ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki内検索 / 「水銀燈のホームルーム」で検索した結果

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  • 水銀燈のホームルーム
    朝、ホームルーム内にて。 銀「今日は担任の薔薇水晶先生が風邪でお休みだから、出席は副担任の私が取るわぁ。」 男子生徒達「「うはwwwwwキタコレwwwwww」」 女子生徒達「「・・・朝から何て最悪なことに」」 銀「はぁ~い、それじゃ出席を取るわよぉ。」 と言い、生徒の出席を確認する水銀燈。呼ばれた男子はこの上ないといった歓喜の顔で威勢良く返事をするが、 女子達は呼ばれても、あまり覇気がない。それもその筈、水銀燈は女子からはあまり好かれてないからだ。 銀「今日もJUMと女子Aは欠席・・・ねぇ・・・。」 男子A「何時もの事じゃないですか。気にしなけりゃいいじゃん?」 男子B「そうそう、案外引き篭もり同士出来てたりしてなぁ。ハハハ。」 男子C「実はもう妊娠してました・・・みたいな?」 女子B「ちょっと、あんた・・・」 と、委員長タイプの...
  • 水銀燈
    ...る男子生徒の事情 水銀燈のホームルーム 水銀燈と浮気発見術 水銀燈の補習 水銀燈の胸 水銀燈と屋上 大捜索 水銀燈と林間学校 真紅と水銀燈と卒業アルバム 水銀燈×真紅 保健室と二日酔い水銀燈 水銀燈と新入生 水銀燈の英語 イ 型抜きとくんくん 水銀燈vs不良in清水 進路相談:水銀燈の場合 芝生と青い空の下でのひととき 水銀燈とチョーク 昔の水銀燈と薔薇水晶 水銀燈と写真立て 銀さまにそんな過去が?! 交通事故 翠星石と水銀燈のディアブロ 真紅と水銀燈の奇妙なドライブ 水銀燈と女子生徒(百合注意) 具合悪いんでぇ・・・ 教育実習生:水銀燈の場合 雪華綺晶を利用する水銀燈 異変 北海道の集団旅行 水銀燈と『商談』 球技大会~一回戦第四試合A真紅vsH水銀燈~-ソフトボール- 球技大会~二回戦第二試合E金糸雀vsH水銀燈~...
  • 薔薇水晶のホームルーム
    朝を告げるチャイムが響いた。それとほぼ同時に、クラス担任である薔薇水晶が入室する。 教室の中は、チャイムが鳴り、担任が入ってきたのにも関わらず私語でごった返していた。 薔薇「おはようございます…」 「おはようございまーす」 ほんの数人が返事をした以外、私語はまだ続いている。 薔薇水晶は何か言いたげに生徒を見回したが、すぐに俯いてクラス名簿を開いた。 薔薇「それでは…出席を…とります。A君…」 教室の私語が大きすぎるのか、薔薇水晶の声が小さすぎるのか、返事は一向に返ってこなかった。 薔薇「A君…?A君はいませんか…?いたら、返事をしてください…」 一番前の列の女子が、静かにしろという意味の目線を送ったが、それでも私語がおさまる事は無かった。 銀「こらぁ、静かになさぁい」 いつの間にか教室のドアにもたれかかるように立っていた副担任の水銀燈に、クラスの...
  • 水銀燈×薔薇水晶
    水銀燈「はぁ、なーんか私女子からの人気低いわねぇ」  それは、アナタの保健体育での授業が思いっきり原因なのですがわかっていますか?と、水銀燈の隣のデスクで数学の問題を作成している蒼星石はそう思った。 水銀燈「薔薇水晶先生が、うらやましいわぁ~。男子女子ともに人気者じゃない」  まぁ、確かに薔薇水晶先生は男子女子ともに人気ありますね。と、心の中で相槌を打つ蒼星石。 薔薇水晶「水銀燈……先生」 水銀燈「は、はぃっ!?」  突然、後ろからかけられた声にいつもの水銀燈らしからぬ素っ頓狂な声をあげる。それを見た薔薇水晶と蒼星石は、目を丸くして水銀燈を見ていた。 水銀燈「え、えっと。何か用ですか? 薔薇水晶先生」  とりあえず、調子を元に戻し水銀燈は、薔薇水晶の方に向き直る。水銀燈の頬が、少しばかり赤いのは気のせいじゃないだろう。 薔薇水晶「あ……えっと、その……」...
  • 水銀燈の胸
     ワイワイガヤガヤと、グラウンドの片隅で騒ぐ生徒たち。 水銀燈「今日は、棒高跳びするわよぅ~」  と、三本の長い棒を手に持ってくる水銀燈と棒高跳びをする為の台を運んでくる数人の生徒。  台を持ってきた生徒にテキパキと指示を出しあっという間に棒高跳びをする為の舞台は完成。 女子「せんせー。棒高跳び初めてなのでお手本みせてくださーい」  内心、失敗してしまえと。思いながら女子の一人がそう提案する。  水銀燈は、そうねぇ~。棒高跳びなんてテレビで見るぐらいの知識しかないものねぇ~と、  女子の提案を至極マジメに受け取る。 水銀燈「いいわよぅ。講釈しながら飛ぶから見ててねぇ」  と、言って棒を手に取る水銀燈。 水銀燈「まず、女子は低いバーで飛ぶからあんまり問題ないんだけど。男子は高いバーで飛んでもらうから」  との言葉に、うぇっ。と男子からの声。 水...
  • 保健室と二日酔い水銀燈
    男子A「あー…ダメだ。眠いから保健室で寝てくるわ…。」 男子B「何だ?また朝までゲームやってたのか?」 男子A「おう…先生には何か適当に言っといて。」 朝のホームルーム前、そういうとその生徒は重い足取りで保健室に向かった。 流石に、朝までやるのはマズかったと思うも、今となってはもう遅い。とりあえず、3限の真紅先生の授業までに起きればいいや…そんなことを考えていた。 そして、保健室のドアを開けベッドを見ると…そこには先客がいた。水銀燈である。 倒れこむように寝てしまっているので、その艶かしい足があらわになっている。 しばしその姿に見とれていると、突然その目がパチッと開いた。んーっ、と伸びをし立ち上がる水銀燈。 水銀燈「あらぁ…?なに、そんなところに突っ立ってるのぉ?もしかして私に見とれてたとかぁ?」 男子A「え…いや、えっと…」 どうやら、今日の朝方ま...
  • 水銀燈の憂鬱
     数ヶ月前学園にとんでもない事件が起きた・・・  それは学園でもトップクラスに入る実力者”水銀燈”が追い詰められているという衝撃のニュースだった  水銀燈の憂鬱 水銀燈「はぁ・・・はぁ・・・なんだって言うのよぉ・・・」  廊下では息を切らせながら走る水銀燈、そしてそれを追う一人の生徒の影・・・ ?「・・・ふふふふ、絶対逃がさない・・・」  その影は今まで水銀燈が相手にしてきた生徒とは違い、水銀燈の手の込んだ苛めも全て”愛”で捕らえていた  いままでの水銀燈なら確実に相手を葬り去り自分の足場を固めるのだが・・・今回は相手が悪すぎた  ガタンッ!!  まるでドアを蹴破るようにして中に入る水銀燈、その姿には今までのような余裕は微塵も感じさせなかった 水銀燈「はぁ・・はぁ・・なんでこんな事になったのよぉ・・・あの子おかしいんじゃない!?」  ...
  • 水銀燈の水泳
    炎天下のプールサイド、鉄板のように熱いコンクリートの上で生徒たちがラジオ体操をしている。 滴る汗が、あっという間に蒸発する。 今日は、待ちに待ったプール開き。プールが得意な者も、そうでない者も誰もがこの日を待ち望んでいた。 目的は、ただ一つである。 「なぁ、水銀燈先生ってやっぱ今日は…」 「水着で来るんだろうかなぁ?」 「やべぇ!想像しただけで興奮してきた!!」 ストレッチをしながらはしゃぐ男子生徒を、女子生徒は反対側のプールサイドから完全に見下した目で見ている。 目の前に水着姿の女生徒がいるというのに、男子の目はプールの入り口を見つめるばかりであった。 銀「ふぅ、暑ぅい」 プールのフェンスのドアが、ガシャンと音を立てて閉まる音がした。水銀燈が入ってきた。 男子生徒の動きが完全に止まる。 しかし、フェンスのドアからプールまでは、階段を上らない...
  • 水銀燈の補習
     黄昏時の金色が、教室に射し込み照らす。  そんな教室に男子生徒が一人机に向かって何かプリントをこなしていた。 水銀燈「ほんっと、おばかさんねぇ~。私の筆記試験簡単だったはずよぅ? 基本的な事だけなんだから」  プリントをこなす男子生徒にそう声かける水銀燈。  男子生徒は、苦笑しながら「ヤマかけして失敗しました」と告げた。  その言葉に、やはり苦笑しながら水銀燈は「おばかさん」と言い窓の外から見える黄昏色の空を見る。  その姿を見た男子生徒は、しばらくの間ぽけぇっと水銀燈を見ていたが、慌てたように頭を振り  プリントをこなすことにした。 水銀燈「良い空ねぇ……」  やる事が無い訳ではないが、水銀燈は窓から見える空を見てそうつぶやいた。 水銀燈「そういえば、アナタは将来についてどうするのぅ?」  ふと、水銀燈にそう声かけられ男子生徒は手を止めて水銀...
  • 昔の水銀燈と薔薇水晶  その2
    水銀燈「…というわけでぇ、今日からここの副担任として新しい教師の方が来られました。…えーと、名前は?」 薔薇水晶「あ…薔薇水晶…」 水銀燈「…だそうよぉ。まあ、仲良くしてあげてねぇ…。」 初めて薔薇水晶が生徒と対面した時、放った言葉はこの5文字だけだった。 本当はもっと色んな事を喋りたかったのだが、元々あまり感情を出すほうではなかったので、そのタイミングを逃してしまったようだ。 初めてのことに戸惑いながらも、「まあ、これからいっぱい接する機会あるんだし…」と、薔薇水晶はその時、ある程度気楽に考えていた。 そして、チャンスはすぐに訪れた。 朝のホームルームが終わった後、緊張でのどが渇いたので自販機を探していると、1人の生徒が話しかけてきた。 生徒A「あ…あの、薔薇水晶先生…ですよね?何してるんですか…?」 薔薇水晶「…のど。(注:のどが渇いたんだけど...
  • 水銀燈の胆試し
     肝試し。組み合わせ 水銀燈 男子B 女子A 水銀燈「さぁ、貴方達いくわよぅ」 男子B「はい!」 女子A「はぁい」  水銀燈の言葉に、男子Bは元気良く答え女子Aはやる気なさそうにこたえた。  男子には絶大な人気を誇る水銀燈だが、女子からの人気はかなり低い。  とりあえず、そんな事はおいておいて三人は、校舎へ入っていく。  入った途端、水銀燈の様子がおかしくなる。 水銀燈「さ、さぁ、さっさと済ませてかえりましょう」  いつもの舌足らずの艶のある声じゃなく、限りなく普通の声でそう促す水銀燈。  なんか、変だと男子Bは思い。女子Aは、もしかして……と、何かに思い当たる。 水銀燈「………(こ、こわくなんてないわよ……冷静に冷静に行くのよ水銀燈)」  いつも賑やかな水銀燈と打って変わってダンマリになる水銀燈。  三人の間に、会話らしい会話はなく校舎...
  • 水銀燈の嘆き
    ~水銀燈の嘆き~ 水銀燈はスタイルがいい。これは周知の事実である。 しかしその事実を覆す信じられないような出来事が起こった・・・ 朝。 水銀燈は目覚めた。そして朝のシャワーをしに浴室へ向かう。が・・・ 水「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 悲鳴を上げる水銀燈。無い。無いのだ。何がって・・・胸が。 いつもはボイ(以下作者恥ずかしいので規制)・・・なのだが、今の水銀燈は真紅に勝るとも劣らない貧乳になっていた。 ん、後ろから凄まじい殺気が…え、薔薇の花びら!? 水「嘘よねぇ・・・これは夢よねぇ・・・」 一人呟く。目がうつろである。 しかし学校を休むわけにはいかない。とりあえず詰め物をして学校へ行った。 雛「あ、水銀燈!おはよーなのー。」 水「えぇ・・・おはよう・・・」 雛「?」 明らかに元気の無い水銀燈。何か...
  • 水銀燈の憂鬱・後半
    水銀燈の憂鬱・後半  前編・水銀燈の憂鬱 一体水銀燈を追う人間は誰なのか。それは何とあのめぐであった。 周知の通り、めぐは水銀燈のことが好きだ。いや、最早愛していると言っても過言ではないだろう。 しかしそのせいかめぐは水銀燈にかまってもらえないと非常に欲求不満が溜まるようになってしまった。 そして最近水銀燈の仕事が多く、めぐにかまってやれなかったことが原因で、その不満が爆発したのである。 ということで施錠のため最後まで残っていた水銀燈を追いかけている、ということだ。 しかしここで疑問が一つ。水銀燈には相手がめぐだと分かっているはず、何故逃げるのか? ・・・それには現在の状況とめぐの容姿が大いに関係していた。 まず、ここは夜の学校である。それがいかに不気味かはお分かりであろう。 さらに問題だったのがめぐの容姿だ。めぐは色白で長髪...
  • 水銀燈の恋愛観
    女子A「…というわけで、どうしてもその人と付き合いたいんです!何かいい手はありませんか?」 放課後、職員室にいる水銀燈の元に、珍しく1人の女子生徒が相談に来た。どうやら、恋愛に関しての質問らしい。 普段、あまり女子から好かれない水銀燈にとって、このように生徒が自分を頼って来てくれるのは嬉しいことだった。なので、ありったけの知識を、その生徒に教え込もうとする。 水銀燈「なるほどねぇ…。ところで、あなたが好きなのはその人だけなのぉ?」 女子A「は、はい!もちろんです!!」 水銀燈「ダメよぉ…。恋愛なんて、ある意味受験みたいなものなんだから、しっかり滑り止めとか用意しとかないとぉ…」 女子A「え?え!?」 水銀燈「だからぁ…1人の人に絞るのは危険だって言ってるのよぉ…。万が一失敗してもいいように安全パイをいくつか用意して、そのうち誰かと付き合えれば、あなたのステータス...
  • もしも小学校の教師だったら・・・時間軸まとめ
    ホームルーム~1時間目 水銀燈・・・・・ホームルーム時に薔薇水晶の説教を受けて、抜け出す事を断念。愚痴交じりに薔薇水晶の話をして過ごす。 金糸雀・・・・・名前ネタで教室を沸かせる。1時間目は算数で百マス計算や魔方陣の計算などの授業を行う。 翠星石・・・・・出欠確認で明智君と織田君の和解を促す(別に喧嘩はしてない)。          1時間目は理科で、分からず蒼星石に助けを求めるが、怒られて仕方なく教科書通りの授業を行う。 蒼星石・・・・・ホームルームでは特に問題なし。1時間目は英語でテープを流してる最中に翠星石がやってくる。          それを追い返して授業を続ける。 真紅・・・・・・・・ホームルームにて授業中紅茶を飲む事を宣言。行った授業は不明。 雛苺・・・・・・・・ホームルームでは特に問題なし。1時間目は国語で教科書が読みやすいと絶賛(注:小学1年生用)。 ...
  • 蒼星石×水銀燈の百合
    蒼星石「…………」  蒼星石が、授業で出した課題プリントの丸つけをしている。  他に教師はいなく、職員室には蒼星石が一人と言った状況。  静寂が支配する職員室だったが、その数分後一人誰かが入ってくる。  蒼星石は、山の様にある課題プリントの丸つけに専念していた為、気づいていなかった。  突如、蒼星石を背後から抱きしめる誰か。 蒼星石「うわっ!?」  突然の事で、驚きの声を上げる蒼星石。 水銀燈「なぁ~に、やってるのよぅ~? 蒼星石先生?」 蒼星石「水銀燈先生……突然抱きつくのは、前々からやめてって言ったよね?」  少しばかり、頬を赤くして蒼星石は、後ろの水銀燈に顔を向けてそう言った。 水銀燈「いいじゃなぁい。だーぁれもいないんだから」 蒼星石「そう言うことじゃなくて」  水銀燈は、蒼星石の話なぞ聞いていなくベタベタと抱きついたままだ。 ...
  • 水銀燈の奇妙な逃亡 第一話
    平日の月曜日、とある高速道路の上を一台の自動車が走っていた。 アメリカのスポーツカー、コルベットである。 その中には普通ならいないはずの人間が二人、乗っていた。いや、一方は日常茶飯事の事ではあるが。 水銀燈「…まったく…何であんたまでついてきたのよ…」 めぐ「いいじゃないですか、先生♪旅は道連れ、バカンスを楽しみましょう♪」 水銀燈「はぁ…」 何故こんなことになっているかというと、ラプラスの一言が原因であった。 ―今度の参観日には教師方みなさんの親にも来てもらいます。 水銀燈とするとたまったものではない。 直後から逃げ出して来たわけだ。 最初は一人だった。いや、水銀燈はそう思っていた。 めぐの存在に気が付いたのはパーキングエリアに入った時だった。 ―…ごきげんよう♪水銀燈先生♪ ―ッ?!!なんでいるのよぅ! トランクの中を確認す...
  • 水銀燈の誕生日
    職員室に、真紅の鼻唄が響く。普段の真紅からは想像のできない、軽快な鼻唄だった。 銀「あぁら真紅先生なにかいい事あったのぉ?」 真「あら、分かる?」 とぼけてみるものの、口はにやけっぱなしだった。 銀「なによぉ、教えてくれたっていいじゃなぁい?」 真「ふふ、大したことじゃないわ」 真紅はそう言うと、一つのぬいぐるみをデスクの上に置いた。 銀「そ、それは…!!?く、くん・・・くん…!?」 それは、ちびっ子に大人気の人形劇番組『くんくん探偵』の主人公・くんくんのぬいぐるみだった。 真「あら、水銀燈先生もくんくんをご存知なの?」 銀「ま、まぁねぇ」 知っているなんてものではない。くんくん探偵は毎週欠かさず見ている。 ビデオ録画だってしている。もちろん標準だ。 銀「か、可愛いお人形さんだことぉ…」 その人形は、先月発売された『くんくん探偵コレク...
  • 水銀燈の奇妙な逃亡 第四話
    翠星石「もしもし?金糸雀?奴らジャングルを移動中らしいですよ?もしもし?聞こえてるんですか金糸雀?クソッ!」 携帯電話を握りながら翠星石は苛立っていた。 翠星石「水銀燈達を探し出すため根掘り葉掘り聞き回る…の この『根掘り葉掘り』って言葉…根を掘るってのは良く分かるです… スゲー良く分かるです…根っこは地面に埋まってるですからね… ですが…この葉掘りって部分はどういう事ですかぁーーーッ!葉っぱが掘れるとでもいうのですかぁーー! ナメくさりやがってこの言葉ッ!超イラつくですぅーッ! 葉っぱ掘ったら破れちまうじゃねーですかぁー!掘れるもんなら掘ってみろってんです! チクショーッ!どういう事です!クソッ!クソッ!」 ガスッ ガスッ 現地調達した自動車のダッシュボードをどつきまくる翠星石。 翠星石「チッ…クソッ!どうやら既に金糸雀はやられてたみたいですね...
  • 水銀燈の日記
    ここは水銀燈宅。珍しく本当に風邪になり、熱を39度も出たというので、薔薇水晶と真紅、蒼星石と翠星石の四人で見舞いに行った。 翠「相変わらず、無駄に豪華な家ですぅ。一個ぐらい貰っていってやるですぅ。」 高級品が並ぶ家をいつものように愚痴る。 蒼「やめなよ。翠星石。」 有栖学園きってのストッパーが制止をかける。 銀「あんたたち何しに来たのよぉ。ゴホッ。」 真「見ての通り見舞いなのだわ。」 銀「だったら、静かにして・・・」 水銀燈は特徴の猫撫で声も出ない。薔薇水晶は申し訳なさそうに居座っている。 薔「・・・大丈夫?・・・銀ちゃん?」 銀「大丈夫なら、学校に行ってるわよ。」 皆(元気でもろくにこないくせに・・・) 翠星石はふと本棚を見ると分厚い本の中に古ぼけた薄いノートらしきものを幸い水銀燈は 気付いていないようだ。 翠(ふふふ、見てやるかで...
  • 混じった世界 水銀燈の邂逅
     その日は晴天。  太陽が大地を照らし温かな日となった。  水銀燈と呼ばれる彼女は自宅の自室で目を覚まし  まだ眠いのか欠伸を一つ漏らした。  馬鹿な男に貢がせた豪華なベットから降り  覚束無い足取りで顔を洗いに行く水銀燈。  冷水で顔を洗い幾分かの眠気が晴れるが……  やはりまだ眠いのかまた欠伸を一つ漏らした。  再び自室に戻り下着を新しい物に履き替える。  脱ぎ捨てた下着は、後で纏めて洗う為に部屋に  設置してある洗濯籠に無造作に放り込んだ。  化粧をする為に水銀燈は、鏡の前に座る。  鏡の直ぐ下には高級品の化粧品の数々。  水銀燈は手早く化粧を済ます。ナチュラルメイクと言うヤツで。  さて、此処までくると眠気も大方消えたのか  最後の眠気を追い出す為に水銀燈はンーッと伸びを一つした。  そして、立ち上がり母親から貰い受けたクロー...
  • 水銀燈の奇妙な逃亡 第二話
    その日は暑すぎもなく寒すぎもなく、とても心地よい日だった。 射撃部は学校の裏山で部活動をしていた。 とは言ってもいつもとは違い顧問の雪華綺晶が不在だったため非常にまったりと活動していた。 オディール「…いい天気…」 部長であるオディールはハンモックに揺られながら部員達を監督していた。 そして時間が経ち部員の一人がオディールのところに駆け寄ってきた。 部員A「報告。射撃演し……あれ?部長?」 オディール「…すーすーすー…」 そこには気持のよさそうな寝息をたてるオディールが。 部員A「ぶ、部長?部長ー。おーい…」 オディール「すーすーすー…」 ためしに揺すってみる。だが起きない。 部員A「…先生がいないからって、こんなにリラックスしてていいのかな…?先生が来ても知りませんよ?部長。」 そしてまた時間が経過した。 ―…escaped…...
  • 薔薇水晶
    薔薇水晶 ・・・・設定・・・・ 雪華綺晶の妹で控えめでおとなしい性格。声が小さく、滑舌が悪い。 しかし、生徒の面倒見は良いようだ。 姉の雪華綺晶と違ってかなりの小食。しっかり者で早起き。朝には自分の弁当に加えて姉の弁当なども作っている。 姉の雪華綺晶をとめる事が出来る唯一の存在。 ココ最近彼氏が出来たらしいが……それは、不明。 そして、ガノタ。職員室の自分の机の上にサザビー(MSN-04Ⅱナイチンゲール)を飾っている。 以外に気丈なタイプで、やる時は殺る見たいな時がある。 姉の雪華綺晶のストッパーでもあるが、同僚の水銀燈のストッパーでもある。 全体的に見て教員たちのストッパーである。(蒼星石とのストッパーコンビ 此処最近二重人格が発覚中。 社会課 クラスの担任で担当教科は日本史。 放送部顧問 山羊座のA型 height:167 3size:79...
  • 真紅と水銀燈の奇妙なドライブ
    ある夏の昼休み、たまたまチャンネルを回すと、夏恒例の怪奇特集がやっていた。 しまったと思った真紅だったが、気づいた時にはもう遅い。怖いけれども、続きが気になり見続けてしまうという悪循環にはまっていた。 その時、急に職員室のドアがガラッと開いた。その音に、敏感すぎるほどに反応する真紅。 おっかなびっくりドアのほうを見ると、水銀燈がきょとんとした顔をして立っていた。 水銀燈「何て顔してるのよ?ブサイクな顔が、さらにブサイクになってるわよぉ♪」 真紅「う、うるさいわね!あなたの顔の酷さにビックリしただけよ!!」 何か言い返してやろうと思う水銀燈だったが、TVの音声を聞いた瞬間、真紅が何について怖がっているのかをすぐに見抜いた。 水銀燈「…ははーん、まさかあなたお化けとかそんな幼稚な話を信じてるのぉ?いくつになってもお子様ねぇ…♪私は寝るから、くれぐれも悲鳴あげ...
  • 移動その1、水銀燈の場合
    一時間目・保健体育 B組は今から、保健の授業を始めるところです 女子D「え~マジで~。」 女子O「校長が言ってたから、本当らしいよ~」 男子A「じゃぁーそんなら、センコーが入ってきたら、カエレコールしようぜ~」 男子M「それに、携帯の音もガンガンに鳴らして、黒板に出てけって書くかぁ~?」 生徒一同「良いね~さんせーい」 その時。ドアから人影が現われた。それを見えた生徒達はこう言った。 女子A「センコー来たっぽーい」 男子S「早速、カエレコールやりますか~」 女子H「そうだね~どうせ、汗臭いおっさんでしょ~」 一同「ハハハハハ~~~~確かに~」 ドアから入ってきたのは・・・・・銀髪で、黒い服装(胸の谷間を出しています)。グラビアアイドル並みのスタイルの女性・・・・・・・ 水銀燈「はぁ~い。1週間の間お世話になる、水銀燈よ~よ・ろ...
  • 翠星石と水銀燈のディアブロ
    銀「・・・無いわぁ。あれぇ、たしかにここにしまっといた筈なんだけどぉ・・・」 と職員室の自分のヤクルト専用のミニ冷蔵庫をあさりながらそう呟く水銀燈。 恐らく今探してるのが最後の一本だったのだろう、冷蔵庫の中は空である。 銀「困ったわぁ・・・、あれが最後の一本、しかも給料日までだいぶあるのにぃ・・・   やっぱあの時調子に乗ってブランド物のバッグなんて買わなきゃよかったわぁ・・・」 翠「何やってるですか?水銀燈。」 とそこにやってきた翠星石。 銀「ああ、翠星石ぃ。ちょうど良かったわぁ、貴方、私がここに入れと・・・い・・・た・・・」 と翠星石のほうを向き絶句する水銀燈。それもその筈。 何故なら、彼女の手にはヤクルトが握り締められていたのだから。 ヤクルトを見つめる水銀燈に気づいた翠星石は 翠「へ?ああ、これですか?ちょうど喉が渇いてたもんですから、ち...
  • 水銀燈の奇妙な逃亡 第三話
    水銀燈「なんで…こんな所に…」 めぐ「私はどこでもいいですよ♪それよりこの麺美味しいですね♪」 質素な店でベトナム料理、フォーをすする二人。 当初の予定とは違い東南アジアに来ていた。 何故ベトナムにいるかと言うと、想定外の潜水艦の襲撃によってコースから外れてしまったからだ。 めぐ「そういえば、あの時の事、詳しく説明して貰いたいのですが…巴ちゃんが瞬間移動したり、先生に羽が生えたり、突然メイメイさんが現れたり…」 水銀燈「…私たちは『スタンド』と言われる能力を持っているわぁ…語源は『後ろに立つ』ってところから来てるみたいね。 まあ、一種の超能力みたいな物よ。これから追手が来るかもしれないし、めぐも持っておいた方がいいかもねぇ…」 そういうと水銀燈は懐から指輪を取り出した。 薔薇のようなデザインの綺麗な指輪だ。 水銀燈「これを指に通せば能力を発現させる事...
  • 明日は
    帰りのホームルーム 薔薇水晶「・・・・・・・じゃぁ、みんな。明日も元気に登校してね・・・・・」 水銀燈「え~~~~、やぁよ。明日も来るなんてぇ」 薔薇水晶「・・・・・・銀ちゃ・・・・水銀燈先生・・・ダメだよ・・・そんなこと言ったら・・・・・」 生徒A「センセー。明日、休みですよ(半笑い)」 薔薇水晶「・・・・・えっ・・・・・・・・・・・・・・(赤面)」
  • おあ氏まとめ
    職人登場のSSには基本的にノータッチです。 名前は出てますが、書き込みは一切してません 水銀燈 水銀燈保健体育1 水銀燈体育 くんくんと型抜 誕生日 金糸雀 金糸雀と衣装 親子 金糸雀と死闘 金糸雀とプリント 翠星石 翠&雛の調理実習 翠星石の家庭科(おあ部分 翠星石と弁当 翠&蒼とスーパーにて 翠星石と花壇 翠星石の弁当と転校 桜 蒼星石 蒼星石と女子生徒(おあver 蒼星石と耳 蒼星石と保健室 蒼星石と駐車場 蒼星石と恩師 蒼星石とアイスキャンディー リストカット ゲームセンターの蒼星石 蒼星石と催眠術 飛行機雲 真紅 くんくんと型抜 真紅と面談と模試 笑顔、約束 雛苺 翠&雛の調理実習 雛苺の裁縫 雛苺とコロ 雪華綺晶 号令 薔薇水晶 薔薇水晶のホームルーム 薔薇...
  • 水銀燈の英語
    ガラガラガラ 水銀燈「さぁ授業するわよぉ」 男子A「あれ、英語じゃないんですか?」 水銀燈「真紅先生の代わりでーす」 男子たち(ラッキー!) 水銀燈「それじゃ今日は歌を使って英語を覚えましょぅ」 女子A「何の歌です?」 水銀燈「せっかちねぇ、聴けば分かるわよ」 カチッ ラジカセ(Last night I said these words to my girl♪) カッカッ 水銀燈「じゃあ黒板に書いた歌詞を誰か訳してちょうだい」 男子B「はい!昨夜、僕は彼女にこう言いました」 男子C「君は試すことすら拒むんだね」 男子A「さあ来て、僕を楽しませてくれ、僕が君にしているように」 水銀燈「はぁい、よくできました」 男子B「せせ、せんせっ、どういう意味なんですか?」 水銀燈「え?」 男子C「もしかして、誘ってるんですかっ!」 ...
  • 水銀燈と初等部
    梅岡「…というわけで、最近の小学生って何かこう、やる気がないって言うか…。何か言い手はありませんか?」 ある日真紅の元に、初等部担当の梅岡と言う教師が、仕事の悩みを相談に来た。 「あなたが、無駄に熱すぎるのでは?」という言葉を飲み込みつつ、真紅は相談に応じた。 真紅「そうね…こういうのは正攻法で行くよりも、別の方法を考えたほうがいいかもしれないわね…。例えば、毒をもって毒を制すとかそういう…」 そこまで言った時、真紅の頭にある人物の名前が浮かび上がる。 いるではないか…。この学校で、一番やる気の無い教師が…。 真紅「…薔薇水晶、水銀燈がどこにいるか知らない?」 薔薇水晶「それが…一応学校まで連れてはきたんだけど、『寒いからやだ』って保健室の布団に入ったっきり…」 真紅「…今すぐ呼んで頂戴。明日から1週間、水銀燈には初等部を担当してもらうわ。」 こうして、...
  • 昔の水銀燈と薔薇水晶
    水銀燈「おっはよぉ~♪」 少々遅刻気味なことなどお構いなしに、元気よく職員室のドアを開ける水銀燈。 それは、いつもと変わらぬ光景だった。ただ、ある一点を除いては。 真紅「遅いわよ、水銀燈。教師として時間に…」 そこまで言ったところで、完全に動きが止まる真紅。その目は、今まさに水銀燈が抱えているものに釘付けになった。 真紅「…ね、猫…!?」 そう、水銀燈が抱えてきたのは1匹の猫だった。しかし、猫嫌いの真紅にとってはたまったものではない。 真紅「な、何でそんな野蛮な動物を学校に持ってくるのよ!?汚らわしい!!」 水銀燈「あらぁ?こんなに可愛いのに何でそんな事言うのぉ?」 そういって、真紅に猫を近づける水銀燈。それを威嚇する猫。 真紅「お、怒ってるじゃないの!!早く捨ててきなさい!!」 水銀燈「…うるさいわねぇ。まぁいいわぁ、別にあなたに助けてもらおう...
  • 水銀燈と屋上
     ぼぅっと一人の男子生徒が、屋上に居た。  フェンスの金網をつかみじーっとはるか下のグラウンドを見ている。  このフェンスを超えて見たい。男子生徒は、そんな事を思う。 水銀燈「何やろうとしてるのぅ?」  ふと、男子生徒の後ろからいつの間にか居た水銀燈がそう声かけた。  金網から手を離し水銀燈の方を振り向き別に。と、そう漏らす男子生徒。 水銀燈「ふぅん……言っておくけど、そのフェンス。鉄片にワイヤー引っ張って電流流してるから超える事は無理よ?」  と、水銀燈の言葉に、別段焦った様子も無くそうっすか。と答える。 水銀燈「アナタ暇そうだから、ちょっと私の話聞いていきなさい」  別に暇って訳でも……のつぶやきは、水銀燈の「此処でぼぅとする暇あるんでしょ」と、言われて何もいえなくなる。  観念したのか、なんすか? と、屋上に設置されているベンチにおもむろに腰を...
  • 水銀燈と新入生
    今日は新入生にとって、学校に入って初めての体育の授業の日。 男子生徒の誰しもが、水銀燈の美貌に目を奪われた。 水銀燈「というわけで、何か質問あるぅ?」 ある一人の男子生徒が手を上げる。 水銀燈「ん~?何かしらぁ?」 男子A「せ、先生…今付き合ってる人とか、いるんですか?」 水銀燈「ん~?いないわよぉ?便利な子はいっぱいいるけどぉ。何か、1人の男に縛られるのってイヤなのよねぇ…♪」 「魔性の女だ…」と思うもの、「縛る」という言葉に反応するもの等、その反応は様々だが水銀燈はさらに続ける。 水銀燈「でもぉ、気になっている子はこの中にいるわよぉ。授業でカッコいいトコ見せてくれたら、惚れちゃうかもねぇ…♪」 実はこれ、水銀燈のいつもの手なのだが、みんな面白いように引っかかる。 かくして、この学校は他校に比べ、男子だけ身体能力が異様に高く見えるのだそうな…。 ...
  • 水銀燈短編
    無題短編集 水銀燈編1 水銀燈の受験
  • 水銀燈と体育倉庫
    男子には絶大な人気があるが、女子には疎まれている水銀燈。 そんな水銀燈のもとに、ある日の放課後、1人の女子生徒が血相を変えて職員室へ飛びこんできた。 女子A「先生!Bちゃんが!Bちゃんが~!!」 話を聞くと、どうやら学校の七不思議…「4時44分44秒に体育倉庫に入ると、何者かに異次元に連れて行かれる」といううわさを検証すべくBという女子生徒が入ったところ、その姿が忽然と消えてしまったそうである。 他愛も無いうわさと言えばそれまでなのだが、それを本気で信じるものもいた。 水銀燈、その人である。 ましてや、本当に人が消えてしまったとあればなおさら… 水銀燈「…わかったわぁ…。一緒に探しましょぉ…」 …内心、怖くて全然行きたくないのだが、生徒の手前そんなことは言えるはずもなかった…。 水銀燈「…で、4時44分44秒ちょうどに、Bさんが体育倉庫に入ったとこ...
  • 水銀燈vs雪華綺晶
    有栖学園には名物教師が揃っている、その中でも特に群を抜いているのが 水銀燈と雪華綺晶である・・・・・ 水銀燈は生徒を誘惑し、あるときは色仕掛け、あるとき見た目によらずの行動力で他者を圧倒していた 対する雪華綺晶は教師になる前は軍人であり、その行動力と胆力は有栖学園1であった・・・・ ○月×日、晴れ ラプラス「今日もいい天気ですね・・・・これで馬鹿校長が何も起こさなければ良い日になるでしょう」 と職員室へ向かう教頭ラプラスは呟いていた ローゼン「そりゃあんまりだよ、僕だって毎日遊びに来てる訳じゃないんだから」 その隣でラプラスに捕まったばかりのローゼンが悪気も無く言う もはや見慣れた日常、逃げる校長・追うラプラスこの二人だけでも珍妙な学校なのに教師陣まで大変だから胃が痛むラプラスに同情する そして、朝礼の為にローゼンを引き連れたまま職員室へ...
  • 水銀燈とメグ
    メグが倒れた。そんな知らせを聞いた水銀燈はすぐさま有栖川病院へと向かった。 (どうしてっ!?3日前まであんなに元気だったのに・・・) 金曜日に会った時には元気にはしゃぎまわっていためぐ。 だが、月曜日に水銀燈が聞いたのは土曜日に倒れたとの事だった。 倒れたと聞いた時、水銀燈はラプラスに掴みかかった。 「どうして・・・もっと早く教えてくれなかったの!?」 「貴方は言いませんでしたか?休みの日は教師ではなく一人の女性だと  学園関連の知らせは休みの日にはするなと」 その後、水銀燈はすぐに学園を飛び出し、現在に至るのだ。 病院に着いた水銀燈は走ってメグの病室へと向かう。 病室のドアを思いっきり開け放つ水銀燈。そこには、目にクマが出来、少しやつれたメグがいた。 「先生、来てくれたんですか・・・?」 弱々しい声を出し、微笑むメグ。 「当たり前じゃなぁい・・・これで授業がサボ...
  • 水銀燈保健体育1
    雨が教室の窓をシタシタと叩く。夏の雨特有の生暖かい空気と、昼食後の5限目という時間が、学校全体を気だるさと眠気で包む。唯一つの教室を除いて。 銀「今日は期末試験で出るところをやるから、しっかり覚えなさぁい」 昨日の予報では、今日一日は快晴のはずだった。グラウンドでサッカーをするという予定は、昼休みの時に突然振り出した雨によって中止となった。 体育館は元々女子がバレーボールの授業をしている。 そこで急遽、期末試験も近いということで、男子のみ保健の授業となった。 銀「じゃあ、教科書の84ページを読んでもらおうかしらぁ。A君、読んでぇ。ほら、立ちなさぁい」 昼休み時、雨が振りだした時、ここ2年5組の男子は小さくガッツポーズをした。 週一回の保健の時間が増えた。それは、学校が突然休みになることよりも喜ばしいことだった。男子生徒にとっては。 もしかしたら、雨雲を呼び寄...
  • 水銀燈、JUMとの遭遇
    水銀燈「あら、JUMじゃない」  それは、学校業務が終わっての帰り道。現在、登校拒否の生徒JUMと偶然であった水銀燈。 JUM「……水銀燈先生」  少しおびえた様に、JUMは顔をしかめ少し後ろに下がった。 水銀燈「そんなに、怯えなくていいわよぅ」  苦笑する水銀燈。さて、ここでこう会ったの何かの縁だろうし、いつもいつも薔薇水晶に面倒かけるのもアレよねぇと、考える水銀燈。 水銀燈「学校。まだ、これないわよね?」 JUM「……正直、いまこうやって外に出かけれるのが限界なんです」 水銀燈「そぅ。皆、アナタの事まってるわよ」 JUM「っ」  水銀燈の言葉に、自分の服を握り締め辛い表情をするJUM 水銀燈「ふぅ。まぁ、私もJUMと同じ事になった事あるからわかるけど」 JUM「ぇ?」 水銀燈「覚えておきなさい。少なくとも私と薔薇水晶先生は、心からJU...
  • 信用
    男子A「ハァ!?そんな言い訳通るわけねぇだろ!!さっさと金返せよ!!」 男子B「だ、だから悪かったって…。来年までには、ちゃんとバイトとかして返すから…」 男子C「そんな話、信用できるわけねぇだろ!!ほら、とっとと返せよ!!」 男子D「そうだ!…とりあえず、俺の分だけでも返せ!!」 ある日の午後、教室では3人の生徒が1人の生徒を取り囲み、しきりに罵声を浴びせていた。 それを見た2人の教師のうちの1人が、慌てて彼らの間に割って入る。 薔薇水晶「どうしたの…?喧嘩はダメ…。話し合わないと…」 その毅然とした態度に、先ほどまで声を荒げていた生徒達は、思わず何も言えなくなる。 そして二呼吸空いたあと、生徒達は「実は…」と事の顛末を語り始めた。 どうやら、このBという生徒が自分達に「一緒に金出し合って、バイク買おう」と出資を募ったのだが、あろう事かそのお金を紛失し...
  • 水銀燈と女子生徒(百合注意)
    水銀燈「が原因で発病することもあるのよぉ、気をつけてねぇ」 黒板の前で水銀燈が何かを喋っているということは唇の動きでわかる。しかし水銀燈の姿以外がぼやけて見えるほどボーっと眺めていると何を喋っているのかはさっぱりわからない。思考に入らない。ただ水銀燈の姿がとても美しく天使のように見える。 水銀燈「Mさぁん? 聞いてるのぉ?」 こちらの方をみて何か喋っているがまったく思考が働かない。こちらの方を見て喋っている、ここで思考が停止してしまう。誰に何を伝えようとしているということが全く考えられない、ただただ美しい姿に見惚れてしまう。 水銀燈「Mさん!!」 M「は、はい!」 耳元で名前を叫ばれせいで脳内の血液がフル回転を始め、顔を真っ赤にしながら立ち上がり上ずいた声で返事をしてしまった。 水銀燈「……Mさんは放課後に職員室にきなさいねぇ」 M「はい……」 上ずいた...
  • 水銀燈とくんくんストラップ
    「やっと仕事が終わったわぁ」 職員室でストレッチをしながら水銀燈が至福の笑みを浮かべている。 何故なら今日はくんくんストラップの発売日だからである。 「楽しみだわぁ・・・待っててねぇ、くんくん~」 普段の水銀燈からは想像もできないほど滑稽な姿をしている。 「水銀燈?何をしてるの?」 突然現れた真紅にビックリする水銀燈。 「な、なんでもないわよぉ?じゃあ私は先に帰るわぁ」 水銀燈は真紅にくんくんストラップのことを教えていない。 明日学校に持ってきて自慢するつもりなのだ。 そんな事とは知らない真紅。 「そう、貴方にしては仕事も速かったようね」 「そういうことぉ、じゃあねぇ?」 真紅は水銀燈に軽く手を振ると、そのまま自分の席で仕事を始める。 水銀燈はその姿を見て少し安心し、そのままショッピングモールに向かった。 一時間後・・・ 「買...
  • 昔の水銀燈と薔薇水晶  その3
    女子A「せ、先生!助けて!!あの人、絶対おかしいよ!!」 そう、それは薔薇水晶が教師になってから数日後の事、1人の生徒がそう言って、いきなり薔薇水晶に抱きついてきた。 薔薇水晶「お…落ち着いて…。一体何があったの…?」 女子A「す…水銀燈先生が…」 聞けば、水銀燈に授業態度の事で注意されたのを適当に聞いていたら、いきなり顔をつかまれ、吸っていたタバコを押し付けられそうになったらしい。 とりあえず事情を確かめなくてはと、薔薇水晶は水銀燈の元を訪れ、質問した。 薔薇水晶「水銀燈さん…何であんな事したんですか!?」 水銀燈「何でって…生意気だったんだもぉん。」 事も無げにそう語る水銀燈に、薔薇水晶は返す言葉が見つからなかった。 「はぁ…」と職員室に帰り、ため息をつく薔薇水晶。そこへ、同僚の真紅が声をかけてきた。 真紅「どうしたの?何か悩みでもあるの...
  • 水銀燈と尾行とめぐ
    真紅「水銀燈!!何なの、これは!?」 水銀燈「うるさいわねぇ…一体何の話よ…」 面倒くさそうに水銀燈は振り返る。見ると真紅の手には、この前提出した新聞部のアンケートがあった。 真紅「何よ!この、好きな言葉『お金・自由』、嫌いな言葉『慈善・努力』ってのは!!こんなの載せられる訳無いじゃない!!」 水銀燈「自由に書けって言ったのは、顧問の金糸雀よぉ。文句があるのなら、金糸雀に言ってもらえるぅ?」 そう言うと、水銀燈は自分の仕事に戻ってしまった。 真紅「…というわけで、今日は水銀燈を尾行するわよ。探せば、あの子にも少しぐらい良い所があるはず…。いいわね?みんな。」 昼休み、薔薇水晶と雪華綺晶を前に、そう説明する真紅。しかし、1人だけこれに異議を唱えたものがいた。 金糸雀「何で、カナはついて行っちゃダメなのかしらー!?元々、カナの仕事かしらー!?」 真紅...
  • 水銀燈vs不良in清水
    水銀燈「あなたたち…後で私の部屋に来なさい。いいわね?」 ある修学旅行の日、そう厳しい口調で女子生徒数名を叱りつける水銀燈。 そう、旅と言うものは人の気持ちをつい大きくしてしまうもの。そしてそれは良くない方向にも…。 きっかけは、女子生徒Aの「水銀燈、ウザくない?」の一言が原因だった。話はどんどん大きくなり、ついには陰湿な嫌がらせへと発展した。 しかし、悪事と言うものはいずれバレるもの。すぐにそれがばれ、先の水銀燈の発言へつながったのだ。 女子A「あー…超気分悪い…。ねぇ、気晴らしにどっか行かない?」 女子B「えっ?水銀燈のとこ行かないの!?後で超怒られそうだよ?」 女子A「大丈夫大丈夫。どうせ向こうは教師なんだから、うちらに手ぇ出せないって♪」 そういうと、女子生徒Aは他の2人を引き連れ、外に遊びに行ってしまった。 女子A「ねぇねぇ、次は清水寺行...
  • 雪華綺晶を利用する水銀燈
       ある日の放課後…   銀「雪華綺晶先生ぇ、この後一緒にお食事に行きません?」    その言葉に教務室全体がビクッとなった。   真(あの雪華綺晶先生を誘うなんて…水銀燈どうしたのだわ)   金(そんなにお金に余裕があるのかしらー)   雛(ヒナも連れて行ってほしいのー)   翠(馬鹿ですねー。財布がすっからかんになりますよ)   蒼(一体どうするんだろう)    そう思いながら水銀燈と雪華綺晶のやりとりを眺める。   雪「えっ、いいの?」   銀「もちろんよぉ。私とあなたの仲じゃない」   薔「…じゃあ銀ちゃん、私もついていったほうがいい?」    そう声をかける薔薇水晶。これにも訳がある。しかし、   銀「あらぁ、ありがとう♪でも、今日は2人っきりで行きたいの、またねぇ」    そういって教務室をあとにする2人。それを見送る6...
  • 水銀燈の受験
    A「水銀燈先生、先生は受験勉強とかどうやって乗り越えました?」 銀「私ぃ?そぉねぇ、やっぱりストレスをどう発散するかが重要よね」 銀「勉強中以外は好きなことをしてたわよぉ」 ~~年前 ニュースキャスター「ヤクルトの売り上げが前年度の倍の功績を得ました。尚、有栖町、及びその近辺の 町でヤクルトが売り切れ続出、楽しみにしていた子供達は”飲みたかった”等と話をしています。」 ニュースキャスター「失礼、臨時ニュースが入りました。薔薇町でも売り切れとのことです、有栖町を中心に円状に 進んでいく謎のヤクルト売り切れ事件はこれからも続きそうです」 ~~ 銀「懐かしいわぁ」 A「・・・」 続きの話 蒼星石の受験
  • 水銀燈とチョーク
      銀「タバコは20才まで吸っちゃだめよぉ~    水銀燈とのや・く・そ・く♪よぉ~」  男子「「「は~~~い♪」」」 女子「「「チッ」」」    いつものように保健の授業をする水銀燈。    ふと教室に目をやると、真ん中の列の1番後ろの生徒が寝ていた。   銀「あらぁ、いけない子ねぇ、私の授業で寝るなんてぇ」    どうするのかと教室中が見守る中、    水銀燈はチョークを1本手に取った。投げるつもりなのだろう。    なんだ、ありきたりだなとクラスの男子はがっかりした。    が、水銀燈の次の行動で男子のテンションはМAXになった。    水銀燈はチョークの先端を舐め始めたのだ。    艶かしい舌づかいで丁寧に。    その光景に男子はもちろん、女子までが目を引き付けられた。   銀「さぁ~、いくわよぉ~」    チョ...
  • 昔の水銀燈と翠星石
    お題 『銀様と翠の子が思わぬところでバッティング』 翠星石「おーし、全員集まったですか?じゃあ、さっさと組ごとに別れやがれですぅ♪今日は、みんなでサッカーをするですよ!」 この日、翠星石は自分の担当ではない体育の授業を受け持っていた。 しかし体育のことなど全然分からないので、とりあえずみんなの好きそうなサッカーを指示したものの、生徒たちの顔は何故か冴えない。 翠星石「ど、どうしたです!?さっさと、散りやがれですぅ!!」 男子A「…先生…」 1人の生徒はそう言って手を上げると、ある事を翠星石に尋ねた。 男子「…いつになったら、水銀燈先生は帰ってくるんですか…?」 それは、2学期も中盤に差し掛かった頃の出来事… 水銀燈…彼女は1学期の後半に体育以外の全ての任を外された後、徐々に学校へ来なくなり、ついに期末テストのあたりからずっとその姿を現さなくなっ...
  • @wiki全体から「水銀燈のホームルーム」で調べる

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