インフェルニティ・サプレッション

通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
自分の手札が0枚の場合、このカードはセットしたターンでも発動できる。
(1):自分フィールドに「インフェルニティ」モンスターが存在し、
相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
その効果を無効にする。
その後、そのモンスターのレベル×100ダメージを相手に与える事ができる。

 ぱっと見強そうに見えてただのセット1ターン後に相手のモンスター効果を無効化するだけで全ての型に採用の余地がないカード。弱くはない。
 セットターン発動だがフィールドにインフェルニティモンスターが存在しかつ手札が0枚のときにセットターンに発動できる2重の縛りになっているため、
非常に発動タイミングを逃しやすいので注意が必要。

このカード解りづらいため順序立てて説明していく。
まず、運用方針だがサーチ運用と素引き運用に分けられる。
  • サーチ運用の場合
 制圧札としてサーチとそのターン中誘発牽制のためのサーチがある。
  ・制圧札とした場合バリアやブレイクよりもカードパワーが落ちるためそちらが優先となる。
  ・誘発牽制とする場合このカードをサーチしてから動こうとすると、そもそもそのサーチタイミングで誘発を打たれる。
   もしくはサーチ自体で展開そのものが止まってしまう。
従って、このカードを採用する場合は素引き運用になる。
  • 素引き運用の場合
 初手でこのカードを引いたとして、では誘発を止められるのか?という問題が発生する。
基本的に誘発を打つのはマスカンや初動部分になるわけだが、IFにおいてデーモン着地前までの初動の段階で誘発を打たれるので、
この時点でセットターン発動はほぼ無意味である。

仮にデーモン着地まで打たれなかったとしても、なお発動不可能なタイミングが発生する。
  • 展開過程において、スカルデットLSやデュガレスXyz部分などフィールドからIFモンスターが全て消える場面が必ず発生する。(仮にフィールドに必ずIFモンスターを維持しながら展開では、あからさまにこのカードを抱えていることが見えており、且つまともな展開盤面にはならない。)
  • ニビルの場合ではデーモンEFサーチ処理後のタイミングでは手札を1枚持っているので発動不可能となりニビルケアにすらならない。

 すなわち、このカードをセットターンに発動できる状況は素引きかつほぼ相手のプレミによる発動になる。
 ここまで来るとこのカードを採用すること自体に疑問が出るが、残念ながらこのカードの採用は無いと言える。

 上述により、誘発メタとするならばこのカードよりも禁止令や墓穴の指名者、抹殺の指名者などを採用すべきであり、
モンスター効果無効目的ならアポロウーサで足りている。無限泡影なら後攻でも妨害ができる。
 制圧カードとしてみても、IFにおいてはデッキ構築で3ターン目以降を考えないという事
(相手に先攻を取られた時点で負けになり、先攻でも制圧盤面を返された時点でリソース不足で負けが確定するため)により、
1ターンにセットできる罠カードは5枚までという制約が課せられる。ここから初手の余分な魔法罠や煉獄の災天などでマイナス、
P召喚するなら更にマイナス2、サベージやキャリアーEF破壊剣装備ならばマイナス1と減っていく。
 実質3枚前後がIF罠の最大採用枚数になる。ここからバリアやブレイクを押しのけることができないため、全ての型で採用の余地がないと言える。

 余談だが誘発をメタる方向性は合っているが、IFにおいてそのターン中適用の効果か永続効果でないと誘発そのものをメタることはできないと言えるだろう。

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最終更新:2021年10月25日 01:42