【種別】 組織 【初出】 十一巻 【解説】 [[ローマ正教]]禁断の組織。曰く、「世界を動かすために存在する」。 元々は十字教社会のピラミッド内に存在しない、 代々教皇の「影の相談役」として設置された機関であったが、 歴代教皇たちは彼らを頼りすぎたためかいつしかローマ正教の中心に据えられ、 指導者としての権力は逆転してしまった。 [[ヴェント]]が十一巻終章にて初登場し、 [[上条当麻>上条当麻(かみじょうとうま)]]の暗殺申請書類を[[ローマ教皇>マタイ=リース]]に力押しでサインさせた。 彼らは「天使の中には『神』が紛れ込んでいる」という思想の元、 人間を縛り付ける『原罪』を消去し『[[天使]]』となるための法を求めている。 十字教では「右側」は『対等』を意味し、神の「右側」に至るという目的をこそ組織名として掲げている。 最終目標は、神と同等の立場が得られる神の「右席」に座り、 その力をもって更に別の存在『[[神上>神上(かみじょう)]]』に至ることらしい。 その座は常に四、天使の中で特に重要な四大天使に対応する四人のメンバーは、 必要に応じて『中身』だけを次々と入れ替えて存続する。 共通する特徴として、『原罪』を可能な限り薄めたことにより、 人の限界を超えた神・天使クラスの魔術を行使することが可能。 [[テッラ]]の遺体を調べた[[イギリス清教]]の報告によると、 その肉体は既に人間より[[天使]]に近いものとなっているらしい。 ただし『原罪』とは「知恵の実」でもあるため、「人間用」の通常魔術を行使できなくなるという欠点もある。 また彼らの持つ霊装・術式は各々の性質に合わせた専用のものであり、 それ以外の物は使えないし、他人が扱うこともできない。 現メンバーは以下。 『前方(ぜんぽう)の[[ヴェント]]』:「[[神の火(ウリエル)]]」 『後方(こうほう)の[[アックア]]』:「[[神の力(ガブリエル)]]」 『左方(さほう)の[[テッラ]]』:「[[神の薬(ラファエル)]]」 『右方(うほう)の[[フィアンマ]]』:「[[神の如き者(ミカエル)]]」 【コメント】 ◆神以上の存在を生み出すことを目標とする・普通の魔術が使えない・一人一能力・他者と共有できないなど、 超能力との類似性が見られる。 虚数学区で圧迫されたのだから魔術の範疇内ではあるのだろうが ◆こいつらの魔法名も知りたかった ◆神の右席の魔術は他の右席のメンバーに効くのだろうか? ◆アックアに粛正されたテッラの後釜は誰になったんだろう。 ◆そんな悠長な事をやってる暇が無い状況になってるから、まだ誰に決まってないかと ◆アックアとフィアンマは「人間用の通常魔術は使えない」というルールから逸脱してしまっている。というか半分以上がルール違反状態なので、割と有名無実化しているような。 ----