【種別】 氏族名・組織名 【初出】 とある暗部の少女共棲一巻 より詳細に説明されたのは四巻 *【解説】 [[麦野沈利>麦野沈利(むぎのしずり)]]の実家。 世界でも五指に入る穀物生産企業…というのは表の顔で、その実態は巨大な犯罪組織である。 地の文に曰く「十四億人の胃袋を支配する」レベルで社会インフラに食い込んでおり、仮に組織が崩壊した場合、[[学園都市>学園都市(がくえんとし)]]も影響を受けるほど。 明治時代の初め、文明開化をきっかけにありとあらゆる西洋文化を貪欲に吸収した結果、世界に名だたる資産家となった一族。 吸収の過程で海の向こうにあった暴力装置の仕組みも混ざった結果、裏社会を牛耳る巨大犯罪組織となった。 そのため表の顔である穀物生産企業の社名や人事にすら「麦野」の名が出てくることはない。 正面から戦うことは嫌い、市民に紛れることを是としている。 あくまで彼らにとって暴力とは数ある交渉カードの一つであり、進んで法律を破ってやろうという考えは持っていない。 自らの「鉄の掟」の範囲に法律があれば守るし、はみ出してしまうなら顔色を変えずにそれを犯す。 そのため麦野本家は殺人すら是とするが、一方で飢えた子供を助けるためなら大量の食品を海外へ送り出す。 忘れてはならないのが、彼らが&bold(){食料面で十四億人の笑顔を守っていること自体は事実}という点である。 麦野本家は大きく分けて麦野の血を直接引く「血族」と、執事やメイド達で構成される「幹部」の上下関係になっている。 「血族」は一般に犯罪行為には関知することはなく、主に周囲にいる「幹部」が汚れ仕事を担う構図になっており、 強くて金を作れる「幹部」をどれほど手元におけるかで「血族」の本家内での発言力が決まっていく。 そのため「血族」は常に「幹部」という切り札の奪い合いをしており、本家内では様々な思惑が渦巻いている。 人数は「血族」だけで数十人。「幹部」は推定で三ケタから四ケタ。 海外まで含めれば兵隊の総数は十万人を軽く超える、恐るべき暴力装置である。 *【登場した人物】 ** 血族 ・現当主([[麦野沈利>麦野沈利(むぎのしずり)]]の祖父) ・麦野炸夜([[麦野沈利>麦野沈利(むぎのしずり)]]の叔母) ・麦野泳華([[麦野沈利>麦野沈利(むぎのしずり)]]の母親) ・[[麦野沈利>麦野沈利(むぎのしずり)]] ・堀嫁 ・銀助 ** 幹部 ・[[ 貉山>貉山(むじなやま)]] ・花貝 ・扇蜘蛛 ・馬脚 ・火牛 ・魚中 ----