【解説】
プレイヤー(主人公)が所持する
レベル0?の能力。
戦った相手の異能を『複製』し、自分のものとして扱うことが出来る。
取得した異能はカードとして認識されており、
これらのカードには取得した異能の本来の持ち主が描かれている。
なお、カード化した状態のまま他者に渡すことも可能。
取得したカードには、能力の本来の持ち主の記憶もわずかに含まれており、
複数の人物の異なるカードを集めて微反応を示させることで、その人物達の『物語』が見られるようになる。
『物語』の数はカードの人物の記憶力に依存するようで、
記憶力の良い人物のカードからはより多くの『物語』を見ることが可能である。
ウサミミと出会ってから能力を磨き始めたため、その発展性は未知数。
戦闘に不慣れなプレイヤーは、
ウサミミから与えられた
ブースターを利用し、
暗示による補強を行った上で能力を使用する。
ウサミミの口ぶりを聞くと、
ブースターなしではそもそも能力を発揮できないと思われる。
プレイヤーは
ウサミミと共に、この能力を使い
学園都市最強の
能力者を目指す事になるが、
魔術すら取得できるその能力は科学・魔術サイドの『協定』を容易に犯すことから危険視され、
イギリス清教や学園都市の『闇』から命を狙われ、指名手配されることになってしまう。
複製能力の規模は多くの能力の取得によって成長することが確認されており、
能力が肥大化することで『事象』の複製まで可能とするまでになる。
作中ではインデックスの「
魔道書の知識」や初春飾利の「ハッキング技術」等が取得された。
また、
ウサミミの実験により再現された
『0930』事件を経験し、既に終わった『過去』の情報すら取得している。
ウサミミの研究によれば、「あらゆる現象を取得する能力」であり、
一つの能力にして無数の
AIM拡散力場を発する可能性があるという。
そのため、
魔術による『死者の蘇生』が失敗した場合の第二
プランとして、
限界を超えた暴走を起こす事で、取得した能力のAIM拡散力場から、
『擬似的な
虚数学区』を生み出す事を考えられていた。
この場合は研究室の設備を用いて調整を行う事で、
風斬氷華のようなAIM拡散力場を束ねた存在として姉を蘇らせることになり、
実現した場合は状態の維持のため、プレイヤーは永遠に眠り続ける処置を受ける事になる。
実際には
ウサミミの情から永眠処置は施されなかったが、
暴走によって溢れ出した
AIM拡散力場は白い霧となり、
『
多重偏影』と呼ばれる「取得した異能の持ち主を模した影」が生み出されてしまった。
ウサミミの姉・
能兎栗とは、
たびたび「似た能力を持っている」と言及されていたが、
後に明かされた栗の能力が『没収』であるのに対しこちらは『複製』であり、
コピー元の能力が失われないという差がある。
暴走する栗との最終決戦では『没収』の能力を取得し、
『没収』を『没収』することで栗を無能力者化させ、暴走を食い止めた。
代償に
ブースターは破損し、今までのような出力が出せなくなってしまったが、
能力そのものは失われていないようである。
【備考・未解決案件】
このイベントのエンディングでは、
ある人物が
一人の少女と会話しており、
その人物が言うには「私の
プランとは関わりがないが、興味深い能力」とのこと。
- イベント『幻想擬体(AIMクローン)』においては、ウサミミがこの能力を利用して幻想擬体を作り出した。
- イベント『「異世界からの来訪者」ブリテンの王』では異界から流入したカードを使用できることも確認された。
最終更新:2020年08月27日 13:19