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神の右席(かみのうせき) - (2022/03/22 (火) 20:31:39) のソース

【種別】 
組織

【初出】 
十一巻 

【解説】 
[[ローマ正教]]最暗部に存在する、[[教皇>ローマ教皇]]以上の権限を持つ組織。
元々は十字教社会のピラミッド内に存在しない、
代々教皇の「影の相談役」として設置された機関であったが、
歴代教皇たちは彼らを頼りすぎたためかいつしかローマ正教の中心に据えられ、
指導者としての権力は逆転してしまった。

彼らは「天使の中には『神』が紛れ込んでいる」という思想の元、
人間を縛り付ける『原罪』を消去し『[[天使]]』となるための法を求めている。
十字教では「右側」は『対等』を意味し、神の「右側」に至るという目的をこそ組織名として掲げている。
最終目標は、神と同等の立場が得られる神の「右席」に座り、
その力をもって更に別の存在『[[神上>神上(かみじょう)]]』に至ることらしい。

その座は常に四、天使の中で特に重要な四大天使に対応する四人のメンバーは、
必要に応じて『中身』だけを次々と入れ替えて存続する。
共通する特徴として、『原罪』を可能な限り薄めたことにより、
人の限界を超えた神・天使クラスの魔術を行使することが可能。
[[テッラ]]の遺体を調べた[[イギリス清教]]の報告によると、
その肉体は既に人間より[[天使]]に近いものとなっているらしい。
ただし『原罪』とは「知恵の実」でもあるため、「人間用」の通常魔術を行使できなくなるという欠点もある。
また彼らの持つ霊装・術式は各々の性質に合わせた専用のものであり、
それ以外の物は使えないし、他人が扱うこともできない。

立ち位置としては[[学園都市統括理事会]]のような最上層部ではあるが、
[[レイヴィニア>レイヴィニア=バードウェイ]]曰く「自分自身を被験者にして喜んでいる節がある」とのことで、完全に共通している訳ではない

現メンバーは以下。
『前方(ぜんぽう)の[[ヴェント]]』:「[[神の火(ウリエル)]]」
『後方(こうほう)の[[アックア]]』:「[[神の力(ガブリエル)]]」
『左方(さほう)の[[テッラ]]』:「[[神の薬(ラファエル)]]」
『右方(うほう)の[[フィアンマ]]』:「[[神の如き者(ミカエル)]]」

なお、アックアに本名が別にあることから分かるように、各メンバーの名前は役職名、あるいはコードネームのようなものである。
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