じゃあいったい何が面白くて何が面白くないのか?
ある程度の指標が欲しくなる。
笑いの方程式とは一体なんぞや?
笑うときには、一体なにが文章につくことで笑ってしまう文章になってしまうのか。
この章では、簡単に鑑定する方法を見つけることを目的にします。
例題
体育の時間に先生が説明してるときに、
隣りのやつがおもむろに雑草を抜いて俺に小声で、
「何だと思う?これね、ミキプルーンの苗木。」
吹き出した俺は、先生にボードの角で殴られた。
これがなぜ面白いのか。
とてもつまらないことになってしまうが、文節ごとに解体してみる。
※1体育の時間に先生が説明してるときに、
※2隣りのやつがおもむろに雑草を抜いて俺に小声で、
「何だと思う?※3.4これね、ミキプルーンの苗木。」
吹き出した俺は、先生にボードの角で殴られた。
※1 (状況説明の時点で、大体の人がグラウンドに体育座りを想像する)
※2 (一部始終を見ている為、更に想像が加速する)
※3 (予想もしない答えにより、思わずミキプルーンを持ったあの人(中井貴一氏)を想像してしまう)
※4 (現実に考えるとただの雑草なので、間違ってもミキプルーンなわけがないという常識とのズレが生じ、
「そんなわけないだろ!!」と、心のうちにツッコミを入れてしまう。
最終更新:2013年07月30日 21:49