笑わせるトリックの種類
技術一覧
恐らく一番頼る技術
ここで一番頭に入れないといけないのは、”読む速度は個人によって違う”
自分で書いて、読み返してみるとそこまで面白くないのは、恐らく読む速度のテンポが思ったより悪い場合が原因だと思われる。
想像される
笑いの種類は・・・げらげら笑ってもらうことを想像している。ぷぷっと笑うことはないだろう。
加えて、二度読み返してしまったときの
”そうでもないな感”はそこそこ実現してしまうだろうと予想される。
- 伏線と読み手の気づきによるキーワードと事件の関連付け
例:停電による他意の無い覗き行為と、それを茶化す第三者の掛け合い。
以下事件発生後のやりとり・・・A(少女)、B(少年)、C(おっさん)
C「さぁさぁ、すったもんだは置いといて、依頼だ、出かけるぞ」
B「……わかったよ」
A「別にすったもんだはやってないってば!」
C「あーはいはい。それと電気止まってるからな。スイッチ入れても意味無いぞ。足元注意しろよ」
B「わかってるよ。大丈夫、暗いのは慣れてる」
A「ねぇ、ほんとに見えてなかったよね?」
C「大丈夫、暗いのは慣れてる」
気づく方はいらっしゃるだろうが、SEGAのゲームEND OF ETERNITYの一節である。
赤文字が伏線であり、キーワード。
青文字が伏線を回収し、キーワードで茶化している部分
基本的には軽快な掛け合いが特徴の技術になるだろう。
流れるようなリズムで次々繰り出せば面白いかもしれないが、会話劇になってしまう部分が否めない。
文章で笑わせる種類で、大別すると人物を利用した笑いに大別できるだろう。
登場人物・・・A(少年)、B(ダンディ)、C(おっさん)
A「女の子にもてる男ってどういうタイプ?おじさん知ってる?」
B「まず俺ぐらいにならないと、女の子からは声をかけてくれない」
C「……まぁ、あれはほっといてだな。まず、話が面白くないとモテない」
A「たしかに」
C「そして清潔感があって、明るい。性格は良すぎても悪すぎてもダメ」
A「ほうほう」
C「そんでちょっとエロくて、自信があってお金を持ってる」
A「なるほど!」
C「そんで最後にー」
A「最後に?」
C「……俺みたいな奴、かな」
A,B「お前もじゃねえかよ!」
落ちがついてるだろうか。比較的やりやすいのは天丼。
最後に「お前もじゃねえか!」ってつくことができれば落ちの天丼ネタが完成。
しかしこれも人物を利用した笑い、会話劇で笑わせる方法になるだろう。
難しい技術だと思う。
多用しすぎるとキャラが毒舌ともつかず嫌な奴ともつかず、ただただ毒を吐き続けるマーライオンになってしまうだろう。
しょぼいくせにセリフが多いキャラは、それだけでなんだかなぁ・・・となる。
あの気持ちはなんなんだろうか。キャラの痛さを実感してしまっているのだろうか。
とりあえず頭の良いキャラじゃないと嫌味や皮肉を使いこなせない印象。
使い方としては小節小節が終わる頃にポロっと皮肉って次小節へもっていく方法が想像しやすいだろう。
上記にある嫌味、皮肉を受け取る側のキャラを馬鹿明るくする方法。
キャラ特性になるのでキャラ付けをしたいなら使える技術かもしれない。
要素と要素、伏線と伏線を繋ぎ合わせ、絡めあって文章を作る人にはお勧めの技術
※説明はわかりやすく、簡潔丁寧に。
物事をわかりやすく説明できない人は、文章を作るのに配慮が足りない証拠。
最終更新:2017年01月16日 19:25