池沼唯の海水浴7

池沼唯の海水浴


池沼唯の海水浴7



お「次はこいつだな。」

おじさんは容赦なく、次の獲物『豚の浮輪』を掴む。
と、同時に唯も豚の浮輪の事を思い出す。

唯「あう!ぶーぶー!?ぶたさん!!(゚q゚)」

唯が振り返ると、暗黒面に堕ちたおじさんが豚の浮輪を片手に立っている。
また、大切なお友達が殺される。
お友達がいなくなるのはもうたくさんだ。

唯「やめちぇ・・・・ぶたさん、ころたないで・・・・ぶーぶーはだめぇ~(TqT)」
お「今度はどう殺るかな~。」

おじさんはわざと無視しているのか、それとも本当に唯の声が聞こえていないのか。

唯「おねがいれす("q")ぶーぶーはだめれす・・・・ゆいのたいせつなおともらち(TqT)」
お「ハサミでいくか。」

着ているベストに引っ掛けている、糸切り用のハサミを取り外す。

唯「ひいいいいいぃぃぃぃぃ!!!!はたみ、だめ!!!はたみ、しまうううう!はやく、はたみつてるでつ!!!!!("q")」

ダース・オジサンにはもう何も聞こえない。

唯「やめちぇれす!ぶーぶー、やめる!!ゆい、あやまる!!!ごめんなたいごめんなたいごめんなたい゛い゛い゛いいいい!!(>q<)」

おじさんは唯を見ることなく、豚の浮輪にハサミを突き付ける。

唯「やぁぁーやああああぁぁーーー!!だめ、やめちぇ!!!ゆい、わるいこ・・・あやまるでつ・・・・・ぶーぶー、ころたないでくだちゃい!!("q")

おじさんはピタッと豚の浮輪の顔の部分、ちょうど豚の鼻の所にハサミを突き付けたまま唯に問いかける。

お「何だって?」
唯「ごめんなたいつる!ゆい、ごめんなたいつるでつ!!!ぶーぶーはやーの・・・(TqT)」
お「俺の友達が殺された気持ちがわかったか?」
唯「わかた!!!わかたでつ!!!ゆい、もうちないでつ!!(>q<)はんせー!('q')」
お「そうか。わかってくれたか。」

おじさんは豚の浮輪からハサミを遠ざけ、唯に差し出した。

唯「あう~♪キャキャキャ♪ぶーぶー!!よかたーー!おりこーでつ!(^q^)」

唯も差し出されたのを見て、今度こそは返してくれると確信した。
アヒルさんを殺された今の唯にはもう豚さんしかいないのだ。
もし、豚さんまでも殺されたら・・・。
想像も出来ない苦しさだろう。
唯は安堵し、差し出された豚の浮輪を両手で大事そうに掴む。

唯「ぶーぶー、ゆいのとこおいで~♪おかえりなた~い♪(^q^)/」

唯は豚の浮輪を両手で引っ張るが、おじさんは手を放さない。

唯「あうっ!てはなつれす!ぶーぶーゆいのでつ!!はやくかえつ!(`q´)」

そう言いながら何度も引っ張るがビクともしない。

お「最後に聞くが、何がわかったんだ?」
唯「あい?('q')」
お「さっき、わかったって言ったよな?」
唯「あう(^q^)ゆい、わかた(^q^)」
お「だから、何がわかったんだ?」
唯「あ~う?('q')」
お「それと、何にごめんなさいしたんだ?」
唯「あう゛う゛ぅぅぅ("q")」

唯は謝ったことは覚えている。
気絶はしてないし、ほんの少し前の出来事だ。
まだ覚えている。
だが、何に謝ったかはわからない。

頭では何となくわかっている。
喉のすぐそこまで来ているのだが、言葉が出ない。
何と説明したらいいのかわからない。

唯「あ゛―――――あ゛あ゛―――――――ゆい、ゆいが~~えと、、、あう~~~~("q")」
お「わかってないんだな?」
唯「ちがーう!!ゆい、わかてる!あう、ゆいの・・・ゆいが・・・・うぅぅ(TqT)」

唯は焦って思うように考えがまとまらない。
言いたい事も言えないこの状況に唯はたまらず泣き出す。

お「また嘘か・・・。」

おじさんが深い溜め息をつくと、唯は慌てた様子で否定する。

唯「ちがーうの!!わかてるの!ゆいがぁーー!・・・・あぅぅ・・(TqT)」

「唯が」の後が出て来ない。
「唯があなたの友達を殺した!ごめんなさい!アヒルさん殺されてわかった!もうこんな思いはたくさん!もう絶対に皆の友達殺さない!だから、豚さんは返して!」

これが言いたいのだ。
唯が今まで生きてきた18年間の中で一番の成長だろう。
他人の気持ちがわかったのだから。
他人から見れば些細な事かもしれないが、唯からすれば大した成長だ。
他人の気持ちがわかったのはちょっぴりかもしれないが全くわからなかった唯が、ようやくスタートを切れたのだ。
だが、それを上手く説明する知識が無い。
そういう気持ちを経験した事もないのだ。

唯「ぶたさん、ころたないで!ゆい、わかたの!!ぶーぶー、かえちて!!はやく、かえつ!!("q")」

気持ちばかり先走りし、豚さんを返してもらうほうが強く出てしまった。
おじさんは唯の言葉を「また嘘ついて、この場を乗り切ろうと思っている」と解釈した。

唯「ほーとわかてる!!!!あうっ・・・・えううううう・・・・・わかてるのおおおおおお!!("q")」
お「もう返さない。こいつはお終いだ。」

次の瞬間、おじさんの持っていたハサミが豚の顔に突き刺さった!

唯「あ”あ”あ”あ”あ”あ”ん”ん”ん”ん”ん”む”ひい”い”い”い”い”い゛い゛い゛い゛いいいいぃぃぃぃぃいいい!!!!!("Q")」

そして、突き刺したハサミを刺さったまま真っ直ぐ下ろす。

唯「ぐうぐぐうううぐぐぐぐぐううううぐぐ!!!!!も”お”お”お”お”お”も”も”も”も”も”も”も”も”も”も”も”も”!! ("q")」

豚さんの顔が真一文字に切られ、プシューと空気が抜ける音が聞こえる。

唯「あ゛ががっがっがががあ゛がっがあ゛っがあ゛っががが!!!!!ぼぼぼぼぼうぅーーうううぅぅぶばばばあああうううぅぅうううーーーうううぅぅ!!!!!(×Q×)」

豚さんを切られたショックで息遣いがおかしくなっている。

唯「ぎぎぃいぃぃぃああう゛う゛ぇぇぇぇああがざぽいついああきががああああばばあわわだらあだたあわずふぎゃふふぎぎいいいもももももも!!!!! /("Q")\」

どう言葉に表していいかもわからず、頭をガリガリと掻きむしりながら自分の中の苦しさを解放する。
気持ちを抑えることが出来ない池沼は、その気持ちをどこにぶつけていいかもわからない。
おじさんに殴りかかればいいが、唯は豚さんが切られたことしかわかっていない。

それしか見えていないので、相手がいないので自分でうっ憤を晴らすのだ。
頭を力いっぱい掻きむしっているので頭からは血が垂れ、まるで血の涙を流しているようだ。
だが、血が出ても頭を掻くのを止めない。
襲ってくるストレスが唯の行動に拍車を掛ける

唯「あ゛ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!ぶだあああ゛あ゛あ゛あざあ゛あ゛あ゛ああああ゛ああ゛ん゛ん゛ん!!お”ぼぼぼぼぼぼ!!!ぢん゛じゃ・・・・ううううう!!!や゛ああめ゛でえええ!!("q")」

おじさんは唯の状態にビックリし、ハサミを抜く。

お「・・・・・・・!!」
唯「ばああああああ!!ぶふううううううううううう!!("q")」

唯は少しずつ息を整え、なんとか自分を失わずに済んだ。

唯「はあぁぁぁふぅぅぅぅ(~Q~)」

息が整ったのを確認し、おじさんはまた豚の浮輪を痛めつける。
また唯がおかしくなるといけないので、ハサミは使わずに手で破こうとしている。
ここまで唯が追い詰められていても手を休めないおじさんには狂気を感じる。
堕ちる所まで堕ちたか。

唯「はひいいいいいいいい!?ぶうううーーーーぶぅぅ、だめえええええええーーーーー!!!ぶぶーーーーーはころたないれええええええ!!!("q")」

唯は理性を失わなかったが、それでも豚さんを傷つけられパニック状態だ。
足の力は抜け、上手く立つことが出来ない。

唯「ぶたさん、やぶくだめええええええええ!!!ぶたたああああーーーーーーーーーんん!!ぶうううぶうううう、いぢゃいからーーーー!!("q")」

それでも、おじさんは破き続ける。

唯「む”ひいいい゛い゛い゛いいいい!!!もうやめちぇええ!!ゆい、わかてる!!!ゆい、わるいこれすうううう!!!ぶーぶー、いじめないれええええ!!("q")」

ビニールなので破れにくく、おじさんは千切るように豚さんを解体していく。
豚さんの顔が限界まで伸び、耐えきれなくなったところで破れる。

唯「やああああああああああ!!!!ゆいのぶたさんーーー!!!うーいかてくれた!!!!かてくれたのおおおお!!!!ぶーぶううう、くれたああああ!!("q")」

せっかく、憂が買ってくれた豚の浮輪が・・・。
いつもは怒りながら買ってくれるが、豚の浮輪を買ってくれる時の憂は珍しく笑っていた。

唯「だべええええええええ!!!う゛-い゛、ゆ゛いにぐれた!!!う”~いゆ゛い゛にくれ”だぶううぅううーーーーぶううううわああああああああ!!!!!("Q")」

唯はいつもと違う憂の顔が頭に残っており、この浮輪を見る度にあの憂の笑顔を思い出していたのだ。
憂の笑っている顔を見ると唯もなんだか嬉しくなる。
憂も唯が喜んでいる顔を見ると嬉しくなる。
豚の浮輪を殺されると憂の笑顔も失いそうで恐いのだ。

唯「あああああああ、ゆいのぶたさん・・・・・うーい・・ゆいにくれた・・・・・うーい、うぅぅーーーいぃぃぃーーーー(TqT)」

おじさんは破るのに疲れ、ハァハァと息が荒く、その場に座りこんだ。
豚の浮輪はおじさんの怪力によって見るも無残な姿になっている。
テープでくっ付けても浮輪としては使えないだろう。
豚の鼻や目や耳は切り裂かれて、どの部分がわからない。
破かれた豚の浮輪を悲しそうに見下ろしている唯の背中を見て、黙っている。

唯「ううっ・・・ぶーぶぅー・・・がーがもぶーぶーもちんじゃた・・・・・うーい・・・うーい、ゆいに~~(TqT)」

唯は破れた豚の浮輪を拾い集め、今度は飛ばされないようにしっかり抱きしめる。

唯「・・・・・・・・ぶーぶー・・・・がーが・・・・みんな・・・なかよち・・・・おともらちれす(TqT)」

そんな唯を見つめていたおじさんが立ち上がり、唯の前に立つ。
唯はおじさんを見上げると、おじさんが口を開いた。

お「・・・・本当に済まなかった!お前の大切な友達を殺してしまって、申し訳ない!」

おじさんは唯の目の前で土下座をし、唯に謝った。

唯「あう~?('q')」
お「(難しかったか・・・。)俺がぶーぶーとがーがを殺したんだ!ごめんなさい!」

唯にわかるように言い直し、もう一度土下座をした。
額をコンクリートの地面に擦りつけるように。

唯「あう!!(゚q゚)ぶうぅーぶううーーーーとがああああーがあああ、ころちたああああああ!!!ぼがああああああああ!!ゆ゛るたないれ゛すうううううーーーーー!!(`q´)」

唯はおじさんの言葉を理解し、おじさんに殴りかかった。

お「ごめんなさい。もう二度とお友達を殺さない。お友達を殺されると悲しい。もう絶対にしない。ごめんなさい。」

おじさんは殴られている間も謝り続け、反撃はしなかった。

唯「だあ゛あ゛あ゛ああああああああ!!!!ぶたさんとあいるたん!!!!いちゃいいちゃいだた!!!(`q´)」

唯は拳を作り、土下座をしているおじさんの背中目掛けて振り下ろしている。
振り下ろす拳は角度がおかしく、猫パンチみたいになっている。
唯の打撃なので威力は無いが、おじさんは叩かれる度に胸が痛んだ。

お「ごめんなさい・・・・・。ごめんなさい・・・・。」

おじさんは唯の気が済むまで頭を下げ続けた。

唯「ぶふうううぅぅぅぅ!!ぶふふううううううっぅぅぅぅぅ!!!(`q´)」

唯の拳が止まった頃、おじさんはゆっくりと顔を上げた。
おじさんが見た唯の顔は怒っておらず、寂しい顔をしていた。

唯「はやく、どこかいく!!!おしおきつるでつよ!!いなくなる!!(`q´)」

唯はおじさんの顔を見たくなかった。
もうウンザリだ。

お「わかった。本当にごめんなさい。」

おじさんはもう一度頭を下げ、立ち上がり去って行く。

お「済まない、もう一つだけ言わせてくれ。」

おじさんは何かを思い出し立ち止まった。

唯「はやく、いく!!!ゆい、おこてるでつよ!!(`Д´#)」
お「お前が分かってくれたかはわからない。・・・お前の中で一番大切なのは何だ?」
唯「・・・・・・・・・・(`q´#)」
お「さっきの豚さんかアヒルさんかもしれないな。ごめんな。でもな、お前を一番大切に思ってくれているのはさっきのお嬢ちゃんだぞ。」
唯「・・・(`q´)・・・・・・・・うーい?('q')」
お「(お嬢ちゃんの名前か?)そう、うーいだ。誰がお前にご飯を作ってくれる?いつもお前の近くにいるのは誰だ?」
唯「うーい('q')」
お「うーいはお前が大好きだから、いつも近くにいてご飯を作ってくれるんだ。お友達はご飯を作ってくれるか?」
唯「おともらち、まんまつくらないれす('q')」
お「うーいはお前といると嬉しいんだよ。うーいの笑っているの好きだろ?」

唯は豚の浮輪は無いが憂の笑顔が頭に浮かんだ。

唯「うーい(^q^)」

自然と笑みがこぼれる。

お「(わかったかな・・・。)うーいはともだちじゃないんだぞ。たいせつなかぞくだ。」
唯「かじょく・・・('q')」
お「それじゃあな。友達殺して済まなかった。最後にもう一度『ごめんなさい。』」

おじさんはそう言うと、今度は振り返らずに去って行った。

唯「うーい・・・('q')」

唯は切り刻まれた豚の浮輪を抱き締め、大好きな名前を呟いた。

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最終更新:2016年12月23日 12:46
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