通いなれた尚書省の、いつもとは違う部署で仕事をする。
部屋のつくりは同じでも雰囲気はそれぞれに違っていて、その違いを楽しみながら久しぶりに大部屋で仕事をしている。
難民対策はどこの部署でも行っており互いに連動しているため、各国の財務表は紋章にいてもよく見てはいた。
だがこうして細部まで事細かにチェックするのは、自国以外の財務表では滅多にない事なので、抜けのないようにいつもと違った緊張感で作業をしていく。
帝國藩国の資産はそのまま難民の受け入れ可能量を表し、
共和国藩国の資産はそのまま今後の復興力を表す。
そのため今回のチェックは通常以上に重要になってくる。
ふと手を休め、先日訪れた難民キャンプの様子を思い出す。
あそこにいた人々が帝國の国民となって新たな生活を穏やかに始める事ができるように。
そしていつの日か共和国に戻りたいと思った時に、戻ってこれるように。
少しでも早く全藩国が落ち着きを取り戻せるように。
お仕事、頑張りますか。
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最終更新:2008年06月27日 00:37