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幻想片影(イマジンシャドウ) - (2018/11/03 (土) 14:28:12) のソース

【種別】 
[[超能力>超能力(ちょうのうりょく)]]

【初出】
[[とある魔術の禁書目録 頂点決戦・頂点決戦Ⅱ>とある魔術の禁書目録 頂点決戦(ストラグルバトル)]]

【解説】
プレイヤー(主人公)が所持する[[レベル>強度(レベル)]]0?の能力。
戦った相手の異能を『複製』し、自分のものとして扱うことが出来る。
取得した異能はカードとして認識されており、
これらのカードには取得した異能の本来の持ち主が描かれている。
なお、カード化した状態のまま他者に渡すことも可能。

取得したカードには、能力の本来の持ち主の記憶もわずかに含まれており、
複数の人物の異なるカードを集めて微反応を示させることで、その人物達の『物語』が見られるようになる。
『物語』の数はカードの人物の記憶力に依存するようで、
記憶力の良い人物のカードからはより多くの『物語』を見ることが可能である。

[[ウサミミ]]と出会ってから能力を磨き始めたため、その発展性は未知数。
戦闘に不慣れなプレイヤーは、ウサミミから与えられた[[ブースター]]を利用し、
暗示による補強を行った上で能力を使用する。
ウサミミの口ぶりを聞くと、ブースターなしではそもそも能力を発揮できないと思われる。

最初に交戦することになった[[御坂美琴>御坂美琴(みさかみこと)]]の『[[超電磁砲>超電磁砲(レールガン)]]』を代表する超能力を始め、
[[魔術師>魔術師(まじゅつし)]]である[[ステイル=マグヌス]]の[[炎剣]]といった[[魔術>魔術(まじゅつ)]]でもお構いなしに取得できる。
しかし幾度も対戦している[[上条当麻>上条当麻(かみじょうとうま)]]の[[幻想殺し>幻想殺し(イマジンブレイカー)]]を取得できた描写はない。
魔術も行使可能な[[多重能力者>多重能力者(デュアルスキル)]]や[[多才能力>多才能力(マルチスキル)]]といったところか。
また、取得した能力はプレイヤーの経験によって発展させることも可能。
ウサミミの発言からすると、少なくとも超電磁砲はビルを崩すほどの本家にも劣らぬ威力を発揮できるようだ。

プレイヤーはウサミミと共に、この能力を使い[[学園都市>学園都市(がくえんとし)]]最強の[[能力者>能力者(のうりょくしゃ)]]を目指す事になるが、
魔術すら取得できるその能力は科学・魔術サイドの『協定』を容易に犯すことから危険視され、
[[イギリス清教]]や学園都市の『闇』から命を狙われ、指名手配されることになってしまう。

複製能力の規模は多くの能力の取得によって成長することが確認されており、
能力が肥大化することで『事象』の複製まで可能とするまでになる。
作中ではインデックスの「[[魔道書>魔道書(まどうしょ)]]の知識」や初春飾利の「ハッキング技術」等が取得された。
また、ウサミミの実験により再現された[[『0930』事件]]を経験し、既に終わった『過去』の情報すら取得している。

[[ウサミミ>能兎白栗(のとはくり)]]の姉・[[能兎 栗>能兎 栗(のとりつ)]]とは、
たびたび「似た能力を持っている」と言及されていたが、
後に明かされた栗の能力が『没収』であるのに対しこちらは『複製』であり、
コピー元の能力が失われないという差がある。
暴走する栗との最終決戦では『没収』の能力を取得し、
『没収』を『没収』することで栗を無能力者化させ、暴走を食い止めた。
代償にブースターは破損し、今までのような出力が出せなくなってしまったが、
能力そのものは失われていないようである。


【関連】
→[[狂想片影(シャドウチューン)]]
→[[多重偏影]]
→[[幻想擬体(AIMクローン)]]

【備考・未解決案件】
・プレイヤーとウサミミが戦闘した際、ウサミミが口にした『空想写影』という単語については最後まで詳細不明。
・イベント『堕天使"ヒューズ=カザキリ"降臨』においては、上述の通り『過去の現象』を取得することにより『0930』事件を再現した。
このイベントのエンディングでは、[[ある人物>アレイスター=クロウリー]]が[[一人の少女>ウサミミ]]と会話しており、
その人物が言うには「私の[[プラン]]とは関わりがないが、興味深い能力」とのこと。
・[[ホワイトプレイヤー]]や[[レッドプレイヤー]]が持つ時間に干渉する異能との関係、
および[[禁書世界の時間論]]との関係は不明。
・イベント『幻想擬体(AIMクローン)』においては、ウサミミがこの能力を利用して[[幻想擬体>幻想擬体(AIMクローン)]]を作り出した。
・イベント『「異世界からの来訪者」ブリテンの王』では異界から流入したカードを使用できることも確認された。
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