お前の家(後編) 19KB
愛で いじめ 虐待 観察 差別・格差 仲違い 妬み お家宣言 家族崩壊 親子喧嘩 共食い 番い 野良ゆ 赤ゆ 透明な箱 現代 虐待人間 うんしー あー、いや!長いのやっぱ嫌や!
「ゆっぐじじないで、ででごいいいいいいいいいいいいいいい!!」
「れいぶもうやめでよおおおおおおお!!」
「きょきょからでられにゃいきゃらこまっちぇるんでしょ!ばきゃ!」
「おちびちゃんもやめでえええええええ!!」
「ばかとはなんだああああああああああ!!ころすうううううううううううう!!」
「もういやあああああああああ!!おうぢがえるうううううううううう!!」
「何言ってんだよ、お前の家はここだろ?」
「「「ゆ!?」」」
「ゆっ…ゆっ…」
「さてさて、ゆっくりしてるれいむちゃんに何やってるのかな?」
「ごいづはぜんぜんゆっぐりじでないだろおおおおおおおおおおおおお!!!ごはんよごぜええええええええ!!!」
「おねがいでずうううううううう!!ごはんざんなぐで、れいぶはいらいらじでるんでずううううう!!だがら」
「だから餌を頂戴か。」
「ぞうでずううううううううう!!おねがいじばず!なんでもじばずがら!!」
「いいがらよごぜえええええええええええ!!」
「じゃあ、ゆっくりしてよ!」
「はあああああああああああああああ!?れいぶはゆっぐりしでるだろおおおおおおお!!!」
「じぇんじぇんゆっくちしちぇにゃいよ…」
「おぢびぢゃんもうやべでえええええええええ!!ぢょうはづはゆっぐじでぎないよおおおおおおおおお!!」
「やっぱ駄目だね。全然ゆっくりしてないよ。お前らの餌はあれのまんまだな。」
「「「ゆ!?」」」
俊明の指さす方向には、しーしー混じりのうんうんがあった。
時間もそれなりに経ってるせいか、より一層とグロテスクな見た目と臭いになっていた。
「ぞ、ぞんな…む、むぢゃいわないで…」
「ゆっがああああああああああああああ!!ぐぞじじいごろじでやるうううううう!!」
「はいはい、ゆっくりゆっくり。とらぁ!!」
「ゆぼべぇええええええええええええええええええ!!!」
「れいぶううううううううううううううううう!!!?」
「ゆぅ…じぇんじぇんゆっくちしちぇにゃいよ……」
親れいむが俊明に向かって体当たりしようと、突進してきた。だが俊明は体当たりを受けることなく、親れいむを蹴り飛ばした。
蹴り飛ばした先には、うんうんとしーしーがあった。親れいむは見事に直撃し、涙と汚物混じりの様相を呈している。
「ゆぐっ…ゆぐっ…どぼぢで…どぼぢでゆっぐじざぜでぐれないの…れいぶなにがわるいごどじだ?…」
「れいぶうううううううう!!…ゆ!?、ぐ、ぐざい…ご、ごっぢごないでええええええええええ!!」
「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおお!!?」
「き、きちゃにゃい…」
「ゆっ…ゆっ…ゆっ…」
迫る親れいむから逃げ惑う親まりさ。その光景を白い目で見ている赤れいむ。
ますますゆっくりできない事態となってしまった。それを俊明が笑う。
「アハハハハ!!なんだよ!やっぱり、ゆっくりしてないじゃないか!!」
「ぞんなごどないぼん…ゆっぐじじでるもん……まじざぁ…どぼぢでにげるのお…?」
「うんうんどが、づいでるがらでじょおおおおおおおお!!ごっぢごないでえええええええええ!!」
「ゆ…うんうん…?………ゆげえええええええええ!!ぐざいいいいいいいいい!!だずげでええええええええええ!!!」
「ゆぎゃあああああああああああ!!ごっぢごないでえええええええええええ!!」
「ぐざいいいいいいいいいい!!どっでええええええええええええ!!」
「にゃ、にゃんにゃのこりぇは…」
「な!お前の家族って、ゆっくりしてないだろ!!」
「ほ、ほんちょぢゃよ…きょ、きょれはひぢょいよ……」
「ゆっ…ゆっ…」
汚物に塗れた状態で、親まりさを追いかけ回す親れいむ。痙攣を続ける赤まりさ。その様相に呆れる赤れいむ。
自分の家族は全くゆっくりしていない。いや、赤まりさは未だ救いがあるだろうが、両親は…。
そのように思っていた。グルグルと円を描くように追いかけっこを続けていると、親れいむの軌道が徐々にずれてきた。
「ゆぎゃあああああああああああ!!ごっぢごないでえええええええええええ!!うんうんれいぶはゆっぐじでぎないいいいいい!!」
「れいぶはうんうんじゃないでじょおおおおおおお!!どっでええええええええ!!ごれどっでええええええええ!!」
徐々に、徐々に円周とはいえない軌道になる。そして赤れいむを更に呆れさせる事態が起こった。
「ゆぎぎゃああああああああああああ!!ぐるなあああああああああ!!ぐぞれいぶぐるなあああああああああ!!」
「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおお!!れいぶはぐぞじゃ…ゆああああああああああ!!おぢびぢゃんどいでえええええええ!!」
「ゆっ…ゆっ…ゆっ…」
「ゆがっ!!?」
「ゆぴゃぁっ!!」
衝突した。汚物は赤まりさにも降り注ぎ…汚物親子と相成った。この激臭に刺激されて、赤まりさが意識を取り戻した。
「ゆ…ゆぅ…?」
「ゆぎぎ…お、おぢびぢゃん…だ、だいじょうぶ…」
「おきゃあしゃん…きょきょどきょ…?…ゆ…ゆううううううう!?ぐ、ぐじゃいいいいいいいいいい!!!ゆっぐじでぎないいいいいいいい!!!」
「ゆ!?ゆああああああああああ!!お、おぢびぢゃんがああああああああ!!」
「ゆうううううううううう!?お、おもいぢゃしぢゃよ!ごのぐじょおや!まりじゃをいじめぢゃあげぐ、うんうんまぢぇ…ゆげぇ…」
「はいぢゃだめええええええええええ!!れいぶうううううううううう!!なにやっでるんだああああああああ!!!」
「どぼぢでれいぶのぜいにずるのおおおおおおおおおおおおお!!?いまのはじこでじょおおおおおおおお!!」
「ゆげぇ…ゆげぇ…ぐ、ぐじゃい…ごっぢぎゅるにゃ…く、くしょおや…」
「ゆっがああああああああああああ!!まだおまえはぞんなごどいうううううう!!ぜいざいだよおおおおおお!!」
「ゆぴぃ!ゆきゃあああああああ!!ゆぎゅっ!…ゆっ…ゆっ…ゆっ…」
「やべろおおおおおおおおおおおおおおお!!まじざにぞっぐりのおぢびぢゃんにいじわるずるなああああああああ!!」
「ゆぎいいいいいいいい!!い、いだいでじょおおおおおおおお!!なにずるのおおおおおおお!!」
「れいぶがおぢびぢゃんにいじわる…ゆ、ぐ、ぐざいいいいいいいいいいい!!!」
糞親呼ばわりする赤まりさにピコピコで、折檻を加えた。衝突の直後までは一瞬ながら心配したものだが。
糞親呼ばわりしただけで、このざまだ。我慢の限界を迎えた親まりさが、親れいむに体当たりする。
すると当然、身に纏った汚物は親まりさにも付着するわけで…。
「「ゆっぐじでぎないいいいいいいいいいいい!!」」
「ゆっ…ゆっ…く、くしゃい…くしゃい…ゆっ…」
「にゃ、にゃにこりぇ…きょんなやちゅらから、れいみゅはうまれちゃにゃんちぇ…」
「あはは!あんな、うんうん塗れの奴等と家族だなんて可哀想だな!じゃ、水もチョコもあるみたいだから俺は出て行くよ!」
「「まっでえええええええええええ!!うんうんなんどがじでえええええええ!!
ごはんざんもぢょうだああああああい!いっばいでいいよおおおおおお!!!」」
「いちゃい…くしゃい…もうやぢゃ…おうちかえりゅ…」
「嫌だ。」
「「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおお!!?」」
「ゆゆ!?どぼちちぇ、みえにゃいかべしゃん、まぢゃあるにょおおおおおお!?」
ドアが閉まり俊明は部屋から出て行ってしまった。
結局、この日はそれだけで終わってしまった。
「むーちゃむーちゃ…ちあわちぇー!!」
「ゆ…れいみゅばっかち、ぢゅるいよ…」
「ゆ…ぎょめんにぇ…できりぇば、まりしゃにもあげちゃいよ…」
「ゆぅ…おにゃかへっちゃ…のぢょもかわいちゃよ…」
「おちびちゃん…おとうさんがぺーろぺーろして」
「やめりょおおおおおおおおお!!きょっちくりゅにゃああああああああ!!」
「うんうんおちょーしゃんも、うんうんおきゃあしゃんみょこっちくりゅにゃ!くしゃい!!」
「ゆがーん…どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおお!!!?」
「ゆんっ!いいんだよまりさ!あんなやつら、れいむのおちびちゃんなんかじゃないよ!!ぷんぷん!」
「…れいぶもごっぢごないでね…」
「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおお!!?」
結局、関係は崩れてしまった。こうなると持ち直す事は難しい。
…
カタカタとキーボードを打つ音がする。俊明だ。
「うんうん…いいね、これで今月の分は賄えるや!」
俊明はテレビ番組製作会社に映像を送りつけているのである。俊明は、これで生計を立てている。
製作会社は『ゆっくりできない~もうおうちかえる!~』という、虐待番組である。
俊明の送る映像は、そこそこ視聴率が高い。定評があり、この番組の動画投稿者としては常連に名を連ねている。
生ぬるいが、時折コメディのようなアクシデントが起こるのが、視聴者の笑いと人気を誘った。
今回の"うんうん地獄"は、製作会社から好評だという。俊明はその返事を書いていたのだ。
「よし、じゃあ今日はこれでいいか。」
俊明は眠りに就いた。
…
そして翌日、俊明は部屋に踏み入る。
「よお、おはよう!お前ら元気か!?」
「ゆっくちおはよう…ゆ…まりしゃが、げんきにゃいよ…」
「ぎょはん…おみじゅ…おにゃか……ゆぅ…」
「う、うごげない…ごはん…」
「ゆっぐじ…ぐざい…ぐざいごはん…」
見れば確かに赤まりさは項垂れている。もっとも赤まりさだけでなく、両親もそうだが。
両親は、うんうんを殆ど身に纏っていなかった。代わりに床に餡子が染みついている。どうも擦り落としたようだ。
「ふーん、まぁ、ゆっくりしてないから仕方ないよね!じゃ、水とチョコ用意したから食べてね!」
「ゆ…むーちゃむーちゃ…ち、ちあわちぇえええええ!!」
「じゅ、じゅるい…」
「ゆ…まりしゃにも、ぎょはんしゃんあげちぇにぇ!」
「嫌ぢゃよ!ゆっくちしちぇにゃい、ゆっくちにあげる餌はにゃいよ!ふひひっ!」
「しょんにゃあ…」
「ひ、ひぢょい…ゆぎゅぅ…おにゃか…」
俊明はそのまま出て行ってしまう。
「ゆぎぎ…」
「…………おちびちゃん…よくきいてね…」
「にゃんぢゃ…くしょおや…」
「もうくそおやでいいよ…おちびちゃんは…おとうさんをたべてね…」
「「「ゆ!?」」」
「まりさ!?」
「…ゆ…にゃにいっちぇるにょ……うんうんまみりぇの、くしょおやにゃんちぇ…」
「しょ、しょうぢゃよ!しょれよりも、ぎょはんしゃんがないきゃ、もうすこちしゃがしちぇ」
「だめだよ……ここからは、でれなさそうだよ…」
「「「ゆ…」」」
「だから…おとうさんを…おちびちゃんがたべてね…そうすれば…おとうさんもゆっくりできるよ…」
「…う、うしょいわにゃいぢぇにぇ!ゆっくちできりゅなんちぇいわないぢぇにぇ!」
「しょ、しょうぢゃよ!おちょうしゃんは、とうめいにゃかべしゃんを、こわしぇるんぢぇしょ!」
「ま、まりさぁ…」
「ゆ…だめだよ…ほんとうはこわせないよ…おちびちゃんも、それはなんとなくわかってたでしょ…」
「「ゆ…」」
「まりさぁ…」
「ごめんね…つらくても、こうえんでゆっくりしてたほうがよかったね…おいしくなかったけど…まいにちごはんさん、たべることできたもんね…
ごめんね……こんなとこにおひっこししちゃってごめんね…ほんとうは、どうやったっておとうさんたちのおうちじゃないんだよ…
おとうさんは…ほんとうはさいしょからわかってたよ…でも、むししたよ…ゆっくりできればそれでよかったから…
でも…ぜんぜんゆっくりできなかったよ…ゆん…さいしょからゆっくりしてなかったよ…
まりさは…おとうさんは…おなかへって…いまになって、なんとなくだけど…ゆっくりりかいしたよ…だからおちびちゃん…」
「やめりょおおおおおおおおおおおお!!あやまりゅにゃあああああああああ!!!くしょおやにゃら、くしょおやらしきゅゆっくちしゃせろおおおおお!!
まりしゃがおおきくなっちぇ…およみぇしゃんも、もらっちぇ…しょれからぢぇいいぢゃろおおおおおおおおおおお!!!」
「ゆっくちしちぇにゃいにゃんちぇ、おもっちぇぎょめんなしゃい!!…ゆ、ゆっくちしちぇなくちぇも…いいよ!
ぢゃから…ぢゃから、しょんにゃゆっくちできにゃいこちょいわにゃいぢぇ…れいみゅもてちゅだうから、とうめいなかべしゃんこわしょうよ…」
「まりさ…」
「ゆ…ごめんね…それはきっと、こわせないよ…だからね…おとうさんをたべてほしいよ…」
「ゆ…ぢぇ、ぢぇも…」
「…ゆゆ!!ちゅ、ちゅーるちゅーるっちぇ…ちょっとぢゃけなら…すこしぢゃけなら…おちょうしゃんしにゃにゃいよ!」
「ゆ…ゆ!そ、そうだね!おちびちゃん!すこしだけなら、おとうさんもいきていられるよ!」
「ゆ…にゃ、にゃら…ぢぇも…しゅこちだからにぇ…ゆっくちできにゃい、くしょおやにゃんちぇ…まじゅいにきまっちぇるからにぇ!」
「ゆふふ…ありすがいってた、つんでれさんってやつだね…おとうさんわかるよ…」
「まりさ…」
「ゆふふ、ゆふふ、ゆ?」
「まりさ……」
「…ゆ?なあにれい」
「ゆっくりいただきまああああああああああああああああああああす!!!!!!」
「ゆ?ゆ?…ゆううううううううう!?や、やめ…ゆぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
「ゆううううううううううううううう!?おちょうしゃんぎゃあああああああああああああああ!!」
「ゆやああああああああああああああああああ!!?にゃんぢぇええええええええええ!?」
…
「おいおい、マジかよ…。」
精神も摩耗し、喧嘩をする体力も残されていない家族。仕方なく親まりさは、自分の餡子を食べろという。
これにより、仲違いのままの関係は微妙な変化を迎えた。家族としての絆を取り戻しかけていた。
更に赤れいむの提案によって、それ程中身を吸わなければ親まりさは死ぬ事はないだろう。そう言ったのだ。
赤まりさが、ありすのようにツンデレ具合を帯びながら親まりさに近づく。
だが、その瞬間、餓鬼とも思える面容で親れいむが親まりさの頬に食らいついたのだ。
「見逃せねえええええええええええええ!!!」
…
「むーしゃむーしゃ…しあわせええええええええええ!!」
「ゆぎゃぎいいいいいいいいいい!!やべろおおおおおおおおおおおお!!」
「むーしゃむーしゃ…し、し、しあわせええええええええええ!!」
「ゆ゙っ…ゆ゙っ…やめ…やべろ…まじざはおぢびぢゃんに…」
「むーしゃむーしゃ……ゆげっぷ!ゆっくりごちそうさまだよ!!」
「ゆ゙っ…ゆ゙っ…おぢびぢゃ…もっど…ゆっぐ…」
「ゆ…ゆやああああああああああああああああああ!!おちょうしゃんぎゃあああああああああああああああああああ!!!!」
「どぼちちぇえええええええええ!?にゃんぢぇえええええええええ!?」
「ゆふぅ…おなかいっぱいになったら、うんうんしたくなったよ!ゆっくりうんうんするよ!うーんうーん…すっきりぃ!!!」
「どぼちちぇ…どぼちちぇきょんなこちょしゅるにょ…おちょうしゃんなんぢゃよおおおおおおおお!!!」
「にゃにやっちぇるにょおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「ゆ?まりさはたべてねっていったんだよ!」
「しょれはまりしゃにでしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「にゃにいっちぇるんぢゃああああああああ!!ばきゃおやあああああああああああ!!」
「ゆゆ!うそはよくないよ!まりさはれいむにたべられるとゆっくりできるっていったんだよ!!」
「しょんにゃこちょいっちぇにゃいぢぇしょおおおおおおおおおおおお!!」
「どぼちちぇ、きょろしちゃあああああああああああああああ!!!」
「ゆーん…へんなことをいう、おちびちゃんたちだね!!いったいどこのおちびちゃんなの?ゆっくりしないでおしえてね!!」
「ゆううううううううううううううう!?にゃにいっちぇるにょおおおおおおおおおおおお!!!?」
「れいみゅちゃちは、おみゃえのこぢょもぢゃろおおおおおおおおおおお!!!」
「…ゆ?なにいってるの?れいむはどくしんなんだよ!…でも、もうすぐおむこさんがくるんだぁ……ゆふふ!!」
「にゃ、にゃんぢぇ…」
「どぼちちぇ…」
…
「…………」
狂った。親れいむは狂ってしまった。飢えに耐えかねて、数少ない理性を"食いつぶした"のだ。
そして親まりさを喰らった。一連の会話も、自分の都合の良いように塗り替えられる。
次に親れいむが腹を空かしたとき、それは恐らく赤まりさが喰われる時だろう。
「…パネェ……。」
俊明は呟くと、部屋へと入っていった。
…
「やあやあ!元気してるかい?」
「ゆ!お、おにいしゃん!おちょうしゃんぎゃ…おちょうしゃんぎゃ…」
「どぼちちぇ…どぼちちぇ…」
無残に散らばる餡子の塊。
「ゆゆ!れいむはれいむだよ!おにいさんはだあれ?」
完全に記憶が欠落しているらしい。
「俺が誰だっていいだろう。ゆっくり殺しめ。」
「ゆ?ゆっくりごろし?ゆ?ゆ!あのおちびちゃんのことだね!ゆ…ゆゆ!?これはまりさ!?
よくも…よくもこんなひどいことをしたね!おちびちゃんといえども、ようしゃしないよ!ゆっくりせいさいするよ!!」
「ゆ!?にゃ、にゃんぢぇえええええええええ!?」
「おみゃえがやっちゃんぢゃろおおおおおおおおおおおお!!!」
「ゆゆ!?へんなこといわないでね!!そこのおちびちゃんもせいさいするよ!」
親れいむは記憶の改竄を行い、赤まりさに詰め寄った。
「きょっちくりゅにゃあああああああああああああああああああ!!!」
「ゆやあああああああああああああ!!まりしゃにげちぇええええええええええええ!!」
「ゆっくりしないでしねえええええええええええええええええええ!!!」
「ゆぴぃ!ちゅ、ちゅぶれりゅううううううううううう!!」
俊明の放った言葉が原因で、赤まりさはのし掛かられている。そして…。
「ゆぴぃ!!」
「ゆやあああああああああああああああああ!!まりしゃああああああああああああああああああああああああああ!!!」
「ゆっへん!わるものはゆっくりたいじしたよ!…ゆゆ!?まだそっちのおちびちゃんがのこってたよ!ゆっくりしないでころすよ!!」
親れいむは透明な箱に体当たりをする。
「ゆっ!ゆっ!やせがまんは…ゆっ!よくないよ!」
「こにょくしょおやああああああああああああ!!ころしちぇやりゅうううううううううううう!!」
赤まりさも同様に、透明な箱に体当たりする。埒があかない。
「ゆふぅ…ゆふぅ…ころすよ…ぜったいにころすよ…おまえだけはころさなくちゃ、いけないきがしてきたよ…」
「しょれはきょっちのせりふぢぇしょ…ゆはぁ…ゆはぁ…」
「…まぁ、頑張れや。」
俊明はそう言って部屋を出た。その後も壁に体当たりする親子だった。
…
そして何日か経った頃、俊明はいつものように赤れいむに餌を与えるべく部屋に来た。
「……」
そこには沈黙する赤れいむと、顔を真っ赤に腫らせたまま、餡子を漏らす親れいむがいた。
親れいむは死んでいた。餡子を過度に流失した事が原因だ。
透明な箱にこびりついた餡子を指で掬って、俊明は言った。
「おうおう、ずいぶんと派手にやったな。」
「…ひちょりぢゃよ」
「何が?」
「…れいみゅ、ひちょりぼっちぢゃよ…」
「あはは!なんだ、そんな事か!」
「しょんにゃこちょっちぇ…」
「そんな事だよ!たった、それだけの事だよ!アハハ!!」
「…きょろしちぇ」
「アハハ…は?」
「…れいみゅをきょろしちぇ…」
「…なんで?」
「…れいみゅはひちょりぼっちぢゃよ…ぢゃから…」
「嫌だよ。」
「ゆ!?にゃ、にゃんぢぇ!?」
「そりゃあ…ゆっくりしてるから!!」
「ゆうううううううううううううううううううううう!!?」
「アハハ!君は良いネタに使えそうだよ!ちょっと待っててね!」
「ぢょこいくにょおおおおおおおおおお!?」
俊明は部屋から去った。そしてちょっとしてから戻ってきたかと思えば、手には小型の液晶TVがあった。
コードを配線し、電源を点ける。
「うん、ちょうどこの時間だな。ほら見て!やってるよ!」
「…ゆ?」
赤れいむがTVに目を向けた。
『むーしゃむーしゃ…しあわせええええええええええ!!』
『ゆぎゃぎいいいいいいいいいい!!やべろおおおおおおおおおおおお!!』
『むーしゃむーしゃ…し、し、しあわせええええええええええ!!』
『ゆ゙っ…ゆ゙っ…やめ…やべろ…まじざはおぢびぢゃんに…』
『むーしゃむーしゃ……ゆげっぷ!ゆっくりごちそうさまだよ!!』
『ゆ゙っ…ゆ゙っ…おぢびぢゃ…もっど…ゆっぐ…』
『何という喜劇…あ、いや、悲劇だろう!CMの後をぜひ、ご覧下さい!』
番組がCMに切り替わる。
『ゆゆ!ここをれいむたちのゆっくりぷれいすにするよ!』
『お家宣言をするれいむ!』
『ゆゆ!?おにいさんはだあれ?ゆっくりしないで、れいむのゆっくりぷれいすからでていってね!!』
『そこに現れた一人の男…彼こそお家宣言バスターだ!』
『お家宣言をする君には酷い事しちゃうぞ♪』
『ゆ?なんなの!ぷんぷ…ゆぎぎゃああああああああああああ!!』
『ゆっくりバスターズ!~お家宣言の罠!~』
「…にゃにこりぇ…」
「そういう事を楽しむ人間がいるんだよ…俺みたいにな!」
俊明はそう言うと、窓を開けてクローゼットの戸を開けた。
「にゃんぢぇ…にゃんぢぇこんにゃこちょ…ぢょ、ぢょこいぎゅにょおおおおおおおおおおお!?」
「どこって…ここだよ!ハハ!その内分かるさ!」
「ゆうううううううううううううう!?」
「ゆゆ!なんだかあまあまのかおりがするよ…」
「ゆーん…とってもとかいはなにおいがするわぁ…」
「ゆゆ!ここからだよ!ゆっくりしないではいるよ!」
「とかいはねええええええ!さすがまりさだわぁ!!」
「ぢゃめえええええええええええ!!きょっちきちゃぢゃめええええええええええ!!」
「ゆゆ?あんなところに、おちびちゃんがいるよ!」
「ゆぅ…なんだか、いなかもののかんじねぇ…」
「ゆ?ゆううううううううううううう!?ま、まりさのしたいがあるよおおおおおおおお!?」
「ゆええええええええええええええ!!?と、とかいはじゃないいいいいいい!!」
「ゆひゃっ!?れ、れいむのしたいもあるううううううううう!!」
「こっちはおちびちゃんがしんでるわ!!だれがやったの!?ゆっくりしないで、でてきなさい!!」
「ぢゃめえええええええええ!!にげちぇええええええええええええ!!」
「いったいなにがあったんだろ…」
「ゆぅ…でも……ひろくて…とってもゆっくりできるおうちね!きめたわ!ここをありすのゆっくりぷれいすにするわ!ゆっくりしていってね!」
「ゆ?そうだね!きっと、ばかなゆっくりたちだったんだよ!だからしんじゃったんだね!ゆっくりしていってね!」
「ぢゃめええええええええええええ!!はやきゅにげちぇえええええええええええええええ!!!」
「ゆゆ!ありすはとかいはだから、おちびちゃんはここでゆっくりしていっていいわよ!」
「ゆーん…さすがありすだよ!」
「ゆふふ!」
「いいきゃらはやきゅうううううううううううううううううう!!!」
クローゼットが開き、男が窓を閉めた。
「ゆ!?ここはありすたちのゆっくりぷれいすよ!なにやってるのかしら!」
「はやくでていってね!ゆっくりできないよ!ぷくぅ!!」
「勿論知ってるよ!でもさ、そんな事言うなんてゆっくりしてないよね…あ、れいむちゃんはゆっくりしてるよ!」
「にゃんぢぇにげにゃかっちゃのおおおおおおおおおおおおお!!ばきゃああああああああああ!!」
「ゆ…なんかへんだよ…」
「…と、とかいはじゃないかんじがするわ…」
カメラとマイクは、黙ってそれらを見つめていた。
終
最終更新:2010年10月06日 20:05