ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki内検索 / 「ゆめくい」で検索した結果

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  • ゆめくい
    雛 うとうと……。 雪「…寝たら死ぬぞ」 翠「そうですう!ここで寝る奴は『夢くい悪魔バークー』が出てきて夢を食べちゃうですぅ。   食べられた奴はもう夢を見ることはできなくなるですぅ!」 雪「……夢って、食べられるの……? どんな味がするんだろう……? ……じゅるり……」 翠「夢の味はですねぇ・・・いわゆる夢のドリーム味ですぅ。・・・どうでしょう、解説の蒼さん」 蒼「どうでしょう!」 次の日。今度は翠星石が寝ていた。 翠「…………はっ……! ななな何かとんでもない夢を見たですっ。 きらきしょーの奴が唐突に夢の  中に現れて……   それから……えーと、それから……あれれ? 何も思い出せねーです……………………」 翠「って、雪華綺晶!おめぇ何で翠星石の前でナイフとフォークを構えてるですぅ!」 雪「チッ・・・(夢の味を...
  • リレー小説
    ばらしー捜索大作戦 球技大会 雛苺は見た! ゆめくい じゃんけん 紅茶探偵 シャックリ狂騒曲2 テーマソング きんきゅうあげ&ほしゅ 修理 未来 ドラ○もん 秋の味覚 履修漏れ ゲテモノ料理 家庭教師はローゼンメイデン
  • 夢魔の逆襲
    ※このお話は、リレー小説『ゆめくい』の続きとして書いたものです。   スレッドの保守を兼ねて書いたので、クオリティの至らない点は、どうかご容赦を。   俺の名は、シーンーヤー。夢を食らう魔の眷属だ。行方不明になった弟バークーを捜している。   くんくん……ふむ、弟の残り香がする。こっちか!? 雛「……うーん、うにゅーが一杯なの……食べても食べても、食べきれないの……」 シ「……弟とかかわったのは、このチビか……? いや、少し違うようだな。……まあ、いい。行きがけの駄賃という奴だ、まずはこいつの夢から食らってやろう!」   雛苺、危うし!! シ「どれどれ……もぐもぐ……うわっ、ぺっ! ……な、何だこの甘さは!? そもそも、苺に練乳をかけて食うことからして信じられん……。ダメだダメだっ、こんな夢全部食ったら糖尿になっちまう……。他を当たろう……」 シ「こ...
  • 俺も欲しいww
    めぐ「ねえ、JUMくぅん。お願いがあるんだけど……」 JUM「な、何だよ、改まって……?」 め「うん、あのね、ごにょごにょごにょごにょ……」 J「ええっ!? やだよ、そんな面倒くさい……」 め「ああんっ、待ってよぉ……ねえ、JUMくん、JUMくんったらぁ!」   それからというもの、めぐは夜討ち朝駆け、ストーカーも真っ青の悪辣さで、JUMに迫った。   就寝しようとして布団をめくると、そこにめぐ。   風呂に入ると、湯船の中から、ウェットスーツに身を固めためぐ。   コップの水を飲もうとすると、彼女の髪の毛が舌に絡まり、果ては、便座のふたを開けたら、中から彼女が顔を覗かせる始末……。 J「はぁ……わかったよ」   JUMは、とうとう折れた。 J「ほら、できたぞ。1/1リアルタイプ水銀燈先生の抱き枕が」 め「わぁい! ありがとう、大事にするねっ♪」 ...
  • GTB(グレート・ティーチャー・薔薇水晶)
    薔薇水晶「今日は、教科書198ページから………」  薔薇水晶は、少々小さい声でそう告げて自分の教員教科書を開く。 ミゥ「先生、それはこの前の授業で終わりましたわ」 薔薇水晶「………ごめんなさい。えっと………」  ミゥの指摘に、少し頬を赤らめて何処だっけ? と、教科書をパラパラとめくる薔薇水晶。 ミゥ「206ページからですわ。先生」 薔薇水晶「ありがとう………えっと……206ページの徳川家康の」  教えてくれたミゥに、お礼を言い改めて教科書を開きなおしふと、何かの咀嚼音に薔薇水晶は生徒たちの方へ視線をやる。 薔薇水晶「……レンさん……」  その音を発していたのは、ちょうど窓側で一番後ろの席に座るレンからだった。薔薇水晶の指摘に、クラス全員がレンを見る。 レン「………む、すまない」  そういいながらも、レンはメロンパンをハムハムと食べている。 薔...
  • 少年兵
    9がつ10にち はれ きょうは、学校のみんなといっしょに、『こうこう』に『しゃかいかけんがく』にいってきました。 こうこうは、とても大きなたてもので、まるでおしろのようなところです。 でも、中はぼくたちのがっこうと、ほとんどかわりませんでした。 クーラーがあって、うらやましかったです。 こうこうでは、いろんなことをおそわりました。 ひな先生と虫とりをしたり、クッキーをたべたり、とてもおもしろかったです。 でも、ぼくがおどろいたのは、ここにほんもののおひめさまがいたことでした。 その人はとてもきれいで、かみのけはぎんいろでした。 その人がとおると、みんなはあわててみちをあけていました。 やっぱり、ほんもののおひめさまは、すごいなとおもいました。 でも、それをみていたとき、よこにいたおにいちゃんが、こんなことをぼくにいいました。 「あの人のスカートをめくっ...
  • 蒼星石とチョーク
      蒼「ここは左辺を展開して、右辺に代入して~」    いつものように数学の授業をする蒼星石。    ふと、気付くと何か変な音がする。グーグーという音。    最初何の音かわからなかった蒼星石だったが、    ようやく理解した。いびきの音だった。    そして誰が寝てるのかと思い教室を見たが、    見渡す限り寝ている生徒は見当たらない。      それもそのはず、蒼星石のチョーク投げは百発百中で、    さらに当てられた生徒は膨大な量の課題を出されるのだ。    そんな授業で堂々と寝るものなどいない。    しかし、このクラスには座席の利を利用して眠るものがいた。    Hである。彼の席は真ん中の前から4番目の席で    それほど見つかりにくい訳ではない。    では、なぜ見つかりにくいのか?それは彼の前の席の人物に秘密があった。 ...
  • 翠星石と水銀燈のディアブロ
    銀「・・・無いわぁ。あれぇ、たしかにここにしまっといた筈なんだけどぉ・・・」 と職員室の自分のヤクルト専用のミニ冷蔵庫をあさりながらそう呟く水銀燈。 恐らく今探してるのが最後の一本だったのだろう、冷蔵庫の中は空である。 銀「困ったわぁ・・・、あれが最後の一本、しかも給料日までだいぶあるのにぃ・・・   やっぱあの時調子に乗ってブランド物のバッグなんて買わなきゃよかったわぁ・・・」 翠「何やってるですか?水銀燈。」 とそこにやってきた翠星石。 銀「ああ、翠星石ぃ。ちょうど良かったわぁ、貴方、私がここに入れと・・・い・・・た・・・」 と翠星石のほうを向き絶句する水銀燈。それもその筈。 何故なら、彼女の手にはヤクルトが握り締められていたのだから。 ヤクルトを見つめる水銀燈に気づいた翠星石は 翠「へ?ああ、これですか?ちょうど喉が渇いてたもんですから、ち...
  • 蒼星石の情報
    僕は画面を見つめる。 見慣れた検索エンジンに、ある目的をキーボードで打ち込み、最小限の労力でマウスを走らせる。 クリック音が振動するのが分かる。 もう、慣れたものだ。 ものの数秒で反映される結果は、僕に至福をもたらしてくれる。 周囲の人間たちはもっか自分たちの作業に夢中で、モニタから目を離すものは居ない。 蒼ちゃんから与えられた「ホームページ作成および公開」という課題でよかった。 彼女の授業だからこそ、この雰囲気は形成されるといっても過言ではない。 皆々が信頼を持って受けられる授業。 自覚の有無はともかく、だ。 この課題は何より素材が必要不可欠なので、堂々とネットワークを使える。 もっとも、僕が現在進行形でしていることはある意味胸をはれるが誉められたものではないが。 “この授業なら尚更”だ。 タブブラウザにはもう既に形に...
  • 蒼い子ギャンブル騒動
    ~蒼い子ギャンブル騒動~ 「あー、賭け事っておもしろいなぁ!」 さて、この言葉は誰のものだとお思いであろうか。 遊び好きの水銀燈?パチンコ好きのローゼン? どちらも違う。驚いた事にこの言葉を発したのは蒼星石であった。 真面目で賭け事などまずしなさそうな蒼星石が何故このようになってしまったのか? それにはこんな理由があった・・・ 学校の業務が終わり、飲みに行く教師たち。 無論、いつもは何事もなく和やかなムードで終わるのだが、今回は違っていた。 事の起こりは先程も述べたとおり遊び好きの水銀燈が賭け事に勝ったと自慢をした事だった。 誇らしげな水銀燈を蒼星石は諌めた。 蒼「水銀燈、あんまりやりすぎると良くないよ。」 いつもならば「お堅いのねぇ・・・」くらいで済ませるのだったが、今回の水銀燈は少々虫の居所が悪かったらし...
  • 水銀燈と『商談』
    ある日の昼休み、いつものようにファッション雑誌をペラペラとめくる水銀燈。しかし、その手が急に止まる。 水銀燈「いいわね、これ…。」 そういうと、おもむろに電話を取り出し、誰かと話しだした。 水銀燈「もしもぉし。うん…で、今日はお願いがあるんだけどぉ…ありがとぉ♪やっぱりあなたは世界一だわぁ♪ 実は、『フランクミュラー』って言う時計のぉ、ロングアイランドって種類なんだけど…私のお金じゃ、どうしても買えなくてぇ…。 実はそれ、1個70万ぐらいするのよぉ…」 唖然とした様子で、水銀燈を見る一同。そんなのお構いなしに、水銀燈は話を続ける。 水銀燈「…でも、こういう高いものつけるたびに、あなたの事思い出せるしぃ…うん、ちゃんとしたところで買わないとダメよ?ありがとう、じゃ、よろしくねぇ♪」 どうやら、『商談』は成立したようだ。 しかし、大して喜ぶそぶりも見せず、また雑...
  • 鬼ごっこ
     今僕は、緊張している。というか、隠れている。 事の発端は、やっぱりローゼン校長の発案で……もう、涙が出るほど恨めしい。 「校内鬼ごっこ開催。逃げるのは教師。鬼は生徒。で開始は……今からだー!」  行き成りの放送で、行き成り始められたこのゲーム。最初は、生徒も教師もなんだ? と、思っていた。 あぁ、ローゼン校長またラプラス教頭から逃げて馬鹿やってるなぁって感じで授業を続けていたのだが…… 「あ、ちなみに逃げた教師を一番最初に捕まえた鬼は、その教師に何か一つしてもらえるという景品つきだ」  この言葉。この言葉で、僕が授業をしていた教室の雰囲気はガラリと変わった。 ジッと放送を聴きながら、同じようにジッと僕を見る生徒達。目が怖い。 「ではー、カウント入りまーす。教師たちー己の身が大切ならーにげろよー? あ、そうそう制限時間は三時間な」  ローゼンの笑い声が、...
  • そうだ、京都へ行こう!くんくんショー開幕編
    真「え?!くんくんのショーに出られるですって?」 水「それ、本当でしょうねぇ?」 スタッフA「はい。ご存知ありませんでしたか?今回のショーは映画村に着て頂いたお客様にも   一緒になって楽しんでもらえる様、こうして出演依頼を行っているのです」 スタッフの言葉にテレビでもそんな事を言っていたような・・・、と記憶を手繰る真紅。 真紅たちが入り口でスタッフ達に止められていたのは、この後のくんくんショーに出演してもらうためだった。 このショーは前述の通り、くんくんを主人公とした時代劇を行っている。 本来なら、出演者は全員映画村のスタッフという事になるのだが、より良い記念になって欲しいと 「名探偵くんくん」の製作スタッフと映画村との厚意によって、入場客も出演者としてショーに参加できるのだ。 もっとも、いきなり言われてできる訳も無いのだが、子供が出演して台本無視の完全アドリブ劇になる...
  • 二人のお盆
    今日から、お盆。 有栖学園の教員、真紅と水銀燈は昨夜浴びるほどの酒を飲みながら、今日から始まる「くんくんお盆スペシャル」 シリーズの話に華を咲かせていた。そんなわけで、近かった真紅宅で水銀燈も泊まっていた。 ジリリリリリリリ!!幾度となく壊され遂に12代(台?)目の目覚ましが鳴る。 真「……うるさいのだわ!!」 寝たままその長い金髪の髪を回転させ目覚ましを真っ二つに切り裂いた。神業ならぬ、髪業である。 四時間後・・・ 真「……ハッ!もうこんな時間なのだわ!」 真紅は腕時計から今の時刻を読み取る。既に十二時を回っていた。 真「何て役立たずなのこのm……」 目覚ましに文句をつけようとしたが目覚ましの惨状を見て納得する。自分も気付かなかったが、そこにはきっと 目覚ましの必死の努力とそれが織り成す戦いがあったに違いない。真紅は一通り朝の一連の行為を終わら...
  • 殲滅の夜
    「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 急いで扉を閉める。あいつが居た。 水銀党S「なんで居るんだよぉぉぉ!!」 扉に背中を付けよりかかった。その場に居た水銀燈たちが彼の方向を見る。 水銀党G「もう来たのか?!」 全員が一斉に長椅子を盾に銃を構える。 水銀党H「早く鍵を閉めろ!立てこもるぞ!」 水銀党Sは急いで鍵を閉めた。聖堂内がシンと静まりかえる。 水銀党G「今のうちに逃げれば・・・」 水銀党F「だめだ!恐らく包囲されてる!」 水銀党S「糞ッ!糞ッ!糞ッ!もう終わりだ!」 水銀党D「大丈夫だ!厚さ5cmの鉄扉だぞ。破れるわけが・・・」 その言葉はすぐに裏切られた。 ガンガンガンガンガンガン 凄まじい音とともに扉に穴が開いていく。Sの頭上を弾丸がものすごいスピードで通り抜けていった。 水銀党S「ひぃ...
  • Another Sky
     真紅は、教室の外に広がる空を見ていた。  今は授業中で、丁度黒板に書いた英文を生徒達に書き取らせている最中である。  生徒達が書き終えるまでの間、少々暇なので真紅は空を見ている訳だ。  時々、黒板に書いた英文で、このスペルはなんて書くんですか? と尋ねられると  真紅は、筆記体で書いた英文の下に、生徒達がみなれた形のアルファベットで  スペルを書き、丁寧にその意味も教えていく。  生徒達が、全ての英文を書き終えてから真紅は、その英文の訳を言いながら黒板に書いていき  このスペルが、どのスペルへ働きかけているかと説明してゆく。  なんて事の無い授業。  生徒の中から、質問があれば真紅は丁寧に答え、またその答えによって何が導き出されるかについても答える。  紅茶を一口飲む。授業中なのだが、紅茶を飲む事については生徒はおろか同僚の教師も文句は、言わない。...
  • 仮面○イダーカブトショー
      小テストの採点が終わった。水銀燈は、椅子に座ったまま、大きく伸びをした。   本日の業務は、これで全部終了。時計を見ると、定時まで後三十分残されていた。   隣の机では、蒼星石が、授業用のプリントの原稿を作成していたが、どうやら情報処理に使う物のようで、水銀燈には手伝えそうになかった。   手持ち無沙汰になった彼女は、生徒から没収した雑誌のページをめくりつつ、退出まで時間を潰すことにする。 「何、これぇ……つまんない雑誌ぃ」   と、クロスワードパズルのページを見つけた。水銀燈は、シャープペンシルを手に取る。   没収したからといって彼女の私物になった訳ではないが、特にためらう様子も見せず書き込んでいく。 「ええっとぉ、何々……天の道を往き、総てを司る男は誰かですってぇ? そんなの分かんないわよぉ……」 「……天道総司のことじゃないかな?」   隣の...
  • 金糸雀と黒猫と卵
    金糸雀家朝、悲劇はそこから始まった。金糸雀の恐怖の一日がついに幕を開ける。 金糸雀が目を覚ましふと目覚まし時計を見る。まだ時計が鳴ってないためまだ速い時刻だと金糸雀は悟った。 その通りでまだ五時、あと一時間と三十分は寝て居られる。金糸雀は二度寝した。 そして、まだ時計が鳴らないまま再度起きた。そして時計を確認。すると、時間は変わって居なかったのだ。つまり、時計は壊れていた。 金「たっ…たた、大変なのかしらー!今何時かしらぁ?」 焦ってテレビを付けて時間を確認すると八時、既に生徒が登校を始める時間である。 金糸雀は髪のセットや食事もままならないまま家を出る事となったが、しかし、靴紐が途端に切れる。 金「今日は最悪かしら…。」 靴を取り替え改めて履き直す金糸雀、だがまた悲劇は起こる。なんとまた紐が切れたのだ。 金糸雀はまた靴を変えると黙ったまま家を出た。次に...
  • 心理テスト
    翠星石「おい、おめーら!今から心理テストをやるから、集まりやがれですぅ!!」 ある日の昼休み、その号令と共に職員室にいた全員が、翠星石の下に集まりました。 頃合いを見計らって、翠星石は持っていた雑誌の一文を読み上げます。 翠星石「えーと、『あなたは森の中を歩いています。そこへ、動物が現れました。 さて、どんな動物でしょう?』…何ですか!?言いやがれですぅ!!」 水銀燈「カラス…とかぁ?」 金糸雀「カナは、やっぱりカナリアかしらー!?とっても、にぎやかかしらー!?」 蒼星石「んー…セントバーナードとか…そういう大人しい犬かな?」 真紅「気高きペガサスね。それ以外考えられないわ。」 雛苺「うーと…やっぱりうにゅーなの!!」 雪華綺晶「…狼?」 みんなは、思い思いの動物の名前(?)を挙げていきました。 真紅「…で、これは何を表しているの?」 ...
  • 教科書が教えない歴史『開国』
    「と、言う事を薔薇水晶先生に教えていただきました……」 「ふむ……で、私の所に来るのは何故だ? オディール」 「流れ……でしょうか? 兎も角何か知っていますか? 雪華綺晶先生」 「ふむ……妹が教えれた事なのだから私も一つや二つ……」 「あるのですか?」 「えーと…………あ、ある。うん」  相変わらずの無表情ながらも何処か焦りの色が見え隠れする雪華綺晶。  そんな雪華綺晶を見て、オディールは大丈夫かしら? などと思っていた。 「な、なんだその疑いの眼差しは………よし……教科書に載らない歴史の変わりに……だな」 「先生の傭兵時代のお話は聞き飽きたので結構です」 「う…………」  オディールの冷静な言葉に、さらに焦りの色が見える雪華綺晶。 (ど、どうしよう……そ、そうだ! ばらしぃーから一つ教えてもらったじゃないか!  ...
  • セットアップPS2
      とある休み時間のこと。数人の男子生徒が、机の上にゲーム雑誌を広げ、ゲーム談議に耽っていた。 「やっぱヤ○ガスだろ?」 「ええーっ、F○12じゃねえの?」 「でもよー、F○の戦闘シーンのプロモ、見た? 戦闘シーンなのに、キャラがてくてく歩いてやんの。何か、すっげー興ざめじゃね?」   と、生徒の一人がはっと息を呑んだ。 「あなたたちーーっ、まーた学校にこんな物を持ち込んで!!」   真紅だった。するりとゲーム雑誌を取り上げられる。まだ予鈴が鳴っていなかったので、生徒たちはすっかり油断していた。 「で……でも先生、くんくん探偵のゲームの記事も載っているんですよっ」 「えっ……」   没収を恐れた生徒が慌てて取り繕うと、真紅の顔色が変わった。即座に雑誌のページをめくり始める。 「ど、どこ……どこのページに載っているの?」 「ほら、もっと後ろのほう…...
  • 学校の七不思議
    いつの時代のどの学校にも不思議と「学校の七不思議」というものが存在する。 それは時たま生徒達の間で騒がれて、肝試しに使われたり、また雑談の話題になったりする。 そしてここでも… ザワザワとざわめく休憩時間の教室。その中でヒッソリと喋っている集団があった。 生徒A「ねぇねぇ、知ってる?学校の七不思議。」 生徒B「あぁ、あの胡散臭いやつ?誰もいないはずの音楽室から夜な夜なピアノの演奏が聞こえて来たり、午前2時に校長室に入ると一斉に歴代校長の肖像画がこっちを向くとかそういう系のアレだろ?」 生徒A「そうそう、そういうのがこの学校にもあるらしいんだよ。でね、7つ全部知っちゃうと殺されちゃうらしいんだよ。」 生徒B「普通だな~。っつーか絶対嘘だって。作った奴は今ごろお前の話どっかで聞いてて喜んでるよ。」 生徒C「でも、嘘ばっかりとは限らないよ。何処かの学校では本...
  • 刺激
    昼休み。学園の屋上で、水銀燈と真紅が一緒に、雲を眺めていた時の事。 水銀燈「ねぇ~真紅ぅ~学園って、こんなにつまらない場所だっけ~?」 真紅「ええ。そんな退屈な場所で、私たちは生徒たちに勉強を教えるのが仕事よ」 水銀燈「ふ~ん。私・・・・・こう。刺激が欲しいのよ~」 真紅「刺激ねぇ・・・・・・・・・と、言っても。この学園は平和で、平凡よ。」 校庭 男子S「大変だぁ!雪華綺晶先生が、また校長を追いかけているぞ!!」 男子K「いや。それ、いつものの事だろ?そのくらい・・・・・・・」 男子S「それが、あの校長のやつ。薔薇水晶先生と勘違いして、雪華綺晶先生の背後から、胸を掴んで!」 男子K「なに!?よーし。俺も、雪華綺晶先生の援軍に行って来る!」 男子S「頑張れーよ」 真紅「私たちは、子供達を立派な大人にさせることが、仕事。そして、人を...
  • 誕生日
    水銀燈「…もしもし、薔薇水晶?明日の学校の事だけど、有給使って休むわね。」 その日、私は久しぶりに薔薇水晶に電話をかけた。 彼女は、「…まだ残ってるの?」なんて失礼なことを言っていたが、ちゃんと確認するように指示して私は電話を切った。 それにしても、何でよりによって明日が夏休みの登校日なんだろう…。 そう、この日だけはどうしても人に会いたくなかった。 だからこそ…そんなもの無くなれば、わざわざ有給の逆算なんかして意識することも無かったのに…。 何も考えず、一日が過ぎ去るのを待っていられたのに…。 明日…それは私の24歳の誕生日だった。 水銀燈「…とにかく、明日は余計なことしないでね…。じゃ、またね。」 メイメイにそう電話すると、私はベッドにもぐった。 しかし、電気を消しても私はいつまで経っても眠りにつくことが出来なかった。 誕生日なんて、な...
  • 蒼星石の受験
    少し前の話 水銀燈の受験 A「水銀燈先生に質問したのは失敗だったな、ここはやっぱり一番まともな蒼星石先生に聞いてみよう」 A「蒼星石先生、受験の時の話を聞かせてくださいよ」 蒼「ボク?そうだなぁ、実はボク受験を半分失敗しちゃったんだ、コツコツやるタイプだったんだけど後半が上手くいかなくてね」 ~~年前 3年夏 翠「蒼星石、受験勉強はかどってるですか?」 蒼「う~ん、そうだねボチボチかな?」 翠「難しい公式ばかりやってるのですね、たまにはこういう単純な問題も手を付けてみるですよ」 nが2より大きい自然数であれば Xn+Yn=Zn   を満たす、自然数X、Y、Zは存在しない。 (Xn=Xのn乗、Yn=Yのn乗、Zn=Zのn乗) 蒼「証明もんだいかぁ、確かにボクの受ける大学は変わった問題が多く出るからね、ありがとう翠星石やってみるよ」 翠「気...
  • 薔薇水晶と張り紙
    薔薇水晶「うーん…やっぱり、教え方が悪いのでしょうか…」 自身が受け持つ日本史の小テストの結果を見ながら、そうつぶやく薔薇水晶。 大半のものはかなりよく出来ているのだが、中にはそうでないものもいる。 薔薇水晶「…もっと、宿題の量…増やしたほうがいいのかも…」 翠星石「ん?何をさっきからブツブツ言ってやがるですか?」 そこに、翠星石がお菓子を食べながらやってきた。薔薇水晶は、今の思いを率直に打ち明ける。 翠星石「んー…それじゃそいつ、逆に日本史を嫌いになっちまうです。」 薔薇水晶「え…?」 翠星石「ほれ、植物と同じで、あまり面倒見すぎるとかえってだめになる場合もあるですよ。 それに、花が咲くのが遅いのもあれば、花なんか咲かさねぇけど薬になるものもあるです。それぞれ、苦手なもんと得意なもんがあって当然ですぅ。ま、焦らずじっくり頑張りやがれですぅ♪」 そう...
  • 蒼星石の病気
    「蒼星石の病気」 職員室~昼休み~ お弁当を食べ終え一息ついていた蒼星石は何か落ち着かない様子だった。 蒼(なんかうずいてきちゃった・・・・どうしよう・・・) キョロキョロと辺りを見回す蒼星石。しかし今職員室には男性教員数名しか残っていない。 皆はめいめい昼食をとってるらしい。 蒼(男の人にはちょっと頼みにくいしなあ・・・しょうがない、今日は一人で・・・) そう思い立ち上がろうとしたとき、職員室のドアが開いて誰かが帰ってきた。 銀「ただいまぁ。やっぱりお昼は松屋よね~♪」 蒼(あ、水銀燈・・・この際彼女でも・・・) 小走りで水銀燈に近寄る蒼星石。 蒼「水銀燈・・ちょっと・・いいかな・・・?」 銀「ん~、どうしたのぉ?」 蒼「あの・・・その・・ちょっと付き合ってほしいんだけど・・・」 ...
  • 真紅と昼寝とイタズラ
    真紅「ふぁぁ…流石に、お昼になると眠いわね…」 翠星石「大丈夫ですかぁ~?そーいう時は、一回昼寝したほうがスッキリするですぅ。」 ラウンジで食事を取った後、そんな話をする真紅と翠星石。 真紅「…そうね。少しの間、保健室で昼寝してくるわ。もし、午後の授業の開始前までに起きなかったら、起こしに来て頂戴。」 「了解ですぅ」と翠星石。 こうして、重い足取りで保健室に向かった真紅。幸い、保健室には誰もいないようだ。 真紅「…全く、ここもしばらく見ないうちに、酷い事になってるわね…。」 見るとそこは、水銀燈の私物で溢れかえっていた。 いつも昼寝や仮眠の際に使っているうちに、さらに快適な睡眠環境づくりを追求したようで、アロマグッツや、冷温庫、そして、ご丁寧にベッドの上には『予約席』のプレートまで置いてある。 「…まあいい、後で持って帰らせよう」と思いながら、布団に入る...
  • 部活動設立
    男子A「先生、俺たち『兵器研究部』っての作ろうと思ってるんですが、顧問になってくれませんか?」 昼休み、数人の生徒がそういって雪華綺晶の下に集まってきた。 雪華綺晶「別にかまわないけど…一体どんなことをするの?」 男子A「はい!名前にあるとおり、兵器のことを研究したり、ゆくゆくはで独自に開発したりなんかを…」 『開発』と聞いて、雪華綺晶は思わず考え込む。 見たところ、部を作れるだけの規定人数はそろっているし、私としても兵器に対して関心を持ってくれるのは嬉しい…。 軍事分野は一般には敬遠されがちだが、コンピューターや缶詰、それにサランラップだって元はそこから生まれたものである。 そういった事を通して、何か学んでくれるものがあれば大いに結構だが… 雪華綺晶「…でも、兵器はとても恐ろしい物…。そう簡単には…。」 男子A「お願いです!俺たち、こういう『ものづくり...
  • 蒼星石と数列
    蒼「明日から中間試験だから、今日の授業は自習!ただし数学に関してのみだよ。 他の科目はやっちゃ駄目だよ。ボクはここにいるから、質問のある生徒は聞きに来て」 蒼星石はそう言うと、教卓につき、パソコンを開いた。 生徒は一斉に教科書やノートを開くと、食い入るように見始めた。 一見すると、とても勉強熱心な光景であるが、生徒たちの本当の狙いは、勉強ではなかった。 「先生…、あのう、質問があるんですけどぉ」 蒼「ん?どれどれ」 一人の女子生徒が蒼星石に質問を始めた。蒼星石は作業を中断して、生徒の質問に答える。 しかし、質問した生徒本人は、全くノートなど見ず、ただ蒼星石の顔を見つめるばかりだった。 そう、今の生徒たちの狙いは、勉強することではなくいかに蒼星石に質問をするかであった。 質問をすれば、普段の授業とは違い一対一になれる。それに、ごく自然に蒼星石の至近距離...
  • 桜田ジュンも先生だったら 第二話
    体育館に生徒が集まった。一貫学校だけあって人数は計り知れない物で圧倒された。 僕は体育館のステージ付近に居るのだが既に生徒達は僕に気付いた様でひそひそと話し出す。 いつの時代も転校生や新しい先生は人気らいし。 そんな事を考えているうちに生徒の入場は終わり、始業式が始まるラプラス教頭の掛け声と共に。 ラ「起立。これから、二学期始業式を始めます。」 挨拶をすると全員綺麗に座る。次は校歌。 メロディが流れると僕は吹き出した。理由は聞くな。 しかし、生徒の人数がでたらめに多いせいか兎に角圧倒的だった。歌のオーケストラやーと僕がひこまろなら突っ込んで居ただろう。 まあそんなこんなで色々と進んで行く。遂に僕の出番。 ロ「次に新しい先生の紹介だ!私は嫌だったのだが皆の待望の男先生、桜田ジュン先生だ~!」 ちょ…校長明るすぎ、と今更実感。つか出にくいよそんな事言われ...
  • 真紅の角
    ある日の昼休み、4人の生徒が教室に集まっていた。そしてそれぞれの手には、今話題の持ち運び可能なゲーム機があった。 生徒A「なあ、やっぱ学校でやるのはまずくねぇ?」 生徒B「昼休みだから大丈夫だって!さ、次はどうする?」 生徒C「そうだなぁ…あ!真紅の角でも採りに行く?」 真紅「…私が何なのだわ?」 その声に、一斉に振り返る一同。そこには、学校一規律にうるさいと生徒の間では評判の、真紅がこちらをじっと見つめていた。 真紅「あら、そういうのは学校の規則で持ってきてはいけないことになってなかった?」 生徒A「い、いや…それはその…」 真紅「それに、『真紅の角』っていったい何なの?」 皆が返答に困っていた時、1人の生徒が声を上げる。 生徒B「そ、それはですね!このゲームに角の生えたキャラがいるんですけどね、それはそれは可愛らしいヤツなんですよ!」 「何を...
  • 翠星石の如雨露
    ~翠星石の如雨露~ 翠「健やかにー。伸びやかにー。・・・やっぱり野菜に水をあげるにはこの如雨露でないと、ですぅ。」 ご機嫌で野菜の水遣りをする翠星石。 その翠星石を隣で見ていた生徒が何気ない疑問を漏らした。 生徒A「そういえば先生の如雨露はずいぶんと立派ですね。どこで買ったんですか?」 その問いに翠星石はすぐに答えず、少し笑いを浮かべた。不思議がるA。 そしてその後の授業で彼女はこう言い放った。 翠「今日の家庭科は教科書の・・・と言いたいところですが、さっきの休み時間にAがとてもいい質問をしやがったので急遽変更ですぅ!   今日は翠星石の持っている如雨露を作ってくれた職人さんの工房を見学させてもらうですぅ!」 みんな驚く。みんな彼女の持つ如雨露が手作りのものとは知らなかったようだ。 しかし確かに風格は抜群だ。模様も非常に細かい。 ...
  • あるインストラクターの悩み
    有栖学園第2体育館2階トレーニングルーム。ここがアタシの仕事場さ。 おっと、自己紹介が遅れたね。アタシはこの学校の事務員レンピカだよ。 まあ、事務員と言ってももっぱら肉体労働ばっかなんだけどね。 ここはそんなアタシの数少ない事務活動の場所って訳さ。 仕事内容は大雑把に言うと、利用希望者の登録とその管理、トレーニングマシンの点検整備、利用者への指導って所かな。 指導って言っても、常連客の殆どは運動部だから顧問の先生たちに任せてる。 だからアタシはそれ以外の、主にダイエットとかが目的でやってくる生徒達の面倒を見ている。 まあ、大抵は途中で挫折してくんだけどねぇ。でも、最後まで頑張った奴も居る。 初めて来た時は体重100キロ以上で体脂肪率30%を大幅に越えてたんだが、1年で20キロ落として、 2年でさらに10キロ以上落として、最終的に65キロで卒業していった奴が居た。 そいつ...
  • 放課後の来客
    放課後 蒼星石「はぁ~・・・・・、疲れた・・・」 真紅「大変ね。まだ残るようなら戸締りお願いするだわ」 蒼星石「うん、わかったよ。それじゃぁね、真紅」 真紅「お先に失礼するのだわ」 そう言って真紅は職員室から出て行く。これで職員室には蒼星石一人 新年度での疲れもあり、静かな職員室はいっそう淋しさを持っている 蒼星石「・・・・さて、僕も早く終わらせないとな・・・」 授業で使う資料の作成、蒼星石のいつもの居残りの種 しかも新入生の分は他の学年と比べより作り込まなくてはいけないからこの時期の居残りは例年のことだ 蒼星石「はぁ・・・」 もう何度目かもわからないため息、なかなか良い物が作れない 蒼星石「まだこんな時間か」 真紅が職員室を出てからまだ30分も経っていない 蒼星石「うまくいかないなぁ・・・、お茶でも入れるか」 そう一人喋り...
  • 人見知り翠と新米雛
    ある日の午後翠星石は頭を抱えて悩んでいた。 翠「うぅ~やっとテストの採点が終わったですぅ~。」 翠「まっ~たくあのチビチビ共ときたら家庭科はあまり勉強しないだろうと思って せっかく簡単な問題にしたのにちっともできてねえです。」 翠星石はテストの採点をしながら一人ぼやいていた。 それは最近の家庭科で生徒達があまり点数を取れていないのが原因である。 生徒のやる気がないと言えばそれまでだが、しかし現実ではそう簡単に解釈はされない。 生徒の点数が取れないのは教師にも原因がある。 事実、蒼星石の担当している数学ではほぼ全ての生徒達が他校に比べて数学の点数が良い。 翠星石が不真面目というわけではない。むしろ努力している方だ。 しかし家庭科はどうしても他と異なり実習というものがある。 実習は今後の生徒達の生活で必ず役に立つ素晴らしいものだが、その分記述...
  • 二人っきりの補習授業
      蒼星石先生と二人っきりで補習授業。   ツボを押さえた先生お手製のテキストで、びしびしとしごかれる。   でも、頑張れば頑張っただけ評価してくれるのが、蒼星石先生。 「よしよし、頑張ってるね。少し休憩しようか? ほら、不死屋で金つばを買ってきたんだ。ちょっと待っててね、今お茶を淹れるから……」   生徒をだらけさせない絶妙のタイミングが憎いねぇ。   先生直々にお茶を入れてくれるなんて、光栄の極み。ちょっぴり若奥様のイメージをダブらせちゃったりなんかして~。   これぞ、正しい日本の補習授業だよ。先生は、教師の鑑と言っても過言ではない。 「や、やだなぁ……そんなにおだてたって、何も出ないよ~」   照れる先生も、眼福この上ない。   全く、あの先生や、はたまたかの先生に、蒼星石先生の爪の垢を煎じて呑ませたいくらいだ。   だって、彼女たちと来たら……。 ...
  • 代務
    お題 『雪華綺晶が風邪か何かで寝込んだ薔薇水晶のために、薔薇水晶の変装をして授業』 真紅「…分かったわ。お大事にと伝えておいて頂戴。」 ある日の朝、そう言うと真紅はどこか物憂げな様子で受話器を置いた。 そんな様子を見て、普段は絶対ここにいないはずの人物はため息混じりにこう呟いた。 水銀燈「何…?今日も薔薇水晶は休みぃ?」 それに対し真紅は首を振ってこう答える。 真紅「いえ…そうじゃないわ…。ただ…。」 水銀燈「…ただ?」 真紅「薔薇水晶の代わりに、雪華綺晶がお休みですって。風邪がうつったそうよ。」 水銀燈「…姉妹そろって何やってるのよ…。はい、書類関係全部終わり。じゃ、後よろしくねぇ。」 そうそっけなく返答すると、彼女は荷物をまとめて職員室を出て行こうとした。 もう2日も真面目に学校に来ているし、あの子が溜めていた雑務も全て終わらせた。今...
  • 翠星石と雪華綺晶のコマンチ
    その翌日 雪「そうか・・・犯人は翠星石・・・」 雪華綺晶は射撃部部員を動員し、弁当を盗んだ犯人を特定していた。 雪「それで、ターゲットの弱点は・・・?」 男子11「っは!翠星石先生はジェットコースターなどの速い乗り物が苦手のようです!サー!」 雪「なるほど・・・ばらしぃ特製30cm×30cm×10cm25段重ね、うち4段は白米酢飯赤飯炊き込みご飯、 残りは30品目の旬のおかず達独り占め愛情篭ったDX弁当の責任はとって貰うぞ・・・・・・フフフフ・・・」 それから1週間後 その日の深夜、翠星石はまたまた大量の残業で残されていた。 翠「またあのウサギ教頭は翠星石に残業を押し付けるですぅ・・・少しは自分でやりやがれですぅ。」 翠星石は帰り支度を済ませ、帰ろうとしたそのとき職員室のドアが開いた。 雪「あら、こんな夜遅くまで残業お疲れ様です・・・」 ...
  • トモエwww
    巴「ふぅ…昨日も保守を頑張ってて疲れたわ。隠れオタクも楽じゃないわね」 真「ではMaintenanceを柏葉さん訳して」 巴「え、あ…スイマセン分かりません」 真「まったく、これは”保守”よ」 巴(ビクッ!?) 真「試験に出る重要単語だからしっかり覚えるのだわ」 巴(ぐ、偶然よね) JUN「柏葉、これ借りたがってたCDだぞ」 巴「㌧クス」 JUN「へ?」 巴「あ…な、なんでもないわ。ありがとう桜田君」 JUN「………」(まさかな…) 雛「トゥモエ~映画【人形達の鎮魂歌】観たのよね?面白かったなの?」 巴「テラオモシロスwww」 雛「うゅ…」 巴「ゴフンゲフン…え~、と、とっても面白かったですよ」 由奈「ね~巴」 巴「どうしたの?」 由奈「巴のメールって意味無くwがいっぱいあったりして読みにくいから次からはもっと分かりやすく書いてね」 ...
  • 仲間はずれ
    真紅「…というわけで、今日の夕飯は雪華綺晶抜きで行くわよ。みんな、いいわね?」 職員室に入ろうとした時、偶然にもそんな話を聞いてしまった雪華綺晶。 真紅の思わぬ発言に、その体が動かなくなる。 翠星石「ちょ…それはどういうことですか!?」 真紅「だって仕方ないじゃない。あの子が来ると、ご飯はすぐ無くなっちゃうし、落ち着いて食べられないし、お金も余分にかかっちゃうのよ?残念だけど、仕方が無いわ。」 雛苺「うー…雪華綺晶には悪いけど、その通りなの…。」 金糸雀「カナも、真紅の意見には賛成かしらー!」 みんながそういうことに、ショックを隠しきれない雪華綺晶。 「私も妹の薔薇水晶のように少食になれば、みんなからも好かれるようになるのだろうか?なら…」と考えていたところに、翠星石の声が聞こえてきた。 翠星石「ちょっと待ったですぅ!何で、みんなして雪華綺晶を仲間はずれ...
  • 理解
    真紅「…じゃあ、次の問題を…A君、答えて頂戴。」 9月…。学校には久しぶりに元気な声が響いていた。 先月までの暑さも幾分和らぎ、さわやかな風も吹き始めている。 だが、生徒達はまだその時の長い休みが忘れられずにいるようだ。 彼女に指名された生徒は、自信無げにこう答えた。 A「えーと…1番だと…」 真紅「横着しないで、全部読みなさい。How aboutからよ。」 A「…ハウ アバウト ゴーイング…」 真紅「違うわ。"How about going for a drive ?"…もう一度、最初から読みなさい。」 ほとんど棒読みのような音読をそう言って正すと、彼女は彼の目を見ながらさらにこう続けた。 真紅「…確かに、正解は1番の"sounds great"で合っているわ。でも、答えが合っていればいいという問題ではないの...
  • 昔の水銀燈と薔薇水晶
    水銀燈「おっはよぉ~♪」 少々遅刻気味なことなどお構いなしに、元気よく職員室のドアを開ける水銀燈。 それは、いつもと変わらぬ光景だった。ただ、ある一点を除いては。 真紅「遅いわよ、水銀燈。教師として時間に…」 そこまで言ったところで、完全に動きが止まる真紅。その目は、今まさに水銀燈が抱えているものに釘付けになった。 真紅「…ね、猫…!?」 そう、水銀燈が抱えてきたのは1匹の猫だった。しかし、猫嫌いの真紅にとってはたまったものではない。 真紅「な、何でそんな野蛮な動物を学校に持ってくるのよ!?汚らわしい!!」 水銀燈「あらぁ?こんなに可愛いのに何でそんな事言うのぉ?」 そういって、真紅に猫を近づける水銀燈。それを威嚇する猫。 真紅「お、怒ってるじゃないの!!早く捨ててきなさい!!」 水銀燈「…うるさいわねぇ。まぁいいわぁ、別にあなたに助けてもらおう...
  • 翠星石と雛苺と園芸
    雛苺「翠星石ー、そんなところで何やってるの?」 翠星石「見て分からんかですぅ、草木の手入れをしてるんですぅ。」 一つ一つの根元に、肥料を与えながら翠星石が答える。 雛苺「ふーん、大変そうねー。じゃあヒナも手伝ってあげる!」 翠星石「ほう!おめー、チビのくせになかなか見所があるやつですぅ!じゃあ…おめーは、この子達に水をあげてくれですぅ♪」 学校の植物の手入れは、普段蒼星石しか手伝ってくれなかったので、それはとても嬉しい申し出だった。 こうして、少しずつみんなが植物に興味を持つようになれば、この学校はさらに素晴らしいものになるかも…そんな思いに、思わず笑みがこぼれる翠星石。 そんな翠星石を見て、雛苺もウキウキした様子で水道の蛇口へと向かった。 翠星石「あ、水をやる時は翠星石の如雨露を使って、水圧に気をつけながら…」 そう言いながら、雛苺のほうへ振り...
  • JUMだって水銀燈の保健体育の授業なら絶対に休まないと思うんだ
    JUMだって水銀燈の保健体育の授業なら絶対休まないと思うんだ。 J「保健…か…」 JUMは時計を見上げ今の時間を確認していた。 だが、まだ授業が始まってから物の数分。期待していた程には時間の経過は優しく無い。 その現実にはため息を漏す。 J「はぁ…普通ならサボるんだけど…。」 銀「JUMく~ん、何をサボるの?」 JUMはぴくりと体を動かすと自分の不注意より先に先生の地獄耳を恨みながらも苦笑を交えて答えた。 J「…授業。」 堂々とした発言にクラス全体がざわめく。 銀「そう、今日の放課後に先生の所に来るのよぉ。」 J「……覚えて居ればね。」 残りの授業もこれだけで普通忘れるはずもないのだが、補習命令を出された事により反抗的な態度を取るが水銀燈はそれを無視し授業を再開した。 そんな事もあり授業は憂鬱に過ぎて行った。 雨が降って...
  • 蒼星石とアイスキャンディー
    残暑の陽射しが容赦なく照りつける。地面の照り返しが今が秋である事を忘れさせる。 蒼「ふぅ、暑いなぁ…」 額に滲む汗を拭い取る。 「焼きそばうまいっすよー!」 「特製生ジュースいかがですかー!!」 蒼星石の左右から、威勢の良い声が響く。 今日は文化祭。蒼星石は、両側を出店で埋め尽くされた道を歩いていた。 基本的には教室はクラスの出しものの為に使用される。しかし、そこにずっといなければならない訳ではない。 部活や、友達同士でクラスでの仕事が無い時間を利用し、個人的に出店を屋外に出すことができる。 仲間同士で仕事時間の調節をすれば、難しいことではない。 小遣い稼ぎの為に店を開く生徒もいるが、客取りのための値引き競争で、儲けが無くなるのは定番である。 出店通りは、生徒の活気で満ち溢れていた。その熱気で、より暑く感じるのかもしれない。 「あー!蒼星石先...
  • 蒼星石の初めてのイタズラ
      ある日の教務室、怒声が響き渡る。 蒼「まったく…キミ達2人はいっつもいっつも…」   怒っているのは蒼星石。怒られているのは・・・ 銀「なぁにそんなに怒ってるの?乳酸菌摂ってるぅ?」 翠「そうですぅ。別に蒼星石にイタズラしたわけじゃねぇですぅ」   はい、いつものこの2人でした。   今回のイタズラの内容はというと、翠星石が朝拾ってきた猫を   水銀燈が真紅のデスクの引き出しの中に入れたというものだ。   何も知らずに引き出しを開けた真紅は、猫にとび付かれ、   気絶し今は保健室のベッドで横になっている。 蒼「人の嫌がることばかりして…教師として恥ずかしいと思わない   のかい!?」 銀「別にぃ~・・・で、もう行っていいかしら?」 蒼「なっ!?まだ話は・・・」 翠「蒼星石の話はいつも同じ事しか言わんですぅ。もう聞きあきたです」 ...
  • 球技大会~決勝戦G雪華綺晶vsE金糸雀~-ドッヂボール-
       ついに、ついにその時がやってきた。    私立有栖学園球技大会決勝戦の始まりである。 ローゼン「諸君!ついに決勝だ!待ちかねただろう!      では決勝を戦う両クラスの入場だ!!」  アナ「Aブロック代表、目の前の敵は全て薙ぎ払う雪華綺晶先生率いるG組!!」    「「「「「うおぉぉぉぉぉ!!!」」」」」  アナ「Bブロック代表、楽してズルするがモットー金糸雀先生率いるE組!!」    「「「「「うおぉぉぉぉぉ!!!」」」」」    各クラスが紹介されるたびに怒号のような歓声が響き渡る。 ローゼン「両クラスの紹介も終わったところで種目決めのクジを引くぞー!      大注目の決勝の種目は…これだぁ!!」    つ「ドッジボール」    「「「「「おおぉぉぉぉ!!!」」」」」    種目が発表され再度怒号が響き渡る。   金「1...
  • 白崎 -Sirosaki-
    「真紅先生」 「あら、どうしたの?」 廊下にて、真紅はある女子生徒に呼び止められた。 「実はずっと聞きたいことがあったんです」 「いいわ、遠慮せずに聞いて御覧なさい」 真紅が微笑みながらそう返すと、生徒はある男性に視線を移していた。 「えーんじゅ、ホラホラこの薔薇水晶先生を見るんだ!  若奥様風にエプロンなんか着せてみたんだけど、どうかな!?」 「素晴らしい……が、その鞭は何だ」 「え? あ、これは僕の趣味で……余計な詮索は……ね?」 「…………そうか」 廊下で薔薇水晶を使って遊んでいる白崎、それが彼女の疑問の元らしかった。 「白崎先生は……ラプラス教頭なんですよね?」 「ええ」 「でもあのはっちゃけ振りからは信じられないんですけど……。それに周りの皆さんもなんであんなに馴染んでるんですか?」 生徒の言うことはも...
  • 好き
    薔薇水晶の元に、有栖川大学病院から電話があった。その電話内容は・・・・・・ ローゼンが交通事故にあったと・・・・・・最初は、ローゼンの冗談かと思い、病院に行った。けど、真紅やラプラス達も居たのだか、その目は険しい目をしていた。そして、目の前には、血だらけのローゼンの姿。 薔薇水晶「うそ・・・・そんな・・・・・・・・・・・」 薔薇水晶はその場で、泣き崩れた・・・・・・昨日まで、元気で優しかった。あのローゼンが、血だらけの姿になっていた。泣き崩れる薔薇水晶の前に、真紅がやってきた。 真紅「校長・・・・・・・・・もしかしたら、今夜が山よ」 薔薇水晶「!!」 水銀燈「薔薇水晶・・・・・・」 薔薇水晶「いや・・・・・・・私・・・・・」 その一方で、翠星石がローゼンの所に一言言った 翠星石「ええぃ!この馬鹿校長、さっさと起きやがれですぅ...
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