【種別】
組織
【初出】
十一巻
【解説】
ローマ正教最暗部に存在する、
教皇以上の権限を持つ組織。
元々は十字教社会のピラミッド内に存在しない、
代々教皇の「影の相談役」として設置された機関であったが、
歴代教皇たちは彼らを頼りすぎたためかいつしか
ローマ正教の中心に据えられ、
指導者としての権力は逆転してしまった。
彼らは「天使の中には『神』が紛れ込んでいる」という思想の元、
人間を縛り付ける『原罪』を消去し『
天使』となるための法を求めている。
十字教では「右側」は『対等』を意味し、神の「右側」に至るという目的をこそ組織名として掲げている。
最終目標は、神と同等の立場が得られる神の「右席」に座り、
その力をもって更に別の存在『
神上』に至ることらしい。
その座は常に四、天使の中で特に重要な四大天使に対応する四人の
メンバーは、
必要に応じて『中身』だけを次々と入れ替えて存続する。
共通する特徴として、『原罪』を可能な限り薄めたことにより、
人の限界を超えた神・天使クラスの魔術を行使することが可能。
テッラの遺体を調べた
イギリス清教の報告によると、
その肉体は既に人間より
天使に近いものとなっているらしい。
ただし『原罪』とは「知恵の実」でもあるため、「人間用」の通常魔術を行使できなくなるという欠点もある。
また彼らの持つ霊装・術式は各々の性質に合わせた専用のものであり、
それ以外の物は使えないし、他人が扱うこともできない。
立ち位置としては
学園都市統括理事会のような最上層部ではあるが、
レイヴィニア曰く、神の右席は「自分自身を被験者にして喜んでいる節がある」という違いがある。
なお、
アックアに本名が別にあることから分かるように、各
メンバーの名前は役職名、あるいはコードネームのようなものである。
最終更新:2022年03月22日 23:59