anko2310 殺ゆん鬼

殺ゆん鬼 27KB
虐待 不運 群れ 野良ゆ 子ゆ 現代 虐待人間 独自設定 ぺにまむ 8作目です、お願いします

※演出上、表現の内容が一部独自設定です
※人間は登場しますが台詞はありません



明け方の人の姿もないひっそりと静まり返った公園のベンチ裏、小さな茂みに隠れて小汚いダンボールが不自然に放置されている。
よく耳を澄ませばそのダンボールの中から「ゆぴー、ゆぴー」と複数のゆっくりたちの寝息が聞こえてくる。
砂利を踏みつける足音を鳴らし長身の大男が目先のダンボールハウスの前へにじり寄ると、何の前触れも無くそれを剥ぎ取った。
ガサガサと紙の擦れる音と共に眼下に曝け出されるゆっくりの一家、れいむとまりさを親にして子供が数匹、どこにでもいるゆっくりの家族だ、
隅々まで付着した汚れに傷付いて破れかかった頭の飾りは野良の体裁をよく表している。
じんわりと肌を撫でる風を受けて、長い眠りから目覚めたれいむが重たい瞼を自慢の揉み上げで擦っていると、
待ち侘びていた大男が片足を宙に浮かべ、長年の重みで撓ったれいむの小麦粉の肉を目掛けて厚底のブーツごと振り下ろした。
衝撃が両目を飛ばし、舌を噛み切らせ、内臓物を吐き出し、れいむは己に何が起こったのか理解する間もなく一瞬で撲殺されてしまった。

「ゆぎょぴゅっ!」

ゆっくりの魂とも言える餡子を捻り出し無意識に断末魔をあげるれいむ、まだ隣で眠っていた番のまりさやその子供たちが
れいむの飛び散った中身を肌に掛け、粘ついた感触に不快さを感じたのか続々と目覚め始めた。
大男は再び足を持ち上げると寝惚けたまま目線を上げたゆっくりたちを躊躇なく踏み潰した――。




殺ゆん鬼




この近隣公園には、少数であるがゆっくりたちが巣を作り生活している。
ゆっくりたちの数からして群れを形成できるほどの規模ではないが、厳しい野良の世界で共に生き抜く者同士、
互いに助け合い励まし合い、これでまで幾多の困難を乗り越えてきた。
なだらかな丘の上に1本だけ聳える大木の根元に巣を構えたゆっくりぱちゅりーは、困った時に何かと頼りにされるリーダーのような存在であった。
ぱちゅりーはその日、近所に住むゆっくりちぇん一家の上の娘が熱を出したということで、朝早くから薬草を取りに行くために巣から出ようとしていた。

「むきゅー、きょうもあつくなりそうね」

東から昇った日輪がぱちゅりーの視線を遮るように照らし出す、きらきらした輝きから日中の茹だるような暑さを想像し、
気が滅入りそうになったぱちゅりーは太陽が頭の天辺に昇るまでに帰宅しようと誓い、巣の入り口に石を積み手早く蓋を閉めた。
出掛ける準備が整い、一緒に薬草を取りに行く事になっているちぇんと合流するために彼女の巣を目指して歩き始めた。
途中、遠くの方から随分と遅い歩調で這って来るゆっくりを視界に捉え、野良特有の警戒心から思わずぱちゅりーは身を潜めた。
この公園に迷い込んだ新参者かと目を凝らしていると、そのゆっくりが全身に酷い傷を負っているソフトボールサイズの子ゆっくりであることを理解した。

「あ、あれはれいむのおちびちゃんじゃないの!?」

視線の先にいたゆっくりが、最近公園に流れ着いた新入りのれいむ一家の末の娘だと分かるとぱちゅりーは慌てて駆け寄った。
急いで近付いたぱちゅりーは子れいむの凄惨な状態に無意識のうちに息を呑んだ。
全身に無数の穴が開き動く度に餡子が少量噴出し、片目は抜き取られぽっかりと黒い空洞を作り、左右にあるべき揉み上げは切られた断面を残して綺麗になくなっている。
更に肌を浮腫ませる程に全身を雁字搦めに紐で強く結ばれ、背中から伸びたその内の一本の紐がずっしりと何かが詰まった紙袋と繋がっている。
子れいむの強制的に袋を引き摺らされた姿は、古代文明の奴隷が重い荷物を運んでいる様を彷彿とさせた。

「な、なんてひどいことを、まっててすぐにたすけるわっ!!」
「ぶべぇ……ゆ”べぇっ……」

掠れた喉を労して何かうわ言を漏らしている子れいむを他所に、ぱちゅりーは治療を施す為にまず子れいむの身体を縛った紐を
その辺に転がった木の枝で引っ掛けて外すよう試みた、枝を口で咥え慎重に狙いを定める。
子れいむの肌を僅かに抉ってしまったが枝の尖った部分が紐の筋を裂き、どうにか切断する事に成功した。
安堵した直後、ぱちゅりーの目に信じられない光景が広がった。

「ゆ”ぎょょぉおおぉぉおぉ!!!」

紐が食い込んでいた小麦粉の部分にだけ切れ目が現われ、どくどくと黒い滴りを作り子れいむの餡子が一斉に溢れ出す。
断末魔をあげて萎んでいく子れいむ、縛っていた紐が傷口を塞いだ楔であった事実に気付いたぱちゅりーはハッとなる。
紐を外した瞬間に絶命するように仕込まれていた手法、それは人間の手によるものを思わせ、残虐で陰湿極まりない所業にぱちゅりーは絶句した。

「みょっじょ……ゆっぐい……じだっ……がっ……」

最後に子れいむは平穏な生を渇望して永遠にゆっくりしてしまった。
知らなかったとは言え、子れいむにとどめを刺してしまったぱちゅりーは俯いて罪悪感に押し潰されそうになるも
この危急を公園の仲間たちに伝える義務をい出し顔を上げた。

「そうね……まずみんなにしらせるべきだわっ!!」

ぱちゅりーは身体の向きを今来た方角へ戻そうとするが、亡骸となった子れいむの背後に妙な存在感を放ち佇む紙袋と目が合って身体が動かなくなった。
ごくりと息を呑んでゆっくりとそれに近付くぱちゅりー、『やめておけ』と本能が囁く気がしたが惹きつかれるまま紙袋の前に立ち緩く結ばれた紐を恐る恐る外した。

「……ッ!!!」

紙袋の中に詰まっていた物、それは文字通りの死肉だった――。
子れいむの親であるれいむやまりさがミンチにされ目玉や舌や歯や餡子や髪や飾りや帽子が幾重にも細断されていた。
むわりとした濃厚な死臭を嗅がされ生クリームを吐き出しそうになり必死に抑えたぱちゅりーは、不快な甘酸っぱい味覚を口の中に広げ嗚咽を漏らした。

「むぎゅーぅ……ひ、ひじょうじたいだわっ!!」

咽る身体を必死に押さえ付けて落ち着かせると、ぱちゅりーは公園の仲間たちの元に駆け寄りれいむ一家が惨殺された事実を伝える。
最初は息を切らせたゆっくりしていないぱちゅりーの姿に仲間たちは怪訝な顔をして出迎えたが、死体を見つけたと聞いて表情を一変させた。
遺体をそのままにしておく訳にもいかないので代表した大人のゆっくりたちが丁重に葬るために現場に足を運ぶ、
袋から零れた肉片と子れいむの穴だらけの死体と対面し眉を顰める一同。
ゆっくりみょんたちが亡骸を近くに掘った穴に埋めている傍らで、この公園に古くから住み着いているぱちゅりーとゆっくりちぇん、ゆっくりれいむの3匹は今後の対策を練っていた。

「むきゅー、とにかくそとにでるのはきけんだわ、すうじつのあいだはすにこもってやりすごすのがいいわ」
「おそとはきけんなんだねー、わかるよー」

亡くなったれいむ一家はここに流れ着いてまだ一週間も経っていない、一家にはまだお家がなく切り立った石壁の横に巣を作っていたところだった。
その為に仮住まいのダンボール生活を送っており、それに目を付けた恐ろしい人間、殺ゆん鬼に捕まってしまったのだと結論付けた。
とにかく巣の中でやり過ごせば幾ら人間でも手出しはできないはずだと、話し合いの結果ある程度の指針を決め頷く2匹、
しかし一方で不安げな顔をしたれいむがぱちゅりーに談判する。

「れいむのおうちにはもうごはんさんがないよ!れいむのあかちゃんはおなかがすぐぺーこぺーこしちゃうんだよ!かりにいけないとこまるよ!!」

れいむの一家は最近子供を産んだらしく、巣の貯蔵量が皆無であると訴えた。
困ったぱちゅりーは左右のお下げを、人間が腕を組むように絡ませて唸るも妙案は浮かばず、仕方ないので自分の物を分け与える事にした。
リーダーのような存在のぱちゅりーは相談事の報酬として食べ物を分け与えて貰う事が多いので、それなりの備蓄があった。

「しかたないわ、ぱちゅりーのごはんさんをわけてあげるからどうにかやりすごすのよ」
「ありがとうぱちゅりー、れいむのあかちゃんもゆっくりできるよ!」

子れいむと両親の死体を片付け終わったゆっくりたちは、ぱちゅりーの提案に従い巣に篭城して暫く様子を見る事にした。
不安に駆られ見えない殺ゆん鬼に怯えながら各々は巣に帰ると、入り口に厳重な結界という名の石や枝を詰めた。
その日だけは、巣の回りで遊ぶ子ゆっくりたちや狩りに向かう親ゆっくりたちの姿が無く、静まり返ったゆっくりプレイスはどんよりと沈んだ空気の中にあった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


翌日、公園に再び朝日が昇る頃、ぱちゅりーは巣の入り口を叩く音で目覚めた。
事件の記憶が新しいぱちゅりーは身をびくんと震わせて起き上がったが、入り口の向かいからゆっくりまりさの声が聞こえ胸を撫で下ろした。
と同時に、何かあったのではいかという不安に駆られ、まだ重い身体を酷使して結界を取り除いた。
巣に僅かばかりの陽の光が差し込むと、ぱちゅりーの視線の先には大人のゆっくりたちが6匹ほど集まっていた。

「むきゅー、みんなどうしたの?なにかあったの?」
「ぱちゅりー、まりさたちはいまからかりにいくのぜ!」

手前に居たまりさが開口一番にそう述べた、思わずぱちゅりーは顔を顰めた。
れいむ一家が惨殺されてまだ間もない昨日の今日だというのに、一体どういう考えなのかとぱちゅりーは問い質す。

「みんなきのうのじけんをわすれたの?こわーいにんげんさんがいるかもしれないのよ!?きけんだわ!!」
「わかってるよ!でもまりさたちはもうごはんさんがないのぜ!かりにいかないとゆっくりできないのぜ!」

ぱちゅりーは更に顔を歪めた、昨日念のために全員の貯蔵量を確認しておいたが最低でも3日は持つほどの量を確保していたはず。
一体どうしてと周囲のゆっくりたちを見ると、昨日ご飯を分け与えたれいむもその一団の中にいた。

「れいむ……きのうぱちゅりーがわけたごはんさんはどうしたの?」
「ゆゆっ、おそとにでられないおちびちゃんたちがおなかぺーこぺーこしちゃったんだよ!ぺーこぺーこしちゃうとゆっくりできないね、だからむーしゃむーしゃしたよ!!」

腹が減ったから食ったという単純明快にしてあまりの無計画っぷりに、ぱちゅりーは言葉を失った。
どうやらゆっくりたちは巣に引き篭もったものの、暇を持余した事で欲求対象が食欲にだけ傾いてしまい
後先考えずに本能に従った結果、3日分の食料はたったの1日で底を尽きてしまったらしい。
よく見るとゆっくりたちの集団は皆、小麦粉の身体が艶々していて肌色がいい。
ぱちゅりーはエネルギー消費を抑えるために越冬を行う要領で寝て過ごしたが、他のゆっくりはそういかなかったようだ。

「だめよ、いますぐすにひきかえすべきだわ。つかまったらどうなるのかわからないの?」
「ゆゆー……あぶないのはわかってるよ!でもだいじょうぶだよっ、みんなでいけばこわくないよ!」

集団行動を心がけるとして了承を得ようとするまりさ、中には人間が襲ってきたら制裁するよ、と暢気で楽観的な思考のゆっくりもいたが、
6匹もいれば周囲を警戒しつつ狩りを行うのもそう難しい話ではないし、最悪見つかっても半数以上は逃げ切れるだろう。
このまま狩りに行かせるのを無為に止めても、食料問題は解決しないと判断しぱちゅりーは渋々頭を縦に振った。

「むきゅー……しかたないわ。でもようじんするのよ!」
「わかったよ!じゃあいってくるのぜ、ぱちゅりーはのこったまりさたちのかぞくをたのむのぜ!」
「ええ、まりさたちもきをつけるのよ」

心配そうにぱちゅりーは一団の背中を見送った、それが今生の別れになるとも知らずにゆっくりの集団は和気藹々と狩りに出かけて行った。



夕日が沈む頃になっても、狩りに出かけた集団は戻ってこなかった。
悪い予感をひしひしと感じたぱちゅりーは、番や親が帰ってこない事を不安に嘆く残された家族たちを落ち着かせながら
近隣公園の奥にある狩場とした林の向こうを見つめて立っていた。
地平線の向こうに日が落ちた頃、雲に掛かった残照が淡い光を放ち林の方角から這い寄ってくるゆっくりの影を照らした。
やっと帰ってきたかとホッとするが、遠方の影が1匹分にしか見えず動きがぎこちない。
その姿から折りしも昨日の子れいむをぱちゅりーは想像してしまったが、その当てが見事に的中してしまった。

「ゆぶべぇっ………びょびゅゆっ……」

瀕死の状態で子れいむ同様に紙袋を引っ提げどうにかまりさが近付いてくる。
底部のあんよは黒ずんで半焼けにされ、抜き取られた両目には小石が埋め込まれ、ブロンドの髪は全て剥がされてしまっている。
ぱちゅりーはどうにか帰還したまりさに駆け寄り、全身を覆った紐を枝で切断すると傷口を舐めながら荒い息をしたまりさに尋ねた。

「やられたの!?ほかのみんなはどうしたの!?」
「ゆ”がっ……ごろざれ……み、んな、ごろざれだ、よ……いぎでるのば、ばりざ……だげ、だよ……」

生き残ったのは自分だけだと絶え絶えな口調で訴えるまりさに、ぱちゅりーはやはり無理にでも止めるべきだったと後悔し唇を噛んだ。
暫く手当てをしていると遅れてやって来たまりさの番であるれいむが、凄惨な伴侶の姿にポロポロと涙を流して治療を手伝った。
見たところ怪我は確かに酷いが餡子が漏れている様子はないので、一命を取り留められると判断したぱちゅりーは
れいむに全てを託し、昨日と同じ様に持ち帰られた紙袋と対峙した。
再び死体が詰め込まれているのではないかと、紙袋に恐る恐る近付くが思ったほどの重量がなく別の物が入っている様だった。
それでも昨日のトラウマから緊張気味に震えて紙袋の紐を開けると、中にはぺらぺらの紙が数枚入っていた。
ぱちゅりーは紙袋の底を口で咥えて中身を払い出す、そうして中に入っていた紙は地面に並び、おっかなびっくりにそれを覗くとぱちゅりーは目を疑った。

「な、なんてことなのっ!!」

それは写真だった、帰って来なかったゆっくり達がどう殺されたのかを克明に映し出し、丁寧に惨殺の様子を1コマ1コマ写し死に至るまでの経過を記した物だった。

ご飯を分け与えたれいむは、赤い液体の入った注射器を眼球に刺されて痛みに悶え涙を漏らしている。
狩りの主導者だったまりさは、全ての歯をペンチで引っこ抜かれしわしわになった口元を歪めている。
その他、数百近い串に全身のあらゆる部分を貫かれたみょんや、メスで粉々に分解されていくちぇん、
身体を溶かす成分のある液体を掛けられドロドロの物質に成り果てるありすなど。

今にも写真から絶叫が響いてきそうで、ぱちゅりーは思わず目を背け首を振った。

「ひどいっ、ひどすぎるわっ……こんなのっ!!」

繰り返された虐殺の断片を目撃してしまい、こんなものはゆっくりの全うな死に方じゃないと
惨たらしい最期によって非業の死を遂げた者に変わりゆんゆんと酷く慟哭するぱちゅりー、
彼女の鳴き声に尋常じゃない事態を察知した仲間たちが巣の付近から様子を伺っていると、
視線を感じたぱちゅりーは我に返り、散らばった忌々しい写真を残された家族に見られる前に処分しようと考えた。
埋めてしまうか、破り捨ててしまうか思案していると、そんなぱちゅりーを嘲笑うかの様に大きな風がゆっくりプレイスを吹き抜けた。
ぱちゅりーが気付いた時には既に遅く、写真が宙に舞って巣の近くに飛ばされる。

「ゆがぁあああああっ!!!ばりざぁああああっ!!!!」
「おきゃぁああしゃぁあああああんっ!!!!」
「ゆあぁあああんっ、れいむぅうううっ、どうじでぇえええっ!!!!」

写真に映し出された愛すべき家族の陵辱された姿を目に入れ泣き叫ぶ残ったゆっくりたち、
餡子の足りていないゆっくりは、写真に舌を当てぺーろぺーろと満身創痍な番の傷を治そうとしていたり、
僅かに映った殺ゆん鬼の手に体当たりをして中の親を助けようとしていたりと、異様な光景が広がっていた。
暫くゆっくりプレイスは悲しみとやり場のない怒りに包まれていたが、日が沈んだ事で捕食種と殺ゆん鬼への恐怖が増し、空腹も忘れて皆、おずおずと巣に引き返していった。
昨日から緊張続きのぱちゅりーも限界は近く、安息を求めて巣に帰ると葉で作ったベッドに潜り込んで死んだように眠りに付いた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


明晩、夕刻まで浅い眠りを繰り返したぱちゅりーはゆっくりできない叫び声によってささやかな安穏を妨げられた、
またか、と辟易し項垂れたぱちゅりーはもうこれ以上は関わり合いにならず備蓄した食料を使って秋になるまで身を隠していようかと考えたが、
巣の入り口付近から漂う死臭に、あの子れいむが抱えてきた紙袋の中の死肉を思い出しぱちゅりーは咽た。
嫌な予感をひしひしと感じつつぱちゅりーは巣の結界を取り除くと、そこに夕日を背景に地面に刺された針金に全身を貫かれ
串刺し団子と同じ姿の、とろりとした瞼でこちらを見ている子ゆっくりちぇんの亡骸と目が合った。

「むぎゅぅうううう!!!」

どくんどくんと餡子を循環させる器官が脈を打つのを聞いて、意識を失いそうになるぱちゅりー。
どうにか深呼吸をして平静を取り戻すと、改めて巣の入り口で突き刺さったまま死んでいる子ちぇんを見た。
この子ちぇんはちぇん一家の上の娘だった、熱を出して巣の中で寝ていた筈が今は物言わぬ骸と化してぱちゅりーを睨み付けている。
命が潰えた事で涎や涙やうんうんやしーしーが垂れ流しになり、唇の下から顎先に掛けて奇妙な液が滴っている。
子ちぇんの瞳孔は白く濁っており当然ながら覇気がない、誰の仕業か最早尋ねる必要もなかった。

「ゆぐんっ……!い、いったいぱちゅりーたちがなにをしたっていうのよ!!」

ひぃひぃと嗚咽を漏らし、ぱちゅりーは誰に言うでもなく文句を述べて砂糖水の涙を流す。
ご丁寧に巣の入り口に捨て置かれた子ちぇんの死体から、ぱちゅりーは姿の見えない殺ゆん鬼が自分たちの慄く様を見てせせら笑っている気がして背筋が凍り付いた。
ぱちゅりーは東の空が暗がり始めた公園の出口付近や林の方や池の方に人影がないか注意を払いながら皆の様子を伺いに外に出ると、
悲鳴をあげて腰を抜かし、全身をがくがくと震わせ恐ろしーしーを盛大に漏らしたれいむを見つけ何があったのか尋ねた。

「どうしたの!?なにがあったの!?」
「ゆがっぁ!あぁああっあぁああっ、ゆぅうああぁああぁっ!!!」

れいむの視線が一点に集中しているのに気付いたぱちゅりーは目線を追って上を見ると、
そこにゆっくりちぇんと番のゆっくりらんが木の枝にぶら下げられて絶命していた。
絶叫に歪ませた顔だけを残して切り刻まれた2匹の死骸、昨日別れてからちぇん一家は巣の中で身を休めていた筈だが
どういう手段を駆使したかしれないが、殺ゆん鬼に捕まって殺されてしまったようだ。
悲鳴を聞きつけた他のゆっくりたちも巣から飛び出し同じ様に各所で金切り声があがる、
どうやらちぇん一家の娘たちは例外なく全員、この公園に住むゆっくりたちの各々の巣の入り口にオブジェとして設置されているらしい
たまたま今回はちぇん一家が犠牲になっただけで、巣の在り所を知っている殺ゆん鬼の気紛れ一つで次の犠牲者は誰でも成りえる、と言わんばかりの強いメッセージ。
殺ゆん鬼はどこからかその淀んだ瞳でゆっくりたちを俯瞰しているのだろうか、見えない視線が、見えざる手が血の気を失ったゆっくりたちを絡めとっていく。

「ゆ”わぁあああんっ!!ゆっぐりでぎないよぉおおお!!!」
「もうげんかいだわ……このぷれいすをほうきしなければぜんめつしてしまうわっ……」

ぱちゅりーは眼の下に隈を作った非ゆっくり症の初期症状が出掛かっているれいむの頬を自身のお下げで叩いて正気を保たせると
残ったゆっくりたちに広場へと集合するよう呼びかけて来いと強引に命令した。
気迫に押されたれいむはずるずると力なく頷き皆を呼びに跳ねていく、ぱちゅりーも近場の仲間から声を掛けていき巣に一度戻ると簡単な身支度を済ませ広場へ向かう、
先代の時代から受け継がれてきた思い出の巣、番のまりさを人間の子供に殺されてから1匹で暮らしていたが、
願わくもう一度帰って来れる事を祈念し後ろ髪が惹かれる思いでぱちゅりーは巣を後にした。


広場に集まったゆっくりたち、総勢30匹程度、大半が昨日の事件で番を殺され欠けた家族ばかりで、全員ゆっくりできない出来事の連続に疲弊しきった顔をしている。
ぱちゅりーは死んでいったまりさたちに、残された家族を頼むと託されたのを思い出し、
後手に回る事も承知の上で皆を安全な場所に先導する役を買って出た。

「ここにのこっていてはゆっくりできないわ、ざんねんだけどこのゆっくりぷれいすをほうきしましょう、みんなでいどうするのよ!」
「「「……ゆっくりりかいしたよ……」」」

思考の回っていないゆっくりたちは、ぱちゅりーの言葉にただ頷きそろーりそろーりと這う様に付いてくる。
ぱちゅりーは妹のゆっくりまりさのプレイスである近場の神社を目指した、何度か遊びに行った事があるのでルートも明確に覚えている。
殺ゆん鬼に怯える一行、時刻が夕暮れ時だけあって一般人や車といった障害にも不安を抱えながら歩みを進める。
しかし移動の妨げになるものはそれだけに限らなかった。

「もういやじゃよぉおおお!!れいみゅはもうありゅきたくないよおぉおお!!!」
「ぱ、ぱちゅりー!!れいむのおちびちゃんがつかれちゃったみたいだよ!すこしやすませてね!!」
「すておきなさいっ!!おとりにすればさつゆんきとのきょりがとれるわ!!みんな、れいむにはかまわないですすむのよ!!」
「どぉおじでぞんなごどいうのぉおおおお!?れいぶのおちびじゃんががわいぞうでしょぉおお!!!」
「ゆぅぁああぁぁあんっ!!れいみゅをゆっきゅりさせない、ぱちゅりーはちねっ!!」

道を外れたれいむの一家が、子れいむの愚図りに付き合って一団との距離を離していく。
一々子供の駄々に付き合っていたのでは逃げの一手に出た意味がなくなる、非情な選択と知りながらも
ぱちゅりーは仲間たちの存続の為に一家を容赦なく切り捨てた。
姿が見えなくなってもぱちゅりーは止まらず、その様を俯きながら見守っていた一行は押し黙ったままぱちゅりーの背を追った。

幾度かの窮地を乗り越えどうにか集団が神社に到着した頃には、日は完全に落ち捕食種が活動を始める時間になっていた。
兎にも角にも安全な場所で身体を休めたかったゆっくりたちは神社の床下に潜り込むと呼吸を整え始めた。
一先ず殺ゆん鬼への恐怖は去ったが、ゆっくりたちは長時間の移動から完全に水気を失っており肌に皹が入り始めている、
特に子供たちは致命傷に至る程で、頻りに水分を欲し、ごーきゅごーきゅしたいと嘆いて親たちを困らせていた。
巣を出る前に帽子裏に隠した胡瓜を食べて凌いだぱちゅりーの疲労はそれほどでもなく、まだ僅かに余裕があり
せめてここに住むゆっくりたちに水だけでも分けて貰おうと、擦り切れたあんよに鞭を打って再び歩き始めた。

「みんなはここでまっているのよ、ぱちゅりーがここのゆっくりたちとはなしをつけてくるわ!」
「ゆひー……まりさたちは、ここでまってるのぜ……」

水ないしは水分のある食べ物を求めて神社の床下を飛び出すぱちゅりー、境内の敷地内にある分社の横に掘られた巣、
妹のまりさ一家が居住しているその場に向かうと不自然に入り口の結界が取り除かれていた。
出掛けているのか、開け放たれた扉に無用心だと感じながらも一刻を争い焦っていたぱちゅりーは、
事後承諾になってしまうが水気のある食べ物を譲ってもらおうと巣の中に進入した。
この辺りでは滅多に見かけないヒカリゴケが壁一面に張り付き淡い光を宿していて、思わずぱちゅりーは関心してしまったが
耽っている暇はないと巣の戸棚を漁り、申し訳ないと思いつつもトマトやナスといった水気のある野菜を帽子に収めて神社の床下へ引き返す。
帽子のつばを啄ばむ様に口で挟んで妹の巣から出ると、背後から何か重量ある物質が地面に叩きつけられる音を耳にしてぱちゅりーは振り返った。

「ゆひっ!!」

揉み上げを地にだらしなく垂らし、両の目に細長い釘を有りっ丈打ち込まれたれいむの骸がそこにあった。
先ほど子れいむが駄々を捏ねて見限った一家の母親だった、裂かれる程大きく開かれた彼女の口には子や赤ゆっくりが同じ様に酷い死に顔を晒して詰め込まれている。

「むぎゅううっ!!どうじでなのっ!!!どうじでっ!!!」

殺ゆん鬼の恐怖は去った筈じゃなかったのか、公園から出る時もこの神社に着くまでも警戒は怠らなかった、
念のため神社に向かう事をゆっくりたちには伏せて情報も遮断した、なのにどうして。
ぱちゅりーは再び再燃した恐怖に抗えずかくかくと身体を小刻みに揺らしていると、砂利を踏み躙る重い足音を聞いて見返る。
大きく伸びた2本の足、ぱちゅりーはその圧倒的な存在感に惹きつけられ徐々に視線をあげていくと、その長身の男と、殺ゆん鬼と目が合った。

「むぎゅう”ぅう”う”うう”うう”うっ!!!!!!」

ぱちゅりーの悲鳴が境内に木霊した――。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ぱちゅりーの帰りを待っていたゆっくりたちは、境内に響き渡った叫びに身を固まらせた。
一斉に揉み上げやお下げで口を塞ぎ息を殺したゆっくりたち、ジッと外の様子を床下から覗いていると、
ぼんやりと奥の方から人影が見え、ゆっくりたちに緊張が走った。

「あ、あれは……ぱちゅりーだよ!!」

長身の大男がリードを持ち口を入念に焼かれたぱちゅりーを強引に引き摺っているのに気付いたまりさが声を上げた。
ずるずるとぱちゅりーの肌を削り境内を周回する殺ゆん鬼、ぱちゅりーはまだ辛うじて生きているみたいで、床下のゆっくりたちに視線を向け伝わらないアイコンタクトを送り続ける。
極度のプレッシャーの中どうにかやり過ごそうとする一同、しかし能天気で楽観的で無知な1匹のゆっくりが全員の総意をいとも簡単に破棄してしまう。

「もうまりしゃおこったのぜ!!まりしゃたちをゆっくりさせないくそにんげんをせいっさいするよ!!」
「お、おちびちゃんっ!!そっちにいっちゃだめよ!!!」

移動の際に親ありすの口の中に居た為、子まりさの体力が消耗していない事が裏目に出てしまった。
親ありすの制止を無視して床下から飛び出す子まりさ、ぱちゅりーを振り回す殺ゆん鬼の前に颯爽と飛び出すと
頬をぷくーっと膨らませてお下げをピコピコと上下に振りゆっくり特有の根拠のない自信を胸に立ち向かった。

「やいくそじじいっ!!まりしゃさまをさんざんなめにあわせたばつをうけるのぜっ!!まりしゃはおこるとこわいのぜっ!!
ゆっくりできなくなるからだになりたくなかったらゆっくりしないであまあ――ゆぶえっ!!!」

殺ゆん鬼の黒ずんだブーツに蹴っ飛ばされて放射線を描き狛犬に叩きつけられる子まりさ、ころんと跳ねて転がり地面でのた打ち回る。

「いじゃぁいいいいっ!!!くじょじじぃはゆっぐりじないでっ、ゆひょ!?」

スピリタスウォッカの蓋を開け子まりさにぶっ掛ける殺ゆん鬼、アルコール度数96%のそれが容赦なく子まりさの全身を襲う。

「ゆびょぉおおおっ!!!いじゃぁいぃいいっ!!!だじゅげじぇえぇええええっ!!!!!」

まるで血が噴出した傷口に海水を浸すほどの痛みが子まりさの身体を駆け巡る。
左右にコロコロと身体を揺らして砂をまるで黄な粉餅みたく体中に塗りたぐる子まりさ、
殺ゆん鬼はそれといった感情を一切見せずマッチに火を灯すと蜿き苦しむ子れいむに放った、
瞬く間に赤い炎が子まりさの全身を焦がし小麦粉の焼ける匂いが辺りに充満する。

「あじゅうぃいいいいいっ!!!ゆびっぃいいっ!!いじゃいぃいいっ!!!あじゅいいぃっ!!!ゆびゅぃぃいいっっ!!!」

小麦粉の肉を溶かし、寒天の目を焼き付かせ、髪と飾りを灰にし、子まりさは業火に包まれたまま成す術もなく悲鳴をあげる。
事を終え子まりさに興味を失った殺ゆん鬼は他のゆっくりを炙り出す目的で生かしておいたぱちゅりーを二の足で潰すと、神社の床下にその真っ黒な瞳を向けた。

「ゆぎゃぁああああっ!!きづがれだぁああああっ!!もういやだよぉおおっ!!!まりざおうぢがえるぅううう!!!」

徐々に近付いてくる殺ゆん鬼の大きな足に、ゆっくりたちは蜘蛛の子を散らす様に逃げ出した――。



境内の中央に詰まれたゆっくりの死体の山、最後に捕まったゆっくりまりさは、仲間の変わり果てた姿を見て絶望した。
はぐれてしまった我が子、ご近所だったゆっくり、子守仲間で相談に乗ってくれたゆっくり、
何匹かは逃げ延びられた様だが運のなかったゆっくりたちは凄惨な遺体へ成り下がり殺ゆん鬼の背後に聳え立っている。

「おでぃざん……どぉ、じで、どぉおじで、ごんなごどずるのっ?……」

吊るされたまりさを背に処刑の下準備をしている殺ゆん鬼はその問い掛けに答えを示さない。

「まりざだちがなにをじだっでいうのっ!?まりざだぢはだだゆっぐりじだがっだだげなんだよっ!!!
まりざだちだっでいぎでるんだよっ!!ゆっぐりずるぐらいのけんりはあるんだよっ!!!」

全ての準備を終え、ようやくまりさの方を向いた殺ゆん鬼は、まりさと一度だけ視線を交わした。
殺ゆん鬼の顔面を直視したまりさは、続けていた説得が無駄な行為であると悟ってしまった。
頬をにやつかせ笑っている訳でも眉を吊り上げて怒っている訳でもなく、
ただのっぺりとした顔にパーツを付け足しただけの文字通りの無表情。
何を考えているのか一切解読不能できず、どす黒い瞳だけが未知への恐怖として昇華され、まりさの根源を根元から揺さ振る。
この人間は異常であり異様だ、まるで底なしの沼、見えているようで全く見えない、おぞましい程の戦慄、
楽観主義者たちが助かる可能性と信じた奇跡を一瞥しただけで打ち砕いてしまった殺ゆん鬼は、
枝に括って吊るしたまりさを持ち上げると軽く振動を起こしてぺにぺにを突き立たせた。

「やべでっ、ゆらざないでっ!むほぉおおおっ、むほおおおぉおおおぉおおっ!!!」

そそり立ったイチモツに煙草を近付ける、熱い火と喉を咽させる煙から逃げようと試み身体を振るまりさであったが殺ゆん鬼の左手にがっちりと捕まれれ思うように動かない。

「や、やべでねっ!!まりざのぺにぺにざんをいじめないでねっ!!まりざまだぺにぺいさんをずーりずーりじでじあわぜーじだいよっ!!
おでがいでずがらまりざのがわいいぺにぺにざんだげはっ、だげっ、ゆぎゃぁあああああぁあああっ!!!」

じっくりと見せ付けてから煙草の火を押し付ける殺ゆん鬼、剥き出しになったぺにぺにが先端の熱にやられて萎んでいくが根元をきっちりと摘まれ完全に収納できなくなっていた。
シナシナになった情けないぺにぺにを執拗に焼き付け、その度にまりさは尿道からしーしーを搾り出し
大人ゆっくりの威厳を侮蔑され屈辱と苦痛から涙をポロポロと流した。

「まりざのべにべにざんっ、ゆぐっ……まりざのがわいいべにべにざんがっ!!!」

黒焦げになり皺くちゃになったぺにぺには元のサイズに戻らず、ちょこんと惨めに伸びている。
もうまりさのぺにぺには従来の性能を発揮する事はないだろう。
殺ゆん鬼は最後の仕上げに取り掛かった、銀色の重厚な輝きを放つサバイバルナイフを左胸のショルダー取り出すと
勢いに任せてまりさのあんよに突き刺した、ずぼずぼと餡子を割き中に突き進む銀のナイフ。

「ゆぎゃぁああああっ!!!いだいいっ!!!ぬいでっ!!!ぬいでええええっ!!!!」

10センチほど内部を進み、ナイフの柄を逆手に持ってゆっくりと下に落としていく。
神経と言うべき餡子を抉り激痛に次ぐ激痛に意識が飛びそうになるまりさ、時折角度をずらし進める為、じたばたとあんよが動く度に餡子が放出させる。
4、5本線を入れ終わる頃には、まりさは大出餡し地面に投げ出される。
薄れていく感覚が木の根元で震えている1匹のゆっくりを捉えた、逃げ延びた筈のまりさの娘だった。

(おちびちゃんっ……せめて、せめてにげのびるんだよ……まりさの……かわ……いい、おちび……)

視線に気付いた殺ゆん鬼が手を止めて、硬直した子まりさに近付いていく、足をやられたまりさに成す術はなく、
どうかどうか我が子だけは助かってくれ、と可能性のない願いを残してまりさは絶命した。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


明け方、子まりさの全身を108個に分断して切り裂いた死骸と、山の様に詰まれたゆっくりの骸を神社の管理者が目撃し、驚いた彼は直ぐに警察に届け出た。
ゆっくりを切り刻まれた跡にナイフを使った形跡があったことから銃刀法違反と迷惑防止条例の線で立件を目指した警察であったが、
思いのほか割り出しは難航し、その翌月に発生した殺人事件に人手を取られ捜査は人知れず打ち切られてしまった。
しかし気味の悪さが相成って人伝いに様々な憶測が飛び交い、神社の一件は噂として広まっていった。
己の嗜虐性を満たすためにゆっくりを殺した頭が逝かれたキの字さんではないのか、
108に分断されたゆっくりの死体からゆっくりの煩悩を毛嫌いした宗教屋の仕業ではないか
胡散臭い推測が繰り広げられたが、結局事件は風化してしまい人々からあっという間に忘れ去られてしまった。

神社の事件が人々の記憶から消え去った頃、廃れた商店街の裏通りに簡素な箱を住まいとしているゆっくりに一人の人間の男が歩み寄った。
長身の男の影に気付いたゆっくりれいむが、あまあまをせしめてやろうと身を乗り出し男に言葉を投げる。

「ここはれいむたちのおうちだよ!!にんげんさんはあまあまさんをよこしたらでていってね!!」



END


 今まで書いたもの:
 
 anko2270 超弩級饅頭ゆっくり赤れいむ
 anko2242 ゆっくりのお家を蹂躙してみよう
 anko2218,anko2219 ゆっくり爆発していってね 前編・後編
 anko2166 ゆっくり虐殺お兄さんの休日
 anko2155 いつか見た赤染め姉妹たちの憧憬
 anko2125 ゆっくりおうちせんげんの末路
 anko2103 ゆっくり熟年離婚
最終更新:2010年10月09日 16:52
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