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大熱波」を以下のとおり復元します。
【種別】
異常気象

【初出】
新約十六巻

【解説】
[[学園都市>学園都市(がくえんとし)]]を突如として襲った異常気象。
真冬にも関わらず、気温は摂氏55度を超え、電気・ガス・水道などのライフラインを構築する都市インフラは全て停止。
電子機器やネット回線は軒並み全滅したため、連絡手段も失われた。
さらには謎の生命体『[[エレメント]]』の出現に伴い、学生を始めとした住人は学校などの建物への籠城を強いられる事になった。
この灼熱地獄においては、水着姿にでもならなければ熱中症であっという間にダウンしてしまう。
しかも水道も止まっているため、水分補給もままならず、
地上はエレメントが闊歩しているため、食糧や水を確保するための探索も迂闊に行えない。
そのため、[[上条>上条当麻(かみじょうとうま)]]や[[吹寄>吹寄制理(ふきよせせいり)]]達は『[[綱渡り]]』と呼ばれる危険な移動方法を利用せざるを得なかった。
[[常盤台中学>常盤台中学(ときわだいちゅうがく)]]のように高位能力者が集う場所では、
複数の能力を組み合わせて地下水脈を探知して汲み上げたり、比較的安定した活動を行っている場所もあったようだ。

後に判明したが、[[美琴>御坂美琴(みさかみこと)]]によれば、異常気象の原因は宇宙からの膨大なマイクロ波。
原因は気象ではなく、学園都市がまるごと巨大な電子レンジと化しているのであった。
学園都市の研究所や病院などにはマイクロ波を退けるシールドを持つ施設も多く存在するようだが、
エレメントは冷所を好むため結果的には一長一短になってしまっている。
また、美琴の能力で電磁波を逸らせば局所的な冷所を生み出せるが、どこでも同じことができるわけでもないらしい上に、
[[A.A.A.>対魔術式駆動鎧(アンチアートアタッチメント)]]の運用に集中する必要があるため、結果的には無意味。

しかしそのマイクロ波は、[[上里翔流>上里翔流(かみさとかける)]]がエレメントの活動を抑えるために行ったもの。
冷所・暗所に潜む傾向を持つエレメントに対し、[[上里勢力>上里勢力(かみさとせいりょく)]]の一人、
[[府蘭>府蘭(フラン)]]の完全お手製の宇宙ステーションから高出力マイクロ波を学園都市全体へ照射することで、
都市全体を巨大な電子レンジ状態にしてエレメントの活動時間と範囲を大きく減退させていたのだった。
上里曰く「もしも大熱波が無ければ、エレメントの活動は50~60倍に膨れ上がり、学園都市は半日で制圧されていただろう」との事。

学園都市に放たれていたエレメントは[[木原唯一>木原唯一(きはらゆいいつ)]]が全て捕食したため、『大熱波』を起こす必要性も失われた。

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