【種別】 [[魔術>魔術(まじゅつ)]] 【元ネタ】 十二使徒の一人、ヨハネから。 『ヨハネの黙示録』等の書物は「神の啓示による自動書記によって記された」 という聖書観も踏まえていると思われる。 【初出】 一巻 【解説】 [[インデックス>禁書目録(インデックス)]]の魔力を全て用いて掛けられていた[[魔術>魔術(まじゅつ)]]。 被術者の生命の危機など特定の条件を満たすと発動し、 全く感情が見られない機械的な表情で魔術の解析・解説を始める。 起動中は「覚醒している状態」で、インデックス自身はこの時の記憶は無いらしい。 ただ、[[回復魔術]]説明時には意識があった素振りを見せている。 本人曰く、「(意識のないときの言葉は)寝言を聞かれているようで恥ずかしい」とのこと。 なお、『[[首輪]]』防衛時には魔力の開放や魔術の制御を行うが、 『自動書記』単体の起動には魔力を必要としない、らしい。 『首輪』と合わせ、『非人道的な防衛手段』からインデックスの最低限の安全を守る為、 [[英国]]が設置した禁書目録の鎖の一つ。 この術式は自動セキュリティでもあり、 その真価は、記憶から[[魔道書>魔道書(まどうしょ)]]の中身を知ろうとしたり、 『首輪』に干渉した者を自動的に排除する所にある。 迎撃モード時は通常の『自動書記』時の特徴に加え、 眼球の中に血のように真っ赤な[[魔法陣>魔法陣(まほうじん)]]が浮かぶのが特徴。 その際、一時的に魔力を解放し、10万3000冊の知識から敵対者の魔術を解析し、 最適な対抗手段を持って対象を破壊する。 事前準備が必須の魔術戦における中で、即興で専用の対抗魔術を組上げることすら可能。 全く未知の力である『[[幻想殺し>幻想殺し(イマジンブレイカー)]]』と相対しても、 『[[聖ジョージの聖域>聖ジョージの聖域(セントじょーじのせいいき)]]』の術式を持って対抗し、 既知の魔術理論である『[[魔女狩りの王(イノケンティウス)]]』に対しては、 即座に対応術式である『[[神よ、何故私を見捨てたのですか>神よ、何故私を見捨てたのですか(エリ・エリ・レマ・サバクタニ)]]』を組み上げて見せた。 『首輪』共々幻想殺しの干渉を受けたため消滅したかと思われていたが、 [[遠隔制御霊装>『自動書記』の遠隔制御霊装]]の強制干渉を受けた際には、不完全ながらも起動した。 ただし破損状況が酷いようで、インデックス(自動書記)自身の発言も不安定、 本来の目的たる知識の呼び出しも制御霊装に調整を加えないと行えないようだ。 後に[[フィアンマ]]が遠隔制御霊装を強奪し、再調整した事により復調。 『フィアンマの遠隔魔道書閲覧を妨害する要素』である[[ステイル=マグヌス]]の排除を行うために再起動した。 血の色をした赤い翼を背負い、圧倒的な力で彼女を守ろうと戦うステイルを追い詰める。 [[聖ジョージ大聖堂>聖ジョージ大聖堂(セントじょーじだいせいどう)]]を数発で崩落させる威力を持つ、赤い翼を叩き付ける遠隔攻撃を始め、 北欧神話内で無敗を誇る[[豊穣神の剣]]を術式によって3振り同時に再現したり、 『[[魔女狩りの王>魔女狩りの王(イノケンティウス)]]』を瞬時に『神よ、何故私を見捨てたのですか』で消し飛ばす等、 その力はまさしく[[魔神>魔神(まじん)]]。 ステイル曰く、「彼女と戦うことは、一つの戦争を迎えることに等しい」。 【口調】 魔道図書館の自動制御という性質故か、 「第○○章第×節。~」という表現を用いた、本の記述を引用するようなしゃべり方。 本来の明るいインデックスの人格は見る影もない。 「――警告、第二二章第一節。炎の魔術の術式を逆算に成功しました。 曲解した十字教の教義をルーンにより記述したものと判明。 対十字教用の術式を組み込み中……第一式、第二式、第三式。 命名、『神よ、何故私を見捨てたのですか』完全発動まで十二秒」 ----