池沼唯の海水浴
池沼唯の海水浴8
磯ゾーンの出入り口付近で歩き回りながら、憂は考えていた。
唯との今後についてだ。
唯が迷惑を掛けずにお利口にした日は一日もない。
何度も学校に呼び出され、何時間と苦情の電話を聞き、何回警察のお世話になったか。
唯は存在するだけで周りを不幸にする疫病神なのだ。
自分の欲望を満たす以外の事はせず、他人がどうなろうが知ったことではない。
憂は365日休みもなく介護をしているが、果たして自分の為に使える時間は何時間あるだろうか。
唯がいなくなれば、梓や純と毎日のように遊び、オシャレをしてお出かけ、もしかしたら彼氏が出来たり・・・。
憂がいなくても唯は生きていける。
たまに施設に顔を出し、面会することも出来る。
そんな事を考えていくうちに自分の人生と唯を天秤にかけていた。
この先、何十年この生活を続けないといけないのだろう。
いや、辛いことばかりではない。
時には喜ばしい事もある。
しかし・・・。
そんな事を考えていると、遠くから「ああああああああああ!」と叫び声が聞こえた。
憂は防波堤の先を見たい衝動に駆られたが、目を逸らして我慢する。
きっと見たら我慢出来ずに走り出すだろう。
何回かの叫び声が聞こえた後、おじさんがこちらへ歩いて来た。
憂は自分の中で答えを出せないまま、おじさんに駆け寄った。
憂「終わりました!?」
お「あぁ終わったよ。」
おじさんはさっきまでとは別人のようにやつれており、疲れきっている。
お「あいつには本当に悪い事をしてしまったよ。お嬢ちゃんにもな。本当に申し訳ない。見ず知らずのおっさんが出しゃばってしまって。」
おじさんは憂にも頭を下げる。
憂「い、いえ、こちらもお願いした立場なんで。」
お「今後の事を決めるのはお嬢ちゃんの自由だ。二人で歩んで行くか、別々に生きて行くか。」
その言葉に憂は胸が痛んだ。
今、まさにその事について考えていたのだ。
憂「そうですね・・・。」
お「すまん、俺が言う事じゃないな。それじゃあ、俺はこれで失礼するよ。」
憂「釣竿の件は申し訳ありませんでした!」
お「いいよ。俺がチャラでいいって言ったんだ。それより、早くあいつの元に行ってやりな。」
憂「はい。それでは!」
憂はペコリと頭を下げ、防波堤の先に走り出した。
お「あの二人はどうなるかな。上手くやれるといいな。」
おじさんはダークサイドから抜け出したのか、ニヤニヤしながら手ぶらで帰って行った。憂は走り出したが、すぐに走るのを止め、立ち止まった。
おじさんは唯に思い切りぶつかってくれたが、正直言うと自分の中では一人で生きる、という方に傾きかけていた。
おじさんに言われるまでは気付かない、いや気付きたくないのか逃げていた。
しかし、おじさんにはっきり告げられて唯との今後に答えを出したくなったのだ。二人で生きるか、一人で生きるか。
ふと視線に唯が入ってきたので憂は歩き出す。
頭の中は完全に話がまとまっていないが、唯が見えたので足が動きだしたのだ。
憂は無意識のうちに唯の元へ来ており、唯が話しかけてきた。
唯「うーい('q')」
憂「お姉ちゃん・・・。」
憂は未だに答えが見つからず、唯の顔を見ることが出来なかった。
唯「・・・・・・・('q')」
いつもは「あう~あう~(^q^)」と言うのに、今は何も喋らない。
この空気に押し潰されそうになった憂は唯の手を引いた。
憂「お姉ちゃん、帰るよ。」
唯「あう(^q^)」
唯は笑うと腰を上げ、憂と一緒にロッカールームへ向かった。
早く帰りたいのか憂は知らず知らずに早歩きになっていた。
なんとか後ろをついてくる唯は「はぁはぁ("q")」とキツそうに憂についていく。
唯「・・・・・!・・!!・・・・・・・!(^q^)」
唯は何か叫んでいたが憂の耳には届いていない。
唯「・・・・-い。・・・うーい!!('q')」
憂「ん?何?」
唯「うーい、どしたでつか?ぽんぽんいちゃいれす?('q')」
憂「ううん、何でもないよ。考え事してたの、ごめんね。」
唯は何を言っても無反応な憂を心配しているのだ。
唯「うーい、ゆいね・・・あう('q')」
憂「ごめん、お姉ちゃん。考え事してるから、ちょっと静かにしてくれる?」
唯「うーい、うーい!ゆい、('q')」
憂「お願いだから、静かにして!」
憂は自分が思っている以上の大声にビックリした。
もちろん、唯も突然の大声に戸惑っている。
唯「あう・・・(TqT)」
憂「ごめんね・・・。もう遅いし帰ろうか。」
唯「あう("q")」
それから唯は「あう~あう~」と言っていたが、憂に話しかけることはなかった。
二人はシャワーを浴び、ロッカーの前で洋服に着替える。
唯は着替える前に、大事に持っていた豚の浮輪の残骸を豚のバッグに入れる。
唯「ぶーぶー・・・・・("q")」
豚の浮輪の残骸の上にうんたん♪をそっと載せる。
唯「ぶーぶー、うんたん♪といしょ(^q^)」
しばらく見つめた後、唯はチャックを締めた。
その頃の憂はまだ考えているのか目の焦点は合っておらず、着替えるのも時間がかかった。
ドスッドスッ。
唯「うーい、おむつ(^q^)」
唯は裸のまま憂の着替えが終わるのを待っていた。
声をかけても気付かない憂に力加減を知らない唯が力強く肩を叩いたのだ。
憂「あっ、オムツね。はいはい、横になって。」
唯「ゆい、おむつはくでつ(^q^)」
憂は若干、焦った様子で唯にオムツと洋服を着せてあげた。
唯の夏のスタイルは短パンとTシャツがほとんどだ。
短パンは部屋着と併用しているジャージ生地の黒色に横に赤色のラインが入っている。
そして、今日の池沼Tシャツには『ゆうぐれ』と書いてある。
何回も洗濯しているのだろう、オレンジ色のTシャツは色が落ち、所々ゲロや涎の染みがある。
唯「あう~♪(^q^)/」
その色あせた洋服を着せてもらい唯は嬉しそうに笑う。
憂「はい、おしまい。じゃあ、帰るよ。」
唯「あい(^q^)・・・・・あうっ!(>q<)」
ブブブブブー!
二人が帰ろうと荷物を持った時、大きな破裂音が聞こえた。
おやつのクッキーが消化され、唯は気持ち良くお漏らしをしたのだ。
唯の短パンがモリモリと膨れる。
せっかくシャワーを浴びたのに、オムツからウンチが漏れ、唯の太ももには茶色の液体が流れている。
ロッカールームは唯のうんちの悪臭で満たされ、利用客が次々と出て行く。
時折、「池沼、死ねよ」「くっせー、マジありえない」などの声が聞こえた。
憂は聞こえていたが、言い返す気力もなく項垂れている。
唯「あう~ゆい、ぶぶぶーでたでつ("q")」
憂「はぁ。着替えたと思ったらお漏らしか。」
唯「あう~うーい、おむつかえて("q")」
252 :
池沼唯の海水浴:2011/09/09(金) 22:59:12.44 ID:u/pVTHmX0
いつも、お漏らしをした後は悪い事をしたと思っていない笑顔でオムツ交換を要求する。
しかし、今の唯は本当に悲しそうな顔をし、目に涙を溜めている。
唯がこんな顔をするのは見た事無いが憂は顔を見ないで言う。
憂「・・・。オムツ交換するから寝なさい。」
唯「うーい、ごめんなたい("q")ゆい、わるいこ(TqT)」
憂「いいわよ。慣れてるし。」
唯「ヒグッ、エグッ(TqT)ごめん・・なだい(TqT)」
唯の泣き声も憂には届いていない。
憂はずっと考えていたのだ。
唯を施設に預け自分の人生を取るか、自分の人生を捨て唯と生活をするか。
一人で生きる、天秤は少しそっちに傾いていたが、まだシーソーにように交互に上下していた。
しかし、唯がお漏らしをした瞬間、カクンと傾いたのだ。
唯を施設に預ける、と。
憂は唯の顔を見ることも出来ず、唯の声色が変わったことにも気づいてあげられなかった。
オムツ交換も終わり外へ出た時には日も傾いており、時刻は18時前。
歩いていた唯は何かに気付き、歩くのを止めた。
唯「ほげ~~~~('q')」
俯きながら歩いている憂はそんな事に気付かずに、前にいた唯の背中にぶつかった。
憂「ちょっと、お姉ちゃん。早く行ってよ。」
唯「うーい、あえあえ(^q^)/」
唯は左手を上げ、人差し指で海を指している。
憂は唯が指さした方を見た。
憂「あれって何よ?うん?・・・・・わぁ・・・。」
夕陽が砂浜をオレンジ色に染め、海はキラキラと宝石のように輝き、その先にある地平線に沈んでいく大きな太陽が二人を照らしていた。
唯「きえー!たいよー、きえー(^q^)」
憂「うん、キレイねー!」
憂はその景色を見ていると、唯から見つめられているのに気付いた。
唯「うーい!ゆい、うーいにいうことあるれす!(^q^)」
憂「何?」
唯「あう~~ゆい、おともらちころたない('q')」
憂「えっ!?」
唯「ゆいのぶーぶーとがーがちんだれす("q")」
唯は今にも泣き出しそうな顔をしている。
憂「そうだね・・・。」
唯「ゆい、かなしいれす("q")」
憂「お友達いないのは悲しいね。もう他の子のお友達を取ったらダメだよ!」
唯「ゆい、おりこー!おりこーたん、とらないれす(^q^)」
憂「そうだね!(明日になって忘れてないといいけど・・・。)」
唯「もいっこ、いうことあるれす!(^q^)」
憂「もう一個?」
唯「あう、うーいにれす(^q^)」
憂「私に?」
唯「あう(^q^)」
憂「言いたいことって何?」
唯「うーい、ゆいのことつきれすか?(^q^)」
憂「好きかって?うーん・・・。」
憂は痛い所を突かれ、すぐに返答出来なかった。
唯「ゆい、うーいつきれす!まんま、あいすおいちー♪(^q^)」
憂「えっ?」
唯「あうっ、あ、・・・あう~あ゛~("q")」
唯は他にも何か言いたそうだが、考えている事が言葉に出来ずにいる。
唯「あう~("q")・・・あうっ、うーい、あがと!ゆい、だいつきれすよ!(^q^)」
その言葉を聞いた瞬間、憂の中の天秤が音を立てながら崩れていった。
唯には憂しかいないのだ。
憂がいなくなると、唯を褒めて怒って心配して笑ってくれる人がいないのだ。
ギ―太やうんたん♪、学校の先生がいるがいつも一緒にいるのは憂だ。
唯を一番分かっているのは自分だ。
一番見てきたのも自分。
そして、憂を一番見てきたのも唯。
『・・・もう少し、この関係を続けても罰は当たらないかな。』
憂「お姉ちゃん、私もう少し頑張るよ・・・。」ボソッ
憂は唯に顔を見られないように俯きながら笑った。
他の人のお友達を取らないと約束したが、明日には忘れてまた人の物を奪い取るかもしれない。
しかし、唯はゆっくり、かたつむりが進むスピードよりも遅いが成長している可能性もある。
今日、唯の豚さんとアヒルさんを殺され唯の心にほんの少しでも成長があれば望みはある。
憂は唯の言葉を信じ、もう一度唯と頑張ると決めた。
唯「あう?うーい、なーかいったでつか?('q')」
憂「私もお姉ちゃんのこと大好きよ!」
唯「ほんとでつか!?わーい♪うーい、ゆいつき(^q^)/」
憂「そんなに喜ばないでよ!恥ずかしいじゃない!」
唯「いつものうーいだー!うーい、うーいー♪(^q^)/」ダキッ
憂「ふふふっ♪・・・ゴメンね。」
憂は唯に聞こえないように謝ると抱きついてきた唯の頭を撫でた。
その間も太陽は二人を照らし続けていた。
そして、二人は手をつないで駅まで歩き、電車に乗った。
二人とも疲れていたのか憂は唯の肩にもたれてスースーと寝息をたて、唯は「ぐごぉぐごぉ」といびきをかきながら寝ている。
唯の涎かけはベチャベチャで憂にも涎がついていたが憂の寝顔は嬉しそうだ。
家の最寄り駅まで着くと憂は唯を起こし、寝むそうにフラフラしている唯を支え、帰宅した。
唯「うーい、ゆいねむたいれす(~q~)」
憂「疲れたでしょ?今日はもう寝なさい。」
唯「あう、ゆいねゆ(~q~)」
憂「おやすみなさい。ちゃんとパジャマに着替えるのよ!」
唯「おやつみなたい(=q=)」
唯は豚のバッグを持ち、階段を登っていく。
憂は階段下から唯を見守っていた。
眠気と闘っている唯は豚のバッグを落としても気付かずに登る。
目が開いてないのか今にも踏み外しそうだ。
憂「お姉ちゃん、危ないよ!部屋まで連れてってあげるから。」
唯「あう~ゆいねむ~(=q=)」
唯は目をこすりながら、あくびをした。
唯を部屋まで連れてきた憂はパジャマに着替えさせるが、眠い唯は立っていられなくなりベッドに倒れた。
憂「パジャマに着替えるよ!」
唯「や~(=q=)」
憂「汚いからダメ!ほら、脱がせてあげるからバンザーイして。」
唯「ばじゃーい(=q=)」
唯は目を完全につぶり、両手を上げている。
もう目を明けるのも辛いようだ。
憂「はい、次はズボンね。足あげて。」
唯「あし、ばじゃーい(=q=)」
憂「ウンチは・・・うん、してないみたいね。」
憂はズボンを脱がしオムツを嗅いだが、異臭はしない。
はずれかけていたオムツのマジックテープをしっかりつけ直し、パジャマを着せた。
パジャマには『しゃもじ』と書いてある。
憂「よし、おしまい!お姉ちゃん、寝ていいよ!」
唯「・・・んががががーーー、ずぺぺぺぺぺーーー(=q=)」
どうやらパジャマを着せてもらっている間に眠ってしまったようだ。
憂「もう寝ちゃったか。・・・おやすみ。」
憂は唯の寝顔をしばらく見つめた後、電気を消し部屋を出た。
憂「私も片付けして寝ようかな。」
憂も眠たそうに目をこすりながら片付けを始める。
憂は今朝、出したままにしていた食器を洗っていると転がっている扇風機を見つけた。
憂「これも直さないとね。」
食器を洗い終わると憂は飛んでいったカバーをネジで留め、ポンっと手を置く。
憂「これでよし!眠たいしシャワー浴びて寝よ。」
憂はウトウトなりながらもシャワーを浴び、ベッドへ潜った。
ベッドは入るとすぐに憂は眠りについた。
憂「・・・お姉ちゃん。」
夢を見ているのか寝言を言っている。
そんな憂の顔は幸せそうだ。
翌朝。
ピピピピピピピピピピピピピ!
憂はセットしていたアラームの音で目が覚めた。
憂「ふあぁ~。もう朝かぁ。」
カーテンを開けると空には雲一つなく、太陽がギラギラと輝いている。
憂「今日も暑くなりそうだなぁ。さて、洗濯物干して、朝ご飯作らないと!」
そう言うと、憂は昨日の水着やゆうぐれTシャツを洗濯し、物干し竿に吊るした。
休む暇もなく、台所へ行き扇風機のスイッチを入れる。
扇風機の心地良い風を肌に感じ、憂は朝ご飯を作り始めた。
トントントン。
コトコトコト。
ジュージュージュー。
二人分の朝ご飯を作り終えた憂は時計を見て呟く。
憂「やっぱり二日連続では無理か~。昨日のはまぐれだったのかな~。」
起きてこない唯を起こそうと台所を出ようとする。
憂「あっ、これも持って行かないと!」
憂はコップにお茶を注ぎ、唯の部屋へ向かった。
唯の部屋に近づくと、豚の鳴き声に似た唯のいびきが聞こえた。
憂「お姉ちゃーん、朝だよ!起きてー!」
唯「ぐごごごおおおおおお!ちゅぴぴぴぴぴぴぴーー!!(=q=)」
憂「臭っ!またお漏らししたわねー!」
憂はお茶の入ったコップをテーブルに置き、唯に叫ぶ。
憂「起きなさーい!!・・って、あれ?こんなの昨日あったっけ?」
憂は唯の顔の下に昨日の夜までなかった物を見つけた。
唯の顔をずらし、憂はそれを手にした。
憂「これは。・・・お姉ちゃんったら♪」
憂はそれが何かすぐにわかった。
そして、それを唯の散らかった学習机にそっと置いた。
憂「起きろー!起きないとお仕置きだよー!」
唯「う゛ぅ~ん・・・・ごがああああああーー(=q=)」
机に置かれた物はクレヨンで塗られた画用紙だった。
唯が一度起きて描いたのだろう。
その画用紙は全体を青で塗っており、所々に様々な色で塗り潰してある。
青や緑、黄色などに混ざって、二つの肌色が大きく塗ってあった。
(^q^)おわり(^q^)
最終更新:2016年12月23日 13:11