ!!」
「お、おちびちゃん…よ、よかったね!とてもゆっくりできて、おとうさんうれしいよ!」
「……ゆぎぎ……」
「ゆっ…ゆっ…ゆっ…」

「ゆゆ!うんうんしゅるよ!うーんうーん…すっきりぃ!!」
「と、とてもゆっくりしてるよ!おとうさんたちのぶんまでいっぱいゆっく」
「ふざけるなああああああああああああ!!おまえだけゆっくりするなああああああああああああああ!!」

親れいむの怒りに再び灯火が点いた。そのまま赤れいむのいる透明な箱に向かって、体当たりをする。

「ゆっ!ゆっ!ゆっ!じね!ごろず!れいぶをゆっぐじざぜろお!!」
「れ、れいぶううううううううう!?なにやっでるのおおおおおおおおおおお!!?」

透明な箱はどれだけ体当たりしても壊れる事はなく、中にいる赤れいむもまた無傷であった。

「ゆぅ!?……ゆぅ……いいかげんにちちぇにぇ…」
「うるざいいいいいいいいいいいい!!ゆっぐじずるなあああああああああああ!!」
「れいぶううううううう!!やめでよおおおおおおおおおおおお!!!」

「…うんじゃりぢゃよ…こぢょもをゆっくちしゃせにゃいぢぇ、いじめちぇ…じぇんじぇんゆっくちしちぇにゃいよ…」
「うるざいだまれえええええええええええええ!!だれのだめにがんばっでるどおもっでるんだああああああああああああああ!!!」
「れいぶううううううううう!!おぢびぢゃんもやめでえええええええええええ!!」

「……じびゅんのちゃめでしょ!じびゅんしゃえ、ゆっくちできりぇばしょれぢぇいいんぢぇしょ!!」
「ぞうだああああああああああああ!!ぞれのなにがわるいんだあああああああああああ!!」
「れ、れいぶ…?」

「やっぱりにぇ!!まりしゃをいじめちぇ、おちょうしゃんにももんくいうばっきゃりぢゃよ!
 やっぴゃり、おにいしゃんのいうちょおりぢゃよ!じぇんじぇんゆっくちしちぇにゃいよ!」

「ゆっがあああああああああああああああああああ!!ゆっぐじじないでじねええええええええええええええええ!!」
「お、おちびぢゃん…」



「お?何か楽しい事になってるじゃん!」

俊明は呑気にも、画面越しで揉め事の様子を窺っていた。

「そろそろ出番ですかね!」

俊明は部屋へ踏み入った。

最終更新:2010年10月06日 20:04
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